7回目の歯石取り。歯肉炎があると虫歯治療はできないですか?

相談者: あっこんさん (38歳:女性)
投稿日時:2011-02-04 15:40:31
はじめて質問させていただきます。

昨年の12月に歯がしみるような感じがして、歯科医院へ。
右下4番の詰め物が一部欠け、そこにC2の虫歯があり、また他にもC1の虫歯が多数あるので、すべて順番に治療していくということになりました。

以前違う歯科医院に通っており、半年ごとに虫歯のチェック、歯石取りなどしていたので、この結果にはショックでしたが、以前の先生は可能な限り歯は削らず、進行させないことに重点をおいておられるとのことだったので、新しい先生とは、治療方針の違いはあるものと理解しておりました。

ただ、今回の先生には「歯周炎」が進行しており、少しこちらを先に治療しましょうと言われたのですが、今回でもう7回目の通院なのに、毎回歯石取りだけで一向に虫歯治療が始まらず、少し不安になってきています。

歯茎が腫れていると虫歯の治療はできない、虫歯が見えない、と言われるのですが、歯石取り以外の治療はなく、ブラッシングの指導もなく、「磨けてない」ばかりで一向に進みません。

奥歯周辺は5ミリ、前のほうでも3ミリあると言われ(前の歯科医院での半年前の検査では奥は3ミリ、前のほうは1〜2mm)これでは治療は無理とのことです。

歯がぐらぐらしてるところはありませんし、出血もなし、素人目ではそんなに腫れてるようにはみえないのですが、歯肉炎の治療とは一般的に長引くものなのでしょうか。
虫歯治療と同時進行は無理なのでしょうか。

歯ブラシは医院から渡されたものを2本使い分け、デンタルフロスも(毎回ではないですが)使用して磨いています。

時間もかけて丁寧にやっていますが、毎回、駄目、駄目と言われ、さすがに7回も歯石取りをされると、みんなこんなに磨いているのかな?これでも駄目なのか?と歯磨きだけでなく、最近は食事も憂鬱になってきています。

今回も「歯と歯の間の三角の部分の歯茎が3、4箇所まだ少し腫れてるからまだだめ」と歯石取りのみ。
すべてが腫れているわけではないようですが、すべての腫れがひかないと治療しない方針のようです。(虫歯の箇所とは関係なく・・・)

引っ越してしまい、以前の歯科医院にはいけません。

病院にいく度に、今回はここが、今度はここが、と腫れを指摘されます。

そんなにひどい歯肉炎なのか、本当に虫歯の治療も進められないほどなのか、他の歯医者さんにもみてもらうべきか、小さな子供がおり歯医者に通うのも簡単ではないので、悩んでおります。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-02-04 15:52:09
先生の考え方によると思いますが、歯槽膿漏の最大の予防で、最大の治療はブラッシングです。

一般的に患者様が思っているほど、綺麗に磨けていない事が多いのも事実です。


>ブラッシングの指導もなく、「磨けてない」ばかりで一向に進みません。

ブラッシング指導は受けられたほうが良いですね、主治医にお願いしてみてください。


虫歯はそれほど速くは進みませんので、歯周治療が終わってからでも問題は無いと思いますが(並行してもできなくはありません)、主治医と相談してください。

回答 回答2
  • 回答者
泉川歯科医院(茨城県笠間市)の泉川です
回答日時:2011-02-04 17:20:00
あっこんさん、こんにちは!

細見先生の言われる通り、ブラッシングですね。

あと、歯垢歯石が着き易いんですかね、推測ですが。
それから、食後や食前のブラッシング等をもう一度、再確認してみてはいかがでしょうか。

通常虫歯があっても、緊急性が無い場合、歯肉等の改善をはかった後、虫歯等の処置に入ることがございます。

ご参考にしてください。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-02-04 17:47:35
ご質問拝見させて頂きました。


前の病院との治療の勧め方や内容が違うので戸惑いますね。

さて、歯肉炎があるからといって必ず虫歯治療が進むことができないかと聞かれますと、当院では部位などによって出来ることがあると思います。 

ただ、全部ではないことご了承くださいね。

歯石とりに7回かかることも状態によってはありますが、一度どのよう進んでいっているか、聞かれたほうがいいかもしれません。

歯周ポケットも、計る人によっては多少誤差がでることがありますので、今回その誤差がでているのかもですね。。

文面からでは行きにく状況だと思うのですが、一度セカンドオピニオンを受けられてもいいかなという感じですね。 


参考になれば幸いですね。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-02-04 18:12:50
ご相談ありがとうございます。

歯肉炎があると虫歯治療はできないのですか。

重症ではない軽い炎症でも、確かにこういう場合もあります。
例えば歯の根元のむし歯を詰めるときには、歯肉から炎症の液がしみ出してきたり、出血があったりしたら、上手にできないことがあります。


ただ他の先生方の回答どおり、もしそれほど影響があるならば歯周病の治療をきちんとすることが順番になります。

それはただ歯石を取るだけや、はみがきのダメ出しだけでは変わりません。
ブラッシングのトレーニングが欠かせません。



>以前の先生は可能な限り歯は削らず、進行させないことに重点をおいておられるとのことだったので、新しい先生とは、治療方針の違いはあるものと理解しておりました。


もしそうであれば、すぐに削る必要があるのかどうかが気になります。
やはり同じお考えの歯科医師を探した方が良いような気がします。

セカンドオピニオンをお求めになる方法もありそうです。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-02-04 18:16:15
そうですね…。

虫歯治療歯周病治療はどちらも密接な関係があります。


建物で言えば「家を立てる」が「虫歯治療」。
「地盤を整備する」が「歯周病治療」と言うイメージでしょうか。

なので「立派な家を立てるのなら、地盤の整備から」と言う事になります。


そのあたりが保険のルール、担当の先生の考え方なのだと思います。


また、健康保険における歯周病治療は「ルールに従い、段階を経て行わなければならない」と決められています。

一気に全部行ったり、段階を飛ばしたりしては行けない決まりです。




ただ、よほど地盤が悪くない限り、そう何回も行う必要はありませんよね…。


北野先生が書かれているように

「一度どのよう進んでいっているか聞かれたほうがいいかもしれません。」
「一度セカンドオピニオンを受けられてもいいかなという感じですね。」

と、僕も思います。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2011-02-04 18:16:55
こんばんは。


歯科医院毎にそれぞれ特徴があり、先生ごとにも考え方や治療方針は異なります。
そして皆、自分の信念や理念に基づいて診療を行っておられるわけです。


あっこんさんが現在通われている医院の先生もそうだと思います。
ですので、その治療内容や方針等の是非を云々することは我々にはできません。

しかし、やはり相性というものもあるでしょうし、その先生の方針に賛同できない場合もあると思います。

一番の解決策は気になることや疑問点を抱えず、担当の先生なりスタッフなりにお聞きになるなど、コミュニケーションをしっかり取ることだと思います。

その上でやはり相性が合わない、方針に賛同できない、という気持ちが残るのならば転院もやむ負えないかもしれません。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2011-02-04 18:49:43
治療の進むスピードや、歯ブラシ指導がないなど、疑問に思われる点があるのも納得しますが、しかし、石川県では、「歯肉の状態がよくならなければ、基本的に、被せものの治療が出来ない」ようになっています。
これは、地域によって差があるかもしれません。

たとえば、被せものをしてしまうと、歯茎の状態がどれほど悪かったとしても、歯石取りなどの保険点数は請求できません。
(歯肉の状態がよくなっていることが、被せるための大前提になっているためです)

そう考えると、今の先生の方針は「そうせざるを得ない」のかもしれません。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2011-02-04 19:23:43
こんばんは。

医学的には、歯磨きがきちんと出来る様になって、歯肉がひきしまってからむし歯治療を行う、と言うのは極めて真っ当だと思います。
是非その順番で行われた方が良いでしょうね。



ただそれに対して保険のルール上、中山先生が指摘された様に、

歯石を取り終わって歯肉が良くなってないと被せ物が入れられない」

と言うのは確かに影響しているかも知れません。
(地方ルールかも知れませんが、岐阜や、前に勤めていた宮崎でもそうです。ただし、詰め物の治療の場合は関係ありません)

あと歯磨きの指導は、何時間やってもダメではないのですが、診療報酬が月に80点(医院に入るのは800円)しかありません。

ですので運営費諸々考えると月に10分ぐらい、ルール上は15分以上というのが妥当(?とても十分とは思えませんが・・)となってしまい、医学的に良い悪い以前のそういった影響ももしかしたらあるのかも知れませんね。



因みに歯石とりは7回も、と言っても、全部の歯を7回もしている訳ではなくてブロックごとにわけて行われているのですよね?

おそらくルートプレーニングの最中だと思うのですが・・これを全顎一度にしてはいけない、というのも保険のルール(これも地方ルールかも知れませんが・・私が知っているルールだとスケーリングと合わせて最低7回)ですね。

参考⇒歯周病の治療の流れ


色々なことが考えられますし本当のところはこちらでは分かりませんが、ここが悪い、あそこが悪いと言わないと保険診療自体が成立しない(病気に対しての給付制度で、病気がなかったら保険は使えない)ことと、かと言って診療報酬は不十分、でも医学的にはこうした方がいいのに、みたいな院長先生の理想と現実と、色々複雑に入り混じっているのかも?知れませんね。
(考えすぎかも知れません)



とは言え、悪い診療内容でもたぶんなさそうですし、もっと相性の合う医院も中にはあるでしょうし、とりあえずは現状について、現在通院されている医院で納得の行く様に説明を求めてみてはいかがでしょうか。

お大事にして下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あっこんさん
返信日時:2011-02-04 22:00:26
先生方、早速のご回答、心よりお礼申し上げます。

前にかかっていた先生は、大抵2回のクリーニングの後、必ずブラッシング指導をしてくださりました。
(そのときも歯茎の一部の腫れ、また犬歯の磨きすぎによる削れの注意などを細かく受けました。
歯肉炎を見過ごしていたわけではないと思います。)

また虫歯についても、今はなぜ治療しないのか、どうなったら削るのか、説明をしてくれていたので、治療が長引いても、また逆に何もせず終了しても不安はありませんでした。

中には「虫歯をほうっておくノンキな先生だから嫌だ」という人もいましたが、これは相性でしょうね。

こちらのサイトを読み、歯の治療は悪いところを削って埋めてはい終わり、ではなく、予防治療、歯磨き習慣や歯の土台をしっかりすることがまず大切ということを学び、今の先生はそのことにかなり重点を置いているのだろうと自分なりに想像し、
頑張って通院しておりました。

しかしながら7回のクリーニング(すべての歯を毎回ほじったり磨いたりしています。結構痛いので辛いです・・・)のうち、先生が説明してくださったのは、こちらから質問したときのみ、大抵初めから衛生士さんがクリーニングをし、最後に先生がチェックをして「まだ腫れてるから次も掃除してください」で終わり。

振り向くともう次の患者さんの治療に入っており、そこで立ち話程度の説明しか受けることが出来ませんでした。

細かい話ですが、一回千円近くかかるクリーニングが7回、まだ治療中、今後虫歯の治療に入ると、検査やらレントゲンをとるようなので、一体いくらかかるのか、という不満も感じ始め、最近では何か目標の回数やら、金額等があり、そのために引き伸ばされている??というようなことまで考えるようになってしまいました。


こちらの先生方に質問させていただき、今はっきりしましたことは致命的なコミュニケーション不足ですね。

先生には先生の信念があるかと思いますが、当人にも納得できる説明をしてくださらないと、「これは何のため?」「どうしたら先生がOKしてくれるのか?」ばかり考えてしまい、自分でも何をどうしたらいいのか分かりません。

次はきちんと私の診察台で説明をしてもらえるようお願いしてみます。

新しい土地にきたばかりで、こちらでは有名な評判のいい先生だと聞いたので、遠慮してる部分があるかもしれません。

もしそれでも納得できない対応でしたら、転院も考えます。
そもそも虫歯も全部削る必要が本当にあるのかもどうかも、次の段階の疑問としてきっと出てくると思いますので・・・。
まだ一本も削られていないのが幸いだったということも、もしかしたら、あるかもしれませんので。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あっこんさん
返信日時:2011-02-04 23:13:40
それから、追加の質問で恐縮なのですが、先に書きました右下5番(訂正します)、かぶせ物(+型の銀歯)一部欠損により歯の側面の筋にC2の虫歯、の件なのですが、前の歯医者さんでも以前見てもらったことがあり、そのときに先生が

「おどろく程の技術で、薄く、綺麗に神経ぎりぎりにかぶせてあり、一度はずして治療するとなると、場合によっては次はかぶせ物を合わせるために、深く削り、神経を抜く可能性がある。神経は極力抜きたくないので、現在痛みもなく、レントゲンの結果炎症も無いので、進行させないように経過観察したい」

と言われました。
(その時点ではC1だったのかもしれません・・・)

今の先生は歯肉炎が治まったら、炎症は見られないが、C2なので被せなおすとのことなのですが・・・、もし神経を抜くといわれた場合、炎症もなく痛みも無いのなら、前の先生のように神経を大事にしたほうがいいのでしょうか、C2ならもはや治す意外にはないのでしょうか。

そもそもの通院のきっかけとなった歯がしみる感じも、今は全くなくなってしまい、病院の検査でも「どこが痛いのかな。???」という感じでした。
回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2011-02-07 10:09:18
そうですね…。

やはり「コミュニケーション不足」と言う感じは否めません。

しっかり担当の先生と話をして、治療を進めるようにされてください。


歯周治療やクリーニングを徹底的に行うと言うのは、長い目で見れば良い先生なのかもしれません。
(もちろん、見ていないので解りませんが…)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あっこんさん
返信日時:2011-06-09 22:26:38
** 後日、お礼の投稿を頂きました **


その後、通院をしばらくやめておりましたが、昨日、奥歯詰め物が取れてしまい(皮肉にも治療が必要と言われた歯とは別の歯で、こちらの内部が虫歯になっておりました。)考えた末、別の歯科医院をネットで探し、改めて診察を受けてまいりました。

外れた歯以外の虫歯のこと、歯肉炎のことも相談しましたところ
、歯肉炎の治療は大事だが、見た限り虫歯は、詰め物が取れた場所以外一本もないと言われ、念のため再度レントゲン、虫歯の測定器(この機械で診察を受けるのは初めて)で確認していただいたところ、治療予定だった箇所の数値はほとんどが「4」(「30」以上が要治療だと言われました)だそうです。

黒い筋のようなものは色素沈着の可能性が大きい、たとえ虫歯と診断したとしても削るような段階のものでは全くないと言われました。

またこちらでは歯肉炎の治療と、必要な治療は同時に行えるとのことで、詰め物が外れてしまった歯の治療と、クリーニング、歯の磨き方の講習を少ししましょうとのことでした。

期間はそれほどかからないようです。

何より、虫歯でない歯(または治療の段階ではない歯)を8本近くも削らずにすんで本当に良かったと思っています。

こちらに相談することで、少し考える余裕が出来、結果、歯医者を変えることで歯を削らずにすみました。

先生方アドバイスありがとうございました。

これからもブラッシング定期健診をきちんとしていきたいと思っています。
回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2011-06-09 22:26:38
こんばんは。

良い歯科医院に巡り合えて良かったですね。

今の気持ちを忘れず、健康な人生を送って下さいね。

ご報告ありがとうございました。




タイトル 7回目の歯石取り。歯肉炎があると虫歯治療はできないですか?
質問者 あっこんさん
地域 非公開
年齢 38歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
歯茎(歯ぐき)の腫れ
歯周病(歯槽膿漏)治療
歯医者への不信感
歯医者への不満・グチ
スケーリング(歯石取り)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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