ブリッジ治療で脱落を繰り返しつつ、いつまでも仮接着のままなのはなぜ?

相談者: 魏志倭人伝さん (67歳:男性)
投稿日時:2011-01-23 20:58:19
右上5−6−7のブリッジ保険適用)についてお尋ねいたします。

約1年前に新設された近くの医院で治療を受け、今も通院しています。
現状は、5番は差し歯、7番は延下した歯を削って冠をかぶせた状態のブリッジです。



質 問

お尋ねしたいのは次の3点です。よろしくお願いいたします。
経過は後述いたします。


1.暫時、代用として使う仮のブリッジではなく、これから利用していく本作のブリッジを仮接着するというケースは多いのでしょうか?
どのような場合に仮接着を行うのでしょうか?

2.ブリッジのダミー(6番)の形状が異常?ではないかと感じています。
ダミー部分の断面形状が、咬合面を底辺とする直角三角形をしています (写真添付)通常、このような形に作るものなのでしょうか?
また、咬合面が大きく、口蓋側にエッジ状に突き出しています。
ダミー部分に大きな力がかかるので好ましくない形状のように感じます。

3.ブリッジが脱落し、再接着を行ったのは2度目になります。
強い痛みを感じるまで使い続けても支障はないものなのでしょうか?
2度目の再接着を行ってから1ヶ月経ちましたが、現状では、少々硬めのものを噛んでも痛みは感じません。
使えるものなら使い続けたいというのが本音です。
しかし、数度の脱落で5番の歯根部の状態も悪くなっているのではないかと思い、ちょっと不安でもあります。



経 過

5番の差し歯が脱落したので再接着をお願いする目的で通院を始めました。
通院前の右上5、6、7の状態は、5番差し歯、6番欠損、延下した7番は咬合面に詰め物がしてありました。

歯科医師から対案としてブリッジ治療を勧められました。
5番の差し歯は、他院で再接着をしてもらってから1年目で脱落したので、ブリッジの支歯として利用する上で歯根部の強度に問題はないか?割れてはいないか?等、懸念しました。

さらに、5番に再接着する金属冠の型取りする段階での提案だったので迷いました。
歯科医師に対して、小生の考え方や判断等を複数回文書等でお伝えしましたが、結局、歯科医師の説明を尊重してブリッジを選択いたしました。


歯科医師の挙げたブリッジにするメリットは次のとおりです。


●6番の欠損状態が解消できる。

●7番の詰め物をはずすことによって、隠れた虫歯を発見できる可能性がある
 (7番は、咬合面に詰め物をしてから約20年経っています)

●さらに、延下している右上7番を削ることで、噛み合っている右下7番の部分入れ歯の肉厚を増すことができる
 (噛み合わせの向上、部分入れ歯の脱着がし易くなる等を期待できる)

出来上がったブリッジの装着は仮止めで行ったそうです。
接着するときに聞きました。
やわらかい食物から始めて、徐々に慣らしていきましょう!ということだったのですが、肉を食べると脱落しました。
1年で2度脱落し、直近の再々装着は、本止めに近い状態で行ったそうです。


●ブリッジの初装着時、および1度目の脱落による再接着が仮止めであったこと

●脱落後の歯根部に硬い食物があたっても痛みがないこと
(歯根のわれは過去2回ほど経験しているが、そのときは強い痛みを感じた)

●そのつど、歯科医師も選択肢の一つとして再接着を含めていること等を判断理由として都度、再接着をお願いしています。


歯根の割れも想定しているようでしたが、再接着を選択することで発生するリスクに関しての説明はありませんでした。

この医院はいくつかの選択肢を挙げて、患者に選択をさせる方式で治療を行っているようです。
プロである歯科医師がリスクを伴う選択肢を患者に対して提示することはないであろうと信じて治療法を選択し、お願いしています。
患者は患部の状態が把握できないので、過去の経験を元に判断する以外に術がありません。

実は、ブリッジを初装着してから2ヶ月間、痛みが激しくて困った時期がありました。
割れた歯根を利用してブリッジを作ってしまったのか?と悔いましたが、同時に作った右下7番の部分入れ歯のクラスブ部分に設けられたわずかな突起物(フック?)が原因でした。
突起物を削除して解消しました。歯科医師が行う噛み合わせ確認作業でもわかりませんでした。

痛みの原因もいろいろで、患者が痛みの原因を識別することはかなり難しいので困っています。
周囲の歯肉も敏感になっているようで、歯ブラシのあたり方で腫れを起こすことも多いようです。
左上の歯肉に比べて、歯磨き後に短期間の鈍痛を味わうことも多いです。
腫れたような違和感を覚えたときに食事をしても、噛んだときに痛みを感じることがないので「気のせいかな?」と思ってしまいます。
かみ合わせにかかわる部分の状態を同時に3箇所変えているので、痛みの原因を特定するのが難しい状況です。



以上です。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-01-24 04:27:08
魏志倭人伝さまおはようございます。

文面からは現在の状況が十分理解することが出来ません、したがって的外れなお答えになっているかもしれないのでその点は御容赦下さい。

先ずブリッジなのか入れ歯なのか判断いたしかねます。
ダミーがあるならブリッジなのですが、クラスプがあるなら入れ歯ということになります。

その両方について記述があるので判断いたしかねるのですが・・・・。

いずれにしろ5番に問題がありそうな気が致します。
主治医に尋ねていただくか、他のDrの診察を受けていただいて質問なさるのがいいように思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 魏志倭人伝さん
返信日時:2011-01-24 22:35:02
山田先生、早速のご回答ありがとうございます。

ご指摘いただいたように焦点のぼけた文章を送ってしまいました。
申し訳ありません。恐縮しております

右上5−6−7のブリッジについて質問をさせていただきました。

脱落した差し歯(右上5番)の処置をお願いすることが目的で通院を始めたのですが、5−6−7のブリッジが可能であるという歯科医師の勧めもあって大いに期待しました。

ブリッジを装着してから約1年経ちますが、その間に2回も脱落するというのはちょっと想定外でした。
ブリッジは、隣の歯を削るなどの犠牲を伴いますが、使用感良好で寿命も長いと認識していたからです。

ブリッジの脱落は、単に「5番の歯根部の割れ」だけが原因ではなく、「仮止めでの装着」、「ダミー部分の形状異常」等も大きな要因ではないかと感じています。
とは言っても、歯根部が割れている場合も考えられるので、現状のブリッジを再装着し続けながら使い続けてよいものかと迷いも生じています。

「何で仮止めなのだろう?」
「何でこんな形状なのだろう?」
「使い続けてよいのかな?」

ということで3つの質問をさせていただきました。

現状は、使い続けているのですが少々硬いものを噛んでも痛みは感じません。
歯根が割れていた場合に生じるリスクについて歯科医師からは特にコメントはありませんでした。

前回の質問で、蛇足であった部分ですが、右上5−6−7をブリッジにしたことで、右下7番の既存の入れ歯も作り直しました。
作り直した右下7番の部分入れ歯の形状(クラスブ部の突起)が原因で2ヶ月ほど痛みが続きました。

結局、クラスブ部の突起を削り取ることで痛みは解消いたしましたが、歯科医師も小生もブリッジの不具合から来る痛みではないかと推察していたことが長引く要因でした。

上記から、複数の可能性について考えておくことが必要ではないかと思い、質問をさせていただきました。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-01-25 04:09:12
おはようございます。

状況が理解できました。
要するに上顎のブリッジが仮着してあるわけですね。

個人的な考えでは、仮着するにはするだけの理由があるのでそのわけを訊ねて見られるのがいいように思います。

通常、一定の期間何らかの理由で仮着することになっても、いずれ取れないセメントで装着するのが一般的だと思います。

歯根破折についてはコアをはずせば診断は付きますし、もし破折があるのなら何らかの不快症状は残っていると思います。
また独特の不快な臭いもするので気づかれると思います。

おそらく、5番7番の支台歯に何らかの問題がある感じが致します。
いずれにしても脱落の原因が必ずあるわけですから対策が必要な気が致します。

参考になさってください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 魏志倭人伝さん
返信日時:2011-01-27 18:08:15
山田先生、ありがとうございます。

パソコン故障でWeb投稿が不能になっておりました。
即、返信ができず失礼をいたしました。

1月25日に通院し、歯科医師に訊ねて参りました。
通院者の多い時間帯だったので説明だけ受けてまいりました。

仮着の件については、支台歯に問題が生じた時、容易にはずせるようにして他の支台歯を守るためだそうです。

仮着する場合の接着強度には数ランクあるそうですが、小生の2度目の仮着(現状)は、強めの接着剤に変更したそうです。

仮着の強さは、接着の強度だけではなく、支台歯とブリッジ間の嵌め合いで生じる力にも左右されるとのお話しでした。
(茶筒の例で説明をしてもらいました。材料間に生じる摩擦力と理解いたしました)

現状は、ブリッジ周りの歯肉部に腫れもなく、痛みも感じていないので問題は無いというお話しでした。
定期的に通院し、確認してゆきましょうとのことでした。

ダミーの形状異常については、噛み合う下側の歯の咬合面にあわせて作ったことで生じたそうです。
形状については、技工士さんの設計意図に依拠する部分もあるそうです。

口蓋側に突き出したエッジ状の部分には、指などで大きな力を加えないようにという注意もありました。


今後は、山田先生からいただいたアドバイスを参考に、歯根破折時に現れる症状について日常的にチェックしてゆきたいと思っております。

ビニール袋の中に吐いた息を貯めて臭いを嗅いでみる等の方法でチェックしてゆくつもりです。

自作パソコンで復旧に手間取りました。
申し訳ありません。
早朝に対応していただいているようで恐縮しております。

急ぎ作文した関係でわかりにくい部分もあると思いますがご容赦ください。
ありがとうございました。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-01-27 18:16:07
仮に接着するような方法を私は選択しません。
ダメなら全部無償でやり直します。

仮に付けてもし、飲み込んだら大変ですし、最終的に接着するような際に、仮のセメントを綺麗に除去するのも大変です。ブ
リッジの内面やマージン、支台の歯を傷つけないようにするのも大変なのです。


なによりも、外れたときに事故につながるのが怖いです
あと、外れた際にマージンを傷つけるのも嫌です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 魏志倭人伝さん
返信日時:2011-01-27 19:47:47
タカタ先生、ご回答ありがとうございます。

「魏志倭人伝」名でお分かりのように小生は義歯を多用しています。

一例として、左上4-5-6もブリッジ保険適用ですが20年経って現役です)なのですが、仮着ではありませんでした。

義歯の仮着は初めての経験です。

仮着ならばいずれは本着があるのだろうと理解して、脱落する度に再装着をお願いしています。

歯科医師が対応してくれる間は、支台歯である5番の歯根の状態にも支障が無いのだろうと理解をしてお願いをしています。

先生の言われるとおり、就寝中の事故は怖いです。
食事のときに外れてくれるのならば安心なのですが、噛んだときに痛みを感じてから数時間後に外れます。

タイミングが就寝中と重なる可能性もあります。

5番の差し歯(単独歯)が脱落して通院を始めたのですが、その歯根をブリッジの支台歯として使うことにも違和感がありました。

3週間迷った挙句、複数のメリットがあるということだったので選択したのですが、仮着にしますと言われてさらに違和感を感じました。


追加でお訊ねしたいのですが、差し歯が脱落した後の歯根を利用したブリッジというのは一般的な方法なのでしょうか?
歯チャンネルの投稿でも少ないように感じます。

(差し歯を跨いで被せるようなブリッジはあるようですが?)
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-01-27 21:01:36
差し歯が脱落した後の歯根を利用したブリッジというのは一般的な方法なのでしょうか?


保険治療に置いては一般的だと思います。


自費治療となると、高い金をかけるわけですから、長期間の予知性を考慮して、十分良好な予後が期待できるような場合にはブリッジを選択するのだと思いますし、予後が不良になると分かっていて自費補綴物を装着するような悪い歯科医師はいないのではないかと思います。

そのあたりの判断は歯科医師によるのかな?と思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 魏志倭人伝さん
返信日時:2011-01-27 22:57:33
タカタ先生、ありがとうございます。

お仕事を終えてほっとされる時間帯なのに、お手数をおかけして申し訳ありません。
まれな例かと思っていたのですが、一般的な治療法だと伺って安心をいたしました。

以前は、硬いものを食した時にブリッジが浮き上がるような感じがあったのですが、強めに接着した現在はその感じがなくなりました。
脱落を繰り返すたびに歯根の状態が悪くなってゆくのではないか?と心配をしておりました。

「しっかりと固着してこそブリッジの良さが味わえるのではないか」と言うのが小生が今回得た感触です。

現在、お世話になっている歯科医師はなかなかの好青年です。
説明も論理的で明快です。
保険治療にもかかわらず、時間を割いてよく説明もしてくれます。

他のドクターにお世話になるという選択肢もあるのですが、当面は、予後を確かめながら通院を続けてみようかと考えているところです。

自費治療は、選択肢が豊富で魅力的です。


蛇足ではありますが、現在まで歯科以外の病歴がほとんど無く、高い掛け金を納め続けてきた小生としては、混合治療のように保険からの補填が受けられる制度になればウレシイなー!と感じています。
お役人様に向けての「つぶやき」です。

ありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 魏志倭人伝さん
返信日時:2011-01-31 13:13:59
追伸です。
よろしくお願いいたします。

お二人の先生からいただいた回答を再度読み返しています。

読み返したことで、保険治療と自費治療では判断に相違が生じる可能性があること等、よく理解することができました。

1月25日に通院した時、担当医から受けた説明についTも再度反芻しています。


$:担当医の説明にもちょっと違和感?

(受けた説明の概要は、1月27日付けの「返信2」の中に記載)

中でも、ブリッジの仮着に関して受けた説明なのですが、コーヌスクロネやアタッチメント入れ歯に関する説明を、ブリッジの説明として流用されたのではないかと感じています。


説明によると、ブリッジの保持力には2つあって、

1.接着することで得られる接着力。
2.支台歯とブリッジを嵌め合うことで得られる圧着力
(材料間に生じる摩擦力のことを言っているのだろうと解しました。茶筒の容器と蓋の例を挙げて説明をされていました)


2.については、以前、他院でコーヌスの説明を受けたときに聴いたことがあると記憶しています。

ブリッジの場合も2.の力で十分に保持されるので、接着力が低い仮着状態でも支障は無い。支台歯に異常が生じた時に即ブリッジをはずすことができるので有効な方法だというお話でした。

仮着に用いる接着剤の中には、ほとんど接着力がゼロに等しく、単に隙間を埋める充填剤のようなものまであるそうです。

日常的に外すことを前提にした入れ歯とは違って、ブリッジの説明としては違和感を感じます。
「外しやすいということは、外れやすいということでもある」ので。

a.上記についてコメントいただければと思っております。


$:通院する歯科医師選びの参考にしたいので、以下の質問もさせていただきます。

b.
仮着を受けたのは初めての経験ですが、歯科医師の出身校が分かれば、その歯科医が行う治療の傾向というものは大まかに把握できるものなのでしょうか?

c.
ブリッジの初接着はスタッフの女性が行いました。
2回目以降の再接着は歯科医師が行いました。
スタッフがどのような資格を有しているのかは分かりません。

歯科医師免許やスタッフの資格等を院内の見やすいところに掲示 ておく義務のようなものは法律上無いのでしょうか?

小生が見落としているのかもしれませんが、通院中の医院だけでなく、掲示がされていない場合が多いです。


d:
通院の都度、歯の清掃を行ってくれます。
スケーリングだと理解しているのですが、他の医院では6ヶ月に1度くらいの周期でした。
現状は、1週間に一度の周期で行うときもあります。
小生は歯並びは悪いほうですが、妥当な周期でしょうか?


長文で恐縮です。
よろしくお願いいたします。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-01-31 15:30:27
こんにちは


補綴の分野だけ書かせていただきます。


>1.接着することで得られる接着力。
>2.支台歯ブリッジを嵌め合うことで得られる圧着力
>(材料間に生じる摩擦力のことを言っているのだろうと解しました。茶筒の容器と蓋の例を挙げて説明をされていました)

これは、教科書的には正解です。
コーヌスのような特殊な義歯、ブリッジやクラウンのようなタイプの
補綴物は、この力でくっついています。
厳密には、もっと細かい解釈が必要ですが代表的なものです。


>b.仮着を受けたのは初めての経験ですが、歯科医師の出身校が分かれば、その歯科医師が行う治療の傾向というものは大まかに把握できるものなのでしょうか?

再び教科書的な話をすれば、仮着を行うのは正しい方法です。
大学での診療は、ブリッジに限らずクラウンでも仮着します。
(必ずではないですが)
学生教育でも、診療の見学に仮着があり、レポートを提出させています。

出身大学で傾向を見るのは困難だと思います。
卒後の進路先での影響の方が大きいでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 魏志倭人伝さん
返信日時:2011-02-01 00:41:48
桜田先生、ありがとうございます。

貴重な時間を割いてご回答をいただき、ありがとうございます。
1.と2.が主要な保持力であること理解いたしました。

入れ歯の場合は、脱着を繰り返し行う必要があるので接着することができず、2.の圧着力だけで保持。
補綴物の場合は、1.と2.の双方の力で保持。

と理解いたしました。


小生のブリッジは、過去2回脱落し、その都度、再接着を行って現在に至っています。
脱落を繰り返すことで支台歯の状態がどんどん悪化していくのではないかと懸念したのですが、現在は、接着剤を強力なものに変えたことでしっかりと固着されているようです。

過去において、正規の補綴物が出来上がるまでの間、暫時使用する「仮歯」の仮着だけは受けた経験があります。
左上1番の中切歯差し歯にした時です。
26年前なので詳細は覚えていないのですが、確か、「チタンのメタルコアーセラミッククラウン」だったと記憶しています。
保険ではなく自費で作ってもらいました。
仕上がりまでに時間を要するということで「仮歯」を作って仮着してもらいました。
小生が持っている仮着に対するイメージは上記のようなものです。

患者としては、支台歯の状態が比較的良好な時期(初装着時)に強力な接着剤を使用してしっかりと固定し、ブリッジ本来の性能を引き出す。
その後、脱落を繰り返すような状況に至ったときに仮着して状況および原因の確認を行ってゆく。

というプロセスの方が好ましい感じがしています。



b.の質問についてもご回答いただきました。
ご回答の内容、理解いたしました。


すみません。追加質問です。

1.象牙質セメント質の微小な破壊は、自然再生で修復されると聞きました。
歯根に入った微小なクラックなどは、自然に修復されてゆくものなのでしょうか?

2.担当医師の話では、「歯根の微小なクラック程度ならば、コアーの接着に用いる接着剤の充填効果で補強される」という説明も受けました。
ほんとうなのでしょうか?

追加でコメントをいただけるようでしたらよろしくお願いいたします。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2011-02-03 14:23:28
>1.象牙質セメント質の微小な破壊は、自然再生で修復されると聞きました。
歯根に入った微小なクラックなどは、自然に修復されてゆくものなのでしょうか?

>2.担当医師の話では、「歯根の微小なクラック程度ならば、コアーの接着に用いる接着剤の充填効果で補強される」という説明も受けました。
>ほんとうなのでしょうか?


残念ながら、僕はそのようには理解しておりません。

マイクロクラックは生じてしまった以上、自然修復も人工的な修復も出来ない物だと思っております。
(100%元の状態に戻らないと言う意味です)


しかし、この事実を神経質な方に伝えると「もう何をやってもダメなんだ…」という絶望感で治療が前に進まなくなってしまう時があります。

そこでこのような「気休め」をおっしゃられたのではないでしょうか。
(担当医が悪意でウソを言ったわけでは無い)


ただ、接着の技術が進歩により「接着剤の充填効果で補強される」という事は充分考えられる事だと思います。
ご安心ください。(←これも気休めでしょうか)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 魏志倭人伝さん
返信日時:2011-02-03 23:20:55
タイヨウ先生、ご回答ありがとうございます。

身体の他の部位と同様、新陳代謝によって修復されてゆくのかな?と思っておりました。

>1.
はるか昔になりますが、
エナメル質は、燐酸カルシウムが主成分で、「虫歯菌によって脱灰→、唾液中のミネラルと反応して再石灰化」の過程をくりかえすことで修復される」(記憶不鮮明で内容の正確さは保証できませんが)
という類の文書を読んだ記憶があります。

歯を構成している他の部位も同様に自己修復が可能なのかな?と期待をしておりました。


>2.
担当医の話は、なんとなく納得できそうな説明だったのですが、マイクロクラック程度の微小な隙間に入って十分に濡れ性を発揮できるような接着剤でなければ無理ですね。
了解いたしました。

今回の担当医の説明は、「デンタル治療の際に、併せてメンタル面での治療も行ってもらったのだ」と好意的に理解したいと思います。

小生は、歳を重ねて義歯を多用するようになりました。
口中は、金属冠やクラスブのワイヤー等が入り乱れ、ほぼ「ロボコップ」状態です。

象牙質セメント質が自己修復できないことを肝に銘じ、残った歯を傷めない様に留意してゆきたいと思います。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 魏志倭人伝さん
返信日時:2011-02-07 20:53:38
返信5に記載した次の質問についてもご回答いただければ幸いです。
a.とb.の質問については、既に桜田先生からご回答いただきました。
よろしくお願いいたします。


--------------------------------------------------
b.
仮着を受けたのは初めての経験ですが、歯科医師の出身校が分かれば、そのs以下が行う治療の傾向というものは大まかに把握できるものなのでしょうか?


c.
ブリッジの初接着はスタッフの女性が行いました。
2回目以降の再接着は歯科医師が行いました。
スタッフがどのような資格を有しているのかは分かりません。

歯科医師免許やスタッフの資格等を院内の見やすいところに掲示 ておく義務のようなものは法律上無いのでしょうか?

小生が見落としているのかもしれませんが、通院中の医院だけでなく、掲示がされていない場合が多いです。


d:
通院の都度、歯の清掃を行ってくれます。
スケーリングだと理解しているのですが、他の医院では6ヶ月に1度くらいの周期でした。
現状は、1週間に一度の周期で行うときもあります。
小生は歯並びは悪いほうですが、妥当な周期でしょうか?
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2011-02-07 20:56:06
督促となっておりますが、何をお答えすればよろしいかと…?



>身体の他の部位と同様、新陳代謝によって修復されてゆくのかな?と思っておりました。

これでしょうか?


回答としては

エナメル質は細胞ではありませんので、新陳代謝は起こりません。
イメージしていただくと「爪」と同じです。


ただし、唾液による「再石灰化」は起こります。
従って、分子レベルでの修復は日常的に行われております。



象牙質セメント質が自己修復できない

象牙質は歯髄腔側に修復象牙質が生成されるので、多少なりとも「自己修復」はされると考えられます。
(エナメル質側に欠損が生じた場合には修復されません)

⇒参考:第二象牙質

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2011-02-07 21:04:52
>c  
歯科医師免許やスタッフの資格等を院内の見やすいところに掲示しておく義務のようなものは法律上無いのでしょうか?

責任者の提示(ほとんどの場合院長)は必要だと思いますが、スタッフに関して掲示しておく義務は一切ありません。



>d  
>小生は歯並びは悪いほうですが、妥当な周期でしょうか?

解りません。
当院では口腔内を診察した上で、一人一人、メインテナンスの周期は変えております。

また、同じ人であっても症状や状態によって全て変えておりますので、一律とは限りません。


ウチでは多くの場合、セルフケアの状態から判断します。

極端な話、セルフケアがしっかりできているのであれば年に1度でも構わないかもしれません。
ブラッシングの下手な人は毎月来てもらう必要があるかも知れません。


昨日受けたセミナーでは、

「全く歯磨きを行わない人が歯周病にならないようにするためには3日に1度のクリーニングが必要」

というデータが提示されました。
(実験的なデータですので、現実的ではありませんが…)

回答 回答9
  • 回答者
泉川歯科医院(茨城県笠間市)の泉川です
回答日時:2011-02-07 21:17:36
魏志倭人伝さんこんにちは!

詳しい文面等を拝見させていただきました。

年齢等から、かなりご自分の口の中の認識は非常に、たかいことに、感心させられました、今一番御自分の口の中の状態を良くしたい、と思うお気持ちは、魏志倭人伝さんが一番御存知でいられるのかなと、思われます
それが、術者になかなか伝わってくれないモドカシさみたいなものが、感じ取れるんですが。

あくまでも推測ですが、そうですね、もう一度、信頼できる、歯科医師に出会えることを、思う今日このごろです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 魏志倭人伝さん
返信日時:2011-02-07 22:20:49
タイヨウ先生、ご回答ありがとうございます。

貴重な時間帯にお手数をおかけして申し訳ありません。
詳細なご回答いただき、理解を深めることができました。

今回のテーマが小生の初投稿です。
慣れていないためもあって、「督促ボタン」を押すタイミングを間違えてしまいました。
失礼をいたしました。

気がついて即、督促の内容を「返信8」として投稿させていただきました。

諸先生方に任意でのご回答をお願いしたしだいです。

*****************************

タイヨウ先生、再度のご回答ありがとうございます。

今、上記のような内容でお礼を申し上げようと思い、投稿ボタンを押そうとしたところです。

C>
の資格掲示の件、了解いたしました。
小生が既取得および取得挑戦中の資格では、顧客に対する資格掲示が規定され、厳格な運用が求められています。
歯科にも同様な規定があるのかと思い、質問させていただきました。

d>
のクリーニング周期の件、一律ではないこと理解いたしました。
小生は、鼻の状態が良くなくて鼻呼吸が苦手です。
長時間、口をあけた状態で受けるクリーニングはどちらかというと苦手なので、長周期で支障がなければ、そのほうがありがたいのですが?
回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2011-02-07 22:28:41
>顧客に対する資格掲示が規定され、厳格な運用が求められています。
歯科にも同様な規定があるのかと思い、質問させていただきました。

歯科にも厳格な資格の提示が必要だと思います。



>長周期で支障がなければ、そのほうがありがたいのですが?

僕は魏志倭人伝さんの主治医ではありませんよ。
また「ありがたい」があだになってしまっては元も子もありませんよね。

どのようなサイクルが良いのか、しっかりメインテナンスプログラムを立案してもらってください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 魏志倭人伝さん
返信日時:2011-02-07 23:14:57
泉川先生、くつろぎの時間帯にお手数をおかけしております。
ご回答ありがとうございます。

最近、近くにできた医院に通院し、治療を受けています。
推定年齢30代後半の若い先生です。

少々不安も感じましたが、異世代交流という意味も含めてお世話になることにいたしました。

恥ずかしいことですが、歯のことに関心を持ったのは最近のことです。
ちょっと遅きに失した感があります。

育ち盛りの頃のご馳走といえば板チョコとキャラメルなどの糖分、就寝前に歯磨きをする習慣もなく、歯周ポケットの汚れをかき出すというブラッシング法も確立されていない時代だったので、口中はかなりひどい状態です。

若い先生なので、「残った歯でよく噛めるようにしてあげたい!」という養老心で。
新たな義歯の提案等をされているのだと理解はしておりますが、かみ合わせにかかわる複数の部分の状態を同時に変えたために少々難しいことになっているのかな?
と素人考えで推察しています。

ブリッジの不具合から来る痛みかな?と思うと、クラス部の突起が原因だったりと痛みの原因を特定することも難しくなっているように感じます。

少々もどかしいのでありますが、これ以上、症状が悪い方向に推移しないように注意してゆきたいとは思っています。

急遽、歯チャンネルで勉強をさせていただいておりますが、今後ともアドバイスをいただきますようよろしくお願いいたします。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 魏志倭人伝さん
返信日時:2011-02-10 11:01:02
ご回答者様 各位

丁寧にご回答いただき、ありがとうございました。

今回のテーマが小生の初投稿でありましたが、おかげさまで歯のことについて関心を高めることができました。

さらに歯チャンネルで勉強をさせていただき、別タイトルで改めて質問をさせていただこうかと考えています。

今月末に通院して担当医師の診察を受けることになっています。
通院者の少ない時間帯に予約を入れておりますので、担当医師から新たなお話も聞けると思います。

他の医院で治療を受けるという選択肢も含めて判断をしてゆきたいと思っております。

追加でお願いした質問等にもお答えいただき、ありがとうございました。



タイトル ブリッジ治療で脱落を繰り返しつつ、いつまでも仮接着のままなのはなぜ?
質問者 魏志倭人伝さん
地域 非公開
年齢 67歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ ブリッジ治療法
ブリッジに関するトラブル
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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