説明の無いままのクラウン再治療、歯を削られ銀歯になった

相談者: atpandaさん (31歳:女性)
投稿日時:2011-02-07 23:05:27
恐れ入ります。
宜しくお願い致します。


8年前に右上5番が抜け、456にクラウンを被せてもらいましたが緩んでいる気がして、この度かかりつけの歯科医に診てもらいました。

結果、新しいものにする必要があるとのことで以下の治療を行いました。

1週目:クラウンを外す
2週目:歯を削り型を取る
3週目:クラウンを被せ固定

以上の治療の後に気づきましたが、6番の義歯部分側・表面に銀色の部分が見えていた為、日を改めて診てもらい、以前のように見えないようにしてもらわないと困ります、何とかならないのですかと話をしましたところ

「これはしょうがないよ」
「銀の部分を裏側だけにするのも大変なことなんだよ」

と、言われましたが、私としては型を取る前に麻酔をかけ歯を削る説明が一切無かったことと、今までと見た目が変わるという説明も無いことと、笑うと銀の部分が見えてしまうことに非常に焦りを感じ更に、困ります、自費で出すので型を取り直して下さいと言ったところ、また説明も無く表面に出ている銀の部分を削り、虫歯治療に使うコンポジットレジンを充填されました。

その時の歯科医は明らかに態度が変わり「これで文句無いでしょ」と言わんばかりの作業でした。



ここでお聞きしたいのですが、

1.クラウンの再施術というものは説明も不要な程、削るのが常識的なもの、麻酔や削ることについての説明は不要なものなのか。

2.患者にそういう風に言われて説明も無く銀の部分を削るのが常識なのか。

3.表面の銀の部分を削ってクラウンの強度や虫歯に影響が無いか。



最終的に確かに見た目は満足ですが、その流れと態度の変化と施術方法に非常に不安を感じております。

自分自身が無知だと思うので、果たしてこれが普通なのか、それともそうではないのか、不安を払拭する為と、別の歯科医にセカンドオピニオンを受けるべきなのか判断をしたいので何卒ご教示を宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-02-07 23:46:59
>6番の義歯部分側・表面に銀色の部分が見えていた

まず保険証を提出しての保険治療でしょうか?
次にその歯は生活歯なのか失活歯かによっても違います。


保険治療で失活歯のブリッジの場合は基本は全部被覆冠タイプの物になります、その場合当然ほっぺた側に銀色の部分がみえます。

生活歯の場合4/5冠等にする場合もありますが維持力等の問題で全部被覆冠にするかもしれません。


atpandaさんの記載による緩んだがブリッジの脱離の為だとしたら、今度は外れないように全部被覆冠にしたのかもしれません。



>今までと見た目が変わるという説明も無いことと、笑うと銀の部分が見えてしまうこと

もし保険診療ならある程度は仕方が無いかもしれません、保険で審美的な事は重要視されませんし。


もし本当にやり直すのなら御自身の仰ったように自費で作り直すのが一番だと思います。



>表面に出ている銀の部分を削り、虫歯治療に使うコンポジットレジンを充填されました。

作り直す以外ならその方法しか私も思いつきません。
(裏技的な方法ですが)


インフォームドコンセント不足は否めないと思いますが、保険診療だと有る程度は仕方ない部分もあると御理解下さい。




以下質問に対する答えです。



クラウンの再施術というものは説明も不要な程、削るのが常識的なもの、麻酔や削ることについての説明は不要なものなのか。

説明は必要でしょう。



>患者にそういう風に言われて説明も無く銀の部分を削るのが常識なのか。

常識的だとは思いません。



>表面の銀の部分を削ってクラウンの強度や虫歯に影響が無いか。

当然強度も落ちますし外れやすくなります、マージン部分が増えればその分虫歯のリスクは高くなります。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-02-08 00:16:12
頬側の部分の金蔵を切削して、一部レジンで盛ったのでしょうね。
あまり長くは保たないような気がします。
レジンの部分が剥がれてくるのが目に浮かびます。


細身先生も書かれていますが、4・5・6のブリッジの場合保険では4番は被せるのなら全部鋳造冠になりますね。

その方が強度は増します。
頬側を被せずに舌側のみのアンレータイプの橋脚あでやることもありますが、全部鋳造冠に比べるとだつりの可能性は高くなります。



現時点で頬側の部分が白いので満足されていても、その後トラブルを発生する恐れはありますので、審美的な事をクリアーするのであれば自費でやり直すことも必要かもしれません。

言葉は悪いですが、コミュニーケーション不足の一言です。
保険のブリッジを作って、いざ「見えるところが金属だから・・・・。」

言われた歯科医はこれでプチンとなったのでしょうね。
次の言葉は「保険ならしょうがない」だったのかもしれません。
(勝手に想像しました。)


本来なら印象をとる前に事前に「全部金属になるよ」の一言があってもよかったですよね。


そのままにするのか、はたまた外してやり直すのかよくお考えになってお決めください。

回答 回答3
  • 回答者
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時:2011-02-08 08:52:06
5番が歯がないのであればブリッジと言う事になりますが、それとも4、5、6と連結されているのでしょうか?

保険治療の場合基本的にブリッジの場合4番以降の歯は金属で覆われる事となるかと思います。




>1.クラウンの再施術というものは説明も不要な程、削るのが常識的なもの、麻酔や削ることについての説明は不要なものなのか。

そのクラウンを外す原因が虫歯で外す事となったのか外れたのか、それとも神経や歯の根が原因なのかによっても治療の過程は変わるかと思いますが

その病気の原因となる部分の説明、被せ物の概要、処置の過程は説明は必要かと思います。
もちろん麻酔を使っての処置ですので痛み等も出る事も考えられるでしょう。



>2.患者にそういう風に言われて説明も無く銀の部分を削るのが常識なのか。

常識ではないかと思います。

保険治療で出来る範囲、自費治療で出来る範囲、があり混ぜて使うのはよい事ではないと思います。



>3.表面の銀の部分を削ってクラウンの強度や虫歯に影響が無いか。

金属部分の厚みが減るため噛み合わせの力により変形やレジンがはがれる事や割れる事も懸念されます。
またはがれた事やチップした事に気付かなければ、そのマージンや形態でプラークがつきやすくなる事もあり、虫歯のリスクも増える事もあるかと思います。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-02-08 09:28:40
おはようございます。


3人の先生方と同意見ですが、自費でやり直すことがやぶさかではないのならば、今のままで強度的、清掃性等に問題がないかのセカンドオピニオンは受けられた方がいいかもしれません。

その結果、転院して自費でやり治すか、そのまま様子を観るかは御自身での判断だと思います。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-02-08 09:35:32
さて、まずは、

術前が保険自費か?
そして、新しいものは、保険か自費か?
ここは大きなポイントです。


保険であれば白くすること自体は基本出来ない話になりますね。
医師の好意で白くしてくれていると言うことになります。
もし、その状況で金属が目立つと言われたら、僕のCRで直しちゃいますね、きっと。


さて、説明に関して言えば、どの程度の説明を求めていらっしゃるのか??によって、ではないでしょうか??

こちらが十分に説明したと思っても、全然説明がないと思われているのかもしれないですし、説明がほとんどされていないのかもしれないです。



ただ、再治療の際には、もしかすると、「削る」ことは我々にとって、当然のことなので、患者様に伝わるように、説明をしていないかもしれません。
(自分も見直そ)


さて、それとは話は変わりますが、もし、最初から自費だったのなら、白い歯なら基本金属は見えないように作りますね。

ただ、歯周病が進んでいるようなケースや、歯の縁をすりあわせなどをして、完全にぴったり合わせるという先生の場合は、マージン部をメタルにする人もいるかもしれないです。


まあ、そういうすりあわせなどをしなくても、ぴったりしたものを作るために、マイクロで見て削ったりするんですけどね。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2011-02-08 13:10:55
そうですね。


キビシイ意見かもしれませんが、諸先生方の書かれているように

保険証を提示した時点で4番の歯は白く出来ない」

と言うのが結論ですね。

もちろん、説明不足であった事は否めませんので担当の先生にも説明して欲しかったです。



ただ、僕の友人が(やや田舎で)開業した時、懇切丁寧に自費保険の違いに関して説明した所

「あそこの医院は自費の説明を一生懸命する。きっと金目当てに違いない」

と言う噂が流れてしまったそうで、それ以来

「基本的に自費の説明はしないようにした」

と言っておりました。


もちろん

「そんなんでいいの?」

とは言いましたが

「悪評で患者が来なくなってしまっては生活が成り立たない。
地域がらお前の所とは違う」

ときっぱり言われました。


そう言った経験から、今回の担当医の説明不足を一概に「歯科医の怠慢」とは思えないんですよね。
(atpandaさんのお住まいの地域がどのような感じかわかりませんが…)


本来「保険ではココまでしかできない」と言う事は行政から国民に向けてアナウンスがあっても良いとは思うんですけどね…。



>最終的に確かに見た目は満足ですが、その流れと態度の変化と施術方法に非常に不安を感じております。

まあ、そうは言っても態度の豹変があったりすれば、不信感は生まれますよね。

現時点で「見た目に満足」なのであれば、何か不具合があった時にはキチンと説明してくれる歯医者さんに転院されると言う事でいかがでしょうか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: atpandaさん
返信日時:2011-02-08 23:30:19
細見先生、田部先生、服部先生、
池原先生、中山先生、タイヨウ先生


先生方、ご回答いただきましてありがとうございました。
ご丁寧に回答いただいた後、用語を間違えていることに気づきました。
クラウンではなく、「ブリッジ」です。

非常に申し訳ない気持ちで一杯です。
大変申し訳ございません。



及び、私の文章が稚拙で、完全に状態をお伝えできていないようなので補足もさせていただきます。


・8年前と今回受けた歯科医院及び歯科医は同じです。
8年前残っていた5番位置に乳歯がありましたが抜けたため、ブリッジを被せることになりました。
4,6番は生活歯です。


・その当時は4,6番の頬側の銀の部分は見えないようにブリッジを被せてくれました。
銀の部分(=被っている部分)はかみ合わせの部分と舌の側のみで4、6番には銀の部分が露出しておりませんでした。


・途中の治療の説明については皆無です。
「外して新しいのを被せます」というくらいでした。
用語や意味が分からなかったと言うことではありませんでした。


歯周病は進んでいないと思います。
今のところそういった説明を受けたり治療はしておりません。



以上のことから尚更、前回の治療と比較してしまい、今回銀の部分が頬側にくることの説明が一切無く治療が進められたことについて疑問を感じています。

説明があれば、その時点で保険適用にするか自費にするか選択しておりましたし、もちろんごねるとかではなく、無理かもしれませんが、削る前に保険適用で治療できるところを探すという選択も出来たのではないか?と思ってしまいます。


先生方にはインフォームドコンセントの不足とご教示いただきましたので、これからは別の歯科医院でも一つの治療期間にどのような治療を行うか細かくこちらから聞いた方がよろしいでしょうか。

今回の歯科医の態度の豹変もあり、どこまで聞いてよいものか分かりかねております。


お手数をおかけして大変申し訳ございませんが、再度ご教示いただけましたら幸いです。
宜しくお願い致します。
回答 回答7
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-02-09 01:54:20
厳しい事を言うようですが。

atpandaさんもこのサイトでよく言われる患者力が足らなかったと思います。
(主治医の説明不足も当然ありますが)


少なくともブリッジを外して新たに作るなら、以前のよりも歯を被覆する部分が増えるのは当たり前です。
前より被覆面が少なくなる事は有りません。
(これ位は素人でも解ると思います)

そしてブリッジの再製の理由が脱離の様なので、次は外れないように接着面積が大きな全部被覆冠にしようと思うのは歯科医としては当然だと思います。
この点においては主治医に非はないと思います。



そうすれば保険証を提出して歯科治療を始めた時点で、すべて銀で被覆されたブリッジになるのは歯科医としては当たり前です。
(この辺りが患者様に理解されていないのですが)
この時点で御自分の御希望をしっかり伝えれたら良かったのですが。


もう済んでしまった事は仕方が無いので今回の事を教訓として次回からは、取りあえず御希望は主治医に伝える(出来る出来ないは別にして)事が大事だと思います。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2011-02-09 02:57:48
こんばんは。

右上4・5・6の4/5冠ブリッジが脱落しかかっての再治療なんですね。
そして、4番も6番も神経は残っている、と。
(ここまでのやりとりを見て分かりました)



「今までの設計だと同じように脱落する可能性がある」

という担当医の判断から、奥の6番だけをフルクラウンにしたのでしょう。
(笑って見える・・・ なら4番もなんでしょうか・・・)

事前に「こうなるよ」という一言があれば良かったんでしょうね。
逆に「どうなるの?」と事前に聞ければ良かったのかも・・・。


>本来「保険ではココまでしかできない」と言う事は行政から国民に向けてアナウンスがあっても良いとは思うんですけどね…。

激しく同意!!



>取りあえず御希望は主治医に伝える(出来る出来ないは別にして)事が大事だと思います。

ですね。


ただ「先に伝える」ことが肝要です。
あとからじゃ、どうにもならないことがありますからね。

参考までに

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: atpandaさん
返信日時:2011-02-10 22:29:54
細見先生、吉岡先生

ご回答ありがとうございました。


今の時代、出来ること出来ないことはネットでも調べられますし、こういうサイトもありますので今後は寝かされるのを促されるままにせず先に自分の希望を伝え、過程と結果がどのようになるか、きっちりと確認をしたいと思います。

何度もありがとうございました。



タイトル 説明の無いままのクラウン再治療、歯を削られ銀歯になった
質問者 atpandaさん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ ブリッジ治療法
ブリッジその他
歯医者への不信感
歯医者への不満・グチ
その他(保険と保険外)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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