歯列矯正で抜歯する歯が4番で問題ないのでしょうか?
相談者:
さとみんごさん (27歳:女性)
投稿日時:2011-02-12 14:20:36
はじめまして。
はじめて質問させていただきます。
昔から開咬で悩んでおりまして、去年一年間で色々な矯正歯科を回って歯科を決め、やっと先日、歯の裏側に装置を一部装着しました。
(上下舌側矯正・まだワイヤーは入っていません)
その際に抜歯の医師への紹介状をもらい、本日、右上4番の歯を抜歯してきました。
実は私は、子供の頃に永久歯が生えてくるとき、左上5番の歯が1本だけ内側に生えてきてしまい、どうせ放置しても虫歯になるからということでその時抜歯していますので、左上は1本歯がたりません。
なので、今回の矯正での抜歯では、右上4番・右下4番・左下4番の計3本抜くことになっています。
(親知らずはすべて抜歯済みです)
そこで、今日抜歯の医師に紹介状を持って行ったとき、
「左上は5番(がなくて)で左下は4番(が抜歯)なんだね」
と言われ、「ん?」と思いました。
確かに言われてみれば、左側の歯が噛み合わなくなってしまうのではないかと不安になりました。
仕上がりは、元々左上5番がないため、中心線が若干下とずれてしまうというお話は聞いています。
4番の歯を抜歯すると矯正の医師に言われたときに、口を開けると歯がないことが結構分かってしまうので
「できれば5番の歯がいいんですけど…」
と医師に伝えたら、5番だと、歯の閉じる動き(開咬なので)が遅くなってしまうということで、4番の抜歯を勧められました。
もうすでに今日右上4番は抜いてしまったのですが、左下が4番で問題ないのかどうか急に心配になりまして、今回こちらで質問させていただきました。
お手数ですが、ご回答お願いできればと思います。
はじめて質問させていただきます。
昔から開咬で悩んでおりまして、去年一年間で色々な矯正歯科を回って歯科を決め、やっと先日、歯の裏側に装置を一部装着しました。
(上下舌側矯正・まだワイヤーは入っていません)
その際に抜歯の医師への紹介状をもらい、本日、右上4番の歯を抜歯してきました。
実は私は、子供の頃に永久歯が生えてくるとき、左上5番の歯が1本だけ内側に生えてきてしまい、どうせ放置しても虫歯になるからということでその時抜歯していますので、左上は1本歯がたりません。
なので、今回の矯正での抜歯では、右上4番・右下4番・左下4番の計3本抜くことになっています。
(親知らずはすべて抜歯済みです)
そこで、今日抜歯の医師に紹介状を持って行ったとき、
「左上は5番(がなくて)で左下は4番(が抜歯)なんだね」
と言われ、「ん?」と思いました。
確かに言われてみれば、左側の歯が噛み合わなくなってしまうのではないかと不安になりました。
仕上がりは、元々左上5番がないため、中心線が若干下とずれてしまうというお話は聞いています。
4番の歯を抜歯すると矯正の医師に言われたときに、口を開けると歯がないことが結構分かってしまうので
「できれば5番の歯がいいんですけど…」
と医師に伝えたら、5番だと、歯の閉じる動き(開咬なので)が遅くなってしまうということで、4番の抜歯を勧められました。
もうすでに今日右上4番は抜いてしまったのですが、左下が4番で問題ないのかどうか急に心配になりまして、今回こちらで質問させていただきました。
お手数ですが、ご回答お願いできればと思います。
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-02-12 15:57:58
回答2
オレフィス矯正歯科(名古屋市中区)の戸苅です。
回答日時:2011-02-12 16:34:41
さとみんごさん、こんにちは。
4と5は形と大きさがよく似ているので、抜歯する歯が上下で違っても、かみ合わせにはほとんど影響ありません。
安心してください。
抜歯して開咬をなおすのでしたら、前歯は積極的に動かしたいはずです。
そういう場合は、前歯に近い歯を抜いたほうが良い結果を得られやすいです。
ただ、抜いた歯は戻せないので、疑問点はもう一度聞いておいたほうが良いと思います。
4と5は形と大きさがよく似ているので、抜歯する歯が上下で違っても、かみ合わせにはほとんど影響ありません。
安心してください。
抜歯して開咬をなおすのでしたら、前歯は積極的に動かしたいはずです。
そういう場合は、前歯に近い歯を抜いたほうが良い結果を得られやすいです。
ただ、抜いた歯は戻せないので、疑問点はもう一度聞いておいたほうが良いと思います。
回答3
ゆうデンタルオフィス矯正歯科(横浜市保土ヶ谷区)の畠山です。
回答日時:2011-02-12 17:17:23
どこの歯を抜くかは、その時々の歯並びの状態で、異なると思います。
上下の歯の抜歯部位が異なっても、最後に咬み合わせを調整することで、問題なく治療が終了できると思います。
ただ、私なら開咬の場合、まず抜歯は考えませんので担当の先生のお考えは良くわかりません。
やはり、将来のためにも、疑問点は明らかにしてからスタートするのが良いと思います。
上下の歯の抜歯部位が異なっても、最後に咬み合わせを調整することで、問題なく治療が終了できると思います。
ただ、私なら開咬の場合、まず抜歯は考えませんので担当の先生のお考えは良くわかりません。
やはり、将来のためにも、疑問点は明らかにしてからスタートするのが良いと思います。
回答4
回答日時:2011-02-12 18:20:52
まったくご心配ありません。
小臼歯は比較的似た形、大きさをしていますので、まず問題なく配列できるはずです。
臨床では戦略的に上顎4番、下顎5番抜歯をしたり、上顎5番、下顎4番抜歯という方法をとることもあります。
さらに成人の患者さんの治療では、欠損歯、根尖病巣、歯周病などを持った患者さんも多いため、さまざまな部位の抜歯で矯正を行っています。
畠山先生の「ただ、私なら開咬の場合、まず抜歯は考えませんので担当の先生のお考えは良くわかりません。」
というご意見には賛成できません。
口唇閉鎖機能、審美的改善などを考慮すると、抜歯する必要があることも多いと思われます。
抜歯しないといっても、ほとんどの非抜歯テクニックは8番の抜歯は必須です。
下顎前突タイプの開咬では、非抜歯(8番抜歯)でも口唇閉鎖機能、審美的改善を抜きにするなら、咬合を作ることはできることが多いのですが、上顎前突タイプの開咬ではなかなかうまくいかないことが多いのが現実です。
小臼歯は比較的似た形、大きさをしていますので、まず問題なく配列できるはずです。
臨床では戦略的に上顎4番、下顎5番抜歯をしたり、上顎5番、下顎4番抜歯という方法をとることもあります。
さらに成人の患者さんの治療では、欠損歯、根尖病巣、歯周病などを持った患者さんも多いため、さまざまな部位の抜歯で矯正を行っています。
畠山先生の「ただ、私なら開咬の場合、まず抜歯は考えませんので担当の先生のお考えは良くわかりません。」
というご意見には賛成できません。
口唇閉鎖機能、審美的改善などを考慮すると、抜歯する必要があることも多いと思われます。
抜歯しないといっても、ほとんどの非抜歯テクニックは8番の抜歯は必須です。
下顎前突タイプの開咬では、非抜歯(8番抜歯)でも口唇閉鎖機能、審美的改善を抜きにするなら、咬合を作ることはできることが多いのですが、上顎前突タイプの開咬ではなかなかうまくいかないことが多いのが現実です。
相談者からの返信
相談者:
さとみんごさん
返信日時:2011-02-12 22:09:56
細見先生、戸苅先生、畠山先生、伊藤先生。
早々のコメント、どうもありがとうございます。
皆様のご意見を見て、問題ないということでとても安心いたしました!
でも念のため、矯正の医師にも抜く前にもう一度確認したいと思います。
私の開咬はどちらかというと、軽く下顎前突タイプです。
抜歯・非抜歯にはいろいろとご意見があるようですね。
私も矯正のためにネットなどで調べて、すごく悩みました。
カウンセリングで色々な矯正歯科を回ったのですが、抜歯・非抜歯については賛否両論でした。
非抜歯の場合は、インプラントを入れて奥に引っ張らなければいけないらしく、私の行った矯正歯科の中では、非抜歯の歯科は少なかったです。
ネットでも、非抜歯だと仕上がりの口元が盛り上がってしまうという話が結構あり、悩んだ結果、せっかくやるなら伊藤先生のおっしゃるとおり、口唇閉鎖機能、審美的改善もしたいと思いましたので、抜歯は納得してのものです。
とはいえ、やはり健康な歯を抜くということに、心が痛みました…。
が、今日抜歯した歯が虫歯になりかかって黒くなっていたのを見て、なんだか吹っ切れました(笑)
思い出に持ち帰ろうと考えてましたが、それを見てそのまま置いてきてしまいました。
皆様、ご丁寧にご回答頂きましてありがとうございました!
お礼まで。
早々のコメント、どうもありがとうございます。
皆様のご意見を見て、問題ないということでとても安心いたしました!
でも念のため、矯正の医師にも抜く前にもう一度確認したいと思います。
私の開咬はどちらかというと、軽く下顎前突タイプです。
抜歯・非抜歯にはいろいろとご意見があるようですね。
私も矯正のためにネットなどで調べて、すごく悩みました。
カウンセリングで色々な矯正歯科を回ったのですが、抜歯・非抜歯については賛否両論でした。
非抜歯の場合は、インプラントを入れて奥に引っ張らなければいけないらしく、私の行った矯正歯科の中では、非抜歯の歯科は少なかったです。
ネットでも、非抜歯だと仕上がりの口元が盛り上がってしまうという話が結構あり、悩んだ結果、せっかくやるなら伊藤先生のおっしゃるとおり、口唇閉鎖機能、審美的改善もしたいと思いましたので、抜歯は納得してのものです。
とはいえ、やはり健康な歯を抜くということに、心が痛みました…。
が、今日抜歯した歯が虫歯になりかかって黒くなっていたのを見て、なんだか吹っ切れました(笑)
思い出に持ち帰ろうと考えてましたが、それを見てそのまま置いてきてしまいました。
皆様、ご丁寧にご回答頂きましてありがとうございました!
お礼まで。
回答5
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2011-02-13 07:04:03
さとみんごさまおはようございます。
抜歯非抜歯について悩んでいらっしゃった様ですね、実際的には治療が終了すれば、いずれがよかったかは決着するのですが、患者さんにとっては悩ましい問題だと思います。
開咬の症例については、それほど多く経験していませんが、個人的には伊藤先生も仰っているように非抜歯で治すのは非現実的なように思います。
抜歯か非抜歯かー矯正治療における抜歯問題の是非 http://www.nichikyosen.com/extnonext.html
抜歯非抜歯について悩んでいらっしゃった様ですね、実際的には治療が終了すれば、いずれがよかったかは決着するのですが、患者さんにとっては悩ましい問題だと思います。
開咬の症例については、それほど多く経験していませんが、個人的には伊藤先生も仰っているように非抜歯で治すのは非現実的なように思います。
抜歯か非抜歯かー矯正治療における抜歯問題の是非 http://www.nichikyosen.com/extnonext.html
相談者からの返信
相談者:
さとみんごさん
返信日時:2011-02-13 16:42:12
山田先生
ご回答ありがとうございます。
教えていただいたサイトに行ってみました。
専門的なお話で難しくて半分くらいしか理解できなかったのですが(すみません…><)、抜歯非抜歯については昔から歴史的な論争があったのだということがよくわかりました。
ありがとうございます。
よくネットで見かけた抜歯非抜歯のデメリットは、抜歯は、ほうれい線ができた、頬がこけたという話、非抜歯は、口元がもっこり盛り上がってしてしまったという話です。
ほうれい線や頬がこけるというのは、抜歯で神経を抜くことによって起こる現象という説もありましたが、一概に抜歯のせいとは考えにくく、矯正で噛む力が弱まっていること、元々そういう年齢だった(^^;)という説が多いみたいです。
ほうれい線は女性にとって死活問題なので(笑)、これについてもすごく悩みましたが…
やはり抜歯のデメリットで一番大きいのは、健康な歯を抜くことに対する罪悪感だと思います。
でも抜歯することによって、その後残された人生を綺麗な歯並びで過ごせるのなら、メリットの方が大きいのかなと思い、抜歯矯正に踏み切りました。
こちらでいろいろお話を伺い、その決断が間違っていなかったと再認識できましたので、本当に感謝しております。
どうもありがとうございました!
ご回答ありがとうございます。
教えていただいたサイトに行ってみました。
専門的なお話で難しくて半分くらいしか理解できなかったのですが(すみません…><)、抜歯非抜歯については昔から歴史的な論争があったのだということがよくわかりました。
ありがとうございます。
よくネットで見かけた抜歯非抜歯のデメリットは、抜歯は、ほうれい線ができた、頬がこけたという話、非抜歯は、口元がもっこり盛り上がってしてしまったという話です。
ほうれい線や頬がこけるというのは、抜歯で神経を抜くことによって起こる現象という説もありましたが、一概に抜歯のせいとは考えにくく、矯正で噛む力が弱まっていること、元々そういう年齢だった(^^;)という説が多いみたいです。
ほうれい線は女性にとって死活問題なので(笑)、これについてもすごく悩みましたが…
やはり抜歯のデメリットで一番大きいのは、健康な歯を抜くことに対する罪悪感だと思います。
でも抜歯することによって、その後残された人生を綺麗な歯並びで過ごせるのなら、メリットの方が大きいのかなと思い、抜歯矯正に踏み切りました。
こちらでいろいろお話を伺い、その決断が間違っていなかったと再認識できましたので、本当に感謝しております。
どうもありがとうございました!
タイトル | 歯列矯正で抜歯する歯が4番で問題ないのでしょうか? |
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質問者 | さとみんごさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 27歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
矯正で抜いた・抜く予定 抜歯:4番(第一小臼歯) 歯列矯正の治療法 開咬・オープンバイト(前歯が噛まない) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。