担当医が矯正初心者。もし矯正用インプラントが歯根にぶつかったら？
相談者：
スキップさん (21歳：女性)
投稿日時：2011-02-20 18:41:28
初めまして、私はある歯科医院でＤＨとして働いている者です。
実はつい一ヶ月ほど前から矯正を始めたのですが、その担当ドクターから突然インプラント矯正をやる、と言われました。
インプラント矯正自体その時初めて知ったのですが、そのドクターは矯正医ではなく、矯正（インプラント矯正も含めて）自体今回初めてやるドクターです。
うちの医院には矯正医が月一で来るのですが、その矯正医指導の下、というのを条件にドクターにお願いしたのですが、最近そのドクターとトラブルを起こしてしまいました。
事の発端は、私がインプラント矯正を拒んだことから始まったのですが、その際に私がそのドクターに
「もし万が一そのスクリューが歯根にぶつかったらと思うと怖い」
と言ったことに大変怒ってしまったのです。
そして先日、そのドクターから
「歯根にぶつかったら本当にその歯は駄目になるのか、どれくらい歯根膜を傷つけたらその歯は歯根吸収を起こすのか、また起こさないのかを自分でデンタルを撮って、自分の歯根膜の厚さをしっかりと確認し、ＤＨとしての回答をしろ。じゃないと俺は納得しない」
と言われました。
ドクターはインプラント矯正の講習会に行ったことがあるらしいのですが、正直行ったことのない私にはそこまでの知識はありません。
なのでそのドクターに先生が勉強した本を貸してほしいと頼んだのですが、それはお前が図書館なり何なりで勉強することだ、と言われてしまいました。
図書館にも行ったのですが、そんなインプラント矯正についてそこまで詳しく載っている本を見つけることが出来ませんでした。
インターネットで色々検索してみても、そんな詳しいことは載っていませんし…。
なのでどうか、私にインプラント矯正について詳しく教えて頂けないでしょうか。
どうぞよろしくお願いします。
実はつい一ヶ月ほど前から矯正を始めたのですが、その担当ドクターから突然インプラント矯正をやる、と言われました。
インプラント矯正自体その時初めて知ったのですが、そのドクターは矯正医ではなく、矯正（インプラント矯正も含めて）自体今回初めてやるドクターです。
うちの医院には矯正医が月一で来るのですが、その矯正医指導の下、というのを条件にドクターにお願いしたのですが、最近そのドクターとトラブルを起こしてしまいました。
事の発端は、私がインプラント矯正を拒んだことから始まったのですが、その際に私がそのドクターに
「もし万が一そのスクリューが歯根にぶつかったらと思うと怖い」
と言ったことに大変怒ってしまったのです。
そして先日、そのドクターから
「歯根にぶつかったら本当にその歯は駄目になるのか、どれくらい歯根膜を傷つけたらその歯は歯根吸収を起こすのか、また起こさないのかを自分でデンタルを撮って、自分の歯根膜の厚さをしっかりと確認し、ＤＨとしての回答をしろ。じゃないと俺は納得しない」
と言われました。
ドクターはインプラント矯正の講習会に行ったことがあるらしいのですが、正直行ったことのない私にはそこまでの知識はありません。
なのでそのドクターに先生が勉強した本を貸してほしいと頼んだのですが、それはお前が図書館なり何なりで勉強することだ、と言われてしまいました。
図書館にも行ったのですが、そんなインプラント矯正についてそこまで詳しく載っている本を見つけることが出来ませんでした。
インターネットで色々検索してみても、そんな詳しいことは載っていませんし…。
なのでどうか、私にインプラント矯正について詳しく教えて頂けないでしょうか。
どうぞよろしくお願いします。
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時：2011-02-20 19:13:19
スキップさまこんばんわ。
インプラント矯正について知りたいとの事ですが、幸か不幸かまだ歯根にスクリューを命中させたことはないので、その場合の起きる事態については経験がありません。
おそらくたとえ当たった所で、すぐに抜いてしまえば歯根膜の傷はすぐに回復するような気が致します。
このような事態に陥らないよう、インプラントの埋入位置はレントゲンで十分検討して、埋入後はレントゲンで確認しています。
ただ文面から推測すると、個人的にはそのＤｒに矯正治療を依頼するのは避けたほうがいいように思います。
御存知のとおり矯正治療は長期間を要する治療になるので、今後もトラブルがおきそうな感じがします。
それを避けていただくのが御自身のためになるような気が致します、参考になさってください。
インプラント矯正について知りたいとの事ですが、幸か不幸かまだ歯根にスクリューを命中させたことはないので、その場合の起きる事態については経験がありません。
おそらくたとえ当たった所で、すぐに抜いてしまえば歯根膜の傷はすぐに回復するような気が致します。
このような事態に陥らないよう、インプラントの埋入位置はレントゲンで十分検討して、埋入後はレントゲンで確認しています。
ただ文面から推測すると、個人的にはそのＤｒに矯正治療を依頼するのは避けたほうがいいように思います。
御存知のとおり矯正治療は長期間を要する治療になるので、今後もトラブルがおきそうな感じがします。
それを避けていただくのが御自身のためになるような気が致します、参考になさってください。
回答2
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時：2011-02-20 19:43:35
＞「歯根にぶつかったら本当にその歯は駄目になるのか、どれくらい歯根膜を傷つけたらその歯は歯根吸収を起こすのか、また起こさないのかを自分でデンタルを撮って、自分の歯根膜の厚さをしっかりと確認し、ＤＨとしての回答をしろ。じゃないと俺は納得しない」
歯根膜の厚さは0.2mmだそうです。
あるメーカーのミニインプラントは５〜１２mmのスクリュー部分を粘膜を貫通させて顎骨に植立します。
レジン築造で使うスクリューピンをイメージして下さい。
そのヘッド部分に穴が開いていてワイヤーやシリコンチューブを通して矯正力のアンカーとして使います。
上手く歯根の間に入れればアンカーとしてつかえる訳です
歯根膜の厚さは0.2mmだそうです。
あるメーカーのミニインプラントは５〜１２mmのスクリュー部分を粘膜を貫通させて顎骨に植立します。
レジン築造で使うスクリューピンをイメージして下さい。
そのヘッド部分に穴が開いていてワイヤーやシリコンチューブを通して矯正力のアンカーとして使います。
上手く歯根の間に入れればアンカーとしてつかえる訳です
回答3
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時：2011-02-20 20:42:02
機械的な嵌合力だけでのスクリューですので、実際はインプラントの様にインテクグレーションはしません。
歯根と歯根の間に使うため、根尖寄りではスペースは多くありますが、念のためＣＴ撮影でポジションを確認して方が安全かと思います。
歯根と歯根の間に使うため、根尖寄りではスペースは多くありますが、念のためＣＴ撮影でポジションを確認して方が安全かと思います。
相談者からの返信相談者：
スキップさん
返信日時：2011-02-20 21:00:02
山田先生
お早い回答、ありがとうございます。
歯根膜にスクリューが当たってもあまり問題はないのだと分かり、少し安心しました。
山田先生が仰ったように、私も今後このドクターで矯正治療を続けていっても、また何かトラブルが起こりそうで正直悩んでおります。
もう少し、考えてみたいと思います。
ありがとうございました。
柴田先生
丁寧な回答、本当にありがとうございます。
歯根膜の厚さが、自分が思っていた以上に薄くて驚きました。
先生が例に挙げたスクリューピンで想像してみて、成る程、と思えました。
ありがとうございます。
服部先生
回答ありがとうございます。
まだ正直悩んでますが、インプラント矯正をやるのであれば、ＣＴ撮影も視野に入れて、より自分にとって安心を得られる方法でやってもらおうと思います。
ありがとうございました。
お早い回答、ありがとうございます。
歯根膜にスクリューが当たってもあまり問題はないのだと分かり、少し安心しました。
山田先生が仰ったように、私も今後このドクターで矯正治療を続けていっても、また何かトラブルが起こりそうで正直悩んでおります。
もう少し、考えてみたいと思います。
ありがとうございました。
柴田先生
丁寧な回答、本当にありがとうございます。
歯根膜の厚さが、自分が思っていた以上に薄くて驚きました。
先生が例に挙げたスクリューピンで想像してみて、成る程、と思えました。
ありがとうございます。
服部先生
回答ありがとうございます。
まだ正直悩んでますが、インプラント矯正をやるのであれば、ＣＴ撮影も視野に入れて、より自分にとって安心を得られる方法でやってもらおうと思います。
ありがとうございました。
| タイトル | 担当医が矯正初心者。もし矯正用インプラントが歯根にぶつかったら？ |
|---|---|
| 質問者 | スキップさん |
| 地域 | 非公開 |
| 年齢 | 21歳 |
| 性別 | 女性 |
| 職業 | 非公開 |
| カテゴリ |
歯列矯正(矯正歯科)その他 インプラント関連 その他(歯科治療関連) インプラント矯正 |
| 回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。
