下顎前突の術後に後戻りした場合、再手術できないのでしょうか?

相談者: Sさん (31歳:男性)
投稿日時:2011-02-26 12:23:06
はじめまして。
ご回答いただけない質問になるかもしれませんが宜しくお願いいたします。

まずは私の治療過程を記述します。

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01 遺伝により、受け口


02 2001年(21歳)頃 原付の事故で下顎中央部骨折
  → A病院(関西圏)にて手術
 (下の歯の正中が上の歯の正中より右にずれる。)



03 2006年12月(26歳)受け口のコンプレックスを解消するため、B大学病院(関東圏)を受診。

私の用件:
1.受け口の改善
2.正中線のずれの改善

病院の治療方針:
外科矯正保険適用)を行う。
術前矯正1.5年 → 手術 → 術後矯正1.5年、の予定。
下顎のみを矢状分割術にて後退させる。
その際、左の後退距離>右の後退距離とすることによって 正中線のずれを改善する。


04 2007年07月(27歳) 術前矯正開始(月1回ずつ受診)


05 2010年06月(30歳) 術前矯正(3年間)終了 → 手術
左の後退距離>右の後退距離で手術は成功した。

シーネ使用で、かみ合わせは正常、正中線のずれもなし。
退院、退院後もシーネは常用する。


退院後、食事の時などにシーネをはずすと、下顎全体が右にずれることを自覚する
正中線のずれは4mm。
  
レントゲンにて左のプレート(吸収性)が剥離していることが 発覚。

口腔外科の見解:
シーネをはずした時に正中線がずれるのはこれが原因。

     

06 2010年08月(30歳) プレート固定のため、再手術。
  
退院後、シーネを使用しなければ、やはり正中線が右にずれる。
また、下の歯を上の歯より内側に収めることができない。


矯正科の見解:
矯正にてこの後戻り?を改善するのは困難。

私は口腔外科に再手術を希望。

口腔外科と矯正科にてカンファレンス実施。



07 2010年12月(30歳)
  
病院側の結論:
下顎が右にずれるのは、右の筋肉の引っ張りによるため。
同じ方法で再手術したとしても、筋肉の引っ張りによって同じ結果になる可能性が高い。

また、手術により神経、動脈の位置が変化しているためそれらを損傷するリスクが高い。
よって、再手術はできない。

今後は、抜歯して隙間を作り、歯を一つずつ左にずらす矯正を行うことによって、歯の正中線を合わせる方針で行く。
矯正期間はおよそ2年と想定。
       


08 2011年01月(30歳)
  
左下4番を抜歯。矯正開始。


09 2011年02月(31歳)
   
現在、矯正継続中。

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質問させていただきます。

下顎前突の術後、後戻りした場合、再手術は、行えないケースが多いのでしょうか?

「症状によって違うので一概に言えない」という回答ではなく、「後戻りした場合でも、再手術を行えるケースの方が多い」
「後戻りすると、再手術を行えないケースの方が多い」

などの回答を、よろしくお願いいたします。



ちなみに、現状の私は、新たな方針で矯正を開始したものの、やはり、下顎が右にずれて、顔が歪んでいることが気になって、苦しく、心療内科にも通っています。


他の病院で、手術してもらえないか相談しに行くつもりではありますが、セカンドオピニオン自費、大学病院の外来は平日なので
会社を休む必要がある、という、経済的、時間的な理由からいくつもの大学病院を回ることはできません。

再手術できないケースの方が多いのであれば無念ですが、諦めるしかないのかもしれません。


長文になり申し訳ありません。
よろしくお願いいたします。


      


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-02-26 13:22:26
下顎前突の術後、後戻りした場合、再手術は、行えないケースが多いのでしょうか?

S様がご存知の通り外科矯正治療とは骨を切断し大きく歯列の位置を変える治療方法です。

それにより著しい不正咬合を改善できる反面、手術に伴うリスクがありますし、手術により瞬間的に大きく位置を変化させるために、口腔周囲筋がその環境の変化に適応しきれず舌圧や筋肉の力で後戻りする可能性も高くあります。



S様の場合はその口腔周囲筋の力が強く、後戻りが生じてしまったのだと思います。

それを考慮すると私も病院の見解同様に再治療をしても今と同じ状況になりやすく、リスクの割には治療結果が得られにくいと思うために再手術は避けた方が良いと思います。



私の見解ですが、S様と同様の理由で外科矯正後の後戻りを再手術をして改善するケースは少ないように思います。


S様は左下4を抜歯して再治療を開始したという事ですから、これからその方針を変更するのは難しいように思います。

今後ズレている正中は合う方向に改善し、それに伴って見た目も今よりは良くなると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Sさん
返信日時:2011-02-27 00:29:00
投稿したSです。
秋山先生、回答ありがとうございました。


私にとっては、辛い内容の回答でしたが、はっきりおっしゃっていただいたことによってなんとなく、進む方向が定まったような気がします。

手術の同意書には、後戻りする場合がある、という項目も当然ありましたが、、
長年のコンプレックスから解消される、という期待が大きく、まさか自分が後戻りするとは、全く思っていませんでした。



他にも、治療期間がこれほど長くなるとは思っていなかった、や、治療費は高額になると思っていたが、健保の高額医療費の一部支給制度を使えば、私の場合の手術+入院費は、およそ\80,000。
(私の健保の場合ではさらに見舞金で\50,000支給。)

なので、これくらいの費用なら、治療を10代や20代前半からやっておきたかったなど、整理のつかない思いでいっぱいですが、過去になってしまったことは変えられないので、今後はなんとか気持ちの整理ができれば、と思います。


回答、ありがとうございました。



タイトル 下顎前突の術後に後戻りした場合、再手術できないのでしょうか?
質問者 Sさん
地域 非公開
年齢 31歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 外科矯正
下顎前突(受け口)
回答者




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