上顎前突で歯列矯正。鼻の向きや鼻の下の長さなどの変化について
相談者:
ゆーじ123さん (25歳:男性)
投稿日時:2011-02-18 08:11:26
参考:過去のご相談
※出っ歯の抜歯矯正中、鼻が上を向いてきたり鼻下が長くなったりするか?
いくつか質問があります。
よろしくお願いします
1、僕は出っ歯で正面から鼻の穴が若干見えるのですが、抜歯矯正での出っ歯を直せば、鼻の向きは多少でも下向きになりますか?
2、出っ歯を抜歯矯正すると、歯茎が下に下がってしまいますか?(ガミースマイルのように)
3、今、上の歯を裏側矯正、下の歯を表側矯正で治療している最中なのですが、裏側矯正と表側矯正では最終的な仕上がりは変わってきますか?
4、矯正が終了したら鼻の下の長さは伸びてしまうでしょうか?
もし、伸びてしまう場合、伸びないように治療することは可能でしょうか?
質問多くて申し訳ございません。
よろしくお願いします。
※出っ歯の抜歯矯正中、鼻が上を向いてきたり鼻下が長くなったりするか?
いくつか質問があります。
よろしくお願いします
1、僕は出っ歯で正面から鼻の穴が若干見えるのですが、抜歯矯正での出っ歯を直せば、鼻の向きは多少でも下向きになりますか?
2、出っ歯を抜歯矯正すると、歯茎が下に下がってしまいますか?(ガミースマイルのように)
3、今、上の歯を裏側矯正、下の歯を表側矯正で治療している最中なのですが、裏側矯正と表側矯正では最終的な仕上がりは変わってきますか?
4、矯正が終了したら鼻の下の長さは伸びてしまうでしょうか?
もし、伸びてしまう場合、伸びないように治療することは可能でしょうか?
質問多くて申し訳ございません。
よろしくお願いします。
回答1
回答日時:2011-02-18 08:25:31
>1、僕は出っ歯で正面から鼻の穴が若干見えるのですが、抜歯矯正での出っ歯を直せば鼻の向きは多少でも下向きになりますか?
おそらく無理だと思います。
>2、出っ歯を抜歯矯正すると、歯茎が下に下がってしまいますか?(ガミースマイルのように)
>4、矯正が終了したら鼻の下の長さは伸びてしまうでしょうか?
>もし、伸びてしまう場合、伸びないように治療することは可能でしょうか?
前歯を後退させるときに、歯を挺出させないように移動する必要があり、さらに歯根もしっかり後退させないとガミーになったり、鼻の下の長さが長くなったように見えることがあります。
もし必要なら、ミニスクリューなどを併用すると一層目的達成がしやすくなるかもしれません。
>3、今、上の歯を裏側矯正、下の歯を表側矯正で治療している最中なのですが、裏側矯正と表側矯正では最終的な仕上がりは変わってきますか?
丁寧に仕上げれば差は生じないはずです。
ただ現実問題として、裏側の場合治療操作が困難で、不十分な結果になりやすいのも事実です。
おそらく無理だと思います。
>2、出っ歯を抜歯矯正すると、歯茎が下に下がってしまいますか?(ガミースマイルのように)
>4、矯正が終了したら鼻の下の長さは伸びてしまうでしょうか?
>もし、伸びてしまう場合、伸びないように治療することは可能でしょうか?
前歯を後退させるときに、歯を挺出させないように移動する必要があり、さらに歯根もしっかり後退させないとガミーになったり、鼻の下の長さが長くなったように見えることがあります。
もし必要なら、ミニスクリューなどを併用すると一層目的達成がしやすくなるかもしれません。
>3、今、上の歯を裏側矯正、下の歯を表側矯正で治療している最中なのですが、裏側矯正と表側矯正では最終的な仕上がりは変わってきますか?
丁寧に仕上げれば差は生じないはずです。
ただ現実問題として、裏側の場合治療操作が困難で、不十分な結果になりやすいのも事実です。
回答2
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時:2011-02-18 11:50:06
>1、僕は出っ歯で正面から鼻の穴が若干見えるのですが、抜歯矯正での出っ歯を直せば鼻の向きは多少でも下向きになりますか?
難しいと思います。
>2、出っ歯を抜歯矯正すると、歯茎が下に下がってしまいますか?(ガミースマイルのように)
伊藤先生が言われる様に、挺出させない様にすれば大丈夫かと思います。
>3、今、上の歯を裏側矯正、下の歯を表側矯正で治療している最中なのですが、裏側矯正と表側矯正では最終的な仕上がりは変わってきますか?
上の歯では差は、スキル的な差はあっても出にくいかと思います。
下の歯の方が大きいです。
>4、矯正が終了したら、鼻の下の長さは伸びてしまうでしょうか?
>もし、伸びてしまう場合、伸びないように治療することは可能でしょうか?
軟組織の実際の量は変わりませんので、見た目では軟組織が引っ張られる様に動く事は少ないと思います。
難しいと思います。
>2、出っ歯を抜歯矯正すると、歯茎が下に下がってしまいますか?(ガミースマイルのように)
伊藤先生が言われる様に、挺出させない様にすれば大丈夫かと思います。
>3、今、上の歯を裏側矯正、下の歯を表側矯正で治療している最中なのですが、裏側矯正と表側矯正では最終的な仕上がりは変わってきますか?
上の歯では差は、スキル的な差はあっても出にくいかと思います。
下の歯の方が大きいです。
>4、矯正が終了したら、鼻の下の長さは伸びてしまうでしょうか?
>もし、伸びてしまう場合、伸びないように治療することは可能でしょうか?
軟組織の実際の量は変わりませんので、見た目では軟組織が引っ張られる様に動く事は少ないと思います。
回答3
回答日時:2011-02-18 12:46:05
もともとのフェイシャルタイプによって、あるいは垂直的コントロール不足によって、下顎が後下方回転することがあります。
それに伴い下顔面高が長くなり、それにあわせて口唇を閉鎖しようとすると上唇も伸ばさざるを得ません。
そのため鼻の下の長さが長く見えることがあります。
さらに、前述したように上顎前歯が挺出して舌側傾斜傾向が出てくると同様に、口唇閉鎖時に鼻の下が長くなったように見えます。
裏側矯正に起こりやすい問題点は、アーチフォームの乱れ(放物線型ではなくU字型、コの字型になりやすい)、細部の調整不足が生じやすい、上顎のリバースカーブ、下顎のスピーカーブが強調されやすい、上顎前歯の歯根移動不足が起こりやすいなどです。
そのため私は下顎はもちろんですが、むしろ上顎に問題を起こしやすいと考えます。
それに伴い下顔面高が長くなり、それにあわせて口唇を閉鎖しようとすると上唇も伸ばさざるを得ません。
そのため鼻の下の長さが長く見えることがあります。
さらに、前述したように上顎前歯が挺出して舌側傾斜傾向が出てくると同様に、口唇閉鎖時に鼻の下が長くなったように見えます。
裏側矯正に起こりやすい問題点は、アーチフォームの乱れ(放物線型ではなくU字型、コの字型になりやすい)、細部の調整不足が生じやすい、上顎のリバースカーブ、下顎のスピーカーブが強調されやすい、上顎前歯の歯根移動不足が起こりやすいなどです。
そのため私は下顎はもちろんですが、むしろ上顎に問題を起こしやすいと考えます。
相談者からの返信
回答4
回答日時:2011-02-18 19:24:06
下顎が動くから口が開けるわけです。
イメージとして、噛んだ状態から2〜3ミリほど歯を離してください(口をあけてください)。
そのときには、下顎はほぼ顎関節を中心に後下方回転しています。
下顎は動きますが、どこでもどの方向でも動くわけではありません。
念のため。
イメージとして、噛んだ状態から2〜3ミリほど歯を離してください(口をあけてください)。
そのときには、下顎はほぼ顎関節を中心に後下方回転しています。
下顎は動きますが、どこでもどの方向でも動くわけではありません。
念のため。
回答5
相談者からの返信
相談者:
ゆーじ123さん
返信日時:2011-02-22 17:26:06
ご回答ありがとうございます。
ちょっと分かりずらくて申し訳ないのですが、下顎が後下方回転するということは、一般的に下顎が後退してないように見えるということになるのでしょうか?
あと唇が厚くめくれてるのですが、出っ歯を直せば多少薄くなるでしょうか?
ちょっと分かりずらくて申し訳ないのですが、下顎が後下方回転するということは、一般的に下顎が後退してないように見えるということになるのでしょうか?
あと唇が厚くめくれてるのですが、出っ歯を直せば多少薄くなるでしょうか?
回答6
回答日時:2011-02-22 18:01:24
>下顎が後下方回転するということは一般的に下顎が後退してないように見えるということになるのでしょうか?
いやむしろ逆です。
より下顎が後退することになります。
唇の厚いのは矯正治療では、ほとんど変えられないと思います。
ただ今まで口唇閉鎖していなかった唇が、口唇閉鎖という機能をすることによって、多少しまってくるかもしれません。
私どもでは口唇の肥厚感が目立つ方には、口輪筋強化のためパタカラを使ってトレーニングしていただいています。
いやむしろ逆です。
より下顎が後退することになります。
唇の厚いのは矯正治療では、ほとんど変えられないと思います。
ただ今まで口唇閉鎖していなかった唇が、口唇閉鎖という機能をすることによって、多少しまってくるかもしれません。
私どもでは口唇の肥厚感が目立つ方には、口輪筋強化のためパタカラを使ってトレーニングしていただいています。
相談者からの返信
相談者:
ゆーじ123さん
返信日時:2011-02-22 18:26:31
早速のご回答ありがとうございます。
自分は少し下顎が後退しているんですが、出っ歯を治すと下顎が出て多少見えるようになったと聞くのですが、そのようなことはないのでしょうか?
また以前より後退してしまう場合を、防ぐことはどういった方法でできるのでしょうか?
自分は少し下顎が後退しているんですが、出っ歯を治すと下顎が出て多少見えるようになったと聞くのですが、そのようなことはないのでしょうか?
また以前より後退してしまう場合を、防ぐことはどういった方法でできるのでしょうか?
回答7
回答日時:2011-02-22 19:29:33
咬合によって下顎が後方に押し込められている場合には、矯正治療によって前方移動することもあります。
下顎が後下方回転することを防ぐことが、まさにヴァーティカル(垂直的)コントロールです。
そのためにはハイプルヘッドギアを使ったり、パラタルアーチを使ったり、インプラント固定を使うことなどによって、防止あるいは改善(前上方回転)できる可能性があります。
もちろん程度が著しければ顎矯正手術を考慮します。
下顎が後下方回転することを防ぐことが、まさにヴァーティカル(垂直的)コントロールです。
そのためにはハイプルヘッドギアを使ったり、パラタルアーチを使ったり、インプラント固定を使うことなどによって、防止あるいは改善(前上方回転)できる可能性があります。
もちろん程度が著しければ顎矯正手術を考慮します。
回答8
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-02-22 20:04:03
このあたりのところは、非常に非常に興味深いものであります。
通常、(健全な方は)開口運動初期から前方滑走を伴う(と思っている)ので、この’後下方回転’の意味を考え込んでしまいます。
もしかしたら、(健常でない方の?)開口運動初期の兆番軸運動を起こす原因の一つではないでしょうか?
>ハイプルヘッドギアを使ったり、パラタルアーチを使ったり、
・・で防止されているのは、もっと正確に言うと、’上顎に付随した歯列咬合面の時計廻り回転’(??)のような気もします。
どこを基準とするべきかの問題ですが・・。
単なる私の個人的、しかも思いつきの考えを書き込んでしまいました。
申し訳ありません。
通常、(健全な方は)開口運動初期から前方滑走を伴う(と思っている)ので、この’後下方回転’の意味を考え込んでしまいます。
もしかしたら、(健常でない方の?)開口運動初期の兆番軸運動を起こす原因の一つではないでしょうか?
>ハイプルヘッドギアを使ったり、パラタルアーチを使ったり、
・・で防止されているのは、もっと正確に言うと、’上顎に付随した歯列咬合面の時計廻り回転’(??)のような気もします。
どこを基準とするべきかの問題ですが・・。
単なる私の個人的、しかも思いつきの考えを書き込んでしまいました。
申し訳ありません。
タイトル | 上顎前突で歯列矯正。鼻の向きや鼻の下の長さなどの変化について |
---|---|
質問者 | ゆーじ123さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 25歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 歯列矯正(矯正歯科)その他 上顎前突(出っ歯) 舌側矯正(裏側の矯正) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。