セラミッククラウン装着後からの痛み、抜髄のタイミングは?
相談者:
yuuyukamamaさん (41歳:女性)
投稿日時:2011-02-25 00:50:09
昨年末に審美歯科で前歯左右1・2番の4本をセラミッククラウンにしました。
歯を削って仮歯を入れたのは2010年10月25日、本歯を入れたのは12月5日です。
左右1番の2本はもともと虫歯が原因で抜髄して差し歯でしたが、左右2番の2本は神経が残っています。
仮歯期間中は全く問題がありませんでしたが、本歯にして数日後から右2番が痛み、最近は左2番も痛むようになりました。
1日中ズキズキと痛んでものが噛めない日もあれば、ほとんど気にならない日もあります。
歯茎は左右1・2番の部分に腫れがありますが、歯茎自体には痛みがなく、良くなったり悪くなったりの繰り返しです。
痛みのひどい日には、もう抜髄してしまおうかと思うのですが、ひどい痛みがずっと続く訳ではなく、抜髄すべきなのかどうか毎日悩んでいます。
担当医には
「レントゲンで見てもよほどひどくなければ判断がつかないのでレントゲンは撮らない。
我慢できるかどうか、抜髄したいかどうかはあなたが判断して」
と言われています。
痛み自体は我慢できないものではないので、このまま様子をみてもいいのですが、抜髄のタイミングを逃したことで良くない結果になることもあるのでしょうか。
つたない説明で申し訳ありませんが、抜髄すべきかどうかについてご意見をお聞かせください。
よろしくお願いいたします。
歯を削って仮歯を入れたのは2010年10月25日、本歯を入れたのは12月5日です。
左右1番の2本はもともと虫歯が原因で抜髄して差し歯でしたが、左右2番の2本は神経が残っています。
仮歯期間中は全く問題がありませんでしたが、本歯にして数日後から右2番が痛み、最近は左2番も痛むようになりました。
1日中ズキズキと痛んでものが噛めない日もあれば、ほとんど気にならない日もあります。
歯茎は左右1・2番の部分に腫れがありますが、歯茎自体には痛みがなく、良くなったり悪くなったりの繰り返しです。
痛みのひどい日には、もう抜髄してしまおうかと思うのですが、ひどい痛みがずっと続く訳ではなく、抜髄すべきなのかどうか毎日悩んでいます。
担当医には
「レントゲンで見てもよほどひどくなければ判断がつかないのでレントゲンは撮らない。
我慢できるかどうか、抜髄したいかどうかはあなたが判断して」
と言われています。
痛み自体は我慢できないものではないので、このまま様子をみてもいいのですが、抜髄のタイミングを逃したことで良くない結果になることもあるのでしょうか。
つたない説明で申し訳ありませんが、抜髄すべきかどうかについてご意見をお聞かせください。
よろしくお願いいたします。
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-02-25 01:00:58
私見ですが、歯の神経は自発痛が出た時点でほぼ抜髄の適応だと思っています。
歯の神経は硬組織に囲まれた閉鎖腔です、自発痛が出ると言う事は歯髄が炎症を起こしている事を意味します。
炎症の5大兆候の一つとして腫脹が有りますが、閉鎖腔内で腫脹がが起こった場合内圧が亢進します。
この内圧が歯髄に入る血圧より高くなれば歯髄に対する血流は無くなります、血液の流れない組織は必ず壊死します。
この図式は脳死の図式と全く同じです。
(脳に対する動脈圧と歯髄に対する動脈圧の違いは有りますが)
歯の神経は硬組織に囲まれた閉鎖腔です、自発痛が出ると言う事は歯髄が炎症を起こしている事を意味します。
炎症の5大兆候の一つとして腫脹が有りますが、閉鎖腔内で腫脹がが起こった場合内圧が亢進します。
この内圧が歯髄に入る血圧より高くなれば歯髄に対する血流は無くなります、血液の流れない組織は必ず壊死します。
この図式は脳死の図式と全く同じです。
(脳に対する動脈圧と歯髄に対する動脈圧の違いは有りますが)
相談者からの返信
相談者:
yuuyukamamaさん
返信日時:2011-02-25 01:19:29
回答2
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-02-25 01:27:37
>クラウンもかぶせたまま裏に穴を開けて抜髄するというし、うまくいくのか不安です
私もこの方法はよく使いますよ、クラウンを外さずに根管治療をするメリットはまず確実にラバーダムが掛けれる、2点目は現在の咬合状態を変えない。
>抜髄の判断を患者に任せるというのもどうなのでしょうか。
ちゃんと説明をして患者様の判断に任せるのはインフォームドコンセントの基本だと思います。
私もこの方法はよく使いますよ、クラウンを外さずに根管治療をするメリットはまず確実にラバーダムが掛けれる、2点目は現在の咬合状態を変えない。
>抜髄の判断を患者に任せるというのもどうなのでしょうか。
ちゃんと説明をして患者様の判断に任せるのはインフォームドコンセントの基本だと思います。
回答3
みどりが丘歯科クリニックの稲垣です。
回答日時:2011-02-25 01:46:38
こんばんは。
できれば神経は抜きたくないですよね。
>仮歯期間中は全く問題がありませんでしたが、本歯にして数日後から右2番が痛み、最近は左2番も痛むようになりました。
被せものを接着させる際の刺激や、その後のセメントの収縮等で術後に歯髄症状を引き起こすケースはあるようです。
症状が一時的でおさまる場合もあれば、不可逆的な歯髄炎を起こしてしまう場合もあります。
いつまで様子をみるか判断に迷いますが、痛みが増していくのであれば厳しいかもしれません。
徐々に軽減していくならば神経温存の可能性もあると私は思います。
(最終的には歯髄診査をして神経の生死を確認します。)
>1日中ズキズキと痛んでものが噛めない日もあれば、ほとんど気にならない日もあります。
噛み合わせの接触状態を確認してもらった方がいいかもしれませんね。
もしかしたらセット後の痛みということなので、こちらの原因も考えられると思います。
>歯茎は左右1・2番の部分に腫れがありますが、歯茎自体には痛みがなく、良くなったり悪くなったりの繰り返しです。
被せものと歯茎の境界あたりのブラシのあたりが不十分かもしれませんね。
>抜髄の判断を患者に任せるというのもどうなのでしょうか。
患者さんのご理解が頂けるのであれば、私ならばもう少し様子をみさせてもらいます。
できれば神経は抜きたくないですよね。
>仮歯期間中は全く問題がありませんでしたが、本歯にして数日後から右2番が痛み、最近は左2番も痛むようになりました。
被せものを接着させる際の刺激や、その後のセメントの収縮等で術後に歯髄症状を引き起こすケースはあるようです。
症状が一時的でおさまる場合もあれば、不可逆的な歯髄炎を起こしてしまう場合もあります。
いつまで様子をみるか判断に迷いますが、痛みが増していくのであれば厳しいかもしれません。
徐々に軽減していくならば神経温存の可能性もあると私は思います。
(最終的には歯髄診査をして神経の生死を確認します。)
>1日中ズキズキと痛んでものが噛めない日もあれば、ほとんど気にならない日もあります。
噛み合わせの接触状態を確認してもらった方がいいかもしれませんね。
もしかしたらセット後の痛みということなので、こちらの原因も考えられると思います。
>歯茎は左右1・2番の部分に腫れがありますが、歯茎自体には痛みがなく、良くなったり悪くなったりの繰り返しです。
被せものと歯茎の境界あたりのブラシのあたりが不十分かもしれませんね。
>抜髄の判断を患者に任せるというのもどうなのでしょうか。
患者さんのご理解が頂けるのであれば、私ならばもう少し様子をみさせてもらいます。
相談者からの返信
相談者:
yuuyukamamaさん
返信日時:2011-02-25 02:07:49
細見先生、若林先生、ご回答ありがとうございます。
担当医には質問しても一言二言の回答しか返ってこないので先生方にご回答いただけて本当に嬉しいです。
クラウンにしてから左右の2番だけでなく顎や歯全体が痛むこともあって、かみ合わせの調整は何度かしてもらいました。
結果、現在は左右の2番の痛みだけ気になる状態です。
虫歯が原因で細菌感染して抜髄、というのは理解できるのですが、クラウンをかぶせるために歯を削って神経が損傷して抜髄、となる理由が理解できません。
削ったことで歯髄が露出して、本歯を被せるときに細菌に感染した、ということなのでしょうか?
仮歯が取れてしまって、そのままそっと被せて3日間過ごしていたのでそれも気になっています。
ダラダラと質問してすみません。
ここ数か月ずっと疑問に思っていたことを先生方に教えていただけると幸いです。
担当医には質問しても一言二言の回答しか返ってこないので先生方にご回答いただけて本当に嬉しいです。
クラウンにしてから左右の2番だけでなく顎や歯全体が痛むこともあって、かみ合わせの調整は何度かしてもらいました。
結果、現在は左右の2番の痛みだけ気になる状態です。
虫歯が原因で細菌感染して抜髄、というのは理解できるのですが、クラウンをかぶせるために歯を削って神経が損傷して抜髄、となる理由が理解できません。
削ったことで歯髄が露出して、本歯を被せるときに細菌に感染した、ということなのでしょうか?
仮歯が取れてしまって、そのままそっと被せて3日間過ごしていたのでそれも気になっています。
ダラダラと質問してすみません。
ここ数か月ずっと疑問に思っていたことを先生方に教えていただけると幸いです。
回答4
泉川歯科医院(茨城県笠間市)の泉川です
回答日時:2011-02-25 09:19:32
こんにちは!
おそらく虫歯ではない歯が何で歯髄炎になったか疑問があるのかと思います。
通常歯牙にクラウン等を被せる場合、クラウンに合わせて歯牙を形成して行きますが、削る事で痛みが出る場合麻酔等を行ないます。
実際は歯の歯髄(神経)刺激を受けている訳です、麻酔によってその刺激がない訳です。
そしてその刺激によって歯髄(神経)が損傷を受ける場合があるのです。
ない場合もあります。
そこで担当する先生によっては、後の症状等の発現をなくすために歯髄(神経)を除去される先生も居られます。
できればもちろん歯髄(神経)は保存したほうがよろしいかと思いますが、いったん炎症が歯髄(神経)に波及してしまうと、今度は歯そのものを保存するために、根管治療を行ないます。
ご参考にされてください。
おそらく虫歯ではない歯が何で歯髄炎になったか疑問があるのかと思います。
通常歯牙にクラウン等を被せる場合、クラウンに合わせて歯牙を形成して行きますが、削る事で痛みが出る場合麻酔等を行ないます。
実際は歯の歯髄(神経)刺激を受けている訳です、麻酔によってその刺激がない訳です。
そしてその刺激によって歯髄(神経)が損傷を受ける場合があるのです。
ない場合もあります。
そこで担当する先生によっては、後の症状等の発現をなくすために歯髄(神経)を除去される先生も居られます。
できればもちろん歯髄(神経)は保存したほうがよろしいかと思いますが、いったん炎症が歯髄(神経)に波及してしまうと、今度は歯そのものを保存するために、根管治療を行ないます。
ご参考にされてください。
回答5
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時:2011-02-25 09:30:55
他の先生方同様、痛みがあるのであれば抜髄も仕方ないかと思います。
>担当医には
>「レントゲンで見てもよほどひどくなければ判断がつかないのでレントゲンは撮らない。
>我慢できるかどうか、抜髄したいかどうかはあなたが判断して」
>と言われています
実際レントゲンでも確認は出来ないと思います。
歯を削った時の刺激、装着時のレジンセメントの刺激等、通常の歯に比べては過酷な状況で修復される訳です。
痛みの症状によっては不可逆性のものもあります。
>削ったことで歯髄が露出して、本歯を被せるときに細菌に感染した、ということなのでしょうか?
神経が露出していてもそこはなんらか処置をしていると思います。
>担当医には
>「レントゲンで見てもよほどひどくなければ判断がつかないのでレントゲンは撮らない。
>我慢できるかどうか、抜髄したいかどうかはあなたが判断して」
>と言われています
実際レントゲンでも確認は出来ないと思います。
歯を削った時の刺激、装着時のレジンセメントの刺激等、通常の歯に比べては過酷な状況で修復される訳です。
痛みの症状によっては不可逆性のものもあります。
>削ったことで歯髄が露出して、本歯を被せるときに細菌に感染した、ということなのでしょうか?
神経が露出していてもそこはなんらか処置をしていると思います。
相談者からの返信
相談者:
yuuyukamamaさん
返信日時:2011-02-25 23:38:53
回答6
回答日時:2011-02-26 01:01:11
>「抜髄」と「根管治療」は違うのでしょうか。
根の治療を「根管治療」と言います。
根の神経を取る「抜髄」も根管治療の一種です。
>「抜髄」だけで1回で治療が終わるものなのでしょうか?
「抜髄〜根管充填」の一連の処置を同日で行えば、1日で終わります。
ただ、一般的(!?)には「抜髄〜根管貼薬〜仮封」をまず行い、日を改めて症状を確認し「根管充填」を行って、根の治療の流れが終わりになることが多いと思います。
また運悪く(!?)症状が長引いてしまった場合は、「根管貼薬」を繰り返すことになってしまうこともあります。
ご参考まで。
根の治療を「根管治療」と言います。
根の神経を取る「抜髄」も根管治療の一種です。
>「抜髄」だけで1回で治療が終わるものなのでしょうか?
「抜髄〜根管充填」の一連の処置を同日で行えば、1日で終わります。
ただ、一般的(!?)には「抜髄〜根管貼薬〜仮封」をまず行い、日を改めて症状を確認し「根管充填」を行って、根の治療の流れが終わりになることが多いと思います。
また運悪く(!?)症状が長引いてしまった場合は、「根管貼薬」を繰り返すことになってしまうこともあります。
ご参考まで。
相談者からの返信
相談者:
yuuyukamamaさん
返信日時:2011-02-26 02:12:58
タイトル | セラミッククラウン装着後からの痛み、抜髄のタイミングは? |
---|---|
質問者 | yuuyukamamaさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 41歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯科治療後の歯の痛み 根管治療の治療法 オールセラミック(陶器の被せ物) クラウンを被せた後の痛み 審美歯科治療(人工の歯) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。