歯科医院ごとに歯石除去のための通院サイクルが異なるのはなぜ?

相談者: 白熊さん (60歳:男性)
投稿日時:2011-03-23 10:49:08
よろしくお願いいたします。

引越前の歯科医院では3〜4か月毎に、歯垢取りとホワイトニングを行っていました。
(費用負担2000円位)

引越後の最初の歯科医院で、被せ物が取れ治療した際に、6か月以上歯垢取りを行っていなかったため、歯垢取りをお願いしたところ、現段階では必要ないとの判断でした。

3ヶ月くらい経ったら、来院したらとのすすめでした。

別の歯科に行き、歯垢取りをしたところ、2か月に1回行うのが初診料の関係から費用が安くつき、維持管理の点からよいとの説明を受けました。

結果として、2回目は2週間後、3回目から1か月に1回の歯垢取り(予約)を進められています。

現在の費用は1か月毎に900円位です。
その歯科は同様の患者さんが圧倒的に多いようです。
妻にも同様の説明でした。

歯科医院により歯垢取りの期間が違うことから、不安になっています。

本当に1か月毎に歯垢取りの必要があるのでしょうか、逆に歯によくないということはないのでしょうか?

また、費用的にも、時間的にもそこまで必要がないのではないかと思っています。

どう判断したらよいのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-03-23 11:20:59
白熊 さんの年齢でホワイトニングとは素晴らしいですね!
(それと同時に2000円という安さに驚きですが←当院の1/10以下)

さて、本来のご質問に関して…。


>引越後の最初の歯科医院で、被せ物が取れ治療した際に、6か月以上歯垢取りを行っていなかったため、歯垢取りをお願いしたところ、現段階では必要ないとの判断でした。

担当の先生は現状をその通りに伝えられただけなのではないかと思います。
僕としては非常に誠実な先生なのではないでしょうか。


>別の歯科に行き、歯垢取りをしたところ、2か月に1回行うのが初診料の関係から費用が安くつき、維持管理の点からよいとの説明を受けました。

保険のルールを(キチンと?)活用した方法ですね。
これも保険内での維持管理という意味では間違いではないと思います。



ただ、ここからは私見ですが…

白熊 さんは非常に口腔ケアがしっかりされており、引っ越し後に行かれた先生の診断通り「あまり歯石が付いていない状態」なのではないかと思います。

だとすれば、必要以上に歯石取りを行い、歯面を傷つけるのはかえってマイナスとなりかねません。

しかし、健康保険のルールでは3カ月以内を目安に歯石取りを行っていくと、患者さんの負担金が少なく済むように設定されています。


当サイトでも多く表現される事ですが、保険診療とは「定食」と同じですから、決められたルール、処置を行うと安く済むように設定されているものです。

逆を言えば白熊さんにとっては必要無いかもしれない検査や歯石取りも定食のセットに含まれています。
(それを拒否する事は保険のルールではできません)



ここで考えなければならないのは

 保険のルール内で必要の無い処置を受け続ける
  (ただし、費用は安く済む?)

のか、

 必要な処置を必要な時期に行う

のか、です。


そして、一つ考えておかなければならないのは「白熊さんは歯周病なのか?」という事です。

健康保険は疾病保険ですから、健康保険で歯石取りを受けるという事は白熊さんは歯周病でなければなりません。

歯周病でないとすれば「予防」という事になりますので、健康保険適応外となります。


要約すると

 健康保険のルール内で歯周病の治療という名目で歯石取りを受ける

のか

 予防を目的として必要な処置を受ける

のか、です。


このあたりを考えるとおのずと結論は出ると思うのですが…。



>また、費用的にも、時間的にもそこまで必要がないのではないかと思っています。

ホワイトニング効果を維持するためには定期的なメインテナンスが必要不可欠です。
このご意見に関してはちょっと「?」と思いますが…。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-03-23 11:41:33
歯科医院により歯垢取りの期間が違うことから、不安になっています。

そうですよね。
状況があまり変わらないハズなのに、方針が違えば戸惑うでしょうね。


>本当に1か月毎に歯垢取りの必要があるのでしょうか、逆に歯によくないということはないのでしょうか?

何事にも「良い塩梅」「サジ加減」というのがあります。
これは普段のセルフケアにも言えることです。

個々の状況に応じた「ちょうど良い加減」が良いと思います。
なので、最初にかかられた先生の方が「状況に応じた対応」をされているように感じます。


>また、費用的にも、時間的にもそこまで必要がないのではないか

乗用車に喩えれば・・・ 新車であれば車検は2年だか3年に一度です。
ある程度年数が経ったら、毎年必要になってきます。

結構頑張って乗っている車だと、車検とは別にメンテナンスが必要です。
また、普段から整備されている場合と、そうでない場合で変わりますよね。


必要がないかどうかは、今までの積み重ねもありますからなんとも言えません。
ただ、言えることはご自身の身体は乗用車のように「買い替え」はできないです。

ちょうど良い加減のメンテナンスをされることをお勧めします。

お大事にされてください。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-03-23 12:48:46
白熊さん、こんにちは。


歯垢歯石をごっちゃにしているように思います。

歯垢は24時間で再生しますので、患者さん自身が毎日家で取り除く必要があります。


歯周病の治療(予防)を成功させる因子として、患者さん自身の知識があります。
もう少し歯周病に対して勉強して知識を持たれることをお勧めします。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-03-23 12:51:05
こんにちは、白熊さん!

病院により、言われることが様々なために困惑する部分がありますよね。

私なりの見解ですが、参考にしてみてください。

>本当に1か月毎に歯垢取りの必要があるのでしょうか、逆に歯によくないということはないのでしょうか?

歯垢とり=PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)と考えるのならば、3か月に1度のクリーニングがベストではないでしょうか?

患者様のお口の中の状態にもよります。

お口の中が虫歯歯周病で荒れ放題な患者様は、期間を短くする必要があります。

3か月に1度には、理由があります。
歯ブラシで落とすことのできない汚れバイオフィルム(細菌塊)が虫歯や歯周病の原因と言われています。

このバイオフィルムは、約3か月で形成されると言われていますので、3か月に1度のクリーニングが重要と言われています。

病院により、考え方は様々になりますので、参考になりましたらと思います。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-03-23 12:58:29
>このバイオフィルムは、約3か月で形成されると言われていますので、3か月に1度のクリーニングが重要と言われています。

>病院により、考え方は様々になりますので、参考になりましたらと思います。


いろいろな考え方はあるかもしれませんが、ある研究では、3ヶ月に1度のPMTC(クリーニング)そのものは、医学的には何の効果も見られません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 白熊さん
返信日時:2011-03-23 14:06:20
お忙しいところ、有難うございました。
先生方のアドバイスで考え方が整理できました。

なお、よくわかりませんが、歯垢取りの後のフッ素加工をホワイトニングと思い込んでいたのでしょうか。
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2011-03-23 14:49:49
?? 何故か解決済みになってますが・・



>よくわかりませんが、歯垢取りの後のフッ素加工をホワイトニングと思い込んでいたのでしょうか。

歯垢とり→歯磨きPMTCなど
歯石取りと勘違いなさっているかと・・)



フッ素加工→フライパンなどに行われる加工処理
歯科で行うフッ化物塗布は、歯質強化その他の作用でむし歯予防が目的)



ホワイトニング→オフィスホワイトニングホームホワイトニング
審美目的で行う漂白のこと 参考⇒歯のホワイトニング




タイトル 歯科医院ごとに歯石除去のための通院サイクルが異なるのはなぜ?
質問者 白熊さん
地域 非公開
年齢 60歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯予防
歯磨き(プラークコントロール) その他
スケーリング(歯石取り)
その他(歯科検診・デンタルドック)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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