根の治療後の歯は、レジンを詰めるよりも被せ物ですか?
相談者:
オヨネーズさん (30歳:男性)
投稿日時:2011-04-04 07:46:41
左上5番の歯の神経を数年前に取りました。
土台を入れて、銀歯になっていたんですが、その銀歯が取れました。
歯科医院に行き相談すると
「歯の質が少なくなっているので、土台を入れて被せ物をするよりも、レジンで詰め物をするという形にしましょう。
少しでも歯の質は残しておいた方が良いので」
と言われ、レジンを詰められました。
治療はその場の一回で終わりました。
そのまま2年ほど過ごしていたんですが、シクシクと痛みがあったので、別な病院行きレントゲンを撮ると根に病気が出来ていました。
そこで約3ヶ月間、根の中を綺麗にする治療をして、やっと終わったところです。
自分としてはまた土台を入れて被せ物をするよりも、レジンだけを入れて欲しいと思い、そう言うと
「神経を取った歯はもろくなっているし、また病気になるかもしれない。
歯を保護する意味では土台を入れて被せ物をした方が良い」
と言われました。
歯科医院の先生は、「病気にならないようにする」「歯を補強する」という事を強く言っていました。
僕も被せ物をする方が良いのなら、そちらにしたいのですが、前に行った歯科医院ではレジンだけの方が良いと言われただけに、どちらにすれば良いのか迷っています。
先生方に質問なのですが、
1.レジンで埋めるだけと、土台を入れて被せ物をするのではそんなに大きな違いはありますか?
2.「レジンで詰めるだけだと、病気が入りやすい」という事ですが、土台を入れて被せ物をすればその可能性はかなり減るんでしょうか。
3.「神経取ってる歯はもろくなっているので、補強をするという意味でもしっかりした被せ物は必要」という事ですが、ネットで調べた時に「メタルの土台を入れた事で噛んだ際に歯にヒビが入った」という事例を知りました。
なので、レジンにしても、土台を入れて被せ物をしても、どちらにせよ歯にヒビが入ったりする可能性はあると思うのですが、実際はどうでしょうか?
4.歯にヒビが入ったり、折れる可能性などは、被せ物をどれにするかにかかっているよりも、どれくらい歯の質が残っているのかにかかっているのでしょうか?
(参考までに書きますが、僕は外側は歯の高さ(1センチ弱)があるんですが、内側(舌側)は三ミリ程度です。
内側の高さが少ない感じです。)
《p.s》
ただ僕自身、素人なので、初めの歯医者でレジンだけを入れられたというのがどういう処置だったのかよく分かりません。
レジンを流し込まれたのか(というか、そもそも液体なんでしょうか?)、それとも固形のレジンの土台を入れられたのかがよく分かりません。
今行っている歯医者にて、前の歯医者での治療を話すと「レジンの土台を入れられたんでしょうか?」と言われました。
分かりづらい文章ですみません。
回答お願いします。
土台を入れて、銀歯になっていたんですが、その銀歯が取れました。
歯科医院に行き相談すると
「歯の質が少なくなっているので、土台を入れて被せ物をするよりも、レジンで詰め物をするという形にしましょう。
少しでも歯の質は残しておいた方が良いので」
と言われ、レジンを詰められました。
治療はその場の一回で終わりました。
そのまま2年ほど過ごしていたんですが、シクシクと痛みがあったので、別な病院行きレントゲンを撮ると根に病気が出来ていました。
そこで約3ヶ月間、根の中を綺麗にする治療をして、やっと終わったところです。
自分としてはまた土台を入れて被せ物をするよりも、レジンだけを入れて欲しいと思い、そう言うと
「神経を取った歯はもろくなっているし、また病気になるかもしれない。
歯を保護する意味では土台を入れて被せ物をした方が良い」
と言われました。
歯科医院の先生は、「病気にならないようにする」「歯を補強する」という事を強く言っていました。
僕も被せ物をする方が良いのなら、そちらにしたいのですが、前に行った歯科医院ではレジンだけの方が良いと言われただけに、どちらにすれば良いのか迷っています。
先生方に質問なのですが、
1.レジンで埋めるだけと、土台を入れて被せ物をするのではそんなに大きな違いはありますか?
2.「レジンで詰めるだけだと、病気が入りやすい」という事ですが、土台を入れて被せ物をすればその可能性はかなり減るんでしょうか。
3.「神経取ってる歯はもろくなっているので、補強をするという意味でもしっかりした被せ物は必要」という事ですが、ネットで調べた時に「メタルの土台を入れた事で噛んだ際に歯にヒビが入った」という事例を知りました。
なので、レジンにしても、土台を入れて被せ物をしても、どちらにせよ歯にヒビが入ったりする可能性はあると思うのですが、実際はどうでしょうか?
4.歯にヒビが入ったり、折れる可能性などは、被せ物をどれにするかにかかっているよりも、どれくらい歯の質が残っているのかにかかっているのでしょうか?
(参考までに書きますが、僕は外側は歯の高さ(1センチ弱)があるんですが、内側(舌側)は三ミリ程度です。
内側の高さが少ない感じです。)
《p.s》
ただ僕自身、素人なので、初めの歯医者でレジンだけを入れられたというのがどういう処置だったのかよく分かりません。
レジンを流し込まれたのか(というか、そもそも液体なんでしょうか?)、それとも固形のレジンの土台を入れられたのかがよく分かりません。
今行っている歯医者にて、前の歯医者での治療を話すと「レジンの土台を入れられたんでしょうか?」と言われました。
分かりづらい文章ですみません。
回答お願いします。
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-04-04 08:12:13
>1.レジンで埋めるだけと、土台を入れて被せ物をするのではそんなに大きな違いはありますか?
考え方の差です、個人的にはレジンだけで終了する事も多いですが、残存歯質、咬合招待などを診て判断します。
>2.「レジンで詰めるだけだと、病気が入りやすい」という事ですが、土台を入れて被せ物をすればその可能性はかなり減るんでしょうか。
病気が根の先の病気(根尖病変)を指すのであれば、どちらも変わりは有りません。
>3.「神経取ってる歯はもろくなっているので、補強をするという意味でもしっかりした被せ物は必要」という事ですが、ネットで調べた時に「メタルの土台を入れた事で噛んだ際に歯にヒビが入った」という事例を知りました。
>なので、レジンにしても、土台を入れて被せ物をしても、どちらにせよ歯にヒビが入ったりする可能性はあると思うのですが、実際はどうでしょうか?
土台、特に金属の土台はそれ自身が楔の様になって根を割ってしまう事が有ります。
レジンだけの場合、土台を入れずに済むので歯が欠けたりしても根まで達しない事が多いです。
>4.歯にヒビが入ったり、折れる可能性などは、被せ物をどれにするかにかかっているよりも、どれくらい歯の質が残っているのかにかかっているのでしょうか?
その通りです。
考え方の差です、個人的にはレジンだけで終了する事も多いですが、残存歯質、咬合招待などを診て判断します。
>2.「レジンで詰めるだけだと、病気が入りやすい」という事ですが、土台を入れて被せ物をすればその可能性はかなり減るんでしょうか。
病気が根の先の病気(根尖病変)を指すのであれば、どちらも変わりは有りません。
>3.「神経取ってる歯はもろくなっているので、補強をするという意味でもしっかりした被せ物は必要」という事ですが、ネットで調べた時に「メタルの土台を入れた事で噛んだ際に歯にヒビが入った」という事例を知りました。
>なので、レジンにしても、土台を入れて被せ物をしても、どちらにせよ歯にヒビが入ったりする可能性はあると思うのですが、実際はどうでしょうか?
土台、特に金属の土台はそれ自身が楔の様になって根を割ってしまう事が有ります。
レジンだけの場合、土台を入れずに済むので歯が欠けたりしても根まで達しない事が多いです。
>4.歯にヒビが入ったり、折れる可能性などは、被せ物をどれにするかにかかっているよりも、どれくらい歯の質が残っているのかにかかっているのでしょうか?
その通りです。
回答2
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時:2011-04-04 09:41:45
>1.レジンで埋めるだけと、土台を入れて被せ物をするのではそんなに大きな違いはありますか?
残存する歯の量にもよると思います。
歯が少なければ、レジンだけで対応するのは難しいことも多くあると思います。
>2.「レジンで詰めるだけだと、病気が入りやすい」という事ですが、土台を入れて被せ物をすればその可能性はかなり減るんでしょうか。
理論上は、レジンの方が完全に接着されていれば細菌は入りにくいと思います。
歯の根の病気とは異なることもあると思います。
>3.「神経取ってる歯はもろくなっているので、補強をするという意味でもしっかりした被せ物は必要」という事ですが、ネットで調べた時に「メタルの土台を入れた事で噛んだ際に歯にヒビが入った」という事例を知りました。
>なので、レジンにしても、土台を入れて被せ物をしても、どちらにせよ歯にヒビが入ったりする可能性はあると思うのですが、実際はどうでしょうか?
あると思います。
ここで言われているのはレジンコア?を指しているのか、神経を取った際の穴をレジンで埋めているということなのか、最終的には被せるのか多くのパターンがあります。
実際は歯の量が大きく左右することもあります。
>4.歯にヒビが入ったり、折れる可能性などは、被せ物をどれにするかにかかっているよりも、どれくらい歯の質が残っているのかにかかっているのでしょうか?
>(参考までに書きますが、僕は外側は歯の高さ(1センチ弱)があるんですが、内側(舌側)は三ミリ程度です。
>内側の高さが少ない感じです。)
レジンコアやメタルコア等のポスト&コアが、必要になる可能性が高いと思います。
残存する歯の量にもよると思います。
歯が少なければ、レジンだけで対応するのは難しいことも多くあると思います。
>2.「レジンで詰めるだけだと、病気が入りやすい」という事ですが、土台を入れて被せ物をすればその可能性はかなり減るんでしょうか。
理論上は、レジンの方が完全に接着されていれば細菌は入りにくいと思います。
歯の根の病気とは異なることもあると思います。
>3.「神経取ってる歯はもろくなっているので、補強をするという意味でもしっかりした被せ物は必要」という事ですが、ネットで調べた時に「メタルの土台を入れた事で噛んだ際に歯にヒビが入った」という事例を知りました。
>なので、レジンにしても、土台を入れて被せ物をしても、どちらにせよ歯にヒビが入ったりする可能性はあると思うのですが、実際はどうでしょうか?
あると思います。
ここで言われているのはレジンコア?を指しているのか、神経を取った際の穴をレジンで埋めているということなのか、最終的には被せるのか多くのパターンがあります。
実際は歯の量が大きく左右することもあります。
>4.歯にヒビが入ったり、折れる可能性などは、被せ物をどれにするかにかかっているよりも、どれくらい歯の質が残っているのかにかかっているのでしょうか?
>(参考までに書きますが、僕は外側は歯の高さ(1センチ弱)があるんですが、内側(舌側)は三ミリ程度です。
>内側の高さが少ない感じです。)
レジンコアやメタルコア等のポスト&コアが、必要になる可能性が高いと思います。
回答3
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2011-04-04 09:47:25
こんにちは、
>1.レジンで埋めるだけと、土台を入れて被せ物をするのではそんなに大きな違いはありますか?
歯を削る量には大きな違いがありますね。
>2.「レジンで詰めるだけだと、病気が入りやすい」という事ですが、土台を入れて被せ物をすればその可能性はかなり減るんでしょうか。
病気というより、「唾液、細菌」が入りやすいのだと思います。
先生が分りやすく話してくれたのだと思いますよ^^;
>3.レジンにしても、土台を入れて被せ物をしても、どちらにせよ歯にヒビが入ったりする可能性はあると思うのですが、実際はどうでしょうか?
その通りです。
折れる時は健康な歯でも折れます。
http://www.youtube.com/watch?v=8yNm4C0MwaE
ウチのHPにも書いていますが、神経を取った歯の質は神経がある歯に比べそれほど大きく劣化していないようです。
Sedgley(1992年)の研究から(神経がある歯と神経を取った歯の比較になります)
神経を取った歯 神経のある歯
せん断強度(Mpa) 69.76±11.69 70.42±12.39
曲げ強度 40.08±6.91 42.51±10.38
微小硬度(Vickers) 69.15±4.89 66.79±4.83
荷重強度(N) 574±153 611±148
神経の有無で歯の強度は変わりません。
ただ、根管治療を行った「神経のない歯」と健康な「神経のある歯」で比べると圧倒的に神経のない歯が折れてきます。
http://www.youtube.com/watch?v=uNU0mFqkpVo
>4.歯にヒビが入ったり、折れる可能性などは、被せ物をどれにするかにかかっているよりも、どれくらい歯の質が残っているのかにかかっているのでしょうか?
これは先生の考え方になる部分が大きいです。
教科書的なことを言えば、神経を取った歯は「被せましょう」という流れです。
多くの場合で神経を除去した歯は被せていますが、細見先生がおっしゃるようにケースを選べばレジンでも修復は可能だと私も思っています。
>(参考までに書きますが、僕は外側は歯の高さ(1センチ弱)があるんですが、内側(舌側)は三ミリ程度です。
>内側の高さが少ない感じです。)
実際診てみないと分りませんが、経験上、高さをレジンで盛り回復させるのは至難の業ですね^^;
以前教えて頂いた考えでは、細い神経を取る道具を歯の中に入れただけで、歯の内部に微細なマイクロクラックが入ってしまっているようです。
それが経過と共に成長すると、しないかの問題だと個人的には解釈すりょうになりました。
そのマイクロクラックが成長しにくい為にどうするかを考えるようになりました。
その時に被せるというのも1つの予防法だとは思います。
極論を言えば、破折を防止する為には「神経を取らない」ということは言えると思います。
ただ今回の場合は既に神経を取っているので・・・
今後は神経を取らないように予防に励んでもらい、今回の件は先生とよく相談してみて下さいね^^;
おだいじに
>1.レジンで埋めるだけと、土台を入れて被せ物をするのではそんなに大きな違いはありますか?
歯を削る量には大きな違いがありますね。
>2.「レジンで詰めるだけだと、病気が入りやすい」という事ですが、土台を入れて被せ物をすればその可能性はかなり減るんでしょうか。
病気というより、「唾液、細菌」が入りやすいのだと思います。
先生が分りやすく話してくれたのだと思いますよ^^;
>3.レジンにしても、土台を入れて被せ物をしても、どちらにせよ歯にヒビが入ったりする可能性はあると思うのですが、実際はどうでしょうか?
その通りです。
折れる時は健康な歯でも折れます。
http://www.youtube.com/watch?v=8yNm4C0MwaE
ウチのHPにも書いていますが、神経を取った歯の質は神経がある歯に比べそれほど大きく劣化していないようです。
Sedgley(1992年)の研究から(神経がある歯と神経を取った歯の比較になります)
神経を取った歯 神経のある歯
せん断強度(Mpa) 69.76±11.69 70.42±12.39
曲げ強度 40.08±6.91 42.51±10.38
微小硬度(Vickers) 69.15±4.89 66.79±4.83
荷重強度(N) 574±153 611±148
神経の有無で歯の強度は変わりません。
ただ、根管治療を行った「神経のない歯」と健康な「神経のある歯」で比べると圧倒的に神経のない歯が折れてきます。
http://www.youtube.com/watch?v=uNU0mFqkpVo
>4.歯にヒビが入ったり、折れる可能性などは、被せ物をどれにするかにかかっているよりも、どれくらい歯の質が残っているのかにかかっているのでしょうか?
これは先生の考え方になる部分が大きいです。
教科書的なことを言えば、神経を取った歯は「被せましょう」という流れです。
多くの場合で神経を除去した歯は被せていますが、細見先生がおっしゃるようにケースを選べばレジンでも修復は可能だと私も思っています。
>(参考までに書きますが、僕は外側は歯の高さ(1センチ弱)があるんですが、内側(舌側)は三ミリ程度です。
>内側の高さが少ない感じです。)
実際診てみないと分りませんが、経験上、高さをレジンで盛り回復させるのは至難の業ですね^^;
以前教えて頂いた考えでは、細い神経を取る道具を歯の中に入れただけで、歯の内部に微細なマイクロクラックが入ってしまっているようです。
それが経過と共に成長すると、しないかの問題だと個人的には解釈すりょうになりました。
そのマイクロクラックが成長しにくい為にどうするかを考えるようになりました。
その時に被せるというのも1つの予防法だとは思います。
極論を言えば、破折を防止する為には「神経を取らない」ということは言えると思います。
ただ今回の場合は既に神経を取っているので・・・
今後は神経を取らないように予防に励んでもらい、今回の件は先生とよく相談してみて下さいね^^;
おだいじに
タイトル | 根の治療後の歯は、レジンを詰めるよりも被せ物ですか? |
---|---|
質問者 | オヨネーズさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 根管治療後の詰め物・被せ物 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。