2歳、指しゃぶりと上顎前突の関係
相談者:
ちゃぴさん (37歳:女性)
投稿日時:2011-04-09 03:06:48
今月2歳になる娘のことで相談させて下さい。
1週間程前、フッ素の添付と歯石除去していただく為、はじめて矯正小児歯科医院を受診しました。
歯の状態を見ていただき、はじめに言われた言葉が
「この子出っ歯ですね。
指しゃぶりしているのであれば、3歳頃までには止めさせて下さいね。
この子の年齢であれば、もうやめていないとダメですよ」
とだけ言われました。
「どの程度の出っ歯なんでしょうか?」
と、先生に質問したんですが、
「上顎がV字になってるでしょ?」
とだけの答えでした。
今後どう治療を進めるのか、そのことについて、全くお話がありませんでした。
私自身も、娘の指しゃぶりは気になっていましたので、そろそろやめさせていこうと考えていた矢先のことだったので、とてもショックを受けました。
もっと早くやめさせていれば、そんなことにならなかったのでは?と思うと、さらに落ち込んでしまいました。
そのような流れがあり、信頼できそうにない医院だったので、娘の歯が心配で新しい小児歯科に連れていくまで、不安に思っています。
申し訳ありませんが、以下、是非ご回答お願いできないでしょうか?
1、娘の年齢で、指しゃぶりを早期にやめさせると(現在、指しゃぶりをしないように進めています)、上顎前突は自然治癒する可能性はありますか?
反対咬合は自然治癒する可能性があるというものはあったのですが、上顎前突では探せませんでした・・・。
それから、2歳で指しゃぶりをしているのはダメという見解は、小児歯科医の世界では当然なのでしょうか?
2、矯正することになれば、自分なりに調べたものには、3歳頃からとあったのですが、もちろん程度によりますが、最小〜最大期間どれくらいかかるものでしょうか?
3、砂糖の入っているお菓子は、食べさせないように!と言われましたが(虫歯は娘はありませんでした)、小児歯科では、そのように指導されるのが当然なのですか?
なるべく甘いものは控えるつもりで、常にしておりますが、食べさせないようにするべきなのでしょうか?
1週間程前、フッ素の添付と歯石除去していただく為、はじめて矯正小児歯科医院を受診しました。
歯の状態を見ていただき、はじめに言われた言葉が
「この子出っ歯ですね。
指しゃぶりしているのであれば、3歳頃までには止めさせて下さいね。
この子の年齢であれば、もうやめていないとダメですよ」
とだけ言われました。
「どの程度の出っ歯なんでしょうか?」
と、先生に質問したんですが、
「上顎がV字になってるでしょ?」
とだけの答えでした。
今後どう治療を進めるのか、そのことについて、全くお話がありませんでした。
私自身も、娘の指しゃぶりは気になっていましたので、そろそろやめさせていこうと考えていた矢先のことだったので、とてもショックを受けました。
もっと早くやめさせていれば、そんなことにならなかったのでは?と思うと、さらに落ち込んでしまいました。
そのような流れがあり、信頼できそうにない医院だったので、娘の歯が心配で新しい小児歯科に連れていくまで、不安に思っています。
申し訳ありませんが、以下、是非ご回答お願いできないでしょうか?
1、娘の年齢で、指しゃぶりを早期にやめさせると(現在、指しゃぶりをしないように進めています)、上顎前突は自然治癒する可能性はありますか?
反対咬合は自然治癒する可能性があるというものはあったのですが、上顎前突では探せませんでした・・・。
それから、2歳で指しゃぶりをしているのはダメという見解は、小児歯科医の世界では当然なのでしょうか?
2、矯正することになれば、自分なりに調べたものには、3歳頃からとあったのですが、もちろん程度によりますが、最小〜最大期間どれくらいかかるものでしょうか?
3、砂糖の入っているお菓子は、食べさせないように!と言われましたが(虫歯は娘はありませんでした)、小児歯科では、そのように指導されるのが当然なのですか?
なるべく甘いものは控えるつもりで、常にしておりますが、食べさせないようにするべきなのでしょうか?
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2011-04-09 06:11:16
ちゃぴさまおはようございます。
小児歯科を受診した所、指しゃぶりで上顎前突になっていて早くやめるようにと言われてショックを受けられたようですね。
配慮に欠けるDrのような気が致します、たとえそのように考えていたとしてももっとちゃぴさんの気持ちに配慮した言い方があったような気が致します。
教科書的には吸指癖は早くやめさせるよう記載してあったような気がしますが、個人的には大勢の指を吸っている子どもさんの長期的な観察から、吸指癖は6歳頃にやめることが出来ればそれによって出来た上顎前突なら自然治癒すると考えています。
また指を吸うことによる情緒の安定を考えると、この年齢なら敢えてやめさせようとすれば他の問題が起こってくると思います。
6歳までは十分指を吸わせてあげるのが子どもさんの成長発育にとって有益だと考えています、なんといっても2歳といえばまだ赤ちゃんです、指を吸うことの意味を理解させることは出来ないでしょう、出来ないことを要求することはしてはいけないとだ思います。
また6歳といえば学齢期になります、子どもの周囲の環境はガラッとかわる時期になります、やめるきっかけとしてのいい時期になるでしょう、またお子さんも成長しているので説明してやれば理解してやめようとします。
したがって容易にやめることが出来るものです、それまではお母さんやお父さんが吸指癖について指摘するのは控えてあげたほうがいいと思います。
指は自分の指なので吸おうと思えばいつでも吸えます、お子さんがやめようと思うまでにはある程度の成長が必要です、そのような理由で今はそっとしてあげるのがいいと考えています。
もし本来的な上顎前突であればたとえ吸指癖をやめさせたとしても上顎前突になってしまうと思います。
その時は矯正治療を考えれば済むことです、子育て頑張ってください、応援していますよ。
吸指癖
http://yamadashika.jp/kyu.html
小児歯科を受診した所、指しゃぶりで上顎前突になっていて早くやめるようにと言われてショックを受けられたようですね。
配慮に欠けるDrのような気が致します、たとえそのように考えていたとしてももっとちゃぴさんの気持ちに配慮した言い方があったような気が致します。
教科書的には吸指癖は早くやめさせるよう記載してあったような気がしますが、個人的には大勢の指を吸っている子どもさんの長期的な観察から、吸指癖は6歳頃にやめることが出来ればそれによって出来た上顎前突なら自然治癒すると考えています。
また指を吸うことによる情緒の安定を考えると、この年齢なら敢えてやめさせようとすれば他の問題が起こってくると思います。
6歳までは十分指を吸わせてあげるのが子どもさんの成長発育にとって有益だと考えています、なんといっても2歳といえばまだ赤ちゃんです、指を吸うことの意味を理解させることは出来ないでしょう、出来ないことを要求することはしてはいけないとだ思います。
また6歳といえば学齢期になります、子どもの周囲の環境はガラッとかわる時期になります、やめるきっかけとしてのいい時期になるでしょう、またお子さんも成長しているので説明してやれば理解してやめようとします。
したがって容易にやめることが出来るものです、それまではお母さんやお父さんが吸指癖について指摘するのは控えてあげたほうがいいと思います。
指は自分の指なので吸おうと思えばいつでも吸えます、お子さんがやめようと思うまでにはある程度の成長が必要です、そのような理由で今はそっとしてあげるのがいいと考えています。
もし本来的な上顎前突であればたとえ吸指癖をやめさせたとしても上顎前突になってしまうと思います。
その時は矯正治療を考えれば済むことです、子育て頑張ってください、応援していますよ。
吸指癖
http://yamadashika.jp/kyu.html
回答2
回答日時:2011-04-09 12:53:30
2歳児でしたら指しゃぶりはあっても当然だと思います。
もちろんないほうがいいのですが、無理に止めさせる必要はないと思います。
早期に指しゃぶりがなくなると出っ歯が自然治癒することもあります。
ただ出っ歯だけでなく開咬を伴ってくるとその部を舌で閉鎖して嚥下、発語するようになることがあります。
いわゆる舌癖です。
指の変わりに常に舌が入り込んでいる場合には、自然治癒の可能性は減ります。
指しゃぶりは赤ちゃんが物をなめて確認する本能の延長だと思われ、チューッと吸うことで快感が生じ、精神的安定を得ているものと思われます。
無理に止めさせるとチックなどの別の症状が出たり、布団の中や押入れの中で隠れてするようになることがあります。
厳しく注意することなく、スキンシップに努めてみてください。
指を吸う快感が、肌が触れるという快感に置き換わることもあります。
ペットを飼い始めて指しゃぶりが止んだ方もいます。
マヴァラバイターストップという指しゃぶり防止用のマニキュアもあります。
かなり苦いものですが、お子様に塗ってあげる時には指しゃぶりを止めさせるためといういい方はしないで、爪をきれいにしてあげるという言い方をしてください。
決して罰として塗るような言い方をしてはいけません。
ちなみに私が経験した患者さんでは、高校1年生の女の子が指しゃぶりをしていて、親指にしゃぶりだこができていました。
軽度の上顎前突、開咬、上顎の狭窄歯列弓とそれに伴う下顎偏位が認められました。
矯正治療開始するとすぐに指しゃぶりは止まりました。
もちろんないほうがいいのですが、無理に止めさせる必要はないと思います。
早期に指しゃぶりがなくなると出っ歯が自然治癒することもあります。
ただ出っ歯だけでなく開咬を伴ってくるとその部を舌で閉鎖して嚥下、発語するようになることがあります。
いわゆる舌癖です。
指の変わりに常に舌が入り込んでいる場合には、自然治癒の可能性は減ります。
指しゃぶりは赤ちゃんが物をなめて確認する本能の延長だと思われ、チューッと吸うことで快感が生じ、精神的安定を得ているものと思われます。
無理に止めさせるとチックなどの別の症状が出たり、布団の中や押入れの中で隠れてするようになることがあります。
厳しく注意することなく、スキンシップに努めてみてください。
指を吸う快感が、肌が触れるという快感に置き換わることもあります。
ペットを飼い始めて指しゃぶりが止んだ方もいます。
マヴァラバイターストップという指しゃぶり防止用のマニキュアもあります。
かなり苦いものですが、お子様に塗ってあげる時には指しゃぶりを止めさせるためといういい方はしないで、爪をきれいにしてあげるという言い方をしてください。
決して罰として塗るような言い方をしてはいけません。
ちなみに私が経験した患者さんでは、高校1年生の女の子が指しゃぶりをしていて、親指にしゃぶりだこができていました。
軽度の上顎前突、開咬、上顎の狭窄歯列弓とそれに伴う下顎偏位が認められました。
矯正治療開始するとすぐに指しゃぶりは止まりました。
回答3
本郷壱岐坂矯正歯科(東京都文京区)の大原です。
回答日時:2011-04-09 13:11:10
山田先生、伊藤先生同様、無理に指しゃぶりを止めさせる必要はないと思います。
永久前歯が生え代わる5〜6歳前後に止めていれば問題ないです。
それでも出っ歯になるようですと、別の要因が考えられます。
甘いものに関しては、歯みがきをしっかりすれば安心という見解もありますが、限界もあるでしょうし、お子様が甘いものに依存してしまう事も心配です。
虫歯の原因の筆頭要因ですので、控えるべきではないでしょうか
永久前歯が生え代わる5〜6歳前後に止めていれば問題ないです。
それでも出っ歯になるようですと、別の要因が考えられます。
甘いものに関しては、歯みがきをしっかりすれば安心という見解もありますが、限界もあるでしょうし、お子様が甘いものに依存してしまう事も心配です。
虫歯の原因の筆頭要因ですので、控えるべきではないでしょうか
相談者からの返信
相談者:
ちゃぴさん
返信日時:2011-04-10 01:58:20
山田先生、伊藤先生、大原先生
先生方、お忙しい中、回答をありがとうございました。
丁寧に質問にお答え頂いて、ありがたいです。
やはり、無理に指しゃぶりを止めさせるのはよくないのですね。
診察してもらった先生に、まださせているのか?というようなことを指摘されていたのでかなり落ち込みましたが、気が楽になりました。
とはいえ、指しゃぶりはしないにこしたことはないですよね。
無理に止めさせることはなく、子供の様子をみていくようにします。
低年齢の指しゃぶりが原因で上顎前突になった場合は、自然治癒する可能性が高いと聞いて、主人とホッと致しました。
新しい小児歯科に行く場合は、そのあたりをきちんと先生に説明してもらうようにして、これからも定期的に小児歯科に通って、娘の歯を見守っていくようにしたいと思います。
元気が出てきました!育児頑張ります!
先生方、本当にありがとうございました。
先生方、お忙しい中、回答をありがとうございました。
丁寧に質問にお答え頂いて、ありがたいです。
やはり、無理に指しゃぶりを止めさせるのはよくないのですね。
診察してもらった先生に、まださせているのか?というようなことを指摘されていたのでかなり落ち込みましたが、気が楽になりました。
とはいえ、指しゃぶりはしないにこしたことはないですよね。
無理に止めさせることはなく、子供の様子をみていくようにします。
低年齢の指しゃぶりが原因で上顎前突になった場合は、自然治癒する可能性が高いと聞いて、主人とホッと致しました。
新しい小児歯科に行く場合は、そのあたりをきちんと先生に説明してもらうようにして、これからも定期的に小児歯科に通って、娘の歯を見守っていくようにしたいと思います。
元気が出てきました!育児頑張ります!
先生方、本当にありがとうございました。
タイトル | 2歳、指しゃぶりと上顎前突の関係 |
---|---|
質問者 | ちゃぴさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 37歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
小児矯正(子供の矯正) 子供の歯並び 小児歯科その他 子供の歯列矯正 子供の虫歯予防 上顎前突(出っ歯) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。