根管治療、レントゲン技師の撮影でなくて良いのか?
相談者:
渡りに船さん (27歳:女性)
投稿日時:2011-04-11 20:34:41
参考:過去のご相談
*上の4番5番の間からの虫歯C3 、根元2ミリ残して後は削るしかない?
根管治療をしてもらう先生を探しております。
少し高くてもいいので再発するリスクが低い治療を受けたいです。
レントゲンをレントゲン技師でなく衛生士さんが撮る所はやめるべきだと思われますか?
それとも、これは重要なポイントではないんでしょうか?
どうぞご回答お願いいたします。
*上の4番5番の間からの虫歯C3 、根元2ミリ残して後は削るしかない?
根管治療をしてもらう先生を探しております。
少し高くてもいいので再発するリスクが低い治療を受けたいです。
レントゲンをレントゲン技師でなく衛生士さんが撮る所はやめるべきだと思われますか?
それとも、これは重要なポイントではないんでしょうか?
どうぞご回答お願いいたします。
回答1
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2011-04-11 20:39:37
レントゲン技師がいる個人の歯科医院は極少数派です。
位置づけは大丈夫ですが、衛生士の撮影は認められていないと思います。
>少し高くてもいいので
今の二本の根管治療は「メチャ安」か「結構いい値段する」の二つしかなさそうです。
前者は3000円前後後者は10万オーバーまでありますね。
位置づけは大丈夫ですが、衛生士の撮影は認められていないと思います。
>少し高くてもいいので
今の二本の根管治療は「メチャ安」か「結構いい値段する」の二つしかなさそうです。
前者は3000円前後後者は10万オーバーまでありますね。
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2011-04-11 20:58:43
>レントゲンをレントゲン技師でなく衛生士さんが撮る所はやめるべきだと思われますか?
柴田先生も書かれているように、よほど大きな総合病院や大学病院で無い限り、歯科でレントゲン技師が常駐している所はありません(聞いた事がありません)。
臨床放射線技師法
(禁止行為)
第二十四条 医師、歯科医師又は診療放射線技師でなければ、第二条第二項に規定する業をしてはならない。
と、されております。
つまり、レントゲンの照射ボタンは医師、歯科医師、診療放射線技師以外が押すと、違法行為に当たります。
ただし、レントゲン室への患者さんの誘導やレントゲンフィルムの位置づけなどは歯科衛生士(歯科助手)が行っても問題はありません。
実際にレントゲン撮影を受ける患者さんはレントゲン室で顔を固定されているので、レントゲンのボタンを誰が押しているかは判断付きにくいですよね…。
柴田先生も書かれているように、よほど大きな総合病院や大学病院で無い限り、歯科でレントゲン技師が常駐している所はありません(聞いた事がありません)。
臨床放射線技師法
(禁止行為)
第二十四条 医師、歯科医師又は診療放射線技師でなければ、第二条第二項に規定する業をしてはならない。
と、されております。
つまり、レントゲンの照射ボタンは医師、歯科医師、診療放射線技師以外が押すと、違法行為に当たります。
ただし、レントゲン室への患者さんの誘導やレントゲンフィルムの位置づけなどは歯科衛生士(歯科助手)が行っても問題はありません。
実際にレントゲン撮影を受ける患者さんはレントゲン室で顔を固定されているので、レントゲンのボタンを誰が押しているかは判断付きにくいですよね…。
相談者からの返信
相談者:
渡りに船さん
返信日時:2011-04-11 23:18:45
回答3
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2011-04-11 23:42:09
こんにちは、
>レントゲンをレントゲン技師でなく衛生士さんが撮る所はやめるべきだと思われますか?
>それとも、これは重要なポイントではないんでしょうか?
「ポイントではない」と言えばないです。
でも、個人的には術前のレントゲンは非常に重要だと思っています。
歯は立体構造(3D)です、ただしレントゲンは平面(2D)でしか判断できません。
では、CTが必要か!?
自称専門医でしていますが^^;
通法の根管治療において殆どCTはマストだと思いません。
レントゲンを2枚撮るだけである程度の治療は可能です。
2枚のレントゲンとは1本の歯を方向を少し変えて撮影することです。
例えば、人の顔を正面から撮ったものと少し斜めの45度から撮影した物をみれば、その人がイケ面か分りますよね!?(笑)
(45度から撮ると神がかった人もいますから^^;)
私が歯内療法専門医の先生のオフィスを何件か見学させて頂きましたが、全ての歯科医院で術前・術後で2枚のレントゲン撮影をしていました。
(ただ、保険治療ではないので注意してください。
保険治療ではレントゲンにも制限があります)
>レントゲン技師がいる所は極少数なんですね、
歯の小さなレントゲンにおいてレントゲン技師までは必要ないですよ。
個人的にレントゲンはこだわっていますね。
(自己満足とも言われてしまいますが^^;)
画像1
>レントゲンをレントゲン技師でなく衛生士さんが撮る所はやめるべきだと思われますか?
>それとも、これは重要なポイントではないんでしょうか?
「ポイントではない」と言えばないです。
でも、個人的には術前のレントゲンは非常に重要だと思っています。
歯は立体構造(3D)です、ただしレントゲンは平面(2D)でしか判断できません。
では、CTが必要か!?
自称専門医でしていますが^^;
通法の根管治療において殆どCTはマストだと思いません。
レントゲンを2枚撮るだけである程度の治療は可能です。
2枚のレントゲンとは1本の歯を方向を少し変えて撮影することです。
例えば、人の顔を正面から撮ったものと少し斜めの45度から撮影した物をみれば、その人がイケ面か分りますよね!?(笑)
(45度から撮ると神がかった人もいますから^^;)
私が歯内療法専門医の先生のオフィスを何件か見学させて頂きましたが、全ての歯科医院で術前・術後で2枚のレントゲン撮影をしていました。
(ただ、保険治療ではないので注意してください。
保険治療ではレントゲンにも制限があります)
>レントゲン技師がいる所は極少数なんですね、
歯の小さなレントゲンにおいてレントゲン技師までは必要ないですよ。
個人的にレントゲンはこだわっていますね。
(自己満足とも言われてしまいますが^^;)
画像1
相談者からの返信
相談者:
渡りに船さん
返信日時:2011-04-12 01:11:43
井野先生、ありがとうございます。
>歯の小さなレントゲンにおいてレントゲン技師までは必要ないですよ。
なるほど、そういう理由もあったのですね。
>私が歯内療法専門医の先生のオフィスを何件か見学させて頂きましたが、全ての歯科医院で術前・術後で2枚のレントゲン撮影をしていました。
なるほど、重要なポイントですね!
どういう風に聞けば良いでしょうか?
そのまま「レントゲンは何枚撮りますか?」で良いですかね?
>個人的にレントゲンはこだわっていますね。
>(自己満足とも言われてしまいますが^^;)
いやいや、自己満足ではないと思います!
レントゲンも重要な気がします、さいしょは顕微鏡やラバーダムばかりに気を取られてましたが。
あと2つだけ、質問してもいいですか?
CTをとればレントゲンは不必要ですか?
CTで根管って見えるんですか?
過去質問などのコピペでも結構ですのでよろしくお願いいたします。
>歯の小さなレントゲンにおいてレントゲン技師までは必要ないですよ。
なるほど、そういう理由もあったのですね。
>私が歯内療法専門医の先生のオフィスを何件か見学させて頂きましたが、全ての歯科医院で術前・術後で2枚のレントゲン撮影をしていました。
なるほど、重要なポイントですね!
どういう風に聞けば良いでしょうか?
そのまま「レントゲンは何枚撮りますか?」で良いですかね?
>個人的にレントゲンはこだわっていますね。
>(自己満足とも言われてしまいますが^^;)
いやいや、自己満足ではないと思います!
レントゲンも重要な気がします、さいしょは顕微鏡やラバーダムばかりに気を取られてましたが。
あと2つだけ、質問してもいいですか?
CTをとればレントゲンは不必要ですか?
CTで根管って見えるんですか?
過去質問などのコピペでも結構ですのでよろしくお願いいたします。
相談者からの返信
相談者:
渡りに船さん
返信日時:2011-04-12 01:23:55
回答4
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2011-04-12 02:24:02
保険診療は診療行為一つ一つに点数(まあ値段ですね)を割り振ります。
その点数の積み重ねで治療費が決まります。
暗算で大臼歯の抜髄から根充までを積算し、3割負担だと仮定しています。
ざっくり1000点ぐらいかなと。
最近点数はコンピュータまかせで細かいところを記憶していないので自分自身困っています。
後者は自費で根管治療だけする専門医だとそれくらいはすると思います。
もちろん根管治療だけです。
その点数の積み重ねで治療費が決まります。
暗算で大臼歯の抜髄から根充までを積算し、3割負担だと仮定しています。
ざっくり1000点ぐらいかなと。
最近点数はコンピュータまかせで細かいところを記憶していないので自分自身困っています。
後者は自費で根管治療だけする専門医だとそれくらいはすると思います。
もちろん根管治療だけです。
回答5
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時:2011-04-12 06:51:42
>CTをとればレントゲンは不必要ですか?
どうなんでしょうね^^;
私もたまにCTを撮影しますが、レントゲンを2枚撮影して少しおかしいと感じた時ですね。
ですから必ず先にレントゲン⇒CTの順番です。
小さなレントゲンに比べるとCTの方が被曝量は大きいですからね。
(医療被曝は少ないに越したことはありません)
>CTで根管って見えるんですか?
見えますよ。
「見える=必ず治療出来る」にはなりませんけど。
地図があれば必ず目的地に行けるか!?に似ています。
ただ、詳細図があった方がいいのも事実です^^;
>どういう風に聞けば良いでしょうか?
難しいですね^^;
保険治療はある程度制限があり、毎回根管治療する歯のレントゲンを2枚ずつ撮影するのは難しいかもしれません。
自費で根管治療をしているような歯科医院であれば保険治療のような制限はないので、何枚でも撮影はできます。
レントゲン撮影に関しては先生任せになってきてしまう部分はあると思います。
精密な根管治療を行いには「CTを撮影した方がいい」とか講演でお話になっている御高名な先生もおられますしね。
(ただ、個人的には月に3〜5回しかCT撮影していませんけど^^;)
上の前歯に置いては1枚で十分だとも思います(解剖学的に根の数が2本出ることは殆どありませんから)。
逆にその他の部位に関しては2枚あった方がいいと個人的には感じています。
レントゲンは1つの診断ツールになりますが、「患者さんの方から何枚撮影しますか!?」などは聞かれたことありませんね。
聞かれれば答えますけど^^;
私見ですの参考程度にしてくださいね。
どうなんでしょうね^^;
私もたまにCTを撮影しますが、レントゲンを2枚撮影して少しおかしいと感じた時ですね。
ですから必ず先にレントゲン⇒CTの順番です。
小さなレントゲンに比べるとCTの方が被曝量は大きいですからね。
(医療被曝は少ないに越したことはありません)
>CTで根管って見えるんですか?
見えますよ。
「見える=必ず治療出来る」にはなりませんけど。
地図があれば必ず目的地に行けるか!?に似ています。
ただ、詳細図があった方がいいのも事実です^^;
>どういう風に聞けば良いでしょうか?
難しいですね^^;
保険治療はある程度制限があり、毎回根管治療する歯のレントゲンを2枚ずつ撮影するのは難しいかもしれません。
自費で根管治療をしているような歯科医院であれば保険治療のような制限はないので、何枚でも撮影はできます。
レントゲン撮影に関しては先生任せになってきてしまう部分はあると思います。
精密な根管治療を行いには「CTを撮影した方がいい」とか講演でお話になっている御高名な先生もおられますしね。
(ただ、個人的には月に3〜5回しかCT撮影していませんけど^^;)
上の前歯に置いては1枚で十分だとも思います(解剖学的に根の数が2本出ることは殆どありませんから)。
逆にその他の部位に関しては2枚あった方がいいと個人的には感じています。
レントゲンは1つの診断ツールになりますが、「患者さんの方から何枚撮影しますか!?」などは聞かれたことありませんね。
聞かれれば答えますけど^^;
私見ですの参考程度にしてくださいね。
回答6
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2011-04-12 14:24:12
CTとヒトコトで言ってもいろいろな種類があります。
医科用、歯科用。
全顎撮影用、部分撮影用。
大きく分けるとこんな感じになるでしょうか。
また、細かく言えばスライス幅(ボクセル)なども「見える」「見えない」に影響を与えます。
(イメージしていただくと食パンを6枚切りにするのか12枚切りにするのかと言う違いです)
医科用は一般的には寝て撮るタイプ。
頭の先から足の先まで撮影できます。
しかし、スライス幅は最小スライス幅で2mm前後。
歯科用は椅子に座って撮るタイプか立ったまま撮るタイプが主流です。
全顎撮影用は眼の下から顎の下くらいまで。
部分撮影用だと上顎なら上顎のみ、下顎なら下顎のみ、しかも右半分とか左半分のみと言う感じです。
撮影範囲は狭いのですが、その分、スライス幅は0.1mm以下で撮影できるモノがほとんどです。
撮影範囲が広ければ広いほど被曝量は増えますし、細かく撮影すればするほど撮影や解析に時間がかかります。
もし、医科用でスライス幅が0.1mm以下などと言う機械があったら被曝量もものすごく増えますし「10分間微動だにしないでください!」「解析には1時間以上かかります」などと言う事になり、実用的ではありませんね。
これらを踏まえて…
>CTをとればレントゲンは不必要ですか?
答えは「No」だと思います。
井野先生も書かれておりますが「被曝の問題があるから」です。
パノラマレントゲンで全体像を把握し、デンタルレントゲンで充分なのか、CTが必要なのかを判断してから、可能な限りマトを絞って撮影し、被曝量を極力小さくするべきだと思います。
逆に「全顎にインプラント治療が必要」などと言う場合には最初からCTでも構わないかもしれませんが、それは特殊な例でしょう。
当院は部分撮影用のCTを採用しています。
全顎CT撮影が必要なら「画像センター」に依頼して撮影するようなシステムにしております。
が、画像センターに依頼する事はこの3年間で1度もありませんでした(CTを持っていなかった4年前までは依頼していましたが)。
>CTで根管って見えるんですか?
歯科用CTで0.1mm以下のスライス幅で撮影できる機種であれば見えます。
上述したように「CTを撮った」と言っても医科用CTでスライス幅が広いものでは見えないかもしれません。
医科用、歯科用。
全顎撮影用、部分撮影用。
大きく分けるとこんな感じになるでしょうか。
また、細かく言えばスライス幅(ボクセル)なども「見える」「見えない」に影響を与えます。
(イメージしていただくと食パンを6枚切りにするのか12枚切りにするのかと言う違いです)
医科用は一般的には寝て撮るタイプ。
頭の先から足の先まで撮影できます。
しかし、スライス幅は最小スライス幅で2mm前後。
歯科用は椅子に座って撮るタイプか立ったまま撮るタイプが主流です。
全顎撮影用は眼の下から顎の下くらいまで。
部分撮影用だと上顎なら上顎のみ、下顎なら下顎のみ、しかも右半分とか左半分のみと言う感じです。
撮影範囲は狭いのですが、その分、スライス幅は0.1mm以下で撮影できるモノがほとんどです。
撮影範囲が広ければ広いほど被曝量は増えますし、細かく撮影すればするほど撮影や解析に時間がかかります。
もし、医科用でスライス幅が0.1mm以下などと言う機械があったら被曝量もものすごく増えますし「10分間微動だにしないでください!」「解析には1時間以上かかります」などと言う事になり、実用的ではありませんね。
これらを踏まえて…
>CTをとればレントゲンは不必要ですか?
答えは「No」だと思います。
井野先生も書かれておりますが「被曝の問題があるから」です。
パノラマレントゲンで全体像を把握し、デンタルレントゲンで充分なのか、CTが必要なのかを判断してから、可能な限りマトを絞って撮影し、被曝量を極力小さくするべきだと思います。
逆に「全顎にインプラント治療が必要」などと言う場合には最初からCTでも構わないかもしれませんが、それは特殊な例でしょう。
当院は部分撮影用のCTを採用しています。
全顎CT撮影が必要なら「画像センター」に依頼して撮影するようなシステムにしております。
が、画像センターに依頼する事はこの3年間で1度もありませんでした(CTを持っていなかった4年前までは依頼していましたが)。
>CTで根管って見えるんですか?
歯科用CTで0.1mm以下のスライス幅で撮影できる機種であれば見えます。
上述したように「CTを撮った」と言っても医科用CTでスライス幅が広いものでは見えないかもしれません。
相談者からの返信
相談者:
渡りに船さん
返信日時:2011-04-12 16:47:01
先生の皆様、本当にありがとうございます。
どれもこれも知らなかったことばかりで、とても為になっております。
どれもこれも知らなかったことばかりで、とても為になっております。
タイトル | 根管治療、レントゲン技師の撮影でなくて良いのか? |
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質問者 | 渡りに船さん |
地域 | 大阪 |
年齢 | 27歳 |
性別 | 女性 |
職業 | パート・アルバイト |
カテゴリ |
根管治療の治療法 レントゲン写真 CT |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。