3ヶ月で歯周ポケット6ミリに・・・侵襲性歯周炎?

相談者: ハシさん (26歳:男性)
投稿日時:2011-04-12 22:25:44
こんばんは

先日、3ヶ月毎の定期検診を受けたところ、右下6番に6mmの歯周ポケットが有ると診断されました。
(過去の治療で神経は抜いています)

その前の検診では、若干の出血(同一の場所かは不明)は有るが、ブラッシングで引き締れば出血も止まるでしょうとの診断でした。


また、治療法として親知らずの自家移植を勧められました。
移植後5年もつ可能性は80%で、その後はインプラント等に変える必要があると説明されました。



この時はショックの為、確認できなかったのですが、歯肉病に対し、移植により治る物なのでしょうか?
(歯が悪いから、移植すれば治るとの説明がありました)




ブラッシングで悪化させない様に付き合う選択肢もあるとの事で、私としては極力移植等をせずに治療を行いたいと考えています。

他の方の相談を見ていた際に侵襲性歯周炎の情報を見て、3ヶ月で6mmまで進行した事から自分もそれでは無いかと不安になっています。
歯磨きは朝は5分、晩は10分程かけて磨いていました)

下手にしてもしっかり磨いていたつもりだったのですが、そんなに一気に進行するものでしょうか?


現在行っている処置(詰め物のやり変え)が終わったら歯周病専門医への転院も考えているのですが、上記2点が気になったもので、アドバイスをお願いします。


相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ハシさん
返信日時:2011-04-12 22:29:15
追記です。

その箇所の現状は、見た目は歯の周りが若干白っぽく、歯を磨いた時に歯に沿う様に若干の出血があります。


よろしくお願いします。
回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-04-12 23:07:40
ポケットが6mmと言うのは1本の歯だけでしょうか?

6mmのポケットが有るのは歯のどの辺りでしょう?
一か所だけでしょうか?
それとも全周に渡ってでしょうか?


普通歯周病由来のポケットなら7番との間或は5番との間に有るはずです、ポケットが頬側辺りに1か所だけ有るのなら根の破折を疑います。

もし全周にわたっての6mmのポケットなら外傷性咬合を疑います。



それぞれによって治療法も異なります、それによっては移植が不可能な場合も有るかもしれません。


主治医とよく相談して下さい。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-04-12 23:11:52
こんばんは。

侵襲性の歯周炎ともしも診断名がつくと不安になるかとも思いますが、治療方法や普段のお手入れ方法が変わる訳でもありませんので、まずは過剰に心配される必要はない様に思いますよ。
(正確な病状把握と信頼出来るかかりつけはどちらにしても必須)



さて、ハシさんが侵襲性かどうかについては実際に診察して、資料を揃えてからの判断となりますが、通常1本の歯だけが極端に悪くなっている場合は除外出来ると思います。

右下6番が6mmということですが、左下6番、あるいは上顎の左右6番が全て3mm程度、ということなら可能性はかなり低いでしょうね。

逆に右下6番だけに、神経治療の不備や歯根破折歯牙の位置異常等の問題がないかを詳しく調べてみると理由が分かるかと思います。



上記の話は別として、一般論として、歯周病で歯の周囲の骨を失った場合に、健康な別の歯を移植して、成功すれば骨は正しく再生することが期待出来ます。
(歯の周囲の骨は健康な歯根の周囲の歯根膜という組織が造り出すので)

ただし、自家歯牙移植の成功率が不明であり、個人個人というか歯歯?によって見通しが正確には立てづらい点

それと、神経も抜かなくてはならない点は悩みどころになるかと思います。



とはいえ

ブラッシングで悪化させない様に付き合う選択肢もあるとの事で、

↑これについても過剰な期待は出来ないです。
ブラッシングの徹底だけで悪化しないのなら、最初から歯周ポケットを除去する必要もない訳ですから。

どちらも一長一短ありますのでよく話し合って決められて下さい。

一般的に深い歯周ポケットがある場合は歯ブラシ単独の効果はあまり期待出来ませんので、個人的にはプラークコントロールの徹底+短めの間隔(大体2週間〜1ヶ月ぐらい?)での、歯科医院での歯周ポケット内の清掃を付加的に継続するのが良いのではないかと考えています。



お大事にどうぞ。



と書いている間に細見先生からも書きこみがありましたが、過剰な咬みあわせ(外傷性咬合)で深いポケットが出来ることはないでしょうね。

回答 回答3
  • 回答者
当サイト登録医としてふさわしくないと判断したため、ご退会頂きました。(不正請求による保険医登録取り消し、H26.12.10)
回答日時:2011-04-13 10:09:56
>先日、3ヶ月毎の定期検診を受けたところ、右下6番に6mmの歯周ポケットが有ると診断されました。
>(過去の治療で神経は抜いています)


歯周病の症状ではないような気がします。
他の6番はどうでしょうか。
また前歯はどうでしょうか。

歯周病のなかでも特殊な病体なので鑑別はつきやすく、部位特異性がある事と特殊な菌が存在します。



ブラッシングで悪化させない様に付き合う選択肢もあるとの事で、私としては極力移植等をせずに治療を行いたいと考えています。


個人的には、ポケットが全体に6ミリとなると厳しいと思いますが一部であればプラークコントロール歯周病の治療をすれば6ミリ程度なら治る可能性も高いと思います。




>他の方の相談を見ていた際に侵襲性歯周炎の情報を見て、3ヶ月で6mmまで進行した事から自分もそれでは無いかと不安になっています。
>(歯磨きは朝は5分、晩は10分程かけて磨いていました)
>下手にしてもしっかり磨いていたつもりだったのですが、そんなに一気に進行するものでしょうか?


個人的には、短期間のでは起こりにくいと考えてます。
中程度まで進んでしまうと進行は早いですが、はじめの進行はじわじわと出てきているはずです。

歯の神経がないことから歯の破折や一部だけのポケットであれば他の事も考えられるような気がします。
きちんと検査をされた方が賢明かと思います。

回答 回答4
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-04-13 12:38:23
>過剰な咬み合わせ(外傷性咬合)で深いポケットが出来ることはないでしょうね。

なるほど、外傷性咬合のみでは歯が動揺(一種の適応?)するようになっても、ポケットの形成とは関係しないものかもしれません。
でも、現実には深いポケット・骨吸収と外傷性咬合・歯牙動揺が同時に認められるケースが多いのは何故なんでしょうね?


それと、何故、いきなり(?)外傷性咬合なるものが発生するものなのでしょうか?(偶然?必然?)

ちょっと疑問に思ったもので・・。




渡辺先生が、歯牙移植により歯周病で失われた骨が再生する説明を見事にされていました。
ただ、あまりに周囲の骨がなくなると無理な場合もあろうかと思われますので、主治医の判断に委ねましょう。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-04-13 13:03:18
話が完全にそれますが、

>現実には深いポケット・骨吸収と外傷性咬合歯牙動揺が同時に認められるケースが多いのは何故なんでしょうね?

プラーク → 炎症 → 骨吸収 → 歯牙の廷出

といったところではないでしょうか。
この辺り、誤解されていることが一般的(?)ではありますね。

参考⇒歯肉から排膿がおこるってことは?

回答 回答6
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-04-13 13:55:38
なるほど、歯牙挺出が起こるわけですか・・?
それが外傷性咬合となり、結果、深いポケットを伴った外傷性咬合が観察されるのですね!

順序として、プラーク炎症が先か、或いは外傷性咬合が先かといった問題で、咬み合わせの合っていない修復をされた等でなければ、ほとんどの場合は前者(プラーク・炎症)が先で、それらの外傷性咬合には深いポケットがありそうな気もします。

囲堯性(字、合ってます?)云々の事は分かりませんが、細見先生の御意見にも一理あるのでは?

回答 回答7
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-04-13 14:16:29
外傷性咬合だけではポケットは出来ないかもしれませんが口腔内には必ず細菌がいます、そうすると渡辺先生の書かれた。

プラーク(細菌)→感染症炎症ではないと思います)→ポケット形成

と成るんだと思います。


私は失活歯と言う事で、何らかの補綴がしてありその補綴物の影響の可能性を考えました。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ハシさん
返信日時:2011-04-13 21:29:42
先生方返信ありがとうございます。

細見先生

ポケットの箇所はどの辺りかは確認して居ませんが、出血の際は頬側の7番との間から6番の真ん中程度までの血のにじみが見えますのでその辺りと思われます。

5番に近づくにつれ、出血も見えない為、全周では無いかなと思います。

以前に虫歯になり、神経を抜いて銀の詰め物をした箇所なので、その根っこが悪くなった要因かもしれません。



渡辺先生

現在通知を受けたのは右下6番のみです。
前歯や他の6番については特に異常は無い様ですので、侵襲性では無く一般的な歯肉炎と考えた方が良いのかもしれませんね。
今のところ、細菌検査の話は担当医に確認しておりません。

移植に関しては成功の可能性と耐久年数を考えて決めかねている状態です。
平均5年を長いと見るか短いと見るか・・・中々決断できません。



服部先生

全周ではなさそうですが、ポケットを減らすことが出来ればなるべくブラッシングで緩和したいのですが、渡辺先生のおっしゃる様に難しいのかかもしれません。

3ヶ月前の検診・治療では問題なかったはずなのになぜ?というのが正直なところですが・・・
前回に見落とし・・・というのも考えたく無い選択肢ですしね。



藤森先生

今の状態であれば移植は可能だろうとの判断でした。
また、運が良いのか親知らずが4本とも綺麗に生えているため、移植の為の歯も一応ストックがあるのではないかとの事です。
(実際は抜いて調べないとわからないかもしれませんが)




金曜にもう一度通院する予定ですので、その際に先生方から頂いた
アドバイスを元に担当医と自家移植も再度視野に入れて相談したいと思います。
正直予後が悪いとかそんな評判が多く、少し不安ですが・・・
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2011-04-14 04:53:12
ハシさまおはようございます。

右下6番に6mmのポケットがあって侵襲性歯周炎と診断されて、親知らずの移植を勧められたわけですね。

実際に拝見したわけではないので推測にはなりますが、ポケット6mmなら歯磨きで十分治ると思うのですが、ましてや移植など私なら考えないと思います。


最近若い男性の方で重症の歯周病の方の歯磨き練習を始めたのですが、おそらく何本かの歯は抜歯することにはなると思いますが歯磨きで治ると思いますよ。

参考になれば幸いです。



重症の歯周病?
http://yamadashika.jugem.jp/?cid=208




タイトル 3ヶ月で歯周ポケット6ミリに・・・侵襲性歯周炎?
質問者 ハシさん
地域 非公開
年齢 26歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 歯周病(歯槽膿漏)治療
親知らずの移植
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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