歯軋りと歯並びで神経がダメに。矯正で治療できるか?

相談者: しいたけさん (35歳:女性)
投稿日時:2011-04-26 15:02:46
左上1番の歯が痛むため歯医者さんに行きましたが、虫歯ではなく歯ぎしりが原因とのことでマウスピースを作って頂きました。

結局それでは痛みは取れず、次の日に神経を取りました。
神経がだめになっていたそうです。


ずいぶん前にも右上1番の歯の神経を取りました。
こちらも虫歯ではなくこの歯だけに強く歯が当たるとのことで、神経がだめになっていたそうです。

他にも下の歯(どの位置か忘れてしまったのですが)も虫歯ではないけど神経を取りました。



ずっと、虫歯でなくても神経がダメになることがあるんだな・・・
程度に考えていましたが、今通っている先生のところで歯ぎしりと歯並びが原因だろうといわれました。

矯正を勧められていますが、金額的な問題(矯正は保険がきかないそうなので・・・)と以前矯正していた頃の大変だった記憶が大きいので、とりあえずマウスピースで様子を見てから決めることとしました。


以前矯正していたのは小学校低学年ぐらいのことで、下顎が前に出ていたのを治すのと歯並びが悪いのを治す為でしたが、歯を動かすのがとても痛かったのと、矯正が終わってからも顎に違和感がずっとあることや、大人になるにつれ結局また歯並びが悪くなってきているので、やっても意味無いのではないかと考えていたりでどうも矯正に良い思いがありません。


現在は寝る時や外出しない時は作って頂いたマウスピースを付けて、神経を取った歯の根の治療をしています。

ところが、気を付けるようにしているのですが、どうしても寝ている間に歯ぎしりをしているようで作って頂いたマウスピースにひびが入ってしまいました。

また、上の歯にマウスピースを付けていますが、マウスピースに当たる下の歯にまた同じような痛みを感じるようになりました。



このままにしておくとまた神経がダメになったりするのでしょうか。

矯正しないかぎりどうにもならないのでしょうか。
矯正してもまた歯並びが悪くなったら同じようになるのでしょうか。

矯正以外で治す方法はありませんでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-04-26 15:30:49
現在どの様な状態であって、それを矯正によって担当医が、どのような歯列に変えようと思われているのか?
果たして、担当医がゴールと考えている場所に歯を移動させることによって主訴が改善されるかどうかは分かりません。
疑問です。

只、もし、主訴が改善されてから、すべての治療費を払うなどのシステムが可能なら良いかもしれませんね。



>矯正しないかぎりどうにもならないのでしょうか。

(ケースによるのかもしれませんが、)通常は矯正してもどうにもならないような気もします。



>矯正してもまた歯並びが悪くなったら同じようになるのでしょうか?

矯正によって得られた歯並びが、口腔全体(舌・唇etc.)の機能や、体全体の内のバランスとして求められる歯列の位置と著しく異なっていれば、また悪くなるかもしれません。



>矯正以外で治す方法はありませんでしょうか。

こちらを考えられるのは如何でしょうか?
まず、歯ぎしりの原因が何かの診断が必要だと思います。

もし歩行機能に異常がなければ、毎日40分ちょっとの歩行習慣をお薦めしたいと思います。
出来れば、これを指導して貰える人がいると良いですね。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-04-26 16:02:17
私見ですが…

マウスピースを入れていれば歯ぎしりが治る」
「マウスピースを入れていれば安心」

と言うのは大きな間違いだと思います。

むしろ、安心してしまう事で「余計食いしばりが強くなる」と言う方もいらっしゃいます。

あくまでもブラキシズムに対してのマウスピースは「補助的」な役割しか無いと思っています。


参考:歯軋りの原因、治療・対策など



ブラキシズム対策に大切なのは「意識改革」と「自己暗示」だと思っていますので、とりあえず1週間、お食事と話をする時以外は意識して「奥歯を触れさせない」と言う努力をされてみてください。

早い方だと1週間で効果を体感できるようです。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-04-26 16:03:37
矯正をしたからといって歯ぎしりが治ると言う保証はありません。


信じる信じないは置いておきますが、私の患者さんは、甘いものが好き、あるいは食事における炭水化物(白米、パン、うどん、パスタ等)の比率が非常に高い場合、糖質を制限する事で歯ぎしりがウソのようになくなっている方がいらっしゃいます。

私の勉強会でも、多くの方が糖質制限で改善されているという報告をされています。


食生活がそうでなければ、原因はまた他にあると思いますが・・・

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: しいたけさん
返信日時:2011-04-26 21:36:53
有難うございます。
早々に沢山回答頂いて嬉しいです。

矯正歯ぎしりが治ることがないというのは、本当にその通りだと思います。
歯ぎしりについては頂いたご意見を参考に治していこうと思います。
自分で治せるものだということでとても気持ちが楽になりました。



再度質問なのですが、食事中やしゃべっている時などのふとした拍子に一部の歯に強く当たることがあります。

歯ぎしりをしなくなったとしても、このようなことで神経や歯がダメになることはありますか?


以前当たらないように少しだけ歯を削ってもらったことがありますが、これ以上は削ることはできないと言われています。

歯ぎしりが無くなれば歯をダメにすることがないということであれば、矯正はしないと決めようと思っています。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-04-27 05:05:31
歯ぎしりはともかく、噛み合わせを指摘されている訳ですので、何らかの不正咬合はあるのではと推察いたします。

また、機能的な問題も、自覚されているので、矯正医の立場からですと、治療する意味はあると思います。
どうしても見た目重視の治療と思われがちですが、我々は機能性を重視しています。


一部の特定の歯のみが当たる現象は、その歯だけが咬合力の負担をしている訳ですので、将来的に不安は残るでしょう。


矯正医としての意見です。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-04-27 10:53:42
歯ぎしりをしなくなったとしても、このようなことで神経や歯がダメになることはありますか?

ありますよ。
咬合性外傷が強くなれば歯牙破折も引き起こします。



>以前当たらないように少しだけ歯を削ってもらったことがありますが、これ以上は削ることはできないと言われています。

これは実際に拝見しないと解りません。


ただ、大原先生も書かれているように一度、不正咬合の診断だけでも受けておかれた方がよろしいかもしれません。

回答 回答6
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-04-27 19:45:13
>以前当たらないように少しだけ歯を削ってもらったことがありますが、これ以上削ることはできないと言われています。

余程の理由がない限り、従来機能してきた御自身の歯を削ることは止められたほうが無難だと思いますよ。

結局、どこかの歯は当たるわけですから、当たる場所が変わるだけになりそうです。



不正咬合

’不正咬合がどのような状態であるか’に依りますが、顎顔面部の重要な一部である歯列(’形態’)を変えることによって、より好ましい’機能’が回復される可能性は考えられますね。




タイトル 歯軋りと歯並びで神経がダメに。矯正で治療できるか?
質問者 しいたけさん
地域 東京都下
年齢 35歳
性別 女性
職業 自営業・フリーランス
カテゴリ 歯列矯正の治療法
歯列矯正(矯正歯科)その他
噛み合わせに関するトラブル
歯軋り(歯ぎしり)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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