アマルガムからプラスティック樹脂への交換後の痛みについて

相談者: vvさん (45歳:女性)
投稿日時:2011-05-12 21:17:51
こんにちは。

最近奥歯がしみるようになったので、歯科医院を受診しました。

幸いレントゲンでも虫歯は確認されなっかたのですが、そのとき医師より

「昔治療した殆どの奥歯に有害な水銀が使われているので、そのまま放置しておくとよくないので、プラスチック製の詰め物に変えましょう。
その後にしみる痛みの原因をさぐりましょう」

と言われました。

現在4本の奥歯(右上第1大臼歯、右下第2小臼歯、左上第1小臼歯、左上第1大臼歯)の詰め物を削って、プラスティック製のものに変える治療を受けました。

一番しみた右上の第1大臼歯には、テープを貼って様子をみることになりました。

一昨日、左上の第1大臼歯を治療した後で医師より

アマルガムを削って除去したところ、以前の虫歯治療でかなり深く削っており、神経の保護シートを取り除くともう神経が見えていたため、再度、新しく保護シートを貼り、樹脂に詰め替えました。

麻酔が覚めてもしズキンズキンと痛み出したら、早急に神経を取ることになりますので来てください。」

と言われ痛み止めを処方されました。

その後しばらく左側で噛むことは控えていましたが、今日試しにトーストを左側で噛んだところ、ズキンという神経の鋭い痛みがありました。

その後はカチカチと歯を鳴らした時に痛みが出ますが、何もしない時は痛みません。

左で噛むと痛むのでこのままでは無理ですが、やはり神経を取るしかないのでしょうか。

またネットで調べたところ、虫歯がなく落ち着いている場合は、アマルガムを取り替えることもないという考えもあるようですが、残り3本も交換はした方がいいでしょうか。

どうぞアドバイスをよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-05-12 23:50:29
まずはじめに、アマルガムは180年の以上の歴史の有る歯科材料です。

現在でも、アメリカを含めて多くの国で使われています(ただしその国個々の事情も有ります)。

アマルガムは、歯科材料としては珍しく、充填後膨張する材料です、その分隙間が出来にくい、銀イオンの作用により抗菌作用もあり、素晴らしい材料だとは思います。

ただ審美的な問題と、凄く扱いが難しい材料です(上手い先生のアマルガムは普通のインレーよりずっと良いです)。

少なくとも私は上手く扱えません。
上手く扱えないと、二次カリエスなどのリスクは高くなります。

vvさんのアマルガム充填が、どの様な状態かによって変えなきゃならないかは変わります。

神経の保護シートがどの様なものかは想像できませんが、一般的に言って、症状(痛み、滲みる)が有った歯は、抜髄になる事が多いと思います。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-05-13 09:03:05
僕も細見先生が書かれているように、アマルガムは素晴らしい材料だと思っています。
(僕自身は扱える設備が無いのでやりませんが…)
なので、不具合のある場合を除き、無理にやり変えようとは思いません。


>左で噛むと痛むのでこのままでは無理ですが、やはり神経を取るしかないのでしょうか。

実際に拝見しておりませんし、処置もしておりませんので何とも言えませんが、とりあえず、最長3カ月をメドに経過観察されてはいかがでしょうか。
(処置を担当した歯科医にしか状況は解らないモノですから)

処置直後に痛みが残る事は充分考えられますし、担当の先生の処置が適切であれば修復象牙質が作られ、徐々に痛みを感じなくなって行きます。

参考⇒第二象牙質

もちろん、経過観察中に、痛みがひどくなるような場合には、残念ながら抜髄となるかと思います。

回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-05-13 09:26:15
>カチカチと歯を鳴らした時に痛みが出ますが、何もしない時に痛みません。


もしかしたら・・程度ですが、担当の先生に、このままお伝えになり、咬み合わせ状態を確認して頂いたら如何でしょうか?

もし必要なら、咬み合わせ調整してもらえるはずです。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-05-13 11:27:47
アマルガム充填多用派です。

水銀が入っているという理由だけで、詰めなおすのは反対です。
ただ不適切なアマルガム充填が多いのも事実なので、詰めなおすかどうかは状況によります。

2次カリエスの可能性が低いならば、詰めなおす必要は無いと思います。

当院では20年もののアマルガム充填が無事に機能していますし、金属アレルギーが出たという苦情も1度もありません。


>左で噛むと痛むのでこのままでは無理ですが、やはり神経を取るしかないのでしょうか。

だんだん治まってくる場合もあります。

・噛んだ時の痛みが増す
・何もしなくても痛い
・熱いものがしみる

などの症状に注意しながら、しばらく経過観察してはどうでしょう。


ご参考まで・・・

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: vvさん
返信日時:2011-05-13 13:18:48
細見先生。。。

不安だらけでどうしようかと思っていました。
早速のご回答ありがとうございました。とても嬉しかったです。

今回アマルガムを除去した際、どの歯にも虫歯はなかったとのことでしたので、総合的に考えて残りの歯は交換を見合わせようと思います。

痛みのあった歯は丸2日たって、恐る恐るではありますが噛んでも昨日のような痛みが減って来ている感じがします。
しみる感じも落ち着いてきました。

次回受診時に担当医に経過を報告し、今後の治療方針を相談してみます。
どうもありがとうございました。



タイヨウ先生。。。

アドバイスならびに、修復象牙質の情報どうもありがとうございました。
2日たって、どうにか症状が落ち着いてきているように感じます。

このまま、落ち着いてくれれば有り難いのですが。。。
次回の診察が16日なので、もう少し様子を見てみようと思います。

ご回答を読んで気持ちも落ち着いてきました。
メンタルな面での影響も大きいですね。



藤森先生。。。

噛み合わせでの痛みも、ちょっと昨日より軽くなってきましたが、まだ響く感じがするので担当医に相談してみようと思います。

アドバイスいただきまして、どうもありがとうございました。
とても心強く思いました。



杉原先生。。。。

私のアマルガムもすでに15年物でしたが、虫歯もなく状態は悪くなかったように思えました。

自分なりの知識や情報のないまま言われたまま交換し、寝た子を起こすような結果を招いてしまったことを後悔しています。

頭でっかちにならない程度の知識を得てから、治療を開始することの重要性を今回学びました。

初めて聞くような治療は、次回からは一度調べて納得してからお願いしようと思います。

先生のお話にあるように

・噛んだ時の痛みが増す
・何もしなくても痛い
・熱いものがしみる

などの症状に今後気をつけて様子を見ていきます。

適切なアドバイスいただきましてありがとうございました。
本当に心も落ち着いてきました。


諸先生方の、あたたかいアドバイスに感謝いたします。
どうもありがとうございました。

また相談させていただくことがあるかもしれませんが、そのときはどうぞよろしくお願いいたします。



タイトル アマルガムからプラスティック樹脂への交換後の痛みについて
質問者 vvさん
地域 非公開
年齢 45歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ むし歯 治療後の痛み
レジン(白いプラスチック)
アマルガム
詰め物、インレー治療後の痛み
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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