虫歯の親知らず。抜歯矯正しているので抜くか治療するか迷う (アメリカ)

相談者: josephさん (30歳:男性)
投稿日時:2011-05-18 16:05:42
アメリカ在住です。
子供の頃に矯正をした際2本抜歯したため、大学生のときに生えてきた親知らずを立たせて(矯正して)保存する治療をしました。


最近左下の親知らずに虫歯が見つかりました。
レントゲンでは分からず、歯を見て見つかったものなので表面の虫歯なのだと思います。

下の前歯歯並びが少し悪くなっているので、どちらかと言うと抜くのをすすめるが、フィリングをしてもどちらでもよいと言われました。



1.既に矯正のために歯の数が2本少ないこともあり、できれば抜かずに取っておきたいと思うのですが、どちらがよいと思われますか?


2.ちなみに抜くのであれば左右両方抜かなければならないでしょうか?

また、詰め物をする場合はシルバーならいくら、白いものならいくらという風に説明されました。

銀歯のほうが$50ほど安く、丈夫だそうなので銀歯でいいかなと思っていたのですが、英語でネットを検索したところ、銀の詰め物には水銀が含まれているので使用しないほうがよいと数箇所で書いてありました。


3.日本では現在はアマルガムはほとんど使用されていないと理解しているのですが、アメリカではそうではないのでしょうか?
アメリカのほうが進んでいると思っていましたので、そうだとすれば驚きなのですが。。


4.それと、親知らずは奥歯のような感じで生えているのですが、そのような力のかかる部分に白い詰め物を選択しても強度の問題はありませんでしょうか?


色々とお伺いしてしまい、大変恐縮ですが、アメリカで医療費が高額で、アメリカの歯医者さんのいうことを100%信用しきれていませんので是非アドバイス頂けると幸いです。
よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-05-18 16:16:40
>1.既に矯正のために歯の数が2本少ないこともあり、できれば抜かずに取っておきたいと思うのですが、どちらがよいと思われますか?

これは実際に診ていないのでここでは判断できませんね。



>2.ちなみに抜くのであれば左右両方抜かなければならないでしょうか?

特に問題が無ければ両方抜く必要はないと思います。



>3.日本では現在はアマルガムはほとんど使用されていないと理解しているのですが、アメリカではそうではないのでしょうか?

アメリカでは制度の差も有りアマルガムが使われる事が多いみたいですね。

アマルガムは180年の歴史を誇る歯科材料です、固まった後に膨張する(隙間ができにくい)銀イオンの殺菌作用で虫歯が出来にくい、などのメリットがありますが、反面審美的に良くない、扱いが非常に難しい(ただ上手い人の詰めたアマルガムは素晴らしくきれいです)などのデメリットがあり日本ではあまり使われなくなってきています。



>4.それと、親知らず奥歯のような感じで生えているのですが、そのような力のかかる部分に白い詰め物を選択しても強度の問題はありませんでしょうか?

白い詰め物の材質にもよりますが、最近の臼歯部用レジンは十分咬合力に耐えれると思います。



>アメリカで医療費が高額で、アメリカの歯医者さんのいうことを100%信用しきれていませんので是非アドバイス

相談とは直接関係有りませんが、アメリカでの医療費が高いのではなく、日本での医療費が異常に安いんですん。
世界的い見れば日本が特殊なんですよ。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-05-18 16:26:17
海外での治療は大変ですね。

1.前歯歯並びを悪くしている原因が親知らずかどうか判断できません。
残したいのであれば抜かなくても良いと思います。



2.前歯の歯並びを悪くしているのが親知らずであれば両方抜歯した方が良いでしょう。



3.金属アレルギーがなければアマルガムでも問題ないと思います。日本でも使用禁止ではありません。

公害問題になった「有機水銀」とアマルガムの「無機水銀」を混同し「水銀」という単語に敏感になっているだけです。

日本にはアマルガムをきちんと詰められる歯科医が少なくなっていますが、アメリカには上手な歯科医がまだいるようです。



4.詰める場所や大きさにもよりますが、担当医が可能と判断しているなら大丈夫だと思います。





ご参考まで・・・

回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-05-18 16:37:30
親知らずを’抜いた方が良い・どちらでも良い・抜くべきでない’の判断材料として、その側の上下咬み合わせの状態が大きなウエートを占めると考えています。


下の前歯歯並びが悪くなる原因を親知らずの存在のせいだと考えるか否かは歯科医師の間でも意見が割れると思います。
ケースによっても異なると思います。

従って、必ずしも親知らずの抜歯が前歯の歯並びに良い影響を与えるとは限りません。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-05-18 17:46:04
まず第一に、親知らずを抜くか抜かないか?の問題ですが、僕がアメリカにいた時の矯正では、基本的に矯正治療の前処置として、親知らずは事前に抜歯するという先生の流れと、親知らずは矯正治療とは関係ないので術前抜歯は必要ないという、二つの流れがありました。

僕は前者のほうを基本的には採用をしています。


がここで問題で、すでに上下顎の第一小臼歯を抜歯しているとのことですが、この歯がなくなると、相対的に下顎をバックさせる傾向がるので、その際、後方のストッパーとしての役割を親知らずがしている場合があり、その際はこの親知らずは絶対に抜いてはけません。
その診断は模型を作製して確認をすればわかります。


おそらくこの部分が、虫歯になったといことは、ストッパーになっていたため過重負担がかかったための生理的現象だと推測されます。

また、万が一そうでないなら、抜歯をするべきだと思います。
抜歯に際しては、負担を考えれば、左右一週間に1本のペースでぬくことが良いと思います。

左右抜く理由は、歯列の最後尾の歯のラインは左右対称が咬合の安定するもっとも重要な要素だからです。




次のアマルガムの問題ですが、日本とアメリカ、アメリカの中でも2通りのことをかんがえなければなりません。

日本でのアマルガムはこれは、治療の質の問題ですが、少なくともアメリカのトップレベルの先生が行うアマルガムとは比較になりません。
きちんとしたアマルガムは虫歯治療に関してはゴールドに次ぐ材質とされています。

しかし、同時にADAではアマルガムに関しては人体に影響がないと答申をだしていますが、僕の患者さんに関してはアマルガムが原因で皮膚炎その他の疾患を引き起こしているのは臨床上そのように感じていますので、僕自身は現在は使用していません。


またレジンですが、これは比較的良い材質ですが、これも真剣に行えば、かなりの高度な技術をようするものです。
強度的には現在のレジンは進化しているので、問題ないと思いますし、何よりも歯と同じように擦り減ってくれるので対合歯にダメージが少ないのでよいと思います。


お金の問題ではなく、以上のことを主治医と話をし、きちんと説明できるようならその先生を信頼していいと思います。




タイトル 虫歯の親知らず。抜歯矯正しているので抜くか治療するか迷う (アメリカ)
質問者 josephさん
地域 海外
年齢 30歳
性別 男性
職業 会社員(事務系)
カテゴリ 虫歯治療
抜歯:8番(第三大臼歯、親知らず)
レジン(白いプラスチック)
アマルガム
歯列矯正(矯正歯科)その他
親知らずの抜歯
アメリカ(米国)
親知らずの虫歯
回答者




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