2年間歯周治療を頑張ってきたのに、5ミリのポケットがまだあります

相談者: maomamaさん (36歳:女性)
投稿日時:2011-05-19 13:59:39
初めまして。

私は小さい頃から歯磨きをきちんとせず、虫歯も多く中学生くらいの頃にはすでに歯槽膿漏になっていました。

妊娠・出産を2度経験する間に歯周病は悪化し、子育てが落ち着いて歯医者さんに行った時には前歯のポケットがほとんど4で奥歯にいたっては5か6しかないような状態で歯石もびっしりでした。

「このままでは早い段階で歯を失ってしまうので今からでもがんばって治していきましょう」

と先生に言っていただき、そこから月に一度のスケーリングと高周波治療、毎食後の歯磨き、歯茎のマッサージなどで2年の間に上下とも、前の1から4番まではポケットが3mmに、5番は3mmと4mmが混在していて、7番はすべて3mmまで回復し、出血は全然ない状態までやっと回復しました。

ただ、上下の6番が5mmの深さからなかなか回復しません。
先生は、

「歯周病は完治することはなく、ここまで来てしまったら現状維持が大切なので今のままがんばってもらえたらいいですよ」

とおっしゃってくださったのですが、3mmでもまだ良い状態とまではいかないのに5mmのところが4箇所もあると思うと本当に不安です。

もう治療を初めて2年になるのに5mmのところが無くならないというのは異常なことなのでしょうか?

歯周病について勉強すると、プラークコントロールがとても大切だということだったので、専門の方に歯磨きの仕方を教わり、バランスのよい食生活を心がけ、睡眠、運動にも気を付けて生活しているのですが、それでもなかなか思うように改善しません。。。

他にも何かすべきことや、気をつけなければいけないことがあるのでしょうか?

まだ36歳なので諦めて抜くしかないという状態が少しでも遅くなるように、出来ることがあれば教えていただきたいです。

宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-05-19 15:52:37
こんにちは。
2年間頑張られましたね。

残念ながらポケットの深さのだけでは、どれだけ改善したか漠然としかわかりません。
実際にはレントゲン等も併せて再度診断し、もう一度歯石を取る作業を行うのか、歯周外科処置を行うのか、このまま様子をみていくのか判断していきます。

実際に拝見したわけではないので、推測になりますが、ご年齢等を考えると個人的には、深いポケットをそのまま残してメインテナンスをするよりは、もう少し歯茎の安定を期待して、行えることはあるように感じます。


>「歯周病は完治することはなく、ここまで来てしまったら現状維持が大切なので今のままがんばってもらえたらいいですよ」

おっしゃる通りだと思います。
どのようにうまく付き合っていくかが重要だと思います。

しかし、2年間の治療で、未だに深いポケットが残存するということは、もしかするとその医院の限界なのかもしれません。

せっかくここまで来て改善して来ているのだから、あまりお勧めしにくいのですが、これ以上の改善を得るためには、歯周病治療に力を入れている医院への転院も一つの可能性として考えられても良いのかもしれませんね。

お大事にされて下さい。

回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-05-19 16:30:10
歯科医師によって考え方は様々のようです。

絶対に5mm以上のポケットの存在を許さないグループ、担当の先生のように、それ以上に悪くならないようにコントロールさえすれば5mmを良しとするグループがあると思います。

また、6番のどの部分が深いのか?
或いは歯茎が元の位置からどれ程下がった状態にあるのか?
・・etc.
によって評価は変ると思います。

確かに転医も一つの方法ですが、ちょっと勇気が要りますね。

回答 回答3
  • 回答者
湯浅です。
回答日時:2011-05-19 20:59:33
基本的に、歯周ポケットの深さは、歯周病の診断項目の、一つにしかすぎません。

基本的には、予後(というか治療効果)を評価するのならば、歯周ポケットより、ポケット測定時に出血したかどうか(BOPと言います)が大切と思います。

ポケットの深さで一喜一憂しない方が良いと思います(時々、この手の同じような質問があるので、今回回答しました)。
このあたりも、主治医や担当衛生士から説明を受けると良いと思います。

私見ですが、ポケットなど、歯周病の予後のリスク判定の要素のが強く、治癒の判定材料でないと思っています。

それよりも、「2年に及ぶ歯槽膿漏の治療について」が気になります。

そもそも、maomamaさんにとって、歯周病治療のゴールは、なんでしょうか?

おいしくかめること
これ以上、病気が進行しないこと

それとも、

BOPがなくなること

さらには、

ポケットが小さくなること

またまた、

歯垢チェックの値が良くなること

でしょうか。

そのあたりも、しっかりと、主治医と相談してください。


きっと、歯周病をわかっている先生ならば、その話をしているはずですが(2年前に)。


PS:
「そこから月に一度のスケーリングと高周波治療、毎食後の歯磨き歯茎のマッサージなどで」というのも、ちょっと気になりますが、これはさすがに、ネットで簡単に説明できないです。
過去の記事に、散見していろいろな先生が書かれていますが、まとめるのはちょっと。
これらも、その効果について、具体的な理論的背景を教えてもらうと良いかもしれません。
←と言っても、質問攻めにすると、先生も困るかもしれませんが。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: maomamaさん
返信日時:2011-05-19 22:35:36
稲垣先生

こんばんは。
早速の回答をありがとうございました。


>深いポケットをそのまま残してメインテナンスをするよりは、もう少し歯茎の安定を期待して、行えることはあるように感じます。

とのことですが、具体的にどういった方法があるのでしょうか?

また、ポケットの測定は毎月ですが、レントゲンは1年に一度撮り、虫歯の有無と歯茎の状態を見ていただいています。

今治療していただいている先生にはもう25年お世話になっているので、転院を検討する前に一度先生に現在のこと、疑問に思っていることなどをご相談してみようと思います。

本当にありがとうございました。




藤森先生

こんばんは。
早速の回答をありがとうございました。

確かに先生によって治療の方法や見解は様々だということを今回、回答していただき実感しました。

今治療していただいている先生にはもう25年お世話になっているので、転院を検討する前に一度先生に現在のこと、疑問に思っていることなどをご相談してみようと思います。

本当にありがとうございました。



湯浅先生

こんばんは。
早速の回答をありがとうございました。

歯周病の程度や、治療でどの程度治ったかはすべて歯周ポケットの深さで判断すると思い込んでいたので、とても驚きました。
勉強不足でした。
教えていただきありがとうございました。


ポケット測定時の出血についてですが、2年前はほとんどの歯に出血がありましたが、今は1本も出血はありません。


歯周病治療にゴールはないと思っています。
先生に「現状維持か、今よりまだ少しは良くはなっていきますが健康な人ほどまでは治りません」と言われたので、その辺りは理解しているつもりです。
少しでもポケットの深さや歯の揺れがなくなればと思いますが、完治のない病気だからこそこの先もずっと治療が必要だとは思っています。

今日、先生方に回答をいただくまで「改善してきたかどうかは歯周ポケットの深さで判断する」と思ってきたので、「2年も経つのに治療が終わらない。。。」ということではなく、「2年かけても5mmのところがなくならない」ということについてそれはおかしいことなのかと不安に思いご質問させていただいた次第です。

一度、診てくださっている先生に今不安に思っていることなどをご相談してみようと思います。

本当にありがとうございました。



タイトル 2年間歯周治療を頑張ってきたのに、5ミリのポケットがまだあります
質問者 maomamaさん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯周病(歯槽膿漏)治療
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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