Ir,Pd,Al,Sn,Cu,Rh,Crの含まれない歯科用合金を探しています
相談者:
ぴかぴかさん (31歳:女性)
投稿日時:2011-05-03 16:00:01
第2小臼歯(5番)につきまして
数年前に、虫歯で溶けてしまい、金属の土台とセラミックのかぶせものをしていましたが、昨年12月頃に、土台から(ネジのようなものから)外れてしまいました。
急いで歯医者さんに行きましたところ、根っこで虫歯になっているところを取り除き、空いた穴に土台を入れる必要があるとのことでしたが、強度的にファイバーコアだと難しいので金属が良いとすすめられました。
-----------------------------------------------------------
そこで、皮膚科で金属アレルギーの検査(パッチテスト)を左二の腕でした所、以下の金属にアレルギー反応が出てしまいました。
●イリジウム、パラジウム、アルミニウム、クロム、錫
その後、医科歯科大の外来アレルギー検査で、今度は背中に再度パッチテストをしまして、以下の金属にも反応が出てしまいました。
●銅、ロジウム(ロジウムは0.1%は陰性でしたが0.2%で陽性でした)
※医科歯科大で背中でパッチテストをしたときには、パラジウムや錫は反応が出ず、アルミニウムやクロムは2〜3日目で反応出ましたが、一週間後には消失したために、陰性と判定されました。
-----------------------------------------------------------
高カラット白金合金でも、イリジウムや銅など、何らかの金属が入ってしまっていることが多く、何とか使用できる金属がないか、必死で探しています。
-----------------------------------------------------------
ちなみに、オーリングテストを別の歯科医院さんでやって頂いた所、
■ヘレウス社の バイオメタル「バイオハラドールSG」
(成分 Au-88.7%, Pt-9.5%, Rh-0.2%, その他(Zn,Mn,Ir)-1.6%)
は+3でOKだったり、
■大信貿易?の 「BioEthic バイオエティック」
(成分 Au-87%, Pt-11%, その他(Zn,Ag,Ir,Rh,Ta,In,Sn))
は使用できる、とのことでした。
(パッチテストで陽性の金属が入っていても、合金になると使えることがあるのでしょうか・・・?)
-----------------------------------------------------------
今回の質問をさせて頂いた目的ですが、
上記のパッチテストで陽性だった金属が入っていない、白金合金を探しておりまして、どのメーカーなどから調べたら良いか、アドバイスを頂けませんでしょうか?
(陽性だった金属・・・イリジウム、パラジウム、アルミニウム、錫、銅、ロジウム、クロム)
毎日、インターネット等で見ておりますが、どう探したら良いのか・・・専門家の皆様のご指導を頂きたく存じます!
何卒よろしくお願い致します!!
数年前に、虫歯で溶けてしまい、金属の土台とセラミックのかぶせものをしていましたが、昨年12月頃に、土台から(ネジのようなものから)外れてしまいました。
急いで歯医者さんに行きましたところ、根っこで虫歯になっているところを取り除き、空いた穴に土台を入れる必要があるとのことでしたが、強度的にファイバーコアだと難しいので金属が良いとすすめられました。
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そこで、皮膚科で金属アレルギーの検査(パッチテスト)を左二の腕でした所、以下の金属にアレルギー反応が出てしまいました。
●イリジウム、パラジウム、アルミニウム、クロム、錫
その後、医科歯科大の外来アレルギー検査で、今度は背中に再度パッチテストをしまして、以下の金属にも反応が出てしまいました。
●銅、ロジウム(ロジウムは0.1%は陰性でしたが0.2%で陽性でした)
※医科歯科大で背中でパッチテストをしたときには、パラジウムや錫は反応が出ず、アルミニウムやクロムは2〜3日目で反応出ましたが、一週間後には消失したために、陰性と判定されました。
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高カラット白金合金でも、イリジウムや銅など、何らかの金属が入ってしまっていることが多く、何とか使用できる金属がないか、必死で探しています。
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ちなみに、オーリングテストを別の歯科医院さんでやって頂いた所、
■ヘレウス社の バイオメタル「バイオハラドールSG」
(成分 Au-88.7%, Pt-9.5%, Rh-0.2%, その他(Zn,Mn,Ir)-1.6%)
は+3でOKだったり、
■大信貿易?の 「BioEthic バイオエティック」
(成分 Au-87%, Pt-11%, その他(Zn,Ag,Ir,Rh,Ta,In,Sn))
は使用できる、とのことでした。
(パッチテストで陽性の金属が入っていても、合金になると使えることがあるのでしょうか・・・?)
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今回の質問をさせて頂いた目的ですが、
上記のパッチテストで陽性だった金属が入っていない、白金合金を探しておりまして、どのメーカーなどから調べたら良いか、アドバイスを頂けませんでしょうか?
(陽性だった金属・・・イリジウム、パラジウム、アルミニウム、錫、銅、ロジウム、クロム)
毎日、インターネット等で見ておりますが、どう探したら良いのか・・・専門家の皆様のご指導を頂きたく存じます!
何卒よろしくお願い致します!!
回答1
杉原歯科クリニック(杉並区・上高井戸)の杉原です。
回答日時:2011-05-03 16:25:08
個人的には・・・
何かの金属でアレルギー反応がある場合には、口腔内に金属を入れないようにお勧めします。
>強度的にファイバーコアだと難しいので金属が良いとすすめられました。
現状が分からないので何とも言えませんが、金属コアのほとんどのケースはファイバーコアで可能だと思います。
使用可能な金属を探すより、ファイバーコアが本当に無理かどうかセカンドオピニオンを求める方が良いような気がします。
ご参考まで・・・
何かの金属でアレルギー反応がある場合には、口腔内に金属を入れないようにお勧めします。
>強度的にファイバーコアだと難しいので金属が良いとすすめられました。
現状が分からないので何とも言えませんが、金属コアのほとんどのケースはファイバーコアで可能だと思います。
使用可能な金属を探すより、ファイバーコアが本当に無理かどうかセカンドオピニオンを求める方が良いような気がします。
ご参考まで・・・
相談者からの返信
相談者:
ぴかぴかさん
返信日時:2011-05-03 16:35:57
相談者からの返信
相談者:
ぴかぴかさん
返信日時:2011-05-03 17:35:27
もしよろしければ、先生皆様方、生体に優しく、上記の金属(イリジウム、パラジウム、アルミニウム、錫、銅、ロジウム、クロム)が入っていない、白金合金の探し方を、ご教授いただけましたら、幸いです。
なにとぞよろしくお願いいたします。
なにとぞよろしくお願いいたします。
回答2
回答日時:2011-05-03 17:56:34
こんにちは。
アレルギーは本当に困ってしまいますね。
私も基本的には杉原先生のご意見に賛成ですが、上記金属の入ってない合金も探せばあるかも知れませんね。
ただそれは担当医や技工士の仕事ではないかと思います。
取引業者に聞けば回答も来るでしょうからね。
それよりも今時はインプラント絡みでCAD/CAMの技術なども随分進歩してますから、酸化ジルコニウムや、チタン系金属の様な、アレルギー性の極めて低い材料も十分選択肢になると思いますよ。
長持ちするといいですね。
アレルギーは本当に困ってしまいますね。
私も基本的には杉原先生のご意見に賛成ですが、上記金属の入ってない合金も探せばあるかも知れませんね。
ただそれは担当医や技工士の仕事ではないかと思います。
取引業者に聞けば回答も来るでしょうからね。
それよりも今時はインプラント絡みでCAD/CAMの技術なども随分進歩してますから、酸化ジルコニウムや、チタン系金属の様な、アレルギー性の極めて低い材料も十分選択肢になると思いますよ。
長持ちするといいですね。
回答3
桜田歯科(東京都北区田端)の桜田です。
回答日時:2011-05-03 21:35:47
こんばんは
>イリジウム、パラジウム、アルミニウム、錫、銅、ロジウム、クロム
自分の記憶には残念ながらこれらが全く含まれていない合金はなかったように思います。
どれかが微量含まれています。
杉原先生が書かれているように金属を入れないほうが安全です。
>イリジウム、パラジウム、アルミニウム、錫、銅、ロジウム、クロム
自分の記憶には残念ながらこれらが全く含まれていない合金はなかったように思います。
どれかが微量含まれています。
杉原先生が書かれているように金属を入れないほうが安全です。
相談者からの返信
相談者:
ぴかぴかさん
返信日時:2011-05-03 23:06:45
渡辺先生
ご回答ありがとうございます。
担当医の先生は、上記金属の入っていない合金は知っている中では難しい、とのことで、自身でも探してみて下さい、とのことなのです。
また、チタンという選択肢もあるのですね。
実はオーリングテストでは、チタンはあまり良くなく、白金合金の方が良かったのです。
チタンは電磁波が関連するからではないか、とオーリングテストの先生(担当医の先生とは別の方です)は仰り、できれば白金合金の方にして下さい、とのことで・・・^^;
ご回答ありがとうございます。
担当医の先生は、上記金属の入っていない合金は知っている中では難しい、とのことで、自身でも探してみて下さい、とのことなのです。
また、チタンという選択肢もあるのですね。
実はオーリングテストでは、チタンはあまり良くなく、白金合金の方が良かったのです。
チタンは電磁波が関連するからではないか、とオーリングテストの先生(担当医の先生とは別の方です)は仰り、できれば白金合金の方にして下さい、とのことで・・・^^;
相談者からの返信
相談者:
ぴかぴかさん
返信日時:2011-05-03 23:19:12
桜田先生
ご回答ありがとうございます。
そうですか、先生のご存知の合金の中では、やはりどれかが含まれているんですね。
そうですね、ただ、ただ・・・
金属ではなく、ファイバーコアなどですと、強度が心配で、できるだけ永く持たせたい、というのがありまして・・・
海外を含め、そういった生体親和性の高い合金は、もしあるとしたら、どのような方法で調べたらよろしいでしょうか・・・?
ご回答ありがとうございます。
そうですか、先生のご存知の合金の中では、やはりどれかが含まれているんですね。
そうですね、ただ、ただ・・・
金属ではなく、ファイバーコアなどですと、強度が心配で、できるだけ永く持たせたい、というのがありまして・・・
海外を含め、そういった生体親和性の高い合金は、もしあるとしたら、どのような方法で調べたらよろしいでしょうか・・・?
回答4
回答日時:2011-05-06 17:39:18
オーリングの話まで出始めてしまうとなかなか判断が難しいですが、チタンもNGでしたら
・CAD/CAMで酸化ジルコニウム (※一応セラミックです)
・エクストルージョンやクラウンレングスニングと組み合わせてフェルールを確保出来るなら、その上でファイバーコアにする
の二択など現実的なのではないかと思いますよ。
・CAD/CAMで酸化ジルコニウム (※一応セラミックです)
・エクストルージョンやクラウンレングスニングと組み合わせてフェルールを確保出来るなら、その上でファイバーコアにする
の二択など現実的なのではないかと思いますよ。
相談者からの返信
相談者:
ぴかぴかさん
返信日時:2011-05-06 23:56:53
渡辺先生
ご返信ありがとうございます!
ジルコニア、という選択肢も、できる所ありますでしょうか?
先日、私の医科歯科の担当医の先生に聞いてみたところ、
「昔、実験的にやったことがあったけれど、今は難しい・・・」
と仰っていまして・・・^^;
また、エクストルージョンやクラウンレングスニング、という手段は初めて知りました。
そういう方法もあるんですね。
今回の私のケースに合ってできるかどうか・・・聞いてみます。
いつもありがとうございます。
(まだ、白金合金も同時並行で、探したいと思っています・・・)
ご返信ありがとうございます!
ジルコニア、という選択肢も、できる所ありますでしょうか?
先日、私の医科歯科の担当医の先生に聞いてみたところ、
「昔、実験的にやったことがあったけれど、今は難しい・・・」
と仰っていまして・・・^^;
また、エクストルージョンやクラウンレングスニング、という手段は初めて知りました。
そういう方法もあるんですね。
今回の私のケースに合ってできるかどうか・・・聞いてみます。
いつもありがとうございます。
(まだ、白金合金も同時並行で、探したいと思っています・・・)
回答5
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2011-05-09 12:46:12
>金属ではなく、ファイバーコアなどですと、強度が心配で、
んんん…。
何と比較しての「強度不足か?」という感じなんですけどね…。
僕はここ5年位、メタルコアは使用しておりません。
全てレジン単体かファイバーポストレジンコアです。
その中でファイバーポストコアでの強度不足を感じた事はありません。
僕の入れたファイバーポストコアで2ケース、ポストコアが折れた事がありますが、これがメタルコアであれば、コアの破折では無く、歯牙破折に至っていたケースだと思います。
(原因は僕の咬合の与え方にあったと思います←強度のブラキサー)
この2ケースに関しては再度、ファイバーポストコアから作り直し、現在、問題無く経過しております。
メタルコアが入っていて、歯根破折になっていたとすれば、抜歯→インプラントまたはブリッジと言う過程になりますから、今よりももっと深刻な金属アレルギーのリスクを負ってしまう可能性があります。
人工物が破損したならば、再作成すれば済みますが、歯根が折れた場合には、抜歯せざるを得ない事が多々あります。
なので、過大な力が加わった時に、むしろファイバーポストコアが折れる事によって歯が守られると考えます。
従って、闇雲にメタルコアを模索するよりもノア先生の書かれているようにエクストリュージョンやクラウンレングスニングを行い、ファイバーポストコアで土台を作られた方が、結果的に歯は長持ちするような気がします。
参考にされてください。
画像1
んんん…。
何と比較しての「強度不足か?」という感じなんですけどね…。
僕はここ5年位、メタルコアは使用しておりません。
全てレジン単体かファイバーポストレジンコアです。
その中でファイバーポストコアでの強度不足を感じた事はありません。
僕の入れたファイバーポストコアで2ケース、ポストコアが折れた事がありますが、これがメタルコアであれば、コアの破折では無く、歯牙破折に至っていたケースだと思います。
(原因は僕の咬合の与え方にあったと思います←強度のブラキサー)
この2ケースに関しては再度、ファイバーポストコアから作り直し、現在、問題無く経過しております。
メタルコアが入っていて、歯根破折になっていたとすれば、抜歯→インプラントまたはブリッジと言う過程になりますから、今よりももっと深刻な金属アレルギーのリスクを負ってしまう可能性があります。
人工物が破損したならば、再作成すれば済みますが、歯根が折れた場合には、抜歯せざるを得ない事が多々あります。
なので、過大な力が加わった時に、むしろファイバーポストコアが折れる事によって歯が守られると考えます。
従って、闇雲にメタルコアを模索するよりもノア先生の書かれているようにエクストリュージョンやクラウンレングスニングを行い、ファイバーポストコアで土台を作られた方が、結果的に歯は長持ちするような気がします。
参考にされてください。
画像1
相談者からの返信
相談者:
ぴかぴかさん
返信日時:2011-05-09 23:20:54
回答6
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2011-05-10 13:00:04
んんんん…。
例えば
>充填する大きさによってはファイバーコアの方が取れやすい
これはぴかぴかさんの虫歯の大きさや窩洞の形態、担当の先生のテクニカルな問題ですよね。
これって、ネットでは全く解らない事なんですよね。
また、実際にやってみないと解らない事なので、気にし始めるとキリが無いと言うか…。
なので、具体的に「金属アレルギーとして陽性反応が出ている材料を除外する」と言う事ですから、客観的に評価すると「白金加金」よりも「ファイバーポストコア」の方が有利と回答してしまうわけです。
>取れかかって気付かなかったり、時間が経ってしまって2次カリエスになるような心配はないでしょうか・・・?
取れかかってしまったとすれば、メタルコアでもファイバーコアでも結果は同じですよね。
気付かず、時間が経てばどちらも二次カリエスのリスクは生じます。
なので、どのような材料を使われたとしても定期的なチェックは必要という事になりますね。
例えば
>充填する大きさによってはファイバーコアの方が取れやすい
これはぴかぴかさんの虫歯の大きさや窩洞の形態、担当の先生のテクニカルな問題ですよね。
これって、ネットでは全く解らない事なんですよね。
また、実際にやってみないと解らない事なので、気にし始めるとキリが無いと言うか…。
なので、具体的に「金属アレルギーとして陽性反応が出ている材料を除外する」と言う事ですから、客観的に評価すると「白金加金」よりも「ファイバーポストコア」の方が有利と回答してしまうわけです。
>取れかかって気付かなかったり、時間が経ってしまって2次カリエスになるような心配はないでしょうか・・・?
取れかかってしまったとすれば、メタルコアでもファイバーコアでも結果は同じですよね。
気付かず、時間が経てばどちらも二次カリエスのリスクは生じます。
なので、どのような材料を使われたとしても定期的なチェックは必要という事になりますね。
回答7
回答日時:2011-05-10 17:11:35
ファイバーコアが嫌だったらジルコニアにしたらいいのに・・と思うのですが。。
因みにどこの技工所に相談しても作ることは出来ると思います。
(実際には、技工所からCAD/CAMのあるセンター等に模型を送って依頼して作ってもらうことになります)
ただしジルコニアはとにかく硬いので、二度と除去は出来ないつもりで装着することになるかと思いますが、根管治療に全力を尽くしていれば決断は難しいことではない様に思います。
この辺りの問題があるので、一般的には選択されないのですが、今回の様な場合は止む無しかと。
白金加金については、皆さんが回答された様に、金属アレルギーが不安だったら除外された方が良いと思いますよ。
楽観的に考えるならコアだったら唾液に触れるものではないので何使ってもアレルギーには関係ない様にも思えるのですが、悲観的に、極めてシビアに考えるとしたら、
>イリジウム、パラジウム、アルミニウム、錫、銅、ロジウム、クロム
に今アレルギーが出ている方であれば、今後他の金属にもアレルギーが出て来る可能性が高いと思えるので、結局安心出来ません。
いわゆるアレルギー体質というやつです。
この辺が、皆さん賛同されない所以かと思います。
因みに、上記金属を使用しない歯科用合金は本当にないのではないかと思います。
一応歯科関係者でないと見れないページですが、
参考⇒http://www.yamakin-gold.co.jp/prdct_dental/alloy/casting_precious.html
など。
見ていただくとお分かりになるかと思うのですが、どこの会社の合金でも「その他」というのがありますし、気にしだせばきりがないです。
もしもどうしても金属を使わないと出来ない処置ならともかくですが、コアですから・・。
どうしてもなら、純金のコアを使う先生も知っていますが、純金だと高額なのは当然として軟らかいので、ファイバーコアでも良い様な・・。
写真が悪くて申し訳ないですが、添付した画像1(メタルコアの歯の手前の小さい歯)は、レジン系コア(ファイバーポストコアやレジン単味のコア)では厳しい少ない歯質にレジン単味コアを装着して、案の定折れてきたのでエクストルージョン+クラウンレングスニングをしてフェルールを確保したものが画像2です。
画像1の状態ならメタルコアが長持ちします(その代わりダメになる時は歯根破折→抜歯の確率大)が、画像2なら何をコアに使っても結果はおそらく同じです。
タイヨウ先生のおっしゃるとおり、
>虫歯の大きさや窩洞の形態、担当の先生のテクニカルな問題ですよね。
かと思いますよ。
画像1 画像2
因みにどこの技工所に相談しても作ることは出来ると思います。
(実際には、技工所からCAD/CAMのあるセンター等に模型を送って依頼して作ってもらうことになります)
ただしジルコニアはとにかく硬いので、二度と除去は出来ないつもりで装着することになるかと思いますが、根管治療に全力を尽くしていれば決断は難しいことではない様に思います。
この辺りの問題があるので、一般的には選択されないのですが、今回の様な場合は止む無しかと。
白金加金については、皆さんが回答された様に、金属アレルギーが不安だったら除外された方が良いと思いますよ。
楽観的に考えるならコアだったら唾液に触れるものではないので何使ってもアレルギーには関係ない様にも思えるのですが、悲観的に、極めてシビアに考えるとしたら、
>イリジウム、パラジウム、アルミニウム、錫、銅、ロジウム、クロム
に今アレルギーが出ている方であれば、今後他の金属にもアレルギーが出て来る可能性が高いと思えるので、結局安心出来ません。
いわゆるアレルギー体質というやつです。
この辺が、皆さん賛同されない所以かと思います。
因みに、上記金属を使用しない歯科用合金は本当にないのではないかと思います。
一応歯科関係者でないと見れないページですが、
参考⇒http://www.yamakin-gold.co.jp/prdct_dental/alloy/casting_precious.html
など。
見ていただくとお分かりになるかと思うのですが、どこの会社の合金でも「その他」というのがありますし、気にしだせばきりがないです。
もしもどうしても金属を使わないと出来ない処置ならともかくですが、コアですから・・。
どうしてもなら、純金のコアを使う先生も知っていますが、純金だと高額なのは当然として軟らかいので、ファイバーコアでも良い様な・・。
写真が悪くて申し訳ないですが、添付した画像1(メタルコアの歯の手前の小さい歯)は、レジン系コア(ファイバーポストコアやレジン単味のコア)では厳しい少ない歯質にレジン単味コアを装着して、案の定折れてきたのでエクストルージョン+クラウンレングスニングをしてフェルールを確保したものが画像2です。
画像1の状態ならメタルコアが長持ちします(その代わりダメになる時は歯根破折→抜歯の確率大)が、画像2なら何をコアに使っても結果はおそらく同じです。
タイヨウ先生のおっしゃるとおり、
>虫歯の大きさや窩洞の形態、担当の先生のテクニカルな問題ですよね。
かと思いますよ。
画像1 画像2
相談者からの返信
相談者:
ぴかぴかさん
返信日時:2011-05-11 23:54:30
相談者からの返信
相談者:
ぴかぴかさん
返信日時:2011-05-12 00:10:06
回答8
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2011-05-12 09:38:47
難しいですね…。
>接着材料として、どちらがとれやすいというのは場合に応じて違うのでしょうか?
これはメタルコアだから、ファイバーコアだからという以外にそれらを歯牙に接着する接着材料も関係することです。
現在主流である接着材料はグラスアイオノマーセメントとレジンセメントに大別する事が出来ます。
グラスアイオノマーセメントは安価で前処理無しで金属や歯面に接着します。
また、フッ素徐放性が期待できるなど、二次カリエスの予防にも有利な点があります。
その反面、水や唾液に触れると物性が一気に悪くなり、脆くなったり、溶けたりし、セメントそのものが壊れてしまう可能性を内包しています。
レジンセメントはその逆で、水や唾液で溶けてしまう危険性はありませんし、前処理さえしっかり行えばかなり強力な接着が期待できますが、操作が煩雑だったりしてテクニックセンシティブな一面があります。
以下私見ですが…
メタルコアとの相性はグラスアイオノマーセメントの方が良いように思われますが、上述したようにセメントの物性の低下と言うリスクがあると思います。
ファイバーポストコアは理論的にはグラスアイオノマーとは接着しませんので、必然的にレジンセメントを使う事になります。
その分、前処理が煩雑でテクニカルエラーを誘発しやすく、テクニックセンシティブです。
また、直接法のファイバーポストコアであれば歯を削る量は最小限にとどめる事が出来、歯質保存には有利なのですが、間接法の場合、メタルコアと同等の切削が必要となります。
…と。
最終的にはメタルコアだから取れやすい、ファイバーポストコアだから取れやすいと言う事はありません。
コア材料の選択、セメントの選択も含め、トータルでの「担当医の得意不得意、適材適所」だと思います。
ファイバーポストコアを使った事が無い先生にテクニカルなファイバーポストの作成を依頼しても期待する結果は得られないかもしれませんし…。
回答5で書かせていただいたように、ここ5年ほどメタルコアは使っておりませんが、それは
歯根破折のリスク回避
金属アレルギーへの配慮
歯質保全
審美性
等を考慮した上での、僕なりの結果です。
>どの位の頻度で行ったらリスクを減らせて安心して過ごせるものなのでしょうか・・・?
ブラッシング(セルフケア)の状態、咬合や歯列の状態、様々な全身疾患や口腔疾患の状態などによって違うと思っています。
最低でも年に1〜2回。
当院の患者さんで多いのは3〜4カ月に1回という方です。
口腔環境を管理できる衛生士さんにしっかり指導してもらう事がキーポイントだと思います。
当サイトの山田先生がよく書かれておりますが、
「信頼できる歯科医を探すのも寿命のうち」
だと思います。
>接着材料として、どちらがとれやすいというのは場合に応じて違うのでしょうか?
これはメタルコアだから、ファイバーコアだからという以外にそれらを歯牙に接着する接着材料も関係することです。
現在主流である接着材料はグラスアイオノマーセメントとレジンセメントに大別する事が出来ます。
グラスアイオノマーセメントは安価で前処理無しで金属や歯面に接着します。
また、フッ素徐放性が期待できるなど、二次カリエスの予防にも有利な点があります。
その反面、水や唾液に触れると物性が一気に悪くなり、脆くなったり、溶けたりし、セメントそのものが壊れてしまう可能性を内包しています。
レジンセメントはその逆で、水や唾液で溶けてしまう危険性はありませんし、前処理さえしっかり行えばかなり強力な接着が期待できますが、操作が煩雑だったりしてテクニックセンシティブな一面があります。
以下私見ですが…
メタルコアとの相性はグラスアイオノマーセメントの方が良いように思われますが、上述したようにセメントの物性の低下と言うリスクがあると思います。
ファイバーポストコアは理論的にはグラスアイオノマーとは接着しませんので、必然的にレジンセメントを使う事になります。
その分、前処理が煩雑でテクニカルエラーを誘発しやすく、テクニックセンシティブです。
また、直接法のファイバーポストコアであれば歯を削る量は最小限にとどめる事が出来、歯質保存には有利なのですが、間接法の場合、メタルコアと同等の切削が必要となります。
…と。
最終的にはメタルコアだから取れやすい、ファイバーポストコアだから取れやすいと言う事はありません。
コア材料の選択、セメントの選択も含め、トータルでの「担当医の得意不得意、適材適所」だと思います。
ファイバーポストコアを使った事が無い先生にテクニカルなファイバーポストの作成を依頼しても期待する結果は得られないかもしれませんし…。
回答5で書かせていただいたように、ここ5年ほどメタルコアは使っておりませんが、それは
歯根破折のリスク回避
金属アレルギーへの配慮
歯質保全
審美性
等を考慮した上での、僕なりの結果です。
>どの位の頻度で行ったらリスクを減らせて安心して過ごせるものなのでしょうか・・・?
ブラッシング(セルフケア)の状態、咬合や歯列の状態、様々な全身疾患や口腔疾患の状態などによって違うと思っています。
最低でも年に1〜2回。
当院の患者さんで多いのは3〜4カ月に1回という方です。
口腔環境を管理できる衛生士さんにしっかり指導してもらう事がキーポイントだと思います。
当サイトの山田先生がよく書かれておりますが、
「信頼できる歯科医を探すのも寿命のうち」
だと思います。
回答9
回答日時:2011-05-13 00:32:42
>非常に硬いということですが、メタルコアのようなリスクはありませんでしょうか?
すみません、意味がよく分かりませんが・・
歯根破折の引き起こしやすさではメタルコアと同等かも知れません。
除去は難しい、というか基本的にしない方向で。
接着操作についてはちょうどタイヨウ先生が詳しく書いて下さいましたが、レジン系の接着剤を使うことになるのでそれなりに難しくなるかと思います。
日本では普通使いませんが、今回の場合は前提条件が難しいですから、何かは諦めることになると思いますし、個人的にはとても現実的な選択だと思います。
>本当に、ファイバーコアができるケースであれば一番良いのですが・・・
そうなんですよね。
でも、担当の先生が出来ないとか向かない、と言われるのならその先生にとってはやはりそういうことだと思いますよ。。^^;
すみません、意味がよく分かりませんが・・
歯根破折の引き起こしやすさではメタルコアと同等かも知れません。
除去は難しい、というか基本的にしない方向で。
接着操作についてはちょうどタイヨウ先生が詳しく書いて下さいましたが、レジン系の接着剤を使うことになるのでそれなりに難しくなるかと思います。
日本では普通使いませんが、今回の場合は前提条件が難しいですから、何かは諦めることになると思いますし、個人的にはとても現実的な選択だと思います。
>本当に、ファイバーコアができるケースであれば一番良いのですが・・・
そうなんですよね。
でも、担当の先生が出来ないとか向かない、と言われるのならその先生にとってはやはりそういうことだと思いますよ。。^^;
相談者からの返信
相談者:
ぴかぴかさん
返信日時:2011-05-16 19:15:44
タイヨウ先生
丁寧なご回答を頂いておりまして、ありがとうございます。
返信が遅くなりまして申し訳ありません!
>メタルコアとの相性はグラスアイオノマーセメントの方が良いように思われますが、上述したようにセメントの物性の低下と言うリスクがあると思います。
そうしますと、よく、「金属は歯との適合性が良い」と言われていますが、セメントが溶けてきて取れてしまうというリスクもあるのでしょうか
?
それを防ぐようなセメントを使っても、歯にとってベストな状態というのは造れるのでしょうか??
>また、直接法のファイバーポストコアであれば歯を削る量は最小限にとどめる事が出来、歯質保存には有利なのですが、間接法の場合、メタルコアと同等の切削が必要となります。
ファイバーコアでレジンセメントを使用する場合、高度なテクニックが、より、必要とされるんですね・・・。
直説法というのは、一般的にされている方法なのでしょうか?
丁寧なご回答を頂いておりまして、ありがとうございます。
返信が遅くなりまして申し訳ありません!
>メタルコアとの相性はグラスアイオノマーセメントの方が良いように思われますが、上述したようにセメントの物性の低下と言うリスクがあると思います。
そうしますと、よく、「金属は歯との適合性が良い」と言われていますが、セメントが溶けてきて取れてしまうというリスクもあるのでしょうか
?
それを防ぐようなセメントを使っても、歯にとってベストな状態というのは造れるのでしょうか??
>また、直接法のファイバーポストコアであれば歯を削る量は最小限にとどめる事が出来、歯質保存には有利なのですが、間接法の場合、メタルコアと同等の切削が必要となります。
ファイバーコアでレジンセメントを使用する場合、高度なテクニックが、より、必要とされるんですね・・・。
直説法というのは、一般的にされている方法なのでしょうか?
相談者からの返信
相談者:
ぴかぴかさん
返信日時:2011-05-16 19:30:59
回答10
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2011-05-16 20:53:00
>よく、「金属は歯との適合性が良い」と言われていますが、セメントが溶けてきて取れてしまうというリスクもあるのでしょうか
?
適合の悪いメタルコア(&クラウン)にグラスアイオノマーセメントの組み合わせだとセメントが溶けてきて脱離するでしょうね。
歯科医師&技工士さんの腕次第です。
>それを防ぐようなセメントを使っても、歯にとってベストな状態というのは造れるのでしょうか??
作れると思いますよ。
歯科医師&技工士さんの腕次第です。
>直説法というのは、一般的にされている方法なのでしょうか?
されていると思いますよ。
ウチではケースバイケースで直接法と間接法を使い分けています。
歯科医師の腕次第です。
別にふざけて全ての回答に「腕次第」と書いているわけではありませんよ。
コア材、接着剤の性能を最大限に発揮させられるかどうかは「腕次第」です。
そして、材料のデメリットを上手く最小限に抑えられるのも「腕次第」です。
松坂牛でも神戸牛でも焼き方を失敗すれば、美味しくはいただけませんよね。
それと同じ事です。
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適合の悪いメタルコア(&クラウン)にグラスアイオノマーセメントの組み合わせだとセメントが溶けてきて脱離するでしょうね。
歯科医師&技工士さんの腕次第です。
>それを防ぐようなセメントを使っても、歯にとってベストな状態というのは造れるのでしょうか??
作れると思いますよ。
歯科医師&技工士さんの腕次第です。
>直説法というのは、一般的にされている方法なのでしょうか?
されていると思いますよ。
ウチではケースバイケースで直接法と間接法を使い分けています。
歯科医師の腕次第です。
別にふざけて全ての回答に「腕次第」と書いているわけではありませんよ。
コア材、接着剤の性能を最大限に発揮させられるかどうかは「腕次第」です。
そして、材料のデメリットを上手く最小限に抑えられるのも「腕次第」です。
松坂牛でも神戸牛でも焼き方を失敗すれば、美味しくはいただけませんよね。
それと同じ事です。
回答11
桜田歯科(東京都北区田端)の桜田です。
回答日時:2011-05-16 21:10:21
>太めのグラスファイバーを支柱として何本か建てて、支柱の面積を大きくし、レジンの範囲を狭くすることで、強度は高まるということはありますでしょうか?
ファイバーコアは、何種類かの太さがあり太さにあった道具を使い削ります。
そのために、一根管に一本しか入りません。
出来るだけ歯を削らないのがファイバーコアの利点です。
ファイバーコアの周りに入り込むレジンは極わずかです。
小臼歯の場合は、2根管も考えられますので2本入れることも考えられます。
強度が高まるかどうかはわかりません。
ファイバーコアは、何種類かの太さがあり太さにあった道具を使い削ります。
そのために、一根管に一本しか入りません。
出来るだけ歯を削らないのがファイバーコアの利点です。
ファイバーコアの周りに入り込むレジンは極わずかです。
小臼歯の場合は、2根管も考えられますので2本入れることも考えられます。
強度が高まるかどうかはわかりません。
相談者からの返信
相談者:
ぴかぴかさん
返信日時:2011-05-19 19:33:23
相談者からの返信
相談者:
ぴかぴかさん
返信日時:2011-05-19 19:36:05
桜田先生
ご回答ありがとうございます。
治療箇所によって、太さが幾種類かあるのですね。
太いものや、(2根管を選び)、強度を高めるということですね。
ご回答ありがとうございます。
治療箇所によって、太さが幾種類かあるのですね。
太いものや、(2根管を選び)、強度を高めるということですね。
タイトル | Ir,Pd,Al,Sn,Cu,Rh,Crの含まれない歯科用合金を探しています |
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質問者 | ぴかぴかさん |
地域 | 神奈川 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 会社員(事務系) |
カテゴリ |
メタルコア(金属の土台) 補綴関連 材料・機材関連 歯科金属アレルギー |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。