歯の根の異常と上顎洞炎、頭重、めまいなどとの関連

相談者: chikashiさん (45歳:男性)
投稿日時:2011-05-20 01:26:44
はじめまして。

私は、高校生の頃から左の鼻の通りが悪く痛みもあったため、6年前に鼻中隔矯正と下鼻甲介切除の手術を受けました。

結果、鼻の通りは良くなりましたが、左の鼻の痛みは残り、ここ数年は左の鼻のみ、血の混じった膿が出ることがあり、ひどくなる傾向にありました。



5年前から断続的に耳鼻科と歯科で診てもらっていますが、耳鼻科では

「歯が悪いのでは?」

と言われ、歯科では

「鼻まで悪くするような歯はない」

と言われ、放置していました。
慢性的に左の上顎に痛みや膨張感があって、鼻から排膿すると緩和されるという状態が続いていました。



ところが昨年末頃から、鼻の排膿は急に少なくなり、代わって左の上顎から頭にかけて膨張感がひどくなり、頭重、急激な血圧上昇や動機、浮遊性のめまいなどが起こるようになりました。

昨年末から今年初めにかけて、内科で高血圧と動脈硬化の検査を、神経内科では頭のMRIを、耳鼻科では鼻のCTとめまいの検査を受けましたが、いずれも異常なしでした。


気になる歯の状態を説明しますと……、
親知らずは全て抜歯済みで、左上7番の歯は20年位前に神経を取って根管治療をしてもらいました。

10年位に左上の歯(痛む歯は特定できず)の根っこが痛み、歯科で診てもらいましたが、特に問題はなく、寝ている間の歯ぎしり奥歯を噛み込むのが原因では? とのことで、その時は処置はしてもらいませんでした。


今年2月、かかりつけの歯科に上顎から頭にかけての膨張感のことを相談し、歯科大学口腔外科を紹介してもらい、再びCTの検査を受けました。

目立った異常は見当たらないまでも違和感がある以上は、とのことで、通常の半分の抗生物質(クラリス)の服用を2ヶ月続けました。

しかし状況は変わらず、続いて根っこの治療をやり直してみては? との提案のもと、4月からかかりつけの歯科で左上7番の根管治療を始めました。


めまいや血圧上昇などの症状に対しては、神経内科で安定剤(デパス)と漢方薬(苓桂朮甘湯)を処方してもらい、症状は緩和されて、4月初旬に薬は中断していました。



しかし先日、5回目の根管治療の際、根っこに洗浄液を流し込んだとたんに、突然、激しいめまいを感じました。

それ以来、昨年末に感じた症状がぶり返し、再び神経内科を受診して同じ薬を処方してもらいました。
神経内科の先生は断定はされませんが、歯の治療とめまいは関連があるかも、とおっしゃっていました。



私の体感的な推測ですが……、
「なんらかの理由で左上の歯の根っこに慢性的な異常があり、膿が鼻に抜けて排膿されると少し楽になる、膿が出口を見出せないで奥に溜まると、付近の神経を圧迫して、頭重やめまいなどを引き起こす」
こんな感じがしています。

現在のところ、安定剤で症状を抑えつつ、根管治療を続けていますが、辛い症状が取れるなら抜歯も考えています。


似たような症例に出くわされた経験のある先生や、思い当たることがある先生がいらっしゃいましたら、ご意見を聞かせていただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2011-05-20 09:18:47
左自然口の閉鎖はないと、ネガチブデータは示されているのでしょうか。

回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-05-20 09:53:35
>耳鼻科では
>「歯が悪いのでは?」
>と言われ、 歯科では
>「鼻まで悪くするような歯はない」
>と言われ、

本当に、この様な事態にならなければ良いのですが・・。
例えば、口腔外科を受診された際に耳鼻科の先生と協同で診断するようなシステムがあれば助かりますよね。




>根っこに洗浄液を流し込んだとたんに、突然、激しいめまいを感じました。

この事に関しては、根菅治療を好きな先生に診てもらうことはプラスになると考えます。
もしかしたら、抜歯を提案されるかもしれませんけど・・。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: chikashiさん
返信日時:2011-05-21 00:29:56
松山哲朗先生

回答ありがとうございます。

私の鼻の自然口に関しては、平均より大きく、蓄膿症にはなりにくい鼻であると言われました。
私も画面で見せていただき、確認しました。



藤森隆史先生

回答ありがとうございます。

昨年夏、耳鼻科では

「耳鼻科で治療することは何もない」

と言われましたので、そのときに撮影したCTのフィルムをお借りして、現在診ていただいている大学病院口腔外科に提出しました。

その時のフィルムでは鼻全体はきれいに清んでいて、確かに、左の歯に近いところに若干の白くくすんだものが写っていました。

最近大学病院で撮っていただいたCTでは、それすら写らず、先生も症状に首をかしげていらっしゃいます。



かかりつけの歯科の先生は、以前ひどく痛んだ別の歯の根管治療を丁寧に施していただき、その歯に関しては経過も良好ですので、今回もとりあえず根管の治療を続けてくださっています。

ただ、レントゲンには目立った病変は写らないのに、症状が重いため、半信半疑で治療をされているようですので、今回、こちらでお問い合わせした次第です。
回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-05-25 13:43:16
レントゲンには目だった病変は移らないのに、

レントゲン写真から得られる情報は大変有益ですが、すべてではありません。
また、角度を変えて撮ると新たな情報を得られる場合もあります。


担当の先生とよくご相談なさってください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: chikashiさん
返信日時:2011-05-27 00:24:25
藤森隆史先生

アドバイスをありがとうございます。
次回の通院の際、担当医に相談してみます。



タイトル 歯の根の異常と上顎洞炎、頭重、めまいなどとの関連
質問者 chikashiさん
地域 神奈川
年齢 45歳
性別 男性
職業 会社員(技術系)
カテゴリ 根管治療その他
上顎洞炎(蓄膿症)
口腔外科関連
頭痛、めまい
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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