インプラントに上部の義歯をネジ留めで装着後のパニック症状

相談者: インプラント装着後にパニック症状さん (48歳:男性)
投稿日時:2011-04-30 07:58:20
5年前歯を痛め4年前上を総入れ歯にしました。

喉が過敏なわたしは接触面を大きくできず、結果外れやすい入れ歯でしたので食事の際は外すという不合理な使用でした。


人前で思い切り歯を見せての笑顔には強い憧れもありましたので昨年長年描いていたインプラントを決意、デンタルローンが組めたお蔭です。

金利を含めると500万円を超える高額ですが幸せな日々を思えば納得のできるものでした。



4月20日(水)待望のインプラントが装着されました。

うれしくて天にも昇る思いでした。
これからは好きなものなんでも食べられる、思いっきり笑うことができる、恋もできるかも、などすばらしい毎日を期待しました。



ですが夕刻、アイスコーヒーを飲んだ時、上の歯茎とインプラントの歯のわずかな隙間に流れ込むのを感じたときゾっとしたのです。

入れ歯なら何かが挟まったり気持ち悪い感じがあったら自分で手軽に外して洗えた、しかしインプラントは自分では決して外せない。


すると顔面蒼白になり目尻から額、前髪あたりがぞわ〜っと痺れたようにそして身体が震えだすのです。
それでもそのときは室外に出て徐々に落ち着くことができました。

夕食後のうがいのときは、隙間に流れ込む水に、逆に汚れを洗い流してくれると思えばいいんじゃ?と前向きに捉えることができました。


木曜、金曜と比較的穏やかに過ごせ、土曜日には会社の会合で皆に歯を自慢気に披露したくらいです。


日曜日、朝食中から再びあの恐ろしい不安感、恐怖感、震え、頭が変になりそうな症状に襲われました。

咀嚼で口の動きに連動して動く歯茎と、12本の歯を1つのチタンの土台で作られた、ガッチリとネジで固定され微動だにしないインプラントの接触感が気になるのです。

痛みはないのですが、決して外せないインプラントに覆われた部分が、外して露出してうがいして洗いたいと、できぬことに固執してしまうのです。



歯科医はインプラントに問題はないから心の問題といい心療内科での受診をすすめられ、処方された安定剤を飲むと落ち着きます、なんの苦悩もないいつもの自分に戻れるのですが薬が切れてくると
症状に波はあるもののまたあの恐ろしいパニック症状になってしまいます。

藁にもすがる思いで”催眠療法”も受けてみましたがダメでした。



同じような苦しい経験をされた方はいらっしゃるのでしょうか?
わたしだけなのでしょうか?

克服したいのですがどうしていいのか、明確な原因が分からないためどう治療したらいいのかもわかりません。

どなたか私を助けてください。



総インプラント(上下)
ひとつのチタン合金に12本の歯で歯(インプラント)はまったく動かないが歯茎が動くので接触が気になる。


1 体質に合わない?(金属アレルギー
2 精神的な弱さ?
3 インプラントに問題があるのに歯科医が認識していない?

ノ***バ***ア のインプラントです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-04-30 08:57:38
対策として、患者さんが自由に着脱できるタイプに変更することも考えられますね。

患者さんが自由に着脱できるものはオーバーデンチャータイプです。
ただ補綴を全部やり変えなければいけないので現実的かどうかはべつですけど。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-04-30 09:06:34
非常に難しい問題ですね。

痛み等もないと言うことで、インプラント自体に問題はないのでしょう。


ということで、歯科医師側に大きな否はないでしょうし、コストも相当かかっているので、簡単に壊して、どうのこうのするのも難しいかもしれません。

もちろん、こうやったら、必ずうまくいくと言う物があれば、今の先生もただでやり直してくれるかもしれませんが、はっきりしない以上、非常に手が出しにくいという感じでしょう


かといって、当然、患者様にも否はないわけで、医療が100%ではないということが如実にでたケースなのかもしれません。



さて、一つだけ疑問が。

最終的な被せものになって、そのような問題が出ていると文章では感じるのですが、いかがでしょうか?

もしそうだとすると、それ以前は、仮歯か何かで生活されているのではないかなぁ?と思うのですが、その際は問題は無かったのでしょうか??

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: インプラント装着後にパニック症状さん
返信日時:2011-04-30 09:18:59
ご回答、本当にありがとうございます。


私も素人ながら、今の完成したインプラントを二つに切断して気にならない左右5本づつを従来通りネジで留め、気になる真中の2本を脱着式にできたら、と考えたものです。

実際それが可能か、また担当の先生がそれに同意してくださるかはわかりません。


先生は心の問題だから処方された安定剤を飲みつづけて心が落ち着くのを待ちましょう、という判断のようですが、催眠療法にもすがるほど、とても時間が解決してくれるとは思えず、本当に苦しんでいます。

インプラントの土台であるチタン合金にアレルギーの拒否反応を考えるなら、顎の骨に埋め込んだネジにも拒否反応を示すともおもいますが、ネジには何の違和感もありません。

痛みもないのですから担当医の技術は素晴らしいものだとも思っています。


しかしこの不安感、恐怖感に日に何度も苛まれていてほんとうに気が変になりそうになるのです。

同じインプラントのメーカーを扱っているセカンドオピニオンに相談も考えていますが、担当医を裏切るようで今ひとつためらってしまいます。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: インプラント装着後にパニック症状さん
返信日時:2011-04-30 09:35:03
中山 大蔵先生さま
ご回答ありがとうございます。


20日、インプラントまでは上を総入れ歯、下は入れ歯がすぐ浮き上がってしまうため何もつけず、埋め込んだねじにキャップを被せた状態で過ごしていました。

精神的にもなんら問題はなく、早くインプラントできないかな、とその日を夢見て普通に穏やかに生活していました。
この気が狂いそうな状態はインプラントを装着してから始まったのです。


ただもともと私にはパニックになりうる心の弱さがあったとも思えます。
それは2回目の下あごへのねじを埋め込む手術のとき、局部麻酔で行うことになったのですが、麻酔が効いて、では始めます、と顔にシートをかけられた途端に2〜3時間も口を開けっ放しにしなければならない状況を思ったらパニックになってしまい、その日の手術は中止。

後日全身麻酔で行うことにしました。
そういった心の弱さが今回のことと関係しているのでしょうか?
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-04-30 10:03:50
義歯のあと、すぐに最終的な歯が入ったと言うことですかね?

それとも現状が仮歯でしょうかね??

いきなりその状態から最終的な歯が入るとはあんまり考えにくいのですが・・・


仮歯なら、まだまだ被せものはこれから作っていくので、試行錯誤する予知はあると思います。



>そういった心の弱さが今回のことと関係しているのでしょうか?

精神的な部分っていうのは、確かにあるのかもしれませんね。
ただ、物事が問題が起きるっていうのは、いろんな要素が絡まっているので、精神的な物が一つの要素にはなったとしても、すべての原因かどうか??はわからないです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: インプラント装着後にパニック症状さん
返信日時:2011-04-30 12:15:29
中山 大蔵先生

仮歯は作りましたが噛み合わせなどのチェックにのみ使用し、実際にその仮歯を付けて日を過ごしたことは一日もありません。


経緯としては

1 歯型を取り仮歯作成(3月)
2 仮歯を合わせる(4月6日)
  歯科医を出るときはいつも使用している義歯
  (仮歯は歯科医師から技工士へ渡る)
3 完成品 即 取り付け(4月20日)
4 噛み合わせ調整のためインプラント歯を削る(4月22日)

上のインプラントを外している現在も程度こそやや楽ですが、不安感、恐怖感はあります。
上を外せばなくなると思っていたのに、したがってなおさら自分がおかしくなってしまったのではと怖いのです。


インプラントを装着することを怯えているのか、今装着している下のインプラントに拒否反応しているのか自分でもわかりません。

パニック症状は前述のとおり水曜装着の日1度だけありましたがその後、木・金・土とパニック症状はなく普通に過ごせていたことを考えると、金属アレルギーとも思いにくいのです。

数日は何ともなかったのに突然拒否反応を起こすようなアレルギーなどあるのでしょうか?
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-04-30 14:05:11
>仮歯は作りましたが噛み合わせなどのチェックにのみ使用し、実際にその仮歯を付けて日を過ごしたことは一日もありません。

ここがどうも引っかかります。


一度、どこかでセカンドオピニオンを受けられてみてはいかがでしょうか??

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: インプラント装着後にパニック症状さん
返信日時:2011-04-30 14:47:13
中山 大蔵先生
度重なるご回答、本当にありがとうございます。

同じブランドの製品を扱っている歯科医を探し相談してみます。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-05-02 10:27:03
>経緯としては
>1 歯型を取り仮歯作成(3月)
>2 仮歯を合わせる(4月6日)
>  歯科医を出るときはいつも使用している義歯
> (仮歯は歯科医師から技工士へ渡る)
>3 完成品 即 取り付け(4月20日)
>4 噛み合わせ調整のためインプラント歯を削る(4月22日)

メンタルな面で大変な状態になっている方に書くのは辛いのですが、専門家として、上記の手順では未熟としか申し上げられません。

取り外しできる総義歯から、取り外しの出来ないネジ留めの方式の上部を変えるのに、いきなりやるなんて言うのは正直に申し上げて言語道断です。

このようなインプラント医は、医療人として論外では、と思われます。

何故なら、それだけの歯の欠損を抱えているという事は、かなりの重症の障害を抱えているのと同じ、だからです。


そう言う場合は、必ずリハビリ期間を設け、取り外しの総義歯を一時的な固定のものに置き換え様子を見る、それから、最終的な上部の設計、患者さん自身のメインテナンスを考慮するなどして治療を進めて行くべき、と私は信じています。

失礼な言い方になりますが、年齢から考えても総義歯に成るのが早い、逆から言うと歯へのメインテナンスが不足していた事がかなり高い確率で予想されます。

そう言う患者さんに対して、いきなりリハビリ期間を経ず、最終上部をネジで留めるなど、あっては成らぬ事、と私は感じます。


仮の固定の上部を使って貰って、掃除の仕方、リハビリの仕方をDR、DHと供に患者さん自信が取得されないと、インプラント周囲の歯茎が今後問題起こす可能性が非常に高くなるからです。



因みに、上顎、下顎に埋入されているインプラント本数は何本なんでしょうか?

又、ネジ留めとしか書かれていませんが、どう言う治療方法で治されているのでしょうか?


私には、流行のAll-on-4?とかなのでは、と読めて仕方がありません。

もしそうだとしたら、All-on-4は所詮ネジで総義歯を留めてしまう、歯と歯茎だけにしてしまうものですから、書かれている状態になるのは避けようがありません。



それが性に合わないのでしたら、治療法式を変更するしかありません。

その場合、柴田先生が書かれている、患者さん自身が取り外して清掃でき、でも装着すればビクとも動かず飛び出したりしない治療方法の選択をされるのが良いでしょう。



メンタルな面は歯科医では何ともしようがありませんが、切っ掛けがそう言う事でしたら、完全に仕切り直してやり直す他ないと思われます。

キツイ事書いてすみません。

しかし、現状のインプラント業界の問題を端的に示している内容に思えましたので、後々の方の為にも正直に書かせていただきました。


ご容赦下さい。

心の安静、お口の快癒を心から念じて、終わります。

お大事に。

回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2011-05-02 11:14:48
ご相談ありがとうございます。

インプラント装着後のパニック症状でひどくお困りの状況は良く分かります。
毎日、いっときも逃れられないことはとてもお辛いと思います。



治療内容が良く分かりませんが、お話からだけ想像すると、たしかに松元先生のご意見通り、治療の段取りには少々疑問も感じます。

より慎重に、またお口の状況ががらりと変わる事への障害をふまえた、予防的治療計画とはやや違うように思えます。


しかし、その方法はとても早く、そして治療工程を少なくでき、患者さんの負担を軽くしようという、ご担当の先生の親切心から出ているものかもしれません。

そのためには、知識を持ち、技術的かつ経験的に基本をしっかりマスターしている歯科医師ならば可能なのかもしれません。

この基本とは、インプラント治療以前の段階の治療をマスターしていることも大前提です。
たとえば総入れ歯がきちんと治療できることはとても大切な要素になります。



たくさん歯を失っている状態は、2・3本失ったよりただ歯の数が増えただけに思えるでしょうが、単なるそういった数の延長とは全く違う治療と言っても良いくらいです。



総入れ歯同様に、インプラント治療でも全部歯が無いときは、やはりとても難しい治療です。
お互いに、初めからその覚悟が必要です。




しかい、これは治療前に考慮することですから、こうなってしまった以上は今できることを、新たな計画として考えていくことになるでしょう。

お口の状況が全く分かりませんから一般的に説明します。


長く総入れ歯を入れていた場合には良くあることですが、もし動く歯茎が気になるのであれば、そこをほとんど動かないように整形手術する方法もなくはありません。

そしてそれにあわせて仮のブリッジを作り、快適になるまで何回でも調整して、満足できそうならばそれをお手本として、本物のブリッジの調整か作り直しをするという計画もなくはありません。


さらに松元先生のご意見通り、メンタル面の治療は専門家と連携を取りながら平行して治療すると理想的かもしれません。



予防的治療計画でなかった場合、後始末はもっと大変になります。

じっくりとお時間をかけ、まず相談しながら見通しをイメージして一つ一つ作業を重ねていくことが大切です。



もともと治療前から、歯の治療とは元通りにならないことを知っておかなければなりませんが、やり直しの場合はさらに欠点が増えますから、出発点に戻って、まず到達点をよくご相談することをお勧めいたします。

そうすればきっと改善されるのではないでしょうか。

それには、ご担当の先生が最も適任です。

今の先生に一生を託することをお選びになった御理由が何かおありでしょうから、きっと責任を持って対処していただけるのではないでしょうか。

少しでも気持ちが落ち着かれることを祈念しております。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: インプラント装着後にパニック症状さん
返信日時:2011-05-02 11:43:20
松元 教貢先生、さがら先生
親身になっていただいてのご回答、本当に有難うございます。

わたしは大田区在住ですので土曜に、大森山王で同じノ〇○○バ○○ケ○を扱っている歯科医師K先生を尋ねてお話をうかがってきました。

やはりいくつかの疑問を感じられたようでした。


また、下も外してもほしいと先週担当医F先生を尋ねたときに

「キャップがないから外せない」

と言われ

「わたしから外したキャップがなぜ今ここにないのですか?」

との問いに、医院側があなたに貸し出しているものであなたの物ではない」と言われそれにも山王のK先生は

「わたしならキャップ代もインプラント総額に組み込みますが?」

と疑問を持たれてました。
またインプラントを扱う歯科医にキャップのストックがひとつもないとは考えられないとのこと。

キャップは1本1〜2万円。
わたしは上に8本、下に6本埋入していますので合計14本で14〜28万円のもなってしまう計算です。



松元先生も大森山王とのことですが、お取り扱いのインプラントのメーカーはノ○○○バ○○ケ○でしょうか?

一度診ていただきたいです。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: インプラント装着後にパニック症状さん
返信日時:2011-05-02 12:20:08
松元 教貢先生の以下のご意見

キツイ事書いてすみません。

しかし、現状のインプラント業界の問題を端的に示している内容に思えましたので、後々の方の為にも正直に書かせていただきました。

ご容赦下さい。・・・まで

キツイだなんてとんでもありません。
とても救われた思いです。


私は決してインプラントを否定しているわけではございません。
実際、痛みはまったくないのですから担当医の技術はすばらしいものだと口惜しくも認めざるを得ません。

もし今後のインプラント治療の発展、またインプラントに関わる問題提起としてお役に立てるならインプラントの学会に参加、経験談の発言の場を設けていただきたい思いです。

これからの高齢化社会、また多様化する食文化によってインプラントの需要は益々高まるはずですから。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2011-05-02 13:35:44
>実際、痛みはまったくないのですから担当医の技術はすばらしいものだと口惜しくも認めざるを得ません。

お言葉を返すようですが、インプラント治療が成功すれば痛む事なんかないです。
逆にインプラントには痛覚がないから、色々問題が表に出るまで時間が掛かり怖いのです。

だから、いきなり進むのは怖い、と言うのが長く経験して来た人間の感覚です。



話がずれますが、私はそれでも即時荷重を専門とし、直ぐに歯を入れることをして来ていますが、それは自分なりのルール厳守をして来たから成し遂げられることです。

大田区在住とは、ビックリしました。


ここはネット上相談のみなので、実際の治療の授受とかは、ここの注意書きにもあると思いますが、実際に診療される先生との話し合いを、と言うスタイルです。

それでも、解決しない時には公的な所で相談を具体的に診ていただいて、ではないでしょうか。


失礼なこと書きますが、痛い痛くないでは腕の判断は出来ない、と思います。
もし、痛むとしたらそれこそ論外でしょう。


私自身が、痛いとか腫れるとかで言っているのは、殆どの場合、局所麻酔が切れた直後とか、一番炎症が出る24〜48時間後のことです。

後、勉強不足で、私には今の段階でのキャップ?とか何しているのか全く分かりません。
ネジ留め方式で、どこにキャップ?な状態です。


私の使っているインプラントでも、ノーベルは使いますが、そう言うことには全く存じ上げませんでした。

色々の勉強して来た中で、自分ではこれは患者さんにしたくないな、と思うものは捨てて来ていますので、その中の方法?かとも思いますが、DRそれぞれの好みもあり、そう言う治療方式を否定する気もありません。


ただ、私は私の信じるやり方で、患者さんに満足いただけて来て今のやり方に落ち着いています。

そうした中で、申し訳ないのですが、ネジ留めは私の守備範囲外です。



素直な感覚で書かせていただきますが、そこまで埋めている本数でネジ留め?しかも粘膜との隙間があるの?と感じて仕方がありません。

私には中途半端な先生だなー、と感じます。


8本も埋めれば、アバットメント留めて、通常の被せ物をすれば何事もなく通常の歯の治療のように治るように思えます。

そうしたら、気になって仕方がない隙間もなくなると思います。


申し訳ありません、その先生の方法は、私には判らないことだらけです。

色んな考え方があって、色々と為されることは否定しませんが、過去のデータ、ルールは無視しない、敢えて我流を採らない、と言うのは大事だと思います。


我流だらけと見られる私の書くことではない、と思われてしまうかもしれませんが、変人の私から見てもかなり異質だなーと感じます。

以上、好き勝手に書いておりますので、どうぞご容赦下さい。

お大事に。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: インプラント装着後にパニック症状さん
返信日時:2011-05-02 16:05:26
松元先生。

ご多忙の中、度々ご回答いただきほんとうにありがとうございます。


「キャップ」とは埋入したインプラントのネジにフタをするものでそれによりネジ穴への食物等汚れ物の侵入を防ぐ、また歯茎が、埋入したインプラントを覆わないようにするためのもののようです。

ですので上のインプラント(人口歯)を外している今、上はキャップ8本でフタをしている状態です。


埋入したインプラントを凹とすると、キャップは凸、鉛色で、細いほうの先端はネジ状になっていて凹に回して入れる。

径の大きいほうは歯茎側で外から見えています。
見える方の直径は約5〜6mmくらいです。
回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2011-05-02 18:02:49
こんにちは。

大変お困りのようですが、私には解決策はわかりませんが、私の師から以前聞いた症例の患者さんの話が参考になるかもしれません。


閉所恐怖症で精神科に受診中の患者さんが、インプラントの治療を希望され、上部構造を装着したところ精神的な発作が起こったということです。

上部構造を着脱するドライバーを持たせて自分でいつでも外せるという安心感を与えたりしてみたようですがうまく行かず、最終的には上部構造を外して、キャップの状態で義歯にしたということでした。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: インプラント装着後にパニック症状さん
返信日時:2011-05-02 18:58:18
小牧令二先生

ありがとうございます。
たしかにパニック症状がでるもっとも心理的要因は「自分では決して外せない」という強迫観念です。

手軽に外せるのならここまでひどい、ノイローゼのような状態にはならないのではと思います。

実際、装着時に痛みなどはまったくなく、口の中の”異物感”が強い拒否反応を示していると思うのです。



先日尋ねた同じメーカーのインプラントを扱う、大学病院でインプラントをご専門に20年研究されたという歯科医師は埋入したインプラントは100%無駄にはならない、別途料金はかかってしまうが、埋入したインプラントを活用した別の義歯も作れるとおっしゃってくださり救われた思いです。

今ではインプラントの訴訟を多く手がけている弁護士に相談する決意です。
ご回答ありがとうございます。
回答 回答9
  • 回答者
回答日時:2011-05-03 01:15:21
痛みがないと言うことで、腕が良いと判断したり、取り外せない精神的重圧でパニック症候群を起こしていたり、現在までの経過とか、予想して考えると、大変申し訳なのですが、そのままで裁判に持ち込んだとしても、まず歯科医側の多きなミスは、現時点での一般レベルで判断されますので、患者さん側が痛い思い、嫌な思いをされるだけだろう、と思います。

なので、弁護士なんてお止めなさる事をお勧めします。


内情を良く知っている者ですので、はっきり申し上げますが、向うも弁護士立てて来て、代理人の弁護士同士の話し合いで落とし所を探す、と言う程度で終わってしまうでしょうから。

しかも、そう言う事していると無駄に時間だけが過ぎて行き、一向に現状は良くならず、改善解決にはなりませんから。

そんな事をしている場合では全くない、と思います。



正直に書いていますが、問題が解決する事が最重要なのではないのですか?

その為の方法論に関しては、一番最初に柴田先生が書かれていますし、その後で小牧先生も書かれています。

自分で取り外しができない不安でパニックに成るなら、取り外しができる方法に転換させるだけの事ではないですか?


しかも、相談に行ったK先生も活用した別の義歯作れる、と言っているんですから、多分柴田先生、小牧先生が示した方向性と同じやり方があるのではないでしょうか?

如何せん、私自身はノーベルでのそのような治療方法に知識も経験もない未熟者ですので、チャンと分っている方を頼られる事をお勧めします。


弁護士に相談して揉めるだけで、その事実が明らかに成ればなるほど、他の歯科医は仕事を受けなくなるでしょう。

そうなると公的な所にとなるかと思いますが、それだと腫れ物に触るような扱いに成るでしょうから、やはり解決は遠くなるだけだと思います。


そしてキツイ一言を書きますが、その先生を選んだのは患者さん自身である、と言うのが一番裁判とかの上で拙い事になり、そこから全てが始まっている、にきっと成ります。

治療説明とかの話でも、それだけの高額治療ですから、支払いをしている事実関係から、承諾していると見做される事でしょう。


結果が思っていた結果と違う、と言う事で向うがおかしい、と言うのは素人さんの考えで、プロは現状の国内でのレベルで判断しますので然程の粗を指摘し切らないと思います。

何よりも、まだ治療途上で、これから改善して行こうと向うが思っている時点で患者さん側の素人判断でいきなり弁護士は、患者さん側の治療への協力、努力が不足している、と指摘される可能性が相当に高いです。


専門的言い方になってすみませんが、向うに瑕疵がある事を公的に証明する事が、かなり難しいだろう、と言う事なのです。

それなのに患者さん側が自己判断で勝手に治療中断して弁護士では、裁判官の印象も歯科医に同情的に成ると予想します。

これが現実なのです。

正義とか、そう言う問題ではありません。


それに、患者さんが感じる正義は自分はされた治療でおかしくなった、これは間違っている、と言う感じだと思いますが、これも医学とか手術とかは必ず100%成功するものではなく、歯科医側の努力、誠意があれば責任を問えない、と言うのが司法側の考え方です。

何事にも100%はないのです。


私の書かせていただいた内容は、あくまでも私個人が感じている感覚で、私個人の嘆きでしかありません。
それは全く日本全体の一般的レベルとは違うものである、とご理解下さい。

又、そう言う気にさせてしまったのでしたら、行き過ぎにさせてしまって申し訳ありませんでした、と謝罪致します。



以上、今一番すべき事は何なのか、最重要な事は何なのか、よくよく熟慮され、解決の為の治療を速やかに受ける事をお勧めします。

弁護士に行くのは、全く方向が違います。

お大事に。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: インプラント装着後にパニック症状さん
返信日時:2011-05-03 04:15:02
松元先生。

度重なる親身のご回答ありがとうございます。

何度か投稿しているとおり担当医の技術的な問題があるとは思っていません。


ただ松元先生がおっしゃって下さった、義歯での生活をしている状態から仮歯での試用期間をまったく設けずいきなり完成歯を装着した過程に焦点をおいています。

実際仮歯の状態で生活した時点で、自分で外せない状態で精神的な重圧感、パニックに陥ることが発見できていれば、高額な(完成歯)の作成に入らずその時点で別の義歯をとの選択肢も生まれていたと思うのです。

したがってすべてにおいて担当医に否を訴えるということではなく
松元先生がおっしゃってくれた、仮歯にて不具合の様子を見る、何日か生活を送ってみるというステップを取ってもらえなかったことに争点をおき全面的な損害賠償ではなく、完成品作成への段階での性急さを重視しています。



完成歯を取り付けるまではいたって平穏な、健全な毎日を送っていたのですから、上下顎に埋入したインプラントにはまったく問題がないのは事実です。

また、埋め込んでいただいたインプラントは有効に利用できる、とセカンドオピニオンの先生もおっしゃってくださったので埋入にかかった費用や技術料などは実質有意義であると認識していますし、それに関しては何ら担当医の否はないと思っていますので快くお支払いできます。



パニック症状が現れたのはあくまで完成品・人口歯装着後です。
ですので完成品(人口歯)の部分の料金の中での一部返還を弁護士に相談しようと思っています。

ちなみに、治療見積書 に実際に金額の記載のある部分はこうなっています。

治療費総額 ¥4,300,000(税込み¥4,515,000)
治療内容  インプラント植立本数12〜14本
治療部位  7〜7 (他に6 3 1 1などの数字)
一次手術  ¥2,160,000
        埋入インプラント本数12本
二次手術  空欄、記載なし
補綴処置  ¥2,640,000

特記事項
      ¥2,160,000
      ¥2,640,000 
総額    ¥4,800,000
値引き   ¥500,000
             合計¥4,300,000(税別)
※CT、撮影、抜歯代、薬代含まず
 人口骨使用時 ¥15,000〜¥25,000
 メンテナンス 1回¥5,250
        X線¥5,250
回答 回答10
  • 回答者
回答日時:2011-05-03 07:17:01
松元先生が書かれていることはあくまでも松元先生のご意見ですので、実際に行動されます際には必ずしかるべき専門家に直接相談されてください。(医師・弁護士等)

困って相談されている方を見過ごせないという熱い先生なので、思っていることを全て書かれているのだと思いますが、


・実際にお口の中が見れない

・経緯についても一方の意見しか聞けない


これでは正確な判断はとてもじゃないですができませんので、全て鵜呑みにはせず、あくまでも参考程度とされてください。

実際にお口の中を見たり、詳しい経緯を聞いたりすると、なるほど、そういう事情があったのか・・・ということも、過去に何度もありましたので。。。


原因が歯科的問題であっても、精神的問題であっても、必ず対処法はありますので、まずは落ち着いて、信頼できる方と相談をされてみてください。

少しでも早いご快復を願っております。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: インプラント装着後にパニック症状さん
返信日時:2011-05-03 08:22:32
歯科チャンネル運営・田尾様

ご心配ほんとうにありがとうございます。


ここに投稿をしている時間は、お薬のお蔭もあり冷静な、穏やかな心持ちのときですので決してご回答くださった先生方のご意見に惑わされるとか、担当医に対して完全な敵対心を持っているというようなことではございません。
ご安心ください。


また、このサイトに巡り合えて、多くの歯科医師先生方が親身になってくださったことにも心から感謝しています。

とてもすばらしいサイトです。
これからもきっと多くの悩みを抱えた方々の大きな励みになると
確信しています。



今、わたしが思案しているのは

1 インプラント埋入手術は成功しなんら問題はないのでそれに係わる経費・技術料は納得してお支払いできる。


以下が弁護士への相談を考えている内容

2 インプラントの完成(人工歯)作成の前になぜ上下、総インプラントという重篤な患者に対し、仮歯をネジで留めて数日〜数週間の試用期間を設けていただけなかったのか。
  
もしその過程で、ネジによる「自らの手では決して外せない状況に今のような精神的重圧を発見できたなら、高額な人工歯の作成を止め、その費用で別の義歯を選択できた、と思うので、あくまでその(人工歯)の作成にかかった費用を全額、あるいは一部返還を求めたいということです。


参考にはさせていただきましたが、決してこのサイトでご回答くださった先生方のご意見に左右されてのことではございませんので誤解なきよう、ご理解、ご安堵くださいませ。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: インプラント装着後にパニック症状さん
返信日時:2011-05-03 12:12:12
先ほど担当の歯科医から電話があり「決別」の覚悟を持って、弁護士への依頼も検討していると本心をすべてさらけ出しました。

この地獄のような苦しい10日間を思うと感極まって泣きじゃくってしまいましたが心の中のものすべてを吐露し訴えました。

そして担当歯科医のお考えを知ることができました。


わたしのため総額を抑えるためあえて仮歯を作らなかったこと。(仮歯でも数十万。本歯後は不要のもの)
たしかに1年前その話が出ていたら、間違いなくわたしは不要と答えたであろうと確信できること。

私と接した1年のなかで、先生が、過去の患者でも同様の訴えをされており、そういう事態も想定、承知していたが私なら克服できると判断されていたこと。

克服は装着し続けることでなし得ることで、外してしまったらそれまでの時間も無駄に、また悪い癖になってしまうということ。

今、どうしても装着の恐怖を拭えないなら、焦らず時間をかけていきましょう、とご理解いただけたこと。



歯科医というより友人のように思っていた歯科医に裏切られ、見放されたと決別、告訴まで考えましたが今、本音で話し合ってむしろ以前より信頼感、親近感が増したように感じます。

今、とっても穏やかな心情です。
漆黒の暗雲がパ〜っと晴れたような、爽やかな気持ちです。

実際に再装着したときのことを思うとまだ不安はありますが。



これまで親身になってご相談くださった先生方
柴田先生、中山先生、松元先生、さがら先生、小牧先生、運営者・田尾さま 本当にありがとうございました。

またセカンドオピニオンとして直接お話くださった大森のK先生、ありがとうございました。

特に松元先生はご近所なのでお目にかかりたいくらいです。


近々乗務にも復帰します。
・・・わたし、東京でタクシーに乗っているんです。

リーマンショックから回復の兆しが見えてきたところにあの大震災で多くの貴重な人命が失われ、全国的にも、また東京も厳しい経済状況になってしまいましたが、がんばらなきゃ!って今、心から思えるんです。

「自殺してしまうんじゃ・・・」ってほど思いつめていた自分にはもう戻らない、そう思えています。

元気に乗務に復帰して、また日々の乗務の出来事をブログにアップしなきゃ、って・・・長い長〜いトンネルから抜け出れたようです。


このサイトにまさしく「命」をそして「心」を救っていただきました。
本当にありがとうございました。
回答 回答11
  • 回答者
回答日時:2011-05-07 16:22:34
歯科医というより友人のように思っていた歯科医に裏切られ、見放されたと決別、告訴まで考えましたが今、本音で話し合ってむしろ以前より信頼感、親近感が増したように感じます。

素晴らしいですね。

最終的には「歯科医と患者」と言うより「人と人」の関係だと思っています。


僕の母校の創設者の言葉です。

 「歯科医師である前に人間たれ」



おだいじにされてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: インプラント装着後にパニック症状さん
返信日時:2011-05-07 16:47:40
タイヨウ先生。
お言葉ありがとうございます。

今日現在、まだ担当歯科医とはお会いできていませんが心が、精神状態が以前の、ごく普通の自分に戻れたことが泣けるほど嬉しいです。


まだ下にはインプラントを装着していますので食事の際は、食物の隙間への侵入に恐怖を感じてしまい、お粥をほんの少しだけスプーンで喉の奥へ流し込む、そんな状態です。


高齢化の一途を辿る現代、多様化する食文化、そして私のような不慮の事故で「歯」を失い、インプラント治療を考える方はこの先確実に増加すると思います。

私の10日間の「生き地獄」のような経験はきっとその未来の多くの患者さんの参考に、またインプラントを手掛ける歯科医師の皆様にもきっとお役に立てていただける、また私にはお伝えする義務があるとTV局2社に投稿しましたが未だお返事はいただけていません。

「インプラント」の益々のご発展、そしてひとりでも多く、私のような経験をされることのないよう、心よりお祈りいたします。
回答 回答12
  • 回答者
回答日時:2011-05-07 17:40:26
こんにちは。
ちょっと気になった点がひとつ。。。


>実際、装着時に痛みなどはまったくなく、口の中の”異物感”が強い拒否反応を示していると思うのです。

元の義歯よりは今の上部構造の方が大きさなども当然小さくはなっているでしょう。

しかし、たとえ大き過ぎるなどとは感じなくとも、ちょっとした形態の違いで異様に異物感を覚える場合もあります。
あるいは急に咬み合せの高さが変化した時にも同じような事が起こる場合があります。

人間は自分の意識下に無い部分でそういった些細な変化を感じ取るものです。


元のように義歯に戻す事もあるいはひとつの方法といえますが、その前段階では無かった事象が起こっているという事は、何かその間に原因が存在すると考えるのが妥当のように感じます。


今は症状が現れて日が浅いので、ある意味一番つらい時期かも知れません。
しかし解決法を導くには、まず原因を特定あるいはせめて推測できるところまでに時間を使うことが大切だと思われます。



直接診させていただいているわけではないので、あくまでも私個人の私見ですが、アレルギーや単なる慣れなどという事とはちょっと違うように感じます。


ご参考になさって下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: インプラント装着後にパニック症状さん
返信日時:2011-05-13 12:29:00
田中 泰彦 先生。
ご意見・ご見解ありがとうございます。


田中先生からのご回答を拝見したのが今、5月13日(金)11:20頃ですが遡ること10日(火)17:00頃、正に先生のおっしゃることと同じこと、今回の問題の根幹に気づきました。

それまでは痛みがないことを重視し、金属アレルギー、精神疾患、自律神経失調症、胃炎、など様々な要因も考えたので逆に混乱を増し深めていて、まったく解決の、出口の見えない不安と恐怖の日々でした。

一連の根本的原因。
それは・・・

もしこれが今後のインプラント治療における画期的な発見、また未然にトラブルを防ぐ予防策、そして患者への精神的、経済的負担を大きく減らせるものであるなら、わたしは担当医に学会等で公表していただくことを希望しています。

原因を発見でき視野が開けました。
と同時にこれをどう対処すればいいのかという問題。

最悪、元の「入れ歯」に戻ることも止む無し。
500万かけ、あと4年残りのローン300万も無駄な支払いかと絶望的でした。

反面、一度あきらめたインプラント、人工歯の大胆な加工も最終手段として考えています。
これは担当医との相談、またお考えを協議していきます。


「歯」を失った方々には大いなる希望となるインプラント治療。
わたしが体験した「生き地獄」のような苦しみを救えるのはやはり専門医の先生方です。ひとりでも多く、わたしのような「苦悩」を経験せずにすむよう、どうかよろしくお願いいたします。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: インプラント装着後にパニック症状さん
返信日時:2011-05-16 17:17:00
これまで私の深刻な苦悩を理解しようとお知恵を下さり、またご心配下さった諸先生方、ほんとうにありがとうございました。


先週の5月11日(水)に下部インプラント義歯を外してもらい、真に心穏やかな「自分」を取り戻せました。
そして翌12日には早々に職場復帰の運びとなりました。


その結果、やはり完成品(歯)に問題があったことが確信できました。

「歯」は目に写る表面から歯茎の中、そして顎の骨まで本来1本1本が独立したもので、私のように馬の蹄状のひとつの金属の土台を歯茎にネジ止めするという構造は、どう考えても無理があると言わざるを得ないと思います。


今後担当医がどのように私の経験を汲み加工をしてもらえるか今週中に相談します。

私が断固として拒否すること、現在の構造のものは一切受け入れられない、これだけは譲れません。

あの「生き地獄」をもう二度と味わいたくありません。


今、インプラントを悩まれている日本中の方々、また将来「歯」を失ったときインプラントを考える可能性のある方々に、私の苦悩の経験がお役に立てれば、あの苦しみに苛まれた日々も無駄にはならないかな、と自らを懸命に慰めています。

重ねて諸先生方、ほんとうにありがとうございました。
回答 回答13
  • 回答者
回答日時:2011-05-17 10:08:23
色々と混乱させてしまった原因が、私にもあると感じられ、申し訳ないと思っていますが、やはり見逃せない書き込みがありましたので、再びコメント致します。

後々、これを読まれる方に間違った先入観を持たせたくないからです。

>「歯」は目に写る表面から歯茎の中、そして顎の骨まで本来1本1本が独立したもので、私のように馬の蹄状のひとつの金属の土台を歯茎にネジ止めするという構造は、どう考えても無理があると言わざるを得ないと思います。

このような考え方を容認すると、1本の歯を治すのに1インプラントと言う考え方になりかねず、被せモノも別個に装着する、と言う考え方に行き着きます。

それは世界の学会レベルでの考え、コンセンサスからは逸脱しており、患者さんご自身が自分の経験の中だけで考え、述べている事に過ぎません。


患者さんの状況には千差万別の状態があり、総義歯の状態からインプラントでの治療となる形態を取る場合、色々な治し方が存在し、今回は問題を起こしてしまったようですが、世界的コンセンサスの中でこう言う治療方法はある一定の評価を受けており、長い歴史の中でそれなりの地位を獲得しています。

たった1人の患者さんの体験談だけで早急な判断をするのは、違うと思います。


我々が求めているのは、正確な診断、個性に合わせた治療計画、ゴールの設定は人それぞれで全く違う、と言う事なのです。

そして、大きな問題は、患者さんの状況、体の状態、経済状態等々が医療側の理想的計画と相容れない状況が良くある、と言うことです。

そうなると、妥協的治療にならざるを得ず、その問題点を患者さん自身は事前に理解できない、そしてこんな筈じゃなかった、になる危険性をもっと認識していただきたい、と思います。


結論的に言うと、インプラント治療自体がまだ混沌として整理されているものではなく、術者側も未熟、患者さん側はもっと未熟であり、今後もっともっと色々と問題が起きるであろう、と言う事です。

今回の件は、その一例にしか過ぎません。

それで全てを語ることは、とても危険である、と思いコメント致しました。


ご参考までに。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: インプラント装着後にパニック症状さん
返信日時:2011-05-18 05:46:52
松元先生
ご忠告ありがとうございます。


前述の通り、私は決してインプラント治療を否定しているものではございません。

ただ私のような事案があったということを諸先生方、これからインプラント治療を受けられる方々に広く認識していただき、先生のおっしゃるように、インフォームドコンセント、予防的段階(仮歯での実生活等)の不可欠さなどを確立していただけたらと思うのです。


それこそがインプラントの益々の発展と患者への負担、術後のトラブル回避に繋がると思ってのことです。

患者にしてみればまったく未知の領域に踏み入ることであり、私のように熱望していた本人にも、まったく予期せぬ事態が起こってしまったのです。


私の体験を有意義なものにしていただきたいとの勇み足から「インプラント」に対する不信感を与えてしまったのなら大変申し訳ございません。
心よりお詫び申し上げます。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: インプラント装着後にパニック症状さん
返信日時:2011-05-21 06:45:04
親身になってご回答下さった諸先生方、ほんとうにありがとうございました。

水曜に担当医と今後の方針を話し合って参りました。
現状の義歯はまったく受け入れられない、わたしの心理的重圧をご理解いただき提示された方法は「ボールアタッチメント」。

今、ネジ留めしているキャップの頭を球状のものにし広角的な方向に対応できるようにしてそれを支柱にして脱着可能な義歯を嵌める、というものです。

これならおそらく「いつでも自分で外せる」という安心感が得られるものと思います。


問題は費用。完成して、しかし使用できなくなった義歯はまったくのガラクタとなって処分されるだけなのか、あるいは「チタン」という高額な原料としていくらかでも買い取って費用に当ててもらえるのか、その返答は再来週水曜に出ます。
またご報告いたします。
回答 回答14
  • 回答者
回答日時:2011-05-21 14:08:56
たまたま回答1の内容に落ち着きそうですね。

上部構造はチタンで作られることは少なく、金を含有していればかなり材料費としてはしますが買い取りとなると素材の値段なので。


マグフィットという磁力を利用した義歯もあります。
選択肢は主治医の判断経験に基づいて行われますので。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: インプラント装着後にパニック症状さん
返信日時:2011-05-27 05:59:09
柴田先生、ご回答ありがとうございます。

私は喉が敏感で今の総義歯も吸盤部が通常の半分くたいの面積。
ですので「ファストン」という義歯安定剤なくして装着は困難です。

それでも食事の際は意に反して外れてしまう恐れがあるため友人・知人との会食などはできません。

意に反して外れてしまうことを嫌悪しインプラントを選択した自身がインプラントを拒否する矛盾した、不測の事態に絶望的でしたがこのサイトでの諸先生方のご助言のお陰で希望を持っています。



去る5月11日に「歯」を外して以降、以前の、とても穏やかな精神状態に戻れ、その喜びを毎日噛み締めて過ごしているところです。

別途費用がかかることについては、周りの、私を心配してくれる友人や同僚、勤務先など親身になって心配くださり、弁護士への相談を進める者もいますが、担当医への信頼はやはり根強く私としては考えていません。


500万円(ローン金利含む)という費用も担当医が私の経済事情を考慮して精一杯切り詰めてくれた数字だという事実も記憶に蘇ったからです。

実際以前に別の歯科医に見積もってもらった金額は約735万円でした。
つまり今の担当医は約300万円も「無駄」を省くよう苦心されたのです。


来週水曜にまた担当医を訪れます。
またご報告いたします。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: インプラント装着後にパニック症状さん
返信日時:2011-06-02 06:20:06
昨日、今後の治療の方向について話を窺ってきました。

先に提案された「ボールアタッチメント」について。
ただ単にヘッドをボール状にするだけでは課題がある。

本来インプラントは「人工歯」をネジ止めするための機能で、義歯の脱着による逆方向への力に対する強度に不安がある。
そのため独立した上・8本、下・6本のインプラントを横に繋ぐことで強度を持たせるとのこと。

当然、費用も余分にかかってしまう。
金額は次回にとまだ明示されませんでした。



加えて私が提案した内容は。
今、外してある「人工歯」の奥歯各3本分を切断、加工しネジで止め、上下各6本。中央部(曲線部)の歯の部分をボールアタッチメントによる脱着式の歯を新たに作成するもの。

この場合、装着時、気になることのなかった奥歯の部分でしたがネジ止めすることへの不安は残ります。

「挑戦」の意味で総・脱着の義歯より力強く噛むことのできるであろう奥歯だけでも使えないものか、この二通りで検討を重ねることとなりました。



タイトル インプラントに上部の義歯をネジ留めで装着後のパニック症状
質問者 インプラント装着後にパニック症状さん
地域 東京23区
年齢 48歳
性別 男性
職業 会社員(技術系)
カテゴリ インプラント治療法
インプラントに関するトラブル
回答者




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