インレーの金含有量で性能の違いは?
相談者:
シロハナさん (35歳:女性)
投稿日時:2011-06-17 02:28:25
右上6番を治療中で、インレーの素材を何にするか決めるよう言われています。
型取りを終え、仮の詰め物が入っている状態で返事を待ってもらっています。
「(プラスチックなどではなく)金属がおすすめで、金の含有率が高いものがいい」
とのことで、選択肢に保険適応(金12%)、保険外の金25%、50%、75%の4種類を提示されています。
このサイトの過去ログを見て、保険外のものにした方がよさそうだとは思っているのですが、金の含有率の違いで、耐久性や適合の良さなど、どの程度の違いが出るのでしょうか。
含有率が高くなるのと比例して値段も上がりますが、その性能も比例するのでしょうか。
医院では、素材についての説明は技師?の方がしてくださるのですが、何度聞いても
「金の多いものがよい。
あとは財布と相談」
以上の回答を得られません。
虫歯になりにくく、長くもつものを選びたいと思っており、いいものにはお金を出したいと思いますが、それぞれの性能とコストパフォーマンスが分からず、判断しかねています。
今後さらにインレーが必要となる箇所もあるようで、合計金額が大きくなるためさらに迷っています。
よろしくお願いします。
型取りを終え、仮の詰め物が入っている状態で返事を待ってもらっています。
「(プラスチックなどではなく)金属がおすすめで、金の含有率が高いものがいい」
とのことで、選択肢に保険適応(金12%)、保険外の金25%、50%、75%の4種類を提示されています。
このサイトの過去ログを見て、保険外のものにした方がよさそうだとは思っているのですが、金の含有率の違いで、耐久性や適合の良さなど、どの程度の違いが出るのでしょうか。
含有率が高くなるのと比例して値段も上がりますが、その性能も比例するのでしょうか。
医院では、素材についての説明は技師?の方がしてくださるのですが、何度聞いても
「金の多いものがよい。
あとは財布と相談」
以上の回答を得られません。
虫歯になりにくく、長くもつものを選びたいと思っており、いいものにはお金を出したいと思いますが、それぞれの性能とコストパフォーマンスが分からず、判断しかねています。
今後さらにインレーが必要となる箇所もあるようで、合計金額が大きくなるためさらに迷っています。
よろしくお願いします。
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2011-06-17 03:00:23
シロハナさまこんばんわ。
もちろん貴金属のほうがいいのに決まっていますが、実際には素材だけに限定した場合なので素材そのものについては貴金属のほうがいいのですが、インレーを作るには素材だけでは片手落ちです。
インレーの外形線も重要です、それにも増して対合歯との咬合関係ももっと重要です、また今後どのようにその歯が経年的に移動して咬合関係が変化していくかの予測も大切な要素になります。
印象の精度も大切でしょう、もっといえば模型の素材も関係してきます。
いささか専門的すぎる回答ですが要はDrの誠実さも重要なポイントになってくると思います、参考になさって下さい。
充填
http://yamadashika.jugem.jp/?cid=53
もちろん貴金属のほうがいいのに決まっていますが、実際には素材だけに限定した場合なので素材そのものについては貴金属のほうがいいのですが、インレーを作るには素材だけでは片手落ちです。
インレーの外形線も重要です、それにも増して対合歯との咬合関係ももっと重要です、また今後どのようにその歯が経年的に移動して咬合関係が変化していくかの予測も大切な要素になります。
印象の精度も大切でしょう、もっといえば模型の素材も関係してきます。
いささか専門的すぎる回答ですが要はDrの誠実さも重要なポイントになってくると思います、参考になさって下さい。
充填
http://yamadashika.jugem.jp/?cid=53
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2011-06-17 18:01:29
そうですね。
概要的には山田先生が書かれているように、担当医の総合力(形成、型取り、模型、技工士の腕などなど…)なのですが、インレーの素材に関して言えば、担当の先生のお話で言うと75%がやはり良いと思います。
…と言うか、僕はもっと金の含有量の多いものを使います。
金の含有量はカラット(K)で表しますが、75%は18Kですよね。
(24K=100%ですから)
僕は20Kくらいのものがお勧めなので…。
なぜなら、金の含有量が多ければ多いほど「柔らかく」なります。
柔らかければ柔らかいほど「適合性」が上がります。
しかし、柔らかすぎると咬んだ時に変形してしまう恐れがあります。
そのため、他の金属(銅など)を混ぜて強度を上げるのですが、硬くなりすぎると「適合性が落ちてくる」「噛み合わせる対合の歯にダメージを与えてしまう可能性がある」などの問題が出てきます。
なので、僕はインレーなら20K、クラウン、ブリッジの場合は18Kを推奨しています。
概要的には山田先生が書かれているように、担当医の総合力(形成、型取り、模型、技工士の腕などなど…)なのですが、インレーの素材に関して言えば、担当の先生のお話で言うと75%がやはり良いと思います。
…と言うか、僕はもっと金の含有量の多いものを使います。
金の含有量はカラット(K)で表しますが、75%は18Kですよね。
(24K=100%ですから)
僕は20Kくらいのものがお勧めなので…。
なぜなら、金の含有量が多ければ多いほど「柔らかく」なります。
柔らかければ柔らかいほど「適合性」が上がります。
しかし、柔らかすぎると咬んだ時に変形してしまう恐れがあります。
そのため、他の金属(銅など)を混ぜて強度を上げるのですが、硬くなりすぎると「適合性が落ちてくる」「噛み合わせる対合の歯にダメージを与えてしまう可能性がある」などの問題が出てきます。
なので、僕はインレーなら20K、クラウン、ブリッジの場合は18Kを推奨しています。
回答3
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-06-17 18:31:51
回答4
回答5
あおき矯正歯科(茨城県古河市)の青木です。
回答日時:2011-06-18 16:02:58
私も、タイヨウ先生と同じにインレーなら20K、クラウン、ブリッジなら18Kを勧めます。
適合がよく長く持つものとありますが、選択基準は当然だと思います。
しかし、術者の技術、材料、セメントの種類等様々な要因があります。
患者さんによく聞かれる質問ですが、私は次のように答えます。
治療するのであれば、ベストな物を選択し、接着のセメントもベストなものを使う事をお勧めします。
そして2次カリエスを防ぐには、お口の中のリスク(なりやすさ)をコントロールする事が大切になります。
食生活、プラークコントロール、フッ素などの唾液環境が重要です。
ですから定期的なメンテナンスを受ける事をお勧めします。
むしろそのようなフォローアップがないシステムでは、自費のものを入れたにしても長持ちはしません。
またメンテナンスをしている所ほど技術の裏付けがあると思います。
なぜなら、手を抜けば必ずメンテナンスでぼろが出てくるからです。
自分自身に返ってきますので、それにより術者の技術にフィードバックされてきているはずです。
入れっぱなしでは、すべてが成功で責任持って見届けるという姿勢がみられないからです。
自費治療では必ずメンテナンスしているところがお勧めです。
私なりの考えをかきました。
参考になれば幸いです。
適合がよく長く持つものとありますが、選択基準は当然だと思います。
しかし、術者の技術、材料、セメントの種類等様々な要因があります。
患者さんによく聞かれる質問ですが、私は次のように答えます。
治療するのであれば、ベストな物を選択し、接着のセメントもベストなものを使う事をお勧めします。
そして2次カリエスを防ぐには、お口の中のリスク(なりやすさ)をコントロールする事が大切になります。
食生活、プラークコントロール、フッ素などの唾液環境が重要です。
ですから定期的なメンテナンスを受ける事をお勧めします。
むしろそのようなフォローアップがないシステムでは、自費のものを入れたにしても長持ちはしません。
またメンテナンスをしている所ほど技術の裏付けがあると思います。
なぜなら、手を抜けば必ずメンテナンスでぼろが出てくるからです。
自分自身に返ってきますので、それにより術者の技術にフィードバックされてきているはずです。
入れっぱなしでは、すべてが成功で責任持って見届けるという姿勢がみられないからです。
自費治療では必ずメンテナンスしているところがお勧めです。
私なりの考えをかきました。
参考になれば幸いです。
相談者からの返信
相談者:
シロハナさん
返信日時:2011-06-20 05:42:27
タイトル | インレーの金含有量で性能の違いは? |
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質問者 | シロハナさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 35歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
ゴールドインレー(金の詰め物) 材料・機材関連 お勧めの詰め物・インレー |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。