ハイブリッドクラウンは裏打ちの金属の有無によって強度が変わる?
相談者:
ぽてさん (30歳:女性)
投稿日時:2011-06-27 23:48:57
◎奥歯のかぶせ物について悩んでいます。
ご意見を伺いたいのでよろしくお願いします。
場所は右上の前から6番目です。
5年ほど前にハイブリッドセラミッククラウン(金属裏打ちあり)でかぶせた歯が欠けてきた為、他院(引っ越しした為)に通院し始めました。
やり直しは銀歯は色が気になるので、ハイブリッドセラミッククラウンで考えています。
今通院している歯医者で白いかぶせ物にしたいとお願いしたら、奥歯なのでハイブリッドセラミッククラウンの7万円を勧められました。
金属で裏打ちがあるタイプかを聞いてみたら、金属なしの方が強度が強いから良い(金属の裏打ちタイプだと白い部分が薄くなり強度が落ちる)と言われ悩んでいます。
@5年ほど前に入れたものが欠けてきてからずっと夜のマウスピースを入れていました。
以前の歯医者で歯軋りがあるから欠けた(噛み合わせの面がかなりフラット)のでマウスピースを入れるよう言われた。
A以前の歯医者では裏側の金属なしは強度が落ちるので、歯軋りのあるあなたには金属の裏打ちのあるハイブリッドセラミッククラウンが良いと、今の歯医者と逆のことを言われた。
B今の歯医者は割れたら3年保障とのことです。
ハイブリッドセラミッククラウンは、金属の裏打ちなしと、金属の裏打ちありでは、強度はどちらが強いですか?
私の状況ではどちらがいいのでしょうか?
よろしくお願いします。
ご意見を伺いたいのでよろしくお願いします。
場所は右上の前から6番目です。
5年ほど前にハイブリッドセラミッククラウン(金属裏打ちあり)でかぶせた歯が欠けてきた為、他院(引っ越しした為)に通院し始めました。
やり直しは銀歯は色が気になるので、ハイブリッドセラミッククラウンで考えています。
今通院している歯医者で白いかぶせ物にしたいとお願いしたら、奥歯なのでハイブリッドセラミッククラウンの7万円を勧められました。
金属で裏打ちがあるタイプかを聞いてみたら、金属なしの方が強度が強いから良い(金属の裏打ちタイプだと白い部分が薄くなり強度が落ちる)と言われ悩んでいます。
@5年ほど前に入れたものが欠けてきてからずっと夜のマウスピースを入れていました。
以前の歯医者で歯軋りがあるから欠けた(噛み合わせの面がかなりフラット)のでマウスピースを入れるよう言われた。
A以前の歯医者では裏側の金属なしは強度が落ちるので、歯軋りのあるあなたには金属の裏打ちのあるハイブリッドセラミッククラウンが良いと、今の歯医者と逆のことを言われた。
B今の歯医者は割れたら3年保障とのことです。
ハイブリッドセラミッククラウンは、金属の裏打ちなしと、金属の裏打ちありでは、強度はどちらが強いですか?
私の状況ではどちらがいいのでしょうか?
よろしくお願いします。
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-06-27 23:58:58
回答2
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2011-06-28 10:44:56
> ハイブリッドセラミッククラウンは、金属の裏打ちなしと、金属の裏打ちありでは、強度はどちらが強いですか?
細見先生が書かれている通りだと思います。
> 私の状況ではどちらがいいのでしょうか?
ケースバイケースですが、僕は基本的に金属無しで作る事が多いです。
長いブリッジの場合などは金属で裏打ちをします。
>5年ほど前に入れたものが欠けてきてからずっと夜のマウスピースを入れていました。
>以前の歯医者で歯軋りがあるから欠けた(噛み合わせの面がかなりフラット)のでマウスピースを入れるよう言われた。
ブラキシズム対策はされた方がよろしいかと思いますよ。
参考⇒歯ぎしり
マウスピースは一時的に楽になったり、歯を守ったりする事はに対しては有効ですが、あくまでも「対症療法」にかしかなりません。
ご自身の「意識改革」と「自己暗示」が重要かと思います。
以下、私見になりますが、僕はハイブリッドセラミックスは「壊れてくれるもの」と考えております。
ハイブリッドセラミックスは通常の咬合力で簡単に壊れるものではありません。
不意に硬いものを咬んでしまったり、ブラキシズムなどでオーバーロードがかかってしまった場合に、天然歯や対合歯、顎関節を守るために「ハイブリッドが壊れる」という考え方です。
(自動車の衝突安全ボディと同じ発想です)
なので、ハイブリッドセラミックスに「強度」を求められているようですが、それはナンセンスなのではないかと思います。
また、ちょっと欠けたくらいなら口腔内で簡単に補修できるというのもハイブリッドセラミックスの特徴です。
多くの方がブラキシズムを認識されていません。
また、認識されている方でもその危険性まで深く考えてはいません。
患者さんにとって、せっかく入れたハイブリッドクラウンが壊れる事はショックだと思いますが、そのショックにより「ブラキシズムの怖さを認識される機会を与えてもらえた」とウチでは説明しております。
担当の先生により考え方が異なりますので、何とも言えませんが、僕はこのように考えております。
単純に強度だけを考えるのであればメタルクラウンやジルコニアクラウンの方がはるかに硬いのですから。
細見先生が書かれている通りだと思います。
> 私の状況ではどちらがいいのでしょうか?
ケースバイケースですが、僕は基本的に金属無しで作る事が多いです。
長いブリッジの場合などは金属で裏打ちをします。
>5年ほど前に入れたものが欠けてきてからずっと夜のマウスピースを入れていました。
>以前の歯医者で歯軋りがあるから欠けた(噛み合わせの面がかなりフラット)のでマウスピースを入れるよう言われた。
ブラキシズム対策はされた方がよろしいかと思いますよ。
参考⇒歯ぎしり
マウスピースは一時的に楽になったり、歯を守ったりする事はに対しては有効ですが、あくまでも「対症療法」にかしかなりません。
ご自身の「意識改革」と「自己暗示」が重要かと思います。
以下、私見になりますが、僕はハイブリッドセラミックスは「壊れてくれるもの」と考えております。
ハイブリッドセラミックスは通常の咬合力で簡単に壊れるものではありません。
不意に硬いものを咬んでしまったり、ブラキシズムなどでオーバーロードがかかってしまった場合に、天然歯や対合歯、顎関節を守るために「ハイブリッドが壊れる」という考え方です。
(自動車の衝突安全ボディと同じ発想です)
なので、ハイブリッドセラミックスに「強度」を求められているようですが、それはナンセンスなのではないかと思います。
また、ちょっと欠けたくらいなら口腔内で簡単に補修できるというのもハイブリッドセラミックスの特徴です。
多くの方がブラキシズムを認識されていません。
また、認識されている方でもその危険性まで深く考えてはいません。
患者さんにとって、せっかく入れたハイブリッドクラウンが壊れる事はショックだと思いますが、そのショックにより「ブラキシズムの怖さを認識される機会を与えてもらえた」とウチでは説明しております。
担当の先生により考え方が異なりますので、何とも言えませんが、僕はこのように考えております。
単純に強度だけを考えるのであればメタルクラウンやジルコニアクラウンの方がはるかに硬いのですから。
回答3
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2011-06-28 11:42:29
ぽてさん、こんにちは
お二人の先生に同意です。
私も臼歯部のハイブリッドクラウンを使って治療を行いますが、ほとんど金属の裏打ちのないものを用いています。
理由としては金属の裏打ちがあると若干色の透明感がなくなることがあります。
また最近のハイブリッドはかなり強くなってきて、通常の状態では
(歯軋りや無理な負荷をかけない状態)強度的にはほとんど問題となることが少ないからです。
>ハイブリッドセラミッククラウンは、金属の裏打ちなしと、金属の裏打ちありでは、強度はどちらが強いですか?
印象としては金属の裏打ちがあるほうが強いように感じますが、細見先生の書かれているように充分な厚みを確保すればあまり変わらないと思います。
またタイヨウ先生が回答されているように
「不意に硬いものを咬んでしまったり、ブラキシズムなどでオーバーロードがかかってしまったりしてくれた場合に、天然歯や対合歯、顎関節を守るために「ハイブリッドが壊れる」いう考え方です。」
に賛成です。
>私の状況ではどちらがいいのでしょうか?
私であれば金属の裏打ちのないものをおすすめすると思います。
参考になれば幸いです。
お二人の先生に同意です。
私も臼歯部のハイブリッドクラウンを使って治療を行いますが、ほとんど金属の裏打ちのないものを用いています。
理由としては金属の裏打ちがあると若干色の透明感がなくなることがあります。
また最近のハイブリッドはかなり強くなってきて、通常の状態では
(歯軋りや無理な負荷をかけない状態)強度的にはほとんど問題となることが少ないからです。
>ハイブリッドセラミッククラウンは、金属の裏打ちなしと、金属の裏打ちありでは、強度はどちらが強いですか?
印象としては金属の裏打ちがあるほうが強いように感じますが、細見先生の書かれているように充分な厚みを確保すればあまり変わらないと思います。
またタイヨウ先生が回答されているように
「不意に硬いものを咬んでしまったり、ブラキシズムなどでオーバーロードがかかってしまったりしてくれた場合に、天然歯や対合歯、顎関節を守るために「ハイブリッドが壊れる」いう考え方です。」
に賛成です。
>私の状況ではどちらがいいのでしょうか?
私であれば金属の裏打ちのないものをおすすめすると思います。
参考になれば幸いです。
相談者からの返信
相談者:
ぽてさん
返信日時:2011-06-29 23:55:05
ご回答、ありがとうございます。
もう少し教えていただいてもよろしいですか?
@「ハイブリッドセラミックの厚みさえとれれば強度的には変わらない」とお返事いただいたのですが、患者の立場から厚みがしっかりとれるかは分かりますか?
どのように判断するのですか?
A「ケースバイケースですが金属なしで作ることが多いです」と書いてありましたが、ブリッジじゃなくても金属裏打ちタイプのハイブリッドセラミックを選ぶ場合もありますか?それはどんな場合ですか?
B一般的に金属裏打ちタイプのハイブリッドセラミックと金属裏打ちなしタイプのハイブリッドセラミックはいくらくらい違いますか?
よろしくお願いします。
もう少し教えていただいてもよろしいですか?
@「ハイブリッドセラミックの厚みさえとれれば強度的には変わらない」とお返事いただいたのですが、患者の立場から厚みがしっかりとれるかは分かりますか?
どのように判断するのですか?
A「ケースバイケースですが金属なしで作ることが多いです」と書いてありましたが、ブリッジじゃなくても金属裏打ちタイプのハイブリッドセラミックを選ぶ場合もありますか?それはどんな場合ですか?
B一般的に金属裏打ちタイプのハイブリッドセラミックと金属裏打ちなしタイプのハイブリッドセラミックはいくらくらい違いますか?
よろしくお願いします。
回答4
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2011-06-30 11:12:06
>@患者の立場から厚みがしっかりとれるかは分かりますか?どのように判断するのですか?
単純な話、カチンと咬んで、削った状態での隙間が1.5mm程度あれば良いのです。
しかし、患者さんが自分で見て解るかと言われると…。
相当ツライと思いますが、頑張れば見えるかもしれません。
>Aブリッジじゃなくても金属裏打ちタイプのハイブリッドセラミックを選ぶ場合もありますか?それはどんな場合ですか?
生活歯で上記クリアランス(隙間)が確保できないような場合です。
ただし、その場合は咬む面はメタルになります。
つまり、頬側のみがハイブリッドです。
>B一般的に金属裏打ちタイプのハイブリッドセラミックと金属裏打ちなしタイプのハイブリッドセラミックはいくらくらい違いますか?
僕は地金の金属代しか変えていません。
なので、大きさにもよりますが、1〜2万円ではないでしょうか。
単純な話、カチンと咬んで、削った状態での隙間が1.5mm程度あれば良いのです。
しかし、患者さんが自分で見て解るかと言われると…。
相当ツライと思いますが、頑張れば見えるかもしれません。
>Aブリッジじゃなくても金属裏打ちタイプのハイブリッドセラミックを選ぶ場合もありますか?それはどんな場合ですか?
生活歯で上記クリアランス(隙間)が確保できないような場合です。
ただし、その場合は咬む面はメタルになります。
つまり、頬側のみがハイブリッドです。
>B一般的に金属裏打ちタイプのハイブリッドセラミックと金属裏打ちなしタイプのハイブリッドセラミックはいくらくらい違いますか?
僕は地金の金属代しか変えていません。
なので、大きさにもよりますが、1〜2万円ではないでしょうか。
相談者からの返信
相談者:
ぽてさん
返信日時:2011-07-04 18:27:26
タイトル | ハイブリッドクラウンは裏打ちの金属の有無によって強度が変わる? |
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質問者 | ぽてさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
ハイブリッドセラミッククラウン 補綴関連 材料・機材関連 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。