6,7番の間に角化嚢胞性歯原性腫瘍が。2本抜歯を避けられないか
相談者:
raindropさん (32歳:女性)
投稿日時:2011-07-11 22:01:26
1ヶ月程前に右上歯茎外側に腫れを感じ、かかりつけの歯科を受診致しました。
レントゲンに影があり、痛みはなく、また検査でも右上6,7番の神経は生きていた為、嚢胞かもしれないということで、大学病院を紹介され受診致しました。
CTと病理検査の結果、角化嚢胞性歯原性腫瘍と診断されました。
主治医より腫瘍が大きいことと6,7番の間にあることから摘出手術の際、右上6,7番とも必ず抜歯しなくては腫瘍全部を取りきることができないと言われました。
しかし抜歯をしても再発の可能性はあるとのことで、それならばなんとか一本のみの抜歯に留めることは不可能か、またこちらのサイトで拝見しました開窓療法などを適応することはできないか、ご意見拝聴できればと存じます。
よろしくお願い致します。
レントゲンに影があり、痛みはなく、また検査でも右上6,7番の神経は生きていた為、嚢胞かもしれないということで、大学病院を紹介され受診致しました。
CTと病理検査の結果、角化嚢胞性歯原性腫瘍と診断されました。
主治医より腫瘍が大きいことと6,7番の間にあることから摘出手術の際、右上6,7番とも必ず抜歯しなくては腫瘍全部を取りきることができないと言われました。
しかし抜歯をしても再発の可能性はあるとのことで、それならばなんとか一本のみの抜歯に留めることは不可能か、またこちらのサイトで拝見しました開窓療法などを適応することはできないか、ご意見拝聴できればと存じます。
よろしくお願い致します。
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-07-11 22:29:55
>抜歯をしても再発の可能性はあるとのことで、それならばなんとか一本のみの抜歯に留めることは不可能か
理論的には可能かもしれませんが、意味がありません。
1本残せばその分見えにくい部分も増えますし、さらに再発の可能性は高くなります。
>開窓療法などを適応することはできないか
開窓法は嚢胞に対する治療法で、腫瘍には一般的には使いません。
理論的には可能かもしれませんが、意味がありません。
1本残せばその分見えにくい部分も増えますし、さらに再発の可能性は高くなります。
>開窓療法などを適応することはできないか
開窓法は嚢胞に対する治療法で、腫瘍には一般的には使いません。
回答2
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2011-07-11 23:19:58
ご相談ありがとうございます。
確かにできるだけ奥歯を残したい気持ちは良く分かります。
私も病棟勤務時代や開業してからも、似たような状況のかたと何人もお話ししております。
病気が治っても奥歯が無くなると、その後の生活に少々不自由が出るため、残したい気持ちは歯科医師でも同じです。
ただ、良性とはいえ腫瘍は炎症などと違い、取り残しを防ぐことを優先したいところです。
再発や、万一、悪性化したりする心配もできるだけ取り除きたいところです。
そして、きれいに取れれば完治する可能性が高いからです。
お話だけでは判断できませんが、細見先生のご意見通り、そのような位置関係だとどんな名医でも歯を残すことでリスクがさらに高くなりそうな気がします。
しかし、治療前の方針は大切ですから、ご担当の先生にお気持をお話ししてご納得いくまで相談されることをお勧めいたします。
とことん話し合いされることがとても大切です。
確かにできるだけ奥歯を残したい気持ちは良く分かります。
私も病棟勤務時代や開業してからも、似たような状況のかたと何人もお話ししております。
病気が治っても奥歯が無くなると、その後の生活に少々不自由が出るため、残したい気持ちは歯科医師でも同じです。
ただ、良性とはいえ腫瘍は炎症などと違い、取り残しを防ぐことを優先したいところです。
再発や、万一、悪性化したりする心配もできるだけ取り除きたいところです。
そして、きれいに取れれば完治する可能性が高いからです。
お話だけでは判断できませんが、細見先生のご意見通り、そのような位置関係だとどんな名医でも歯を残すことでリスクがさらに高くなりそうな気がします。
しかし、治療前の方針は大切ですから、ご担当の先生にお気持をお話ししてご納得いくまで相談されることをお勧めいたします。
とことん話し合いされることがとても大切です。
回答3
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2011-07-12 01:16:57
raindrop さん、こんにちは。
お二人の先生に同意です。
少し難しい話をします。
角化嚢胞性歯原性腫瘍という疾患は以前は、歯原性角化のう胞といってのう胞に分類されていました。
しかし、病理組織学的にのう胞よりも腫瘍の性質に近いことから、数年前に病名が変わり現在の名称に変わっております。
臨床的にも比較的再発が多い病気として知られています。
そのような理由から主治医の先生はそのような治療方針を立てられたと推測します。
ただ、 raindrop さんの希望として何とか歯を残せないかどうか、相談することは可能だと思います。
今一度良く相談してみてください。
参考になれば幸いです。
お二人の先生に同意です。
少し難しい話をします。
角化嚢胞性歯原性腫瘍という疾患は以前は、歯原性角化のう胞といってのう胞に分類されていました。
しかし、病理組織学的にのう胞よりも腫瘍の性質に近いことから、数年前に病名が変わり現在の名称に変わっております。
臨床的にも比較的再発が多い病気として知られています。
そのような理由から主治医の先生はそのような治療方針を立てられたと推測します。
ただ、 raindrop さんの希望として何とか歯を残せないかどうか、相談することは可能だと思います。
今一度良く相談してみてください。
参考になれば幸いです。
相談者からの返信
相談者:
raindropさん
返信日時:2011-07-12 10:24:50
タイトル | 6,7番の間に角化嚢胞性歯原性腫瘍が。2本抜歯を避けられないか |
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質問者 | raindropさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 32歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
舌、粘膜、唇の病気・異常その他 口腔外科関連 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。