顎が右側にずれており、右側の側頭筋も常につっぱっている

相談者: 顎がおかしいさん (32歳:男性)
投稿日時:2011-07-13 02:24:53
このような場を提供してくださり本当にありがとうございます.

実は,かれこれ10年以上タイトルの状態に悩まされています.
鏡や証明写真でも確認できるのですが,要するに顔が曲がっている状態で,耳介の位置も左右差があります.


また最大開口するときも必ず左の顎関節が先にずれていきます.

最大開口するときは関節からのミシミシ音にとどまらず,数十分ほど顎を大きく動かしていないと無意識のうちに右へ歪みが進むようで,そのようなときに最大開口をすると,右関節が「バキッ」と強烈な音を立ててから何かから解放されるような感覚が生じます.
痛みはなく,これがおこると一時的に顔全体が楽になります.


更に知らず知らずのうちに右側の眉も挙上といいますか,右後上方(極端な程ではありませんが)に動いており,意識的に表情筋の脱力が必要です.




実は学生時代に,正確には覚えていないのですが,腰椎か胸椎の下ぐらいから側弯が始まっていると言われました.
右の腰痛は中学生の頃からありました.


骨格のバランスが崩れていると妙な緊張が持続して姿勢が崩れるなりどこそこの筋が異常に張り,疲れるですとか,おかしな噛み合わせや顎の位置で骨格全体がおかしくなるというようなことをどこかで聞くなり読んだりしたことがあります.

現在,心に異常をきたすほどこの症状に苦しめられている訳ではないのですが,今ここに書いている間にも,気付くと顔の右半分が緊張している状態です.

すでに一回「バキッ」と鳴りまして,これは気持ちいいのですが,顔右半分はとても気持ちが悪いです.



手術は恐ろしくて,この症状で命の危険が生じない限り受けたくはないのですが,もう少しこの状態を軽減するために歯科の先生に診ていただけるものでしょうか?


なにとぞご教示のほどよろしくお願いいたします.


回答 回答1
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-07-13 09:31:51
腰痛はあっても、体重は右優位にかかっていますか?
(電車に乗って、つり革につかまっている状態を想像してみてください)

左肩に運動制限(ある方向に腕を挙げ難い)は出てないですか?

おおよその体型・顔の形を教えてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 顎がおかしいさん
返信日時:2011-07-13 12:12:22
藤森先生、

ご返答いただき本当にありがとうございます.

仰せの通り,長時間立っているとき必ず,右側に体重をかけてしまうことが多いです.

また、顔面の状態が無意識のうちにどうなるかは既に記しました通りなのですが,座っていて本を読んだり,パソコンを入力していたりしますと、無意識のうちに左の肩甲帯が緊張しています.
これも意識的な脱力が必要です.
ただ、運動制限はありません.



おおよその体型ですが,身長170cm,体重50kgです.

顔の形は,おおむね丸顔ですが,やや下顎が張り出しています.
頬骨もやや突出気味でしょうか.
ただ,いづれも極端に目立つ程ではありません.
全体的には標準的な日本人顔です.


どうぞよろしくお願いいたします.
回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-07-13 12:48:25
自信のある回答が出来ず申し訳ないのですが、まず脊椎を専門とする整形外科医への受診をお薦めしたいと思います。

成長発育期の何らかの問題を感じますが、残念ながらタイムマシンでも発明されない限り100%を目指した治癒は不可能に近いと思われます。


もし整形外科の方で手術案が出されたら検討はされたら良いとは思いますが、私としては、この形態のままで最大限の機能を得られるように導くのも考えられる治療の一つでなないかと考えます。

そのために歩行訓練は有効ではないかと考えています(個人的意見)。

只、おそらく股関節の形状に左右差がある可能性もありますので、理学療法士さん等に指導を受ける必要があると思います。
例えば、左右で歩幅を変えるなどの工夫が必要な場合があります。



徒手整復によっては、基本的には、成長で獲得した形態が大きく変化するとは思えませんが、条件によっては有効であろうとは思います。

只、国内では、その資格の問題等があり、本当に信頼出来る術者を探し出すのは大変難しいと思います。
術者次第では、逆に悪化したのではないかと思えるような事例も相談を受けたことがあります。
充分にご注意なさってください。



歯科らしい回答については、タイヨウ先生にお任せします。
もし、こちらに回答がなければ、他の質問で、彼の回答を捜し出して参考になさってください。


子どもの頃(乳児期も含めて)、転落や交通事故に遭ったことはなかったでしょうか?
出生の際に何か問題(逆子、難産など)はなかったでしょうか?

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-07-13 16:13:22
西山です。

腰椎と顔の歪みの関連については根拠が示されていませんので、ここでは切り離して考えてみます。


話の内容からすると、もともと下顎の骨格性の非対称があるのではないでしょうか。

噛み合わせた時、下顎が右によっていませんか?
そのような場合口を開けると左の関節の方がよく動くため左耳の前が大きく膨らんでくるのではないでしょうか?

この現象についてはあまり心配する必要はないと思います。


関節の音も心配ないことが多いです。
じっとしていた後に音が大きくなったりするのは、無意識のうちに上下の歯を噛んでしまうTCH(上下歯列接触癖)という習癖行動が関与している可能性も考えられます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 顎がおかしいさん
返信日時:2011-07-13 18:18:59
藤森先生,西山先生,

ご返答いただきありがとうございました.
勝手ながら今のところ侵襲的処置の必要性は低いと解釈いたしました.


藤森先生の言われるように体の動かし方で対応できる余地が残っていれば,ぜひその方法を試してみようと思います.

また西山先生の言われる癖など意識化して,ご指摘いただいた部分を見直してみたいと思います.


この度は本当にありがとうございました.



タイトル 顎が右側にずれており、右側の側頭筋も常につっぱっている
質問者 顎がおかしいさん
地域 非公開
年齢 32歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ
回答者




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