根管治療中、神経を殺す薬を入れた後の痛みと膿

相談者: ソフトさん (30歳:女性)
投稿日時:2011-07-13 14:43:13
7日ほど前に根管治療を始めました。

初回は麻酔をし歯を削り神経を取り去りました。
この時だいぶ深いところまで虫歯が入ってるとの事でした。

痛みは治療後は痛みはほとんどありませんでした。
(たまにジンジンしましたが)



その一週間後、根管治療の続きということで残った神経を取り去っていく治療の際、ひどい痛みを感じました。

根幹が枝分かれしていて、その枝の分の神経が取れていないためとのことで、その神経を殺すために薬を入れて真っ白い詰め物をしてもらいました。


その次の日あたりからジンジンとした鈍く重い痛みに加えて拍動痛、歯の付け根の歯茎が腫れぼったく、膿がたまっているような感じです。
顎の血管とこめかみの血管がいつもより浮き出て、ズキズキと痛みます。



そこで質問なのですが、

・神経を殺す薬はヒ素をつかっているという情報をネットで見ました。

次回の予約が2週間後なのですが、それまでヒ素を入れたままにしておいて大丈夫なのでしょうか?
歯の根っこから顎の骨の方や脳へとヒ素が回り、神経組織を破壊するということはないのでしょうか?

ネットで見かけた情報には、現在ではヒ素は禁止されているという情報もあり、混乱しています。



・膿が溜まっているような腫れぼったさがきになります。

初回診療時にもらった抗生物質はもうありません。
通常、根管治療中にこのような症状がでた場合、何か薬を処方してもらった方がよいですか?



・根管治療中以外の歯の虫歯において、神経まで達していれば抜髄し根管治療。
神経まで達していなければスリーミックスによる治療と言われました。

虫歯が神経まで達していた場合、「神経の治療」というのはできないのでしょうか?
できるなら神経は取りたくありません。


宜しくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-07-13 14:51:41
>・神経を殺す薬はヒ素をつかっているという情報をネットで見ました。
>次回の予約が2週間後なのですが、それまでヒ素を入れたままにしておいて大丈夫なのでしょうか?
>歯の根っこから顎の骨の方や脳へとヒ素が回り、神経組織を破壊するということはないのでしょうか?

ヒ素製剤は最近はあまり使わないようになりましたが学生時代に48時間以内に除去すると習いましたが、ヒ素製剤以外だともっと長期に置いておいても大丈夫です(たとえばぺリオドンetcなど)

主治医に確認してみてください。




>・膿が溜まっているような腫れぼったさがきになります。
>初回診療時にもらった抗生物質はもうありません。
>通常、根管治療中にこのような症状がでた場合、何か薬を処方してもらった方がよいですか?

個人的には抜髄時は痛み止め以外は処方しません。



虫歯が神経まで達していた場合、「神経の治療」というのはできないのでしょうか?
>できるなら神経は取りたくありません。

不可逆的な炎症を起こした神経は抜髄以外の処置はありません。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-07-13 16:48:21
>次回の予約が2週間後なのですが、それまでヒ素を入れたままにしておいて大丈夫なのでしょうか?

>その次の日あたりからジンジンとした鈍く重い痛みに加えて拍動痛、歯の付け根の歯茎が腫れぼったく、膿がたまっているような感じです。


20年以上前に亜ヒ酸による失活抜髄を何回かしたことがあります。
私の父親(80代)世代の歯科医は多用していたようです。

亜ヒ酸であれば1日で痛みが出ることは無いはずです。
細見先生もご回答のように「48時間で除去」が鉄則ですから亜ヒ酸の可能性は低いと考えられます。

推測ですので、必ず担当医に連絡して確認してください。




>現在ではヒ素は禁止されているという情報もあり、混乱しています。

禁止の国もあるようですが、日本では禁止されていないと思います。
使う先生は殆どいないと思いますが。




>膿が溜まっているような腫れぼったさがきになります

亜ヒ酸でなくても失活させる薬剤は刺激が強いの炎症がおこりやすいと思います。
悪化するようなら担当医に相談してください。



>初回診療時にもらった抗生物質はもうありません

初回に抗生剤を処方されているなら、その時点で感染根管だったのかもしれません。

投薬よりもきちんとした根管処置が重要だと思います。



虫歯が神経まで達していた場合、「神経の治療」というのはできないのでしょうか?

患者さんに説明する「神経の治療」とは根管治療を意味することが多いようです。

神経を残す処置は「覆髄」と言います。
できるだけ神経を残したいと担当医に伝えてください。



ご参考まで・・・

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-07-13 19:15:54
こんにちは、

>その神経を殺すために薬を入れて真っ白い詰め物をしてもらいました。

先生方がおっしゃるように亜砒酸ではないと思いますよ。

昔見たアルゼン(薬)は黒色でしたし。
ただ、ペリオドンは白色ですね。



>禁止の国もあるようですが、日本では禁止されていないと思います。
>使う先生は殆どいないと思いますが。

販売が終わったのではなかったでしょうか!?

お持ちになられている先生は昔のものを持っていると聞きますし。



>・根管治療中以外の歯の虫歯において、神経まで達していれば抜髄し根管治療。
>神経まで達していなければスリーミックスによる治療と言われました。

3Mixを使用した治療は本来保険外治療になってくるのですが・・・
たぶん先生は良かれと思ってサービスでしていると思いますが、本来しては行けないことなのです^^;


>虫歯が神経まで達していた場合、「神経の治療」というのはできないのでしょうか?

今の所神経まで虫歯が進行してしまえば抜髄を行うのが教科書的な治療法です。


大きな虫歯の神経は残すと残すで後で色々トラブルも出やすくなるのでそのことは知っておかれた方がいいですよ。

http://eedental.fine.to/eeblog/2010/10/post-166.html


おだいじに
 




タイトル 根管治療中、神経を殺す薬を入れた後の痛みと膿
質問者 ソフトさん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 神経の無い(神経を取った)歯の痛み
根管治療の治療法
根管治療後の痛み
根管貼薬
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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