左下奥歯の初めての抜髄。治療途中で悩んでいます・・

相談者: yukichanさん (45歳:女性)
投稿日時:2011-07-24 14:15:09
現在、左下6番?(下の歯は12本しかないのですがこの表現でよろしいのか・・・)奥歯の治療をしているものです。

平成19年正月に歯が痛み先生から神経を抜く話をされ、初めてだったので怖くて治療中断したところ、再び平成23年3月5日に歯が痛み観念して神経を抜く治療を始めました。

それから4月29日(神経の周り?に壁ができているため軟らかくする薬を入れました)、5月16日と治療に通い5月26日に薬をつめレントゲンを撮りました。
帰り際、被せ物の説明をされ、次回までに決めるよう言われました。

ちなみにセラミックハイブリッドと銀の内、セラミックを奨められ、土台は保険の銀です。
セラミックは汚れが付きにくいとの理由からです。(ハイブリッドは変色する?し弱い)

単にいつものように削って、銀を被せるものだと安易に考えていたためビックリして調べました。
その結果悩んでしまい、7月9日に通院した際もう一度説明を受けました。

できればこれ以上歯を削りたくないと訴えたところ、被せ物をする場合は根っこを残して上は全部削ることになるとのことでした。

それは銀であつても、セラミックであっても削る量は変わらないし、今残っている歯は削った結果弱くなっているから残せない・・・とのこと。
とりあえず型だけ取らせて・・と言われました。

他に治療法はないのでしょうか?

見た目は普通に歯が残っている(確かに中は削られていますが)のに、この歯は残せないものですか?

中に詰めて被せることは危険ですか?(残っている歯の量によって人それぞれ違うとのことですが・・・どれ位残っていればOK?)

全部削らなくても、少しでも残して被せる方法はないものかと悩んでいます。

それと、被せるものはセラミックがよいのでしょうか?

一番奥の歯で見た目は気にしないため銀でもかまわないと思ったのですが、歯にとってはセラミックの方がよいのですか?

銀とセラミックでは料金が全然違うため、すぐ虫歯になったらどうしよう?

などとちょっと考えています。

虫歯ができた場合、セラミックの方が治療し易いのですか?
それはなぜ?

心配性なため、あれやこれや悩み困っています。
助けてください。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-07-24 14:28:11
西山です。

私見ですが、見た目を気にしないのであれば、金属の冠でよいと思います。これが一番こわれません。
また、セラミックを用いた冠と金属製のみの冠では、歯を削る量は一般的には異なりセラミックの方が多くなると思います。

被せなくてもよいかどうかについては、直接みないと判断はできませんね。

回答 回答2
  • 回答者
水野歯科医院(岐阜県土岐市)の水野です。
回答日時:2011-07-24 15:16:07
残存歯質が薄く、治療中・治療後に破折する可能性があるところは削除してしまう事も多いと思います。
その際、山を削り取ってしまう事もありますが、この状態ではものをかみつぶすことは出来なくなっていますので、形態回復の為には基本被せものしかないと思います。

患者さんごとの噛み合わせにもよりますが、セラミックはファーストチョイスにはなりませんし、西山先生の仰るように金属冠が一番壊れません。

また、セラミックを入れたからといって虫歯にならない訳ではないですから、どうしても銀色は耐えられないというのでなければ、保険内の銀歯でも十分機能回復は可能でしょう。

あと、被せものをした場合の再治療に置いては銀の土台が入れられているようですので、根の治療が必要ならば被せものは破壊して除去します。

根の治療が必要なくても、虫歯がある術野を明示するため基本は破壊除去となると思います。

参考になさってください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: yukichanさん
返信日時:2011-07-24 15:29:40
西山先生ご回答有難うございます。

歯を削る量は一般的にセラミックの方が多いとのことですが、今かかっている歯医者さんは被せ方が違うのでしょうか?(削る量は同じということは・・・)

又、ある歯医者さんのホームページでは、歯を残すためにはセラミックの方がよいと書いてありました。

セレックセラミック』は接着し易く、歯茎ギリギリのところまで削らなくても途中から被せられるため、歯を残すことが出来ると・・・本当でしょうか? 

一般的なセラミックと違うのでしょうか?

これももとも、どれだけ歯が残っているのかによるのでしょうか?
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: yukichanさん
返信日時:2011-07-24 15:52:07
水野先生、ご回答有難うございます。

再治療する時は、土台は壊さないのですか?

先生方のご回答を拝見する中で、壊すことは歯の根っこを破壊してしまう?危険性を伴うため好ましくない。
被せ物だけでなく土台の素材も考えるべき。とのお答えがあったように思います。

銀とファイバーでは、再治療の治療のやり易さに違いがあるのでしょうか?

又、今回は銀を被せ後からセラミックにする場合、どのような治療方法になるのでしょうか?

土台は、そのまま使用し、更に接着するために歯を削ることになるのでしょうか?(歯茎より更に下まで削るのですか?)

勉強不足で申し訳ございません。
回答 回答3
  • 回答者
水野歯科医院(岐阜県土岐市)の水野です。
回答日時:2011-07-24 16:40:21
土台は根の中へのアプローチが必要なケースでは、根の再治療の為当然壊します。

私見ですが、ファイバーコアの場合は基本削り取りになるので除去が困難です。
除去の際に歯根に穴があいたりすれば、抜歯に至るケースもあります。

メタルコアでは引き抜く感じで除去するのですが、ポスト部分が長すぎると除去の際に、歯根破折をおこすこともあり抜歯に至るケースもあります。

ファーバーコアが良いと言われる理由の一つに、象牙質と弾性が近い事があげられると思います。

ポストの形態自体がクサビの作用を引き起こす事もある為、弾性が近い方がクサビ作用が少ないと思われます。
接着もセメント系接着剤ではなく、自費レジン系を使うため、歯質とのなじみが良いようです。

なので私は一般的には歯質が薄く予後が悪そうな歯でも場合によっては、ファイバーコアを選択していただき、メタルコア選択による歯根破折を可及的に回避する事もあります。(幸いな事にそのようにして歯根破折したケースはまだ経験していません。)

銀歯をとりあえず被せてからのセラミックに交換した場合は、根尖にトラブルがなければコアの除去は行わないので、そのまま形成に入ります。

ただし、セラミックは審美修復であるため十分な色調再現ができるように、銀歯を被せる場合よりは形成量が増えます。(銀歯は単色なので強度的な問題がクリアできる分の形成量でよいです)。

また、形成限界は先生によっても違うと思いますが、審美領域であれば、歯肉と等高もしくは歯肉縁下0.5ミリくらいとします。

それ以外は清掃性を考慮したところに限界設定を行いますが、最初の銀歯でどこまで削られているかによって変化はあると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: yukichanさん
返信日時:2011-07-24 19:17:01
水野先生、度々のご回答有難うございます。

ファイバーコアの場合は、土台全てを削り取ることは不可能と言うことですか?
その場合、根っこの再治療は可能なのですか?
どちらかと言えばメタルコアの方が、土台をはずし易いのですか?

ファイバーコアの方が根っこを折る可能性は低いが、再治療の際、土台を完全にはずすことは不可能ということでしょうか?

また、セラミック被せ物をする場合であれば、歯茎より上の山を全て削らなくても接着させることが出来る。
銀の被せ物はそれが出来ない。
だからセラミックを奨める。
と言う話を聞きましたが、本当でしょうか?

ご意見をお聞かせ下さい。
回答 回答4
  • 回答者
水野歯科医院(岐阜県土岐市)の水野です。
回答日時:2011-07-27 12:10:09
どちらのコアも除去は可能ですが、どちらの場合も深く刺さりすぎていると除去難度が上がると思います。

歯茎より上の山」が、どこまでを言われているのかがわかりませんが、たとえ歯肉と等高まで削ったとしてもコアさえ立てられれば、ファイナルはセラミックでもメタルでも出来ます。

先生の中には、山を全部は落とさないで仕上げてしまう事もあるかと思いますが、セラミックなら出来るがメタルだと出来ないという理由がわかりません。

むしろ、メタルと違いセラミックは展性・延性がない素材ですから、山が残っている周辺、とくに境目はセラミックに十分な厚みや強度が確保されているかで、使用後のチッピング発生に影響するのではないでしょうか。

それに、セラミックに出来る事はメタルでもできます(審美問題以外は)。

なので、これはセラミックを強く勧める理由にはならないと思いますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: yukichanさん
返信日時:2011-07-31 23:58:22
水野先生、ご回答有難うございます。
お礼が遅くなりまして申し訳ございません。

ある歯医者さんのホームページに、『セレックセラミック』の説明がありまして・・・・

『セレック』であれば、通常被せる時のように歯肉すれすれまで全周削らなくても、歯の途中までで大丈夫なため、削る量が銀歯の半分ですむ・・・・
歯の途中で接着させるので磨きやすい。
オールセラミックでも奥歯に使用できる等・・・

接着剤は唾液が大敵 とどこかで読みましたが、自分の歯とセラミックの接着部分から接着剤が溶け出して、虫歯になることはないのでしょうか?

歯の全体を覆う被せ物で合着、接着させるときも隙間ができてくることはないのでしょうか?
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-08-01 12:00:01
>接着剤は唾液が大敵 とどこかで読みましたが、

その通りだと思います。


>自分の歯とセラミックの接着部分から接着剤が溶け出して、虫歯になることはないのでしょうか?

セラミックスを接着する接着剤は、「レジンセメント」を使います。

レジンセメントは、従来のグラスアイオノマーセメントと違い、水(唾液)で溶けてしまう事はありません。
ご安心ください。


>歯の全体を覆う被せ物で合着、接着させるときも隙間ができてくることはないのでしょうか?

そこが当サイトで良く出てくる、「治療精度」の問題になります。


相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: yukichanさん
返信日時:2011-08-05 21:26:55
先生方、いろいろなご回答を有難うございます。

今通院している歯医者さんに行って、もう一度相談してきました。
(院長先生に治療していただいているので、理事長先生にお話を伺いました)

ほとんど答えは同じで・・・
歯質はある程度あるので 土台は銀でもレジンでもどちらでも大丈夫。
それ程深くコアを入れる必要ない(短めでよい)ので、根っこに負担はかからない。

歯質があるから、ファイバーコア(2万円)でなくてもよい。
ファイバーは、奥歯よりも小臼歯に使うべき。
なぜなら根が二本に分かれている奥歯より、根が一本の小臼歯にこそ根に負担がかかるから(クサビで折れやすい)とのことでした。


被せ物については、やはりオールセラミック(10万円)もしくは、ハイブリッド(メタルなし 5万円)。

丈夫で長持ち、色、艶の点からもハイブリッドよりオールセラミックの方がよいと言われました。

予後が不安なので、ハイブリッドで様子を見てあとからセラミックにするのはどうですか?との問いには、お金がもったいないですよ。
虫歯になることは、ほとんどないので大丈夫。
ありえるとすれば根の再治療。

セラミックが欠けることへの不安に対しては、みたところそんなに噛み合わせが強いほうでないので大丈夫。とのこと。

第二大臼歯にセラミック被せて、第一小臼歯にハイブリッドのインレーを奨められました。

アンレーは無理。


息子である院長先生は・・・銀のコアにセラミックだったので ほぼ同じ意見ですね。

土台は、長い目でみてファイバーにしようかな?なんて思ってたので、必要ないといわれてしまうと挫けます。

またハイブリッドも却下されてしまったので、セラミックしか残された道がありません。?

もう一つの相談にいった歯医者さんでは、ファイバーコアにセレックセラミック。(料金は半分)

ここでもセラミックを被せるための必要な厚みを確保するために、少し削ると言われました。
でも自分の歯の上に被せるため、周りの歯を削って小さくしない。とも・・・

セラミックを被せるために必要な十分な厚み(何ミリ?)と、強度?とは具体的にどのようなことをいうのですか?

先生方はセレックはちょっと・・・と言われる方が多いので不安。

でもこれ以上歯を削って小さくするのは避けたい・・・

悩みどころです。



タイトル 左下奥歯の初めての抜髄。治療途中で悩んでいます・・
質問者 yukichanさん
地域 非公開
年齢 45歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 保険のクラウン(奥歯:銀歯)
オールセラミック(陶器の被せ物)
お勧めの土台(コア)
お勧めのクラウン(被せ物・差し歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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