[写真あり] 8年前にクラウンにしてから歯茎の炎症が続く

相談者: ぱうさん (36歳:女性)
投稿日時:2011-08-15 22:17:13
右上1,2および左上1,2の、前歯計4本を、8年前にクラウンにしました(神経を抜いて)。

クラウンをかぶせるために土台をつくり、仮歯にしていた際、歯の間から強烈な(ニンニクのような)臭いがしたため、処置してもらったことを記憶しています。


また、クラウンをかぶせた直後から、クラウンの上部だけ歯茎が赤く腫れました。
医師は

「クラウンのところに炎症がおきているからクラウンが原因だろう」

と心配顔でしたが、私のほうは、これまでも、歯茎は赤味が強く腫れており、出血もしょっちゅうあったため、あまり気にせず、仕事が忙しくなったこともあり、その後、歯科医院から足が遠のいてしまいました。



恥ずかしいのですが、あまり歯のケアを重要と思っておらず、歯磨きも適当で、しないこともありました。

知覚過敏もあり、10代の頃から歯磨きの度に出血していたため、歯磨きに苦手意識がありました。

なお、15歳の時に、海外で矯正をし、歯を上下2本ずつ抜いています。


前歯4本の歯茎は、8年間、ずっと赤く腫れていたことになります。
歯を磨いた後は、歯の淵だけアーチ状に赤く腫れ、まわりはピンク色になります。

出血はありますが、膿むようなこともぐらつきもなく、また、臭いもありません。



ひと月ほど前に、ひどい歯痛がひどく、近所の歯科にとびこんだところ、右下4番がC3の虫歯になっており、こちらを治療することになりました。

その際、歯科医から、

「前歯4本の炎症が尋常ではないから、クラウンをはずし、歯茎の切開?外科?手術をしたほうがよい。
これは完治するから安心してよい」

と提案されました。


正直に申し上げて、クラウンをつけなおすことは、費用的にも時間的にもとても躊躇があり、また、つけなおすとして、今の歯科医(とても若い方)の腕を信用してよいものか、それとも前回クラウンをつけてくださった先生にみてもらったものか、悩んでいます(前の先生はインプラントの権威の方で、ご年配ですが、お人柄も含めてとても信頼していました)。



うかがいたいことは、

@ この歯茎の状況をどう理解すればいいのか(なにがおこっている可能性があるのか)。
このようなクラウンの上のみおこる炎症も、「歯周病」なのか。


A クラウンの下の土台となっている歯が、虫歯におかされている可能性はあるのか(また、それが歯茎の炎症の原因にもなるのか)。
それをクラウンを外さずに調べる方法はないのか。


B ケアをしてこなかったことをとても後悔している。
願いとしては、これ以上の進行なく、クラウンのまま、期間ごとに取り換えつつ、一生を終えたい(!)。
そのためには、なにを注意していくべきか。
こまめ、丁寧な歯磨き以外に、できることはあるのか。


冗長で失礼します。
アドヴァイスをいただけたらありがたいです。

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回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-08-16 10:41:49
そうですね…。

実際に拝見してみないと何とも言えません。

>@ この歯茎の状況をどう理解すればいいのか(なにがおこっている可能性があるのか)。
>このようなクラウンの上のみおこる炎症も、「歯周病」なのか。

実際に拝見してみないと何とも言えません。
クラウンが歯肉を圧迫する事により炎症を生じている場合もありますし、セメントが取りきれていなかったり、ブラッシング不良で歯肉炎になっている事も考えられます。




>A クラウンの下の土台となっている歯が、虫歯におかされている可能性はあるのか(また、それが歯茎の炎症の原因にもなるのか)。
>それをクラウンを外さずに調べる方法はないのか。

レントゲンを撮ってもらうと何か解るかもしれません。



>B ケアをしてこなかったことをとても後悔している。願いとしては、これ以上の進行なく、クラウンのまま、期間ごとに取り換えつつ、一生を終えたい(!)。
>そのためには、なにを注意していくべきか。
>こまめ、丁寧な歯磨き以外に、できることはあるのか。

まずは信頼できる歯科医師にしっかり診てもらい、今後のケアについて相談される事をお勧めいたします。



>今の歯科医(とても若い方)の腕を信用してよいものか、それとも前回クラウンをつけてくださった先生にみてもらったものか

さすがに我々では判断できません。
スミマセン。


ただ、今回担当されている先生が

>クラウンをはずし、歯茎の切開?外科?手術をしたほうがよい。これは完治するから安心してよい

とおっしゃられているのであれば、お任せしても良いような気もします。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-08-16 11:52:02
ご相談ありがとうございます。

タイヨウ先生の回答に賛成です。
とくに、


>とおっしゃられているのであれば、お任せしても良いような気もします。


ここは滅多にないチャンスかもしれません。
なお、意外に難しい面もありそうですから、治療のゴールについて良くお話しをされてから始めると、さらに良いかもしれません。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-08-16 11:52:02
ご相談ありがとうございます。

タイヨウ先生の回答に賛成です。
とくに、


>とおっしゃられているのであれば、お任せしても良いような気もします。


ここは滅多にないチャンスかもしれません。
なお、意外に難しい面もありそうですから、治療のゴールについて良くお話しをされてから始めると、さらに良いかもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ぱうさん
返信日時:2011-08-16 15:46:41
さっそくお返事をいただき、ありがとうございました。

クラウンを取り外して炎症を治療してもらう方向性で、どのタイミングにするかも含めて、考え直さなくてはいけないなと思いました。


このように、クラウン内側の歯の状況も心配され、数年-10年でクラウンを交換するようでしたら、クラウンの素材別の耐用年数で選択するのではなく、数年後に交換を前提に、保険適用の素材で治療していただいたものか、素材のメリットデメリットを調べなおそうと思います。


その意味で、追加でお教えいただければありがたいのですが、クラウンを何度もとりかえ直すことのデメリットはどのようなことが考えられますか?


もうひとつ、デンタルフロスを使っていますが、特に前歯など、歯間に深くまでくいこみ、驚いています。
7-8mmくらいでしょうか。

このフロスの食い込みの深さ=歯周ポケットの深さと考えてよろしいものでしょうか。

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-08-16 16:19:33
ご返信ありがとうございます。


クラウンを何度もとりかえ直すことのデメリットはどのようなことが考えられますか?


何度も歯を削ると、歯を失う危険がだんだん増えます。

クラウンを何度もとりかえ直すにも、歯が無くなってしまっては意味がない気はしますが、歯が無くても入れ歯がある、といえばそうとも言えます。



>このフロスの食い込みの深さ=歯周ポケットの深さと考えてよろしいものでしょうか。


その可能性があります。

回答 回答5
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-08-16 16:26:46
可能性がいろいろと考えられるのですが、


>歯の間から強烈な(ニンニクのような)臭いがした

直感的に、「歯根破折では?」と推測したのですが、少し違ったようですね。




画像からの推測では、型取り前の形成(形作り)の際に、’生物学的幅径’を侵したものにも見えます。

加えて、右上1番には縁下カリエス歯茎の下の虫歯)などが存在するのかもしれません。
コア(土台)の問題かもしれません。

いずれも、歯茎の手術などで対応出来る場合があります。



他にもありますが・・。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ぱうさん
返信日時:2011-08-16 19:38:03
先生方、ありがとうございます。

クラウンを取り外した結果、状況によってはクラウンではなく抜歯入れ歯ブリッジ前歯4本にはできない?)、インプラント(できない?)の可能性もあることが実感されてきて、動揺しています。
自業自得なのですが・・・。

望むべくは、上記のような可能性の高低をクラウンをしている現状の状態で、わかればいいのですが・・・。



>何度も歯を削ると、歯を失う危険がだんだん増えます。

クラウンを取り付け直すたびに、歯を削る必要があるということと理解しました。




>歯根破折
>生物学的幅径

只今、言葉の意味を調べています。
本来の自然な幅径を超えて、(歯茎を覆い隠すために?)無理な高さのクラウンが作られているということ、でしょうか・・・。



>右上1番には縁下カリエス(の可能性)

歯茎の色からそのような可能性をお考えになりましたか?

しつこくて申し訳ありませんが、もう一度画像をアップいたしました。
アーチ状の赤みの状況がうまくお伝えできればいいのですが・・・。

左右1番の歯の上の歯茎のさらに上部は、山のようにこんもり盛りあがっていますが、触ると固いので、腫れではないようです。
口がもともととても小さいことと関係するのかな。

歯茎自体も、歯間は柔らかくぶよっとしていますが、歯の上は硬めです。


なお、この方と同様の症状です。
参考:過去のご相談
〔写真あり〕


先生方のアドヴァイズを参考に、冷静になって対処法をもう一度考えてみます。


画像1画像1
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ぱうさん
返信日時:2011-08-17 20:06:53
こちらを解決済みと受け止めた上で、新たに質問を投稿しようかと迷っていますが、経過のみ、お伝えします。



本日、クリーニングに行きました。
歯科衛生士の方からは、

歯石がだいぶたまっているところがある(奥歯)。
1度ではとりきれないから継続してきてください」

前歯に磨き残しがありますね。
これでは腫れる。
気付いていたら磨いていたはずなので、気付かなかったのでしょうかね」

「歯間がとても狭く歯がつまっているので、歯間ブラシは難しいかもしれない」

などでした。


おそるおそる、

「この歯周病は、かなりすすんでいるのですか?特に前歯の歯周ポケットなどいかがでしょうか」

とたずねたところ、驚いたような様子をされ、

「歯周病ではないようですよ。
先生、そんなふうに言っていましたか?(私、首をふる)」

「下の歯茎がひきしまっているのに比べて、上の歯茎は少しぶよっとしていて、これは歯肉炎の状態です。
前歯のクラウンのところがどうしても、磨きにくく歯石が残るのでしょうね」

「今日汚れをとりましたが、またすぐついてしまうので、できるだけセルフケアを念入りにしてください」

と言われ、拍子抜けしました。


クリーニングしていただいた後の歯は、多少引き締まったようにみえますが、前歯の上はやはりアーチ状に色が変わっています。

自分なりの分析では、やはりクラウンの不適合による炎症ではないだろうかと思っています。



・今の主治医も含めて、先生方は口をそろえて、クラウンの取り換え、手術による炎症の解消を勧められるが、このような炎症を放っておくことは、やはり危険なことなのか。
どのように危険なのか。
炎症をほうっておくことで、歯周病になるのか??


・歯周病ではなさそう、少なくとも中度以上の歯周病には進行していないのであれば、クラウンのつけかえという負担とデメリットを考えると、現在の歯に骨吸収というものがおきていなければ、経過観察、セルフケアによる様子見で、しばらくいきたい。


現状検討しているのは、以上のような内容です。



タイトル [写真あり] 8年前にクラウンにしてから歯茎の炎症が続く
質問者 ぱうさん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯茎(歯ぐき)の腫れ
歯茎(歯ぐき)の変色
その他(写真あり)
クラウン(被せ物)の隙間・適合
クラウンによる歯茎(歯肉)の変色
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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