アデノイドが原因と考えられる出っ歯は歯列矯正で治すことができる?
相談者:
あいきさん (15歳:女性)
投稿日時:2011-09-07 23:35:41
中学3年の女の子です。
小さいころからアデノイドが大きく、手術を勧められましたが、全身麻酔での手術に抵抗があり、手術せずにきてしまいました。
中学生になれば次第に小さくなると聞いていましたが、今でも鼻の6〜7割はアデノイドでふさがっている状態です。
耳鼻科の先生は稀だとおっしゃいました。
アデノイド顔貌そのものになってしまい、今になって手術を考えたのですが今更遅いと個人の耳鼻科の先生に言われてしまいました。
歯は前歯が突出していて出っ歯状態で、不正咬合のため、最近矯正治療を始めました。
歯科医にはアデノイドのことは話していませんが、歯の状態から難しいケースと言われています。
最近になり、出っ歯はアデノイド顔貌の一つと知りました。
このようにアデノイドが原因と考えられる出っ歯の矯正は治るんでしょうか?
そして矯正をしたことによって,鼻の通りもよくなることもあるんでしょうか?
長文になってしまいましたが、よろしくお願いいたします。
小さいころからアデノイドが大きく、手術を勧められましたが、全身麻酔での手術に抵抗があり、手術せずにきてしまいました。
中学生になれば次第に小さくなると聞いていましたが、今でも鼻の6〜7割はアデノイドでふさがっている状態です。
耳鼻科の先生は稀だとおっしゃいました。
アデノイド顔貌そのものになってしまい、今になって手術を考えたのですが今更遅いと個人の耳鼻科の先生に言われてしまいました。
歯は前歯が突出していて出っ歯状態で、不正咬合のため、最近矯正治療を始めました。
歯科医にはアデノイドのことは話していませんが、歯の状態から難しいケースと言われています。
最近になり、出っ歯はアデノイド顔貌の一つと知りました。
このようにアデノイドが原因と考えられる出っ歯の矯正は治るんでしょうか?
そして矯正をしたことによって,鼻の通りもよくなることもあるんでしょうか?
長文になってしまいましたが、よろしくお願いいたします。
回答1
回答日時:2011-09-07 23:55:10
こんばんは。
悩んでしまいますよね。
アデノイドの結果、呼吸の仕方や筋肉の使い方の影響で、出っ歯になることは考えられます。
ですが出っ歯を治した結果、アデノイドが治るとは考えづらく、また呼吸、筋肉の問題が残っていれば歯並びの後戻りのリスクはあるでしょう。
(一時的には、歯は奇麗に並ぶと思います)
理想的には、矯正治療+アデノイドの治療、と言う組み合わせにはやはりなるのかな、と個人的には思うのですが、とりあえず歯科の担当の先生に相談されてはいかがでしょうか。
お大事にして下さい。
悩んでしまいますよね。
アデノイドの結果、呼吸の仕方や筋肉の使い方の影響で、出っ歯になることは考えられます。
ですが出っ歯を治した結果、アデノイドが治るとは考えづらく、また呼吸、筋肉の問題が残っていれば歯並びの後戻りのリスクはあるでしょう。
(一時的には、歯は奇麗に並ぶと思います)
理想的には、矯正治療+アデノイドの治療、と言う組み合わせにはやはりなるのかな、と個人的には思うのですが、とりあえず歯科の担当の先生に相談されてはいかがでしょうか。
お大事にして下さい。
回答2
仙台東口矯正歯科(仙台市宮城野区)の堀内です。
回答日時:2011-09-08 01:04:52
こんばんは。
現在矯正治療中なんですね。
一般的には、中学3年生になれば、アデノイドは急激に小さくなっているのですが、お口の奥ではなく、鼻の奥ということであれば、口蓋扁桃ではなく、咽頭扁桃(アデノイド)の肥大が残っているのでしょうね。
非常にまれな状態だと思います。
渡辺先生も指摘していますが、アデノイド肥大は、歯並びが悪くなる原因のひとつです。
アデノイドが今後も肥大したままであるとすれば、矯正治療終了後に、矯正治療で獲得した良好な歯並びが大きく後戻りしてしまうかもしれません。
(中学3年生でアデノイド肥大が残っている患者さんを担当したことがないため、あくまで推測です)
矯正担当医に相談して、必要があれば、耳鼻科の先生に問い合わせていただいては、いかがでしょうか?
アデノイドや扁桃の肥大は、高年齢になり、除去組織が硬くなってから手術するほうが、出血等のリスクがあがるため、手術が難しくなりますが、手術ができないとか、手遅れということは無いと思います。
もしかしたら、耳鼻科の先生は、かなり縮小傾向にあるので、様子をみても良いと思っているのかもしれませんよ。
ご参考にしてください。
現在矯正治療中なんですね。
一般的には、中学3年生になれば、アデノイドは急激に小さくなっているのですが、お口の奥ではなく、鼻の奥ということであれば、口蓋扁桃ではなく、咽頭扁桃(アデノイド)の肥大が残っているのでしょうね。
非常にまれな状態だと思います。
渡辺先生も指摘していますが、アデノイド肥大は、歯並びが悪くなる原因のひとつです。
アデノイドが今後も肥大したままであるとすれば、矯正治療終了後に、矯正治療で獲得した良好な歯並びが大きく後戻りしてしまうかもしれません。
(中学3年生でアデノイド肥大が残っている患者さんを担当したことがないため、あくまで推測です)
矯正担当医に相談して、必要があれば、耳鼻科の先生に問い合わせていただいては、いかがでしょうか?
アデノイドや扁桃の肥大は、高年齢になり、除去組織が硬くなってから手術するほうが、出血等のリスクがあがるため、手術が難しくなりますが、手術ができないとか、手遅れということは無いと思います。
もしかしたら、耳鼻科の先生は、かなり縮小傾向にあるので、様子をみても良いと思っているのかもしれませんよ。
ご参考にしてください。
回答3
回答日時:2011-09-08 08:55:17
アデノイド肥大による出っ歯は古くから言われていることです。
アデノイド肥大があると口唇閉鎖も悪く、口呼吸をしがちです。
口唇閉鎖機能が改善して、鼻呼吸ができるようになると、鼻の機能も回復してくるとも言われています。
たとえば「あいうべ」体操提唱者の内科医、今井先生などです。
人間の体は使わないところは衰えます。
アデノイド肥大は矯正の検査時に撮影するセファロX線写真でも確認できます。
もし必要と思われれば矯正の先生からもアデノイド摘出手術を勧められると思います。
運がよければ矯正治療だけでも鼻呼吸ができるようになることもあります。
下顎骨の状況によっては、必要なら外科矯正手術も考えていただくこともあります。
アデノイド肥大があると口唇閉鎖も悪く、口呼吸をしがちです。
口唇閉鎖機能が改善して、鼻呼吸ができるようになると、鼻の機能も回復してくるとも言われています。
たとえば「あいうべ」体操提唱者の内科医、今井先生などです。
人間の体は使わないところは衰えます。
アデノイド肥大は矯正の検査時に撮影するセファロX線写真でも確認できます。
もし必要と思われれば矯正の先生からもアデノイド摘出手術を勧められると思います。
運がよければ矯正治療だけでも鼻呼吸ができるようになることもあります。
下顎骨の状況によっては、必要なら外科矯正手術も考えていただくこともあります。
相談者からの返信
相談者:
あいきさん
返信日時:2011-09-09 15:43:52
渡辺先生
ご回答ありがとうございました。
やはり歯科の先生に相談したほうがいいですね。
矯正だけですむなら一番いいのですが、矯正終了後にまた出っ歯に戻ってしまっても嫌なので先生に相談してみます。
ありがとうございました。
堀内先生
ご回答ありがとうございました。
耳鼻科の先生は小さいころから診てくださってる先生なんですが、中学生になったんだから少しはアデノイドも後退しているはずだ。と、おっしゃっていました。
アデノイドは子供の病気なので切除する器具も全国にあまりないんだとおっしゃっていたのですが、やはり、そういった器具はなかなかないのでしょうか?
除去組織がかたくなってしまうとありますが、それはいつごろからでしょうか?中学3年だとどうですか?
不安です。
伊藤先生
ご回答ありがとうございました。
セファロX線写真というものでアデノイドが確認できるんですか?
早速、歯科の先生に聞いてみたいと思います。
先生は、骨自体は大丈夫とおっしゃっていました。
外科矯正手術は受けなくて大丈夫ということでしょうか?
上の歯と下の歯の隙間に人差し指が入るくらいの隙間があるんですが、矯正で治るのでしょうか?
質問ばかりすみません。
よろしくおねがいします。
ご回答ありがとうございました。
やはり歯科の先生に相談したほうがいいですね。
矯正だけですむなら一番いいのですが、矯正終了後にまた出っ歯に戻ってしまっても嫌なので先生に相談してみます。
ありがとうございました。
堀内先生
ご回答ありがとうございました。
耳鼻科の先生は小さいころから診てくださってる先生なんですが、中学生になったんだから少しはアデノイドも後退しているはずだ。と、おっしゃっていました。
アデノイドは子供の病気なので切除する器具も全国にあまりないんだとおっしゃっていたのですが、やはり、そういった器具はなかなかないのでしょうか?
除去組織がかたくなってしまうとありますが、それはいつごろからでしょうか?中学3年だとどうですか?
不安です。
伊藤先生
ご回答ありがとうございました。
セファロX線写真というものでアデノイドが確認できるんですか?
早速、歯科の先生に聞いてみたいと思います。
先生は、骨自体は大丈夫とおっしゃっていました。
外科矯正手術は受けなくて大丈夫ということでしょうか?
上の歯と下の歯の隙間に人差し指が入るくらいの隙間があるんですが、矯正で治るのでしょうか?
質問ばかりすみません。
よろしくおねがいします。
回答4
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2011-09-09 16:14:00
こんにちは。あいきさん。
矯正専門医の先生方の言われる通りなのですが、ここで、アデノイドの腫脹の原因を考えてみましょう。
その一つには、必ず口呼吸があげられます。
小さい頃、いつもお口が開き気味ではありませんでしたか?
起きている時には意識できてお口を閉じていても、寝ている時に口が開いていませんでしたか?
自転車にのったり、歩いたり、など、少し負荷がかかるとお口がうっすらと開いてしまっていませんでしたか?
口呼吸が習慣化すると喉に直接外気が流れ込みますから、呼吸器の一番の免疫関門であるアデノイドや口蓋扁桃に炎症がおき腫脹するため免疫が過敏になります。
同時に免疫が弱っていると扁桃腺自身が細菌の巣窟になることまであると言われています。
(アデノイド除去時の扁桃の細菌検査で確定され、腎不全の扁桃パルス療法の根拠にもなっています)
中学生でアデノイドの腫脹が消退していない あいきさん の場合もこのような状態になっているかもしれません。
(診察していないので全くの推測です)
本来なら加湿・加温・集塵排泄機能のある鼻で呼吸すべきところを口で息をし続けたために鼻部の発育が阻害され、鼻根部が平たく、鼻が上を向きがちで、目が離れ、口に締りがなく、唇もぼやっとして、丸い顔のアデノイド顔貌になってしまうほどアデノイドが腫脹していると私は、推測します。
こういう方は、お口の中にも特徴があり、上顎(口蓋)の窪みが大きい、上の歯の歯槽内側にシワが寄っている、そして、出っ歯になっているのではないでしょうか?
出っ歯だと唇はますます閉じられなくなりますから、前歯に着色・虫歯・歯肉炎が多発しやすい傾向があり、歯茎の血色も悪くなります。
さて、これは、一見おかしな歯並びのように思えますが、実はあなたの呼吸を楽にさせるために必要に迫られて進化してきた形態ともいえます。
ここで、中学生になられ、お顔の成長が終盤になっているあなたにとって何ができるかを考えた時、おそらくそれが、歯列矯正という方法になるのは当然です。
お口の中の形を整え、楽に口が閉じられる形を作り上げることは、アデノイド腫脹を治すためにはまさに必要な治療です。
さらに、矯正では歯列拡大装置を使用することにより、口蓋を平らにし、鼻道を拡げることも可能です。
歯列矯正治療で鼻の空気の通りをよくすることで初めて鼻が通るようになったと言われる方も多くおられます。
しかし、(矯正治療中は色々な装置が口の中にあるので口が一時開きがちになる時期もありますが、)矯正装置が外され、出っ歯が治り、適正な安定した咬み合わせを獲得された途端に、あなたは、口呼吸を止め、アデノイドが縮小するという経過をとるわけではありません。
実は、口呼吸の癖はなかなか治りにくものなのです。
呼吸筋の発達や広い胸郭の確保など成長期に獲得しておいてほしいことで、できていないことが他にもたくさんありますから、矯正をして形を整えた後にもたくさん治していってほしいことが出てきます。
(今度はお金はかかりません。意識と訓練でご自身で治せます。)
長い人生を考えると、顔はさておき(もちろん、口元も矯正治療で治ります)、矯正中のあなたの判断は正しいのです。
これから、しっかり矯正治療に通って出っ歯と鼻の通りを治し、鼻呼吸を習慣化させるために呼吸法を変え、姿勢をよくし、しなやかでたくましい身体を作り、正しい食事をするようになれば、アデノイド腫脹は、数日間お薬を飲むだけで驚くように治ってしまうことがおおいようです。
もちろん、丸顔はベビーフェイスと言って誰からも愛される顔です。
出っ歯が治ると案外アデノイド顔貌も可愛い顔として自慢になるものです。
これからの治療を楽しみにがんばって下さい。
矯正専門医の先生方の言われる通りなのですが、ここで、アデノイドの腫脹の原因を考えてみましょう。
その一つには、必ず口呼吸があげられます。
小さい頃、いつもお口が開き気味ではありませんでしたか?
起きている時には意識できてお口を閉じていても、寝ている時に口が開いていませんでしたか?
自転車にのったり、歩いたり、など、少し負荷がかかるとお口がうっすらと開いてしまっていませんでしたか?
口呼吸が習慣化すると喉に直接外気が流れ込みますから、呼吸器の一番の免疫関門であるアデノイドや口蓋扁桃に炎症がおき腫脹するため免疫が過敏になります。
同時に免疫が弱っていると扁桃腺自身が細菌の巣窟になることまであると言われています。
(アデノイド除去時の扁桃の細菌検査で確定され、腎不全の扁桃パルス療法の根拠にもなっています)
中学生でアデノイドの腫脹が消退していない あいきさん の場合もこのような状態になっているかもしれません。
(診察していないので全くの推測です)
本来なら加湿・加温・集塵排泄機能のある鼻で呼吸すべきところを口で息をし続けたために鼻部の発育が阻害され、鼻根部が平たく、鼻が上を向きがちで、目が離れ、口に締りがなく、唇もぼやっとして、丸い顔のアデノイド顔貌になってしまうほどアデノイドが腫脹していると私は、推測します。
こういう方は、お口の中にも特徴があり、上顎(口蓋)の窪みが大きい、上の歯の歯槽内側にシワが寄っている、そして、出っ歯になっているのではないでしょうか?
出っ歯だと唇はますます閉じられなくなりますから、前歯に着色・虫歯・歯肉炎が多発しやすい傾向があり、歯茎の血色も悪くなります。
さて、これは、一見おかしな歯並びのように思えますが、実はあなたの呼吸を楽にさせるために必要に迫られて進化してきた形態ともいえます。
ここで、中学生になられ、お顔の成長が終盤になっているあなたにとって何ができるかを考えた時、おそらくそれが、歯列矯正という方法になるのは当然です。
お口の中の形を整え、楽に口が閉じられる形を作り上げることは、アデノイド腫脹を治すためにはまさに必要な治療です。
さらに、矯正では歯列拡大装置を使用することにより、口蓋を平らにし、鼻道を拡げることも可能です。
歯列矯正治療で鼻の空気の通りをよくすることで初めて鼻が通るようになったと言われる方も多くおられます。
しかし、(矯正治療中は色々な装置が口の中にあるので口が一時開きがちになる時期もありますが、)矯正装置が外され、出っ歯が治り、適正な安定した咬み合わせを獲得された途端に、あなたは、口呼吸を止め、アデノイドが縮小するという経過をとるわけではありません。
実は、口呼吸の癖はなかなか治りにくものなのです。
呼吸筋の発達や広い胸郭の確保など成長期に獲得しておいてほしいことで、できていないことが他にもたくさんありますから、矯正をして形を整えた後にもたくさん治していってほしいことが出てきます。
(今度はお金はかかりません。意識と訓練でご自身で治せます。)
長い人生を考えると、顔はさておき(もちろん、口元も矯正治療で治ります)、矯正中のあなたの判断は正しいのです。
これから、しっかり矯正治療に通って出っ歯と鼻の通りを治し、鼻呼吸を習慣化させるために呼吸法を変え、姿勢をよくし、しなやかでたくましい身体を作り、正しい食事をするようになれば、アデノイド腫脹は、数日間お薬を飲むだけで驚くように治ってしまうことがおおいようです。
もちろん、丸顔はベビーフェイスと言って誰からも愛される顔です。
出っ歯が治ると案外アデノイド顔貌も可愛い顔として自慢になるものです。
これからの治療を楽しみにがんばって下さい。
回答5
仙台東口矯正歯科(仙台市宮城野区)の堀内です。
回答日時:2011-09-09 17:19:22
こんにちは。
>耳鼻科の先生は小さいころから診てくださってる先生なんですが、中学生になったんだから少しはアデノイドも後退しているはずだ。と、おっしゃっていました
→ 伊藤先生がご指摘していますが、矯正治療開始前に必ず撮影する、側面セファログラムというレントゲン写真から、「アデノイド肥大が存在するか、除去が必要なほど肥大しているか」、おおよそ判断可能です。
担当矯正医にご相談いただければ、レントゲンで確認後に、必要性を認めれば、耳鼻科の先生に問い合わせていただけるはずです。
>アデノイドは子供の病気なので切除する器具も全国にあまりないんだとおっしゃっていたのですが、やはり、そういった器具はなかなかないのでしょうか?
→ 私は矯正医なので、切除器具の普及状態まではわかりません。
>除去組織がかたくなってしまうとありますが、それはいつごろからでしょうか?
>中学3年だとどうですか?
>不安です。
→ 睡眠時無呼吸症を専門とする耳鼻科医から加齢による手術難度の増大を聞きました。
お子さんの睡眠時無呼吸患者さんの場合には、アデノイド肥大が原因となっている場合もあり、そのような場合には、アデノイドの除去手術を受けるお子さんが多いのです。
私は矯正医なので、増齢によって、どのぐらい手術難易度が増すのかはわかりません。
ただ、繰り返しになりますが、通常、中学生3年生ともなれば、アデノイドは、急激に縮小して、除去手術の必要自体がなくなっている場合が多いです。
詳しくは、矯正担当医にセファロレントゲンをみてもらって、アデノイド肥大が残存しているのか判断してもらってくださいね。
>耳鼻科の先生は小さいころから診てくださってる先生なんですが、中学生になったんだから少しはアデノイドも後退しているはずだ。と、おっしゃっていました
→ 伊藤先生がご指摘していますが、矯正治療開始前に必ず撮影する、側面セファログラムというレントゲン写真から、「アデノイド肥大が存在するか、除去が必要なほど肥大しているか」、おおよそ判断可能です。
担当矯正医にご相談いただければ、レントゲンで確認後に、必要性を認めれば、耳鼻科の先生に問い合わせていただけるはずです。
>アデノイドは子供の病気なので切除する器具も全国にあまりないんだとおっしゃっていたのですが、やはり、そういった器具はなかなかないのでしょうか?
→ 私は矯正医なので、切除器具の普及状態まではわかりません。
>除去組織がかたくなってしまうとありますが、それはいつごろからでしょうか?
>中学3年だとどうですか?
>不安です。
→ 睡眠時無呼吸症を専門とする耳鼻科医から加齢による手術難度の増大を聞きました。
お子さんの睡眠時無呼吸患者さんの場合には、アデノイド肥大が原因となっている場合もあり、そのような場合には、アデノイドの除去手術を受けるお子さんが多いのです。
私は矯正医なので、増齢によって、どのぐらい手術難易度が増すのかはわかりません。
ただ、繰り返しになりますが、通常、中学生3年生ともなれば、アデノイドは、急激に縮小して、除去手術の必要自体がなくなっている場合が多いです。
詳しくは、矯正担当医にセファロレントゲンをみてもらって、アデノイド肥大が残存しているのか判断してもらってくださいね。
回答6
大阪中之島デンタルクリニック(大阪市福島区)の山本です。
回答日時:2011-09-09 19:07:43
こんにちは、
上記の先生方が書かれた内容とおなじです。
セファロレントゲンで以前の状態から、経時的に確認できればはっきりするとは思いますが、年齢的には残存する率が高いです。
今の年齢からは少し難しいかも知れませんが、顎拡大装置を用いてみて改善するかどうかを確認してみるのも、一方法だと思います(というより、自分ならばやってみると思います)ので、担当矯正医と相談できれば、検討されてみてはどうでしょうか?
口呼吸を抑えることにより、アデノイドも改善する可能性はあります。
ただ、矯正方法は、それぞれの歯科医師でかなり方針が違いますから、やはり手術となることは、念頭に置かれる必要はあります。
よく相談されるようにしてください。
上記の先生方が書かれた内容とおなじです。
セファロレントゲンで以前の状態から、経時的に確認できればはっきりするとは思いますが、年齢的には残存する率が高いです。
今の年齢からは少し難しいかも知れませんが、顎拡大装置を用いてみて改善するかどうかを確認してみるのも、一方法だと思います(というより、自分ならばやってみると思います)ので、担当矯正医と相談できれば、検討されてみてはどうでしょうか?
口呼吸を抑えることにより、アデノイドも改善する可能性はあります。
ただ、矯正方法は、それぞれの歯科医師でかなり方針が違いますから、やはり手術となることは、念頭に置かれる必要はあります。
よく相談されるようにしてください。
相談者からの返信
相談者:
あいきさん
返信日時:2011-09-10 07:54:16
回答7
回答日時:2011-09-10 08:41:17
Dr.ふなちゃん先生のご意見ですが、
口呼吸によりアデノイド肥大を起こす可能性もあるのですが、逆の場合も多いと思います。
アデノイド肥大があると鼻呼吸がしにくくなりますので、当然口呼吸してしまいます。
どちらが原因で、どちらが結果というのはケースバイケースでしょうか。
ただアデノイド肥大がなくても慢性的な口呼吸があると、いわゆるアデノイド顔貌になることもあります。
少し気になったのは、左右の目が離れてくるというのははじめて聞いた意見です。
文献的にも述べられていることなのでしょうか。
さらに丸顔ということですが、下顎骨の後下方回転のため、側面観ではむしろハイアングル(下顎下縁平面が急峻)で、ドリコフェイス(長顔型)のことのほうが圧倒的に多いと思います。
ただ下顎骨が後退しているため、正面顔では丸顔に見えることもあると思います。
昔はアデノイドなどの扁桃摘出は、街の耳鼻科で簡単に行っていたのですが、後出血などのトラブルが多く、さらに炎症性肥大は抗生物質服用などで抑えることができますので、現在は入院設備があるところでしか行っていないようです。
山本 彰美 先生のご意見
顎拡大装置についてですが、矯正治療上必要なら使用を積極的に考えることには賛成しますが、アデノイド肥大の改善を目的として使用すべきではないと考えます。
顎拡大(正中口蓋縫合離開)をしてもアデノイド肥大が必ず解決するわけではないと思いますので。
口呼吸によりアデノイド肥大を起こす可能性もあるのですが、逆の場合も多いと思います。
アデノイド肥大があると鼻呼吸がしにくくなりますので、当然口呼吸してしまいます。
どちらが原因で、どちらが結果というのはケースバイケースでしょうか。
ただアデノイド肥大がなくても慢性的な口呼吸があると、いわゆるアデノイド顔貌になることもあります。
少し気になったのは、左右の目が離れてくるというのははじめて聞いた意見です。
文献的にも述べられていることなのでしょうか。
さらに丸顔ということですが、下顎骨の後下方回転のため、側面観ではむしろハイアングル(下顎下縁平面が急峻)で、ドリコフェイス(長顔型)のことのほうが圧倒的に多いと思います。
ただ下顎骨が後退しているため、正面顔では丸顔に見えることもあると思います。
昔はアデノイドなどの扁桃摘出は、街の耳鼻科で簡単に行っていたのですが、後出血などのトラブルが多く、さらに炎症性肥大は抗生物質服用などで抑えることができますので、現在は入院設備があるところでしか行っていないようです。
山本 彰美 先生のご意見
顎拡大装置についてですが、矯正治療上必要なら使用を積極的に考えることには賛成しますが、アデノイド肥大の改善を目的として使用すべきではないと考えます。
顎拡大(正中口蓋縫合離開)をしてもアデノイド肥大が必ず解決するわけではないと思いますので。
相談者からの返信
相談者:
あいきさん
返信日時:2011-09-12 10:04:49
ご回答ありがとうございました。
矯正担当医にきいたところ、アデノイドは大丈夫じゃないかと言われ安心しました。
矯正の治療頑張っていきたいと思います。
またわからないことがあったらよろしくお願いします。
ありがとうございました。
矯正担当医にきいたところ、アデノイドは大丈夫じゃないかと言われ安心しました。
矯正の治療頑張っていきたいと思います。
またわからないことがあったらよろしくお願いします。
ありがとうございました。
タイトル | アデノイドが原因と考えられる出っ歯は歯列矯正で治すことができる? |
---|---|
質問者 | あいきさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 15歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正の治療法 矯正関連 上顎前突(出っ歯) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。