顎関節症のV型と診断、顎が疲れるが治療法は?
相談者:
れいなさん (18歳:女性)
投稿日時:2011-09-07 01:56:00
こんばんは、夜分遅くに申し訳ありません。
・痛みはないのですが頬の筋肉や顎が疲れます。
(右はクリック音は鳴らないのですが若干開けづらく、顎が疲れます。)
・指3本分は開口できます。
・歯を噛みあわせ、強く噛むとゴリっと音が鳴りずれます。
・大学病院の先生にMRI写真を見ながら 顎関節症のV型と診断されました。
先生が仰るには、痛みがないようなのでマッサージをしたりマウスピースを使い、関節円盤が正常な位置に戻るかどうか様子を見るしかないと言われました。
何年も前からこの症状に悩んでいるのに、痛みがないからといって軽く説明されただけなので本当に治るのか、将来痛みが伴ってしまうのではと不安です。
マウスピースは効果があるのでしょうか?
(大学病院に行く前に歯科医院の治療でマウスピースを2、3週間つけていました)
やはり手術が必要になるのでしょうか?
V型に有効な治療があれば教えて頂きたいです。
宜しくお願いします。
・痛みはないのですが頬の筋肉や顎が疲れます。
(右はクリック音は鳴らないのですが若干開けづらく、顎が疲れます。)
・指3本分は開口できます。
・歯を噛みあわせ、強く噛むとゴリっと音が鳴りずれます。
・大学病院の先生にMRI写真を見ながら 顎関節症のV型と診断されました。
先生が仰るには、痛みがないようなのでマッサージをしたりマウスピースを使い、関節円盤が正常な位置に戻るかどうか様子を見るしかないと言われました。
何年も前からこの症状に悩んでいるのに、痛みがないからといって軽く説明されただけなので本当に治るのか、将来痛みが伴ってしまうのではと不安です。
マウスピースは効果があるのでしょうか?
(大学病院に行く前に歯科医院の治療でマウスピースを2、3週間つけていました)
やはり手術が必要になるのでしょうか?
V型に有効な治療があれば教えて頂きたいです。
宜しくお願いします。
回答1
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2011-09-07 09:04:13
西山です
>大学病院の先生にMRI写真を見ながら顎関節症のV型と診断されました。
口は大きく開けられて音がするということですので,V型のタイプaと呼ばれる状態ですね.
関節円板が本来の位置から前方にズレており,口を開けた時にのみ一時的に元の位置関係に戻るというものです.
関節円板の前方転位は音がない人でも30〜35%に生じていると報告されており,実際に音が鳴る人を加えると40〜50%に見られるといわれています.
この転位した関節円板については,現在のところ確実に元の位置にもどす方法は手術以外は確立されていません.
マウスピースを用いて元に戻す治療も以前から試みられていますが,効果があるという根拠は得られていません.
ただ,先に書いたように関節円板の転位は比較的生じやすい現象であり,ほとんどの人が悪化することなく日常生活に支障をきたさずに過ごせます.
したがって,我々の所でも積極的な治療はせずに経過観察という方針を提示します.
ただ,説明は十分します(説明をすると安心される患者さんが多いですね).
関節円板の転位のみであれば,普通に生活されるのが一番でしょう.
>痛みはないのですが頬の筋肉や顎が疲れます.
これについては,起きたときにこのような症状があるなら睡眠時の歯ぎしりやくいしばりの可能性があります.
また,日中にや食事中に症状が生じやすいのであれば,日中のくいしばりあるいは上下の歯を当てたままにしてしまう癖(Tooth Contacting Habit:TCH)が関係している可能性があります.
>大学病院の先生にMRI写真を見ながら顎関節症のV型と診断されました。
口は大きく開けられて音がするということですので,V型のタイプaと呼ばれる状態ですね.
関節円板が本来の位置から前方にズレており,口を開けた時にのみ一時的に元の位置関係に戻るというものです.
関節円板の前方転位は音がない人でも30〜35%に生じていると報告されており,実際に音が鳴る人を加えると40〜50%に見られるといわれています.
この転位した関節円板については,現在のところ確実に元の位置にもどす方法は手術以外は確立されていません.
マウスピースを用いて元に戻す治療も以前から試みられていますが,効果があるという根拠は得られていません.
ただ,先に書いたように関節円板の転位は比較的生じやすい現象であり,ほとんどの人が悪化することなく日常生活に支障をきたさずに過ごせます.
したがって,我々の所でも積極的な治療はせずに経過観察という方針を提示します.
ただ,説明は十分します(説明をすると安心される患者さんが多いですね).
関節円板の転位のみであれば,普通に生活されるのが一番でしょう.
>痛みはないのですが頬の筋肉や顎が疲れます.
これについては,起きたときにこのような症状があるなら睡眠時の歯ぎしりやくいしばりの可能性があります.
また,日中にや食事中に症状が生じやすいのであれば,日中のくいしばりあるいは上下の歯を当てたままにしてしまう癖(Tooth Contacting Habit:TCH)が関係している可能性があります.
回答2
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-09-07 12:44:48
>・歯を噛みあわせ、強く噛むとゴリっと音が鳴ります。
西山先生に質問です。
関節円板の正常位置(?)保定のための、スプリント(マウスピース)の使用は考えられないでしょうか?
私は通常、スプリントを使用の感性が全くないのですが、このようなケースに限って考えたものです。
只、短期使用に限ります。
れいなさん
宜しければ、下顎から首の下までの画像を見せていただけませんか?
正面前方・側面・後方です。真っ直ぐ自然に立って、力を抜いたリラックスした状態でお願いします。
西山先生に質問です。
関節円板の正常位置(?)保定のための、スプリント(マウスピース)の使用は考えられないでしょうか?
私は通常、スプリントを使用の感性が全くないのですが、このようなケースに限って考えたものです。
只、短期使用に限ります。
れいなさん
宜しければ、下顎から首の下までの画像を見せていただけませんか?
正面前方・側面・後方です。真っ直ぐ自然に立って、力を抜いたリラックスした状態でお願いします。
回答3
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2011-09-07 12:53:12
西山です
藤森先生
>関節円板の正常位置(?)保定のための、スプリント(マウスピース)の使用は考えられないでしょうか?
関節円板が転位するメカニズム自体が不明ですので,あまり期待できないと思います.
スプリントで対応可能なら,咬合挙上が推奨されてしまいます.
藤森先生
>関節円板の正常位置(?)保定のための、スプリント(マウスピース)の使用は考えられないでしょうか?
関節円板が転位するメカニズム自体が不明ですので,あまり期待できないと思います.
スプリントで対応可能なら,咬合挙上が推奨されてしまいます.
回答4
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-09-07 13:01:16
相談者からの返信
相談者:
れいなさん
返信日時:2011-09-07 20:58:36
回答5
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2011-09-07 21:16:47
西山です
>違和感があるので力は入れずに軽く歯を噛み合わせているので、食いしばりはしていないと思います。
>もしかしたら無意識にしているかもしれませんが…
歯を噛み合わせている事自体、本来は余計な行動です。
顔の力を抜いた時に上下の歯は当たっていない状態が一般的です。
歯を当てているだけで関節には力がかかります。
手術で関節円板を元の位置に戻す事は可能ですが、一時的にそちらの歯が噛み合わなくなる可能性がありますし、また円板が転位する可能性もあります。
また、手術自体のリスク(顔面神経麻痺など)も考慮しなくてはいけませんので、今では殆ど行われていません。
マウスピースとスプリントは同じです。
>違和感があるので力は入れずに軽く歯を噛み合わせているので、食いしばりはしていないと思います。
>もしかしたら無意識にしているかもしれませんが…
歯を噛み合わせている事自体、本来は余計な行動です。
顔の力を抜いた時に上下の歯は当たっていない状態が一般的です。
歯を当てているだけで関節には力がかかります。
手術で関節円板を元の位置に戻す事は可能ですが、一時的にそちらの歯が噛み合わなくなる可能性がありますし、また円板が転位する可能性もあります。
また、手術自体のリスク(顔面神経麻痺など)も考慮しなくてはいけませんので、今では殆ど行われていません。
マウスピースとスプリントは同じです。
相談者からの返信
相談者:
れいなさん
返信日時:2011-09-07 23:27:54
なるべく歯を当てないよう心がけます。
手術はリスクが高く治ったとしても転位してしまう恐れがあるのですか…!
では、特別な方法は行わずマウスピースを使い関節に負担をかけないようにする生活を続ける方が得策でしょうか?
手術はリスクが高く治ったとしても転位してしまう恐れがあるのですか…!
では、特別な方法は行わずマウスピースを使い関節に負担をかけないようにする生活を続ける方が得策でしょうか?
タイトル | 顎関節症のV型と診断、顎が疲れるが治療法は? |
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質問者 | れいなさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 18歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。