[写真あり] 歯列矯正中、噛み合わせにおける歯の摩耗について
相談者:
はしぞうさん (31歳:女性)
投稿日時:2011-09-12 20:34:27
初めまして。
今回、矯正中の噛み合せについて、ご相談させていただきたく投稿致しました。
現在、矯正2年目になり、歯の隙間がやっとすべて埋まってきた状態です。
ただ、上あごの歯が締まってくるにつれ上下の犬歯が当たるようになり、右側の下の犬歯が少し摩耗してしまいました(画像1)。
※画像2は、摩耗していない左側の犬歯です。
担当の先生に相談した際、ブラケットの調整により、当たっている下の犬歯を下げるような対応をとっていただいたのですが、すぐに下がるわけではないので、その間にも歯が摩耗していっているように思え、とても心配です。
担当の先生は、ある程度、歯は上下の噛み合わせによる摩耗により高さが調整されるので、この程度であれば心配無いといったニュアンスの説明をされました。
とても信頼している先生なのですが、今回に限っては、若干心配になり、本サイトにご相談させていただきました。
一般的な歯医者さんの見解として、この程度の摩耗は特に心配するには当たらないのでしょうか?
また、噛み合せによる歯の摩耗は、どの程度まで許容されるものなのでしょうか。
お忙しいところ申し訳ありません。
どうぞよろしくお願い致します。
画像1 画像2
今回、矯正中の噛み合せについて、ご相談させていただきたく投稿致しました。
現在、矯正2年目になり、歯の隙間がやっとすべて埋まってきた状態です。
ただ、上あごの歯が締まってくるにつれ上下の犬歯が当たるようになり、右側の下の犬歯が少し摩耗してしまいました(画像1)。
※画像2は、摩耗していない左側の犬歯です。
担当の先生に相談した際、ブラケットの調整により、当たっている下の犬歯を下げるような対応をとっていただいたのですが、すぐに下がるわけではないので、その間にも歯が摩耗していっているように思え、とても心配です。
担当の先生は、ある程度、歯は上下の噛み合わせによる摩耗により高さが調整されるので、この程度であれば心配無いといったニュアンスの説明をされました。
とても信頼している先生なのですが、今回に限っては、若干心配になり、本サイトにご相談させていただきました。
一般的な歯医者さんの見解として、この程度の摩耗は特に心配するには当たらないのでしょうか?
また、噛み合せによる歯の摩耗は、どの程度まで許容されるものなのでしょうか。
お忙しいところ申し訳ありません。
どうぞよろしくお願い致します。
画像1 画像2
回答1
回答日時:2011-09-13 08:29:14
確かに左右比較すると、右側犬歯の切端部の後ろのほうが咬耗しているようです。
ただ単独で見ると、形態的にはそれほど違和感を感じません。
おそらく側方運動時のガイドも得られると思います。
これ以上咬耗しないよう配慮していただいたうえで、矯正治療をお進めいただければいいような気がします。
セラミックのブラケットは、歯よりも硬く、製品によっては多少大きめなため、噛み合せが深いタイプの患者さんや、犬歯関係を大きく変更する必要がある場合などに、このような現象がおきてしまうことがあります。
メタルのブラケットでは、このような現象はおきにくいのですが、歯と歯による咬耗は避けられないこともあります。
磨耗量がわずかなら、治療結果に問題がおきることは少ないと思われます。
一時的に、ブラケット周りに、エラスティックモデュールのようなクッションをつけることで、磨耗を予防する方法もあります。
ただ単独で見ると、形態的にはそれほど違和感を感じません。
おそらく側方運動時のガイドも得られると思います。
これ以上咬耗しないよう配慮していただいたうえで、矯正治療をお進めいただければいいような気がします。
セラミックのブラケットは、歯よりも硬く、製品によっては多少大きめなため、噛み合せが深いタイプの患者さんや、犬歯関係を大きく変更する必要がある場合などに、このような現象がおきてしまうことがあります。
メタルのブラケットでは、このような現象はおきにくいのですが、歯と歯による咬耗は避けられないこともあります。
磨耗量がわずかなら、治療結果に問題がおきることは少ないと思われます。
一時的に、ブラケット周りに、エラスティックモデュールのようなクッションをつけることで、磨耗を予防する方法もあります。
回答2
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2011-09-13 08:53:49
西山です
歯の摩耗(咬耗といいます)はある意味生理的な現象であり、一生続くものです。
ただ、これには生体がきちんと順応しますので問題はありません。
ただ、過度の歯ぎしりや食いしばりがあると咬耗も過剰となり、審美性の悪化や知覚過敏など様々な症状を生じる可能性があります。この場合はマウスピース(スプリント)での対応が一般的です。
私も伊藤先生が言われているように、病的な咬耗ではないと思います。
歯の摩耗(咬耗といいます)はある意味生理的な現象であり、一生続くものです。
ただ、これには生体がきちんと順応しますので問題はありません。
ただ、過度の歯ぎしりや食いしばりがあると咬耗も過剰となり、審美性の悪化や知覚過敏など様々な症状を生じる可能性があります。この場合はマウスピース(スプリント)での対応が一般的です。
私も伊藤先生が言われているように、病的な咬耗ではないと思います。
回答3
回答4
ひたちの矯正歯科医院(茨城県牛久市)の秋山です。
回答日時:2011-09-13 14:21:39
初めまして、はしぞう様
矯正治療中は歯が動きやすい状況にあり、摩耗しづらい環境にありますので、歯ぎしりや食いしばりが強い方でない限り、今後、急に摩耗することはないように思います。
右下犬歯が短期間で歯が削れたのであれば(セラミック)、ブラケットが強ってしまったのかもしれませんね。
ただ歯は接触している部分が、加齢とともに咬耗していきます。
犬歯も例外ではなく、尖頭が削れていくのは自然なことで、写真を見る限り、現時点での歯冠形態には、何の問題もないように思います。
歯が欠けた様な感じがない限り、心配はありませんのでご安心下さい。
矯正治療中は歯が動きやすい状況にあり、摩耗しづらい環境にありますので、歯ぎしりや食いしばりが強い方でない限り、今後、急に摩耗することはないように思います。
右下犬歯が短期間で歯が削れたのであれば(セラミック)、ブラケットが強ってしまったのかもしれませんね。
ただ歯は接触している部分が、加齢とともに咬耗していきます。
犬歯も例外ではなく、尖頭が削れていくのは自然なことで、写真を見る限り、現時点での歯冠形態には、何の問題もないように思います。
歯が欠けた様な感じがない限り、心配はありませんのでご安心下さい。
相談者からの返信
相談者:
はしぞうさん
返信日時:2011-09-13 16:02:41
伊藤先生、西山先生、戸苅先生、秋山先生
お忙しい中ご回答いただき、本当にありがとうございました。
矯正治療のため、歯を4本抜いて依頼、歯に関してちょっとナーバスになりすぎていたのかもしれません。
しかし、4名の先生方に大丈夫と言っていただき安心致しました。
これからは、あまり神経質にならずに治療の経過を見守っていこうと思います。
ありがとうございました。
お忙しい中ご回答いただき、本当にありがとうございました。
矯正治療のため、歯を4本抜いて依頼、歯に関してちょっとナーバスになりすぎていたのかもしれません。
しかし、4名の先生方に大丈夫と言っていただき安心致しました。
これからは、あまり神経質にならずに治療の経過を見守っていこうと思います。
ありがとうございました。
タイトル | [写真あり] 歯列矯正中、噛み合わせにおける歯の摩耗について |
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質問者 | はしぞうさん |
地域 | 東京都下 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 女性 |
職業 | パート・アルバイト |
カテゴリ |
歯の形の異常 歯列矯正のトラブル 噛み合わせに関するトラブル その他(写真あり) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。