矯正中、歯周病で左右下6番抜歯後入れ歯予定。治療の進め方は?
相談者:
ななっちょさん (30歳:女性)
投稿日時:2011-09-16 15:03:19
現在、2度目の矯正中ですが、歯周病が悪化し左右の下6番を抜歯することになりました。
また子どものころ矯正した際上下左右4本奥歯を抜いています。
矯正の医師が言うには抜歯→部分入れ歯→ブラケットはずす。
→リテーナーでほてい(取り外し式で透明の歯型をしていて歯にかぶせるタイプ)とのことです。
抜歯する隣の歯も抜くほどではないようですが、少しぐらぐらしています。
私としては、食べ物が噛めないし、歯がないのが見えたら恥ずかしいので、早く入れ歯をいれたいというのと、矯正を終えて早く歯周病治療をしたいのです。
現在通ってる矯正歯科は一般歯科もあるのですが、歯周病治療には力をいれてないようなので、歯周病専門医の歯科で治療をしたいのです。
そこで疑問が2つあるのですが
入れ歯を作るには他の悪い歯を直してからと本でよみました。
しかし、歯周病を治してから入れ歯を作るようではないようなのですが、入れ歯を入れても大丈夫なのでしょうか。
私の場合、歯周病をなおしてから入れ歯作りをしたほうがよいのでしょうか。
とすると食べ物が噛めなくなるし、矯正との兼ね合いはどうなるのでしょうか。
とりあえず入れ歯を入れておいて矯正を終わりにして、再度歯周病専門のところで見直すというのがよいのでしょうか。
よくわからなくなってきました。
またリテーナーのことなのですが、歯周病の私の場合、せっかく並んだ歯もすぐ動きそうなので、取り外しが利くタイプより、取り外しが利かず歯の裏に針金のようなもので固定するほうがよいとおもうのですがいかがでしょうか。
回答をよろしくお願いします。
また子どものころ矯正した際上下左右4本奥歯を抜いています。
矯正の医師が言うには抜歯→部分入れ歯→ブラケットはずす。
→リテーナーでほてい(取り外し式で透明の歯型をしていて歯にかぶせるタイプ)とのことです。
抜歯する隣の歯も抜くほどではないようですが、少しぐらぐらしています。
私としては、食べ物が噛めないし、歯がないのが見えたら恥ずかしいので、早く入れ歯をいれたいというのと、矯正を終えて早く歯周病治療をしたいのです。
現在通ってる矯正歯科は一般歯科もあるのですが、歯周病治療には力をいれてないようなので、歯周病専門医の歯科で治療をしたいのです。
そこで疑問が2つあるのですが
入れ歯を作るには他の悪い歯を直してからと本でよみました。
しかし、歯周病を治してから入れ歯を作るようではないようなのですが、入れ歯を入れても大丈夫なのでしょうか。
私の場合、歯周病をなおしてから入れ歯作りをしたほうがよいのでしょうか。
とすると食べ物が噛めなくなるし、矯正との兼ね合いはどうなるのでしょうか。
とりあえず入れ歯を入れておいて矯正を終わりにして、再度歯周病専門のところで見直すというのがよいのでしょうか。
よくわからなくなってきました。
またリテーナーのことなのですが、歯周病の私の場合、せっかく並んだ歯もすぐ動きそうなので、取り外しが利くタイプより、取り外しが利かず歯の裏に針金のようなもので固定するほうがよいとおもうのですがいかがでしょうか。
回答をよろしくお願いします。
回答1
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2011-09-16 15:12:00
西山です
入れ歯については,最終的なものと治療のためのものという考え方があります.
最終的なものは当然全体が整ってから作製したほうがいいですが,治療のためのものは途中で作製し,これを使用しながら他の治療を行っていくわけなので,現段階でも作ることは可能です.
ただ,全体の治療の流れを妨げることもあるので,これについては担当医とよく相談することが必要です.
それよりも,30歳で下左右の6番が歯周病で抜歯適応になってしまったことのほうが重要ではないでしょうか.
矯正治療は歯を支える骨に負荷を加えるわけですから,歯周組織(歯茎や骨)が健康的であることが必要になります.
そうでないと矯正力によって骨の破壊が進む危険があります.
矯正を行ってから歯周病の治療を開始するよりも,歯周病の治療を同時に行うことが必要ではないかと個人的には思います.
よく相談されてください.
入れ歯については,最終的なものと治療のためのものという考え方があります.
最終的なものは当然全体が整ってから作製したほうがいいですが,治療のためのものは途中で作製し,これを使用しながら他の治療を行っていくわけなので,現段階でも作ることは可能です.
ただ,全体の治療の流れを妨げることもあるので,これについては担当医とよく相談することが必要です.
それよりも,30歳で下左右の6番が歯周病で抜歯適応になってしまったことのほうが重要ではないでしょうか.
矯正治療は歯を支える骨に負荷を加えるわけですから,歯周組織(歯茎や骨)が健康的であることが必要になります.
そうでないと矯正力によって骨の破壊が進む危険があります.
矯正を行ってから歯周病の治療を開始するよりも,歯周病の治療を同時に行うことが必要ではないかと個人的には思います.
よく相談されてください.
相談者からの返信
相談者:
ななっちょさん
返信日時:2011-09-16 17:33:40
回答2
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2011-09-16 18:12:42
西山です
>私も早く歯周病の治療をしたいのですが、矯正と歯周病の治療を同時に行うことができるのでしょうか。
どこまでのレベルで行うと考えるかですね.
全くやらなければ効果はゼロになってしまうと思います.
>私も早く歯周病の治療をしたいのですが、矯正と歯周病の治療を同時に行うことができるのでしょうか。
どこまでのレベルで行うと考えるかですね.
全くやらなければ効果はゼロになってしまうと思います.
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2011-09-16 19:36:39
ご相談ありがとうございます。
西山先生と同意見です。
同時進行したほうが良いと思います。
ちなみに私のところでは、まず歯周病治療と虫歯予防を始めてみて、改善が見込まれた場合のみ矯正治療を開始します。
なぜならば、歯周病があるまま矯正治療をすると、歯周病が何十年分も急速に進んで歯を失う危険が非常に高いからです。
またムシ歯も矯正治療中は非常にできやすくなる人がいて、矯正治療が終わった後から、ムシ歯や歯周病の後始末でもっと大変になるからです。
矯正治療が終わった後からだと、歯周病治療は実施しやすいとは言えますが、歯を守るチャンスは失いやすくなります。
せめて今からでもできるような計画を立てられると良いのではないかと思います。
西山先生と同意見です。
同時進行したほうが良いと思います。
ちなみに私のところでは、まず歯周病治療と虫歯予防を始めてみて、改善が見込まれた場合のみ矯正治療を開始します。
なぜならば、歯周病があるまま矯正治療をすると、歯周病が何十年分も急速に進んで歯を失う危険が非常に高いからです。
またムシ歯も矯正治療中は非常にできやすくなる人がいて、矯正治療が終わった後から、ムシ歯や歯周病の後始末でもっと大変になるからです。
矯正治療が終わった後からだと、歯周病治療は実施しやすいとは言えますが、歯を守るチャンスは失いやすくなります。
せめて今からでもできるような計画を立てられると良いのではないかと思います。
回答4
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2011-09-17 08:46:49
僕も西山先生、さがら先生と同意見です。
できれば矯正前に歯周病のコントロールはある程度しておいた方が良かったかと思いますが…。
しかし、何もしなければ歯周病の進行は食い止められません。
「せめて今からでもできるような計画を立てられると良いのではないか」
と僕も思います。
できれば矯正前に歯周病のコントロールはある程度しておいた方が良かったかと思いますが…。
しかし、何もしなければ歯周病の進行は食い止められません。
「せめて今からでもできるような計画を立てられると良いのではないか」
と僕も思います。
回答5
湯浅です。
回答日時:2011-09-17 09:56:40
このご年齢で、歯周病で抜歯ということですね。
すると、
>歯周病専門医の歯科で治療をしたいのです
のことなので、まずは、抜歯の前に歯周病専門医の歯科で診断してもらい、治療計画を立ててもらうことが肝心です。
それから、矯正治療との計画をする合わせることになるのではないでしょうか。
くれぐれも歯周病を得意としている先生でないところで、普通の歯周病治療をしないようにしてください。
すると、
>歯周病専門医の歯科で治療をしたいのです
のことなので、まずは、抜歯の前に歯周病専門医の歯科で診断してもらい、治療計画を立ててもらうことが肝心です。
それから、矯正治療との計画をする合わせることになるのではないでしょうか。
くれぐれも歯周病を得意としている先生でないところで、普通の歯周病治療をしないようにしてください。
タイトル | 矯正中、歯周病で左右下6番抜歯後入れ歯予定。治療の進め方は? |
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質問者 | ななっちょさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯周病で抜けた・抜く予定 抜歯:6番(第一大臼歯) 歯周病(歯槽膿漏)治療 歯列矯正の治療法 歯列矯正(矯正歯科)その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。