コルチコトミー後に上顎洞と交通。治療法が見つからない
相談者:
daddyさん (23歳:男性)
投稿日時:2011-09-30 09:18:21
はじめまして。
1年半ほど前、矯正治療の一環として、大学病院の口腔外科にてコルチコトミーの手術を受けました。
少々複雑な経緯があるのですが、右上4番が半分しか生えていない状態であったため(原因不明、事後的に癒着の可能性ありとの診断)、これを引っ張り出すための治療として行われたものです。
その後約1週間で、歯槽骨に切り込みを入れた部分と上顎洞を通す小さな穴があいてしまいました。
位置は、生えかけの右上4番と5番の間です。
この1年半で3回ほど閉鎖のための手術を行い、毎回周囲の歯肉に切れ込みを入れそれらを寄せて穴を覆うということを繰り返しましたが、改善せず、現在も汁物や飲み物が入ってしまう状況です。
また、引っ張り出そうとした右上4番も結局下りてきませんでした。
上顎洞炎も継続しております。
さらに、当初手術を行った担当医の方が今年3月に退職・独立してしまったため、代理の方にどうにか対処して頂いている状況です。
このような場合、上記の歯肉を寄せて覆う対処法の他に、考えられる方法はないのでしょうか。
現在の担当医とも幾度も相談しましたが、この方法以外には右上4番を抜いてしまうしかないという結論でした。
その場合、入院も必要となり、何十万という負担も生じてしまうようなので、なるべく避けたいとは思うのですが・・・
ちなみに、コルチコトミー以外の手術に関しては加算せずにやってもらっておりました。
長文となってしまい恐縮ですが、このような場合の治療の選択肢や、今後のアドバイス等いただければ幸いです。
よろしくお願い致します。
1年半ほど前、矯正治療の一環として、大学病院の口腔外科にてコルチコトミーの手術を受けました。
少々複雑な経緯があるのですが、右上4番が半分しか生えていない状態であったため(原因不明、事後的に癒着の可能性ありとの診断)、これを引っ張り出すための治療として行われたものです。
その後約1週間で、歯槽骨に切り込みを入れた部分と上顎洞を通す小さな穴があいてしまいました。
位置は、生えかけの右上4番と5番の間です。
この1年半で3回ほど閉鎖のための手術を行い、毎回周囲の歯肉に切れ込みを入れそれらを寄せて穴を覆うということを繰り返しましたが、改善せず、現在も汁物や飲み物が入ってしまう状況です。
また、引っ張り出そうとした右上4番も結局下りてきませんでした。
上顎洞炎も継続しております。
さらに、当初手術を行った担当医の方が今年3月に退職・独立してしまったため、代理の方にどうにか対処して頂いている状況です。
このような場合、上記の歯肉を寄せて覆う対処法の他に、考えられる方法はないのでしょうか。
現在の担当医とも幾度も相談しましたが、この方法以外には右上4番を抜いてしまうしかないという結論でした。
その場合、入院も必要となり、何十万という負担も生じてしまうようなので、なるべく避けたいとは思うのですが・・・
ちなみに、コルチコトミー以外の手術に関しては加算せずにやってもらっておりました。
長文となってしまい恐縮ですが、このような場合の治療の選択肢や、今後のアドバイス等いただければ幸いです。
よろしくお願い致します。
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-09-30 09:32:15
個人的な意見としてですが、1年以上口腔上顎洞瘻孔が塞がらないようでは残念ながら私も4番の抜歯しての瘻孔閉鎖を考えると思います。
現状でどれだけ上顎洞粘膜がダメージを受けているか解りませんが、経過を考えると上顎洞の根治術になるかもしれません。
現状でどれだけ上顎洞粘膜がダメージを受けているか解りませんが、経過を考えると上顎洞の根治術になるかもしれません。
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2011-09-30 19:06:37
上顎洞底が4番近くまで広がっているケースだと思慮いたします。
私の経験では歯槽部の骨が極端に少なくなっている場合には、歯肉の閉鎖のみでは上顎洞粘膜の閉鎖回復は難しいと思います。
このケースも穿孔部近くに4番が埋伏しているわけですから、歯槽部を占めているのは歯牙自体が大部分と思われます。
言い換えれば歯槽骨は少ないということになります。
私見では、まづ4番の抜歯を行い(骨癒着歯であれば同部の骨開鑿を少なく行うのは非常に難しいですが)、十分な骨の回復を待って再度閉鎖手術を行うのが良いと思います。
それでもチタンメッシュの隔壁を使うなどの工夫が必要かもしれません。
私の経験では歯槽部の骨が極端に少なくなっている場合には、歯肉の閉鎖のみでは上顎洞粘膜の閉鎖回復は難しいと思います。
このケースも穿孔部近くに4番が埋伏しているわけですから、歯槽部を占めているのは歯牙自体が大部分と思われます。
言い換えれば歯槽骨は少ないということになります。
私見では、まづ4番の抜歯を行い(骨癒着歯であれば同部の骨開鑿を少なく行うのは非常に難しいですが)、十分な骨の回復を待って再度閉鎖手術を行うのが良いと思います。
それでもチタンメッシュの隔壁を使うなどの工夫が必要かもしれません。
タイトル | コルチコトミー後に上顎洞と交通。治療法が見つからない |
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質問者 | daddyさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 23歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
上顎洞炎(蓄膿症) 口腔外科関連 外科矯正 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。