根管治療中、細菌が残った状態でクラウンをかぶせていいか
相談者:
mothlaさん (49歳:女性)
投稿日時:2011-10-17 22:38:48
こんにちわ。
根管治療がうまく完了しつつあるのか、このままクラウンをかぶせていいのか、不安です。
質問させてください。
1年前におたふく風邪のような激しい痛みで歯医者さんを訪ねました。
20年ほど前に神経をとって、銀のクラウンをかぶせていた右下の7番が痛んでいました。
毎週消毒し、1ヶ月もすると痛みは完全になくなりました。
その後も培養やレントゲンで確認しつつ消毒を繰り返し、4ヶ月後くらいには3週間に1回の消毒薬交換のペースになりました。
痛みは全くなく、ただ、消毒薬をつめかえると、2−3日歯茎がはれぼったくなることが長く続きました。
レントゲンに影はほとんど写らないけれど、培養の結果、少しだけ菌があるということで、その治療が1年以上続きました。
丸1年たった3週間前、まだ少しだけ菌があるけれど、今までとは違い、仮に蓋(白いつめものがされているだけです)をしました。
そのまま4週目ですが、このまま様子を見て、大丈夫なら、クラウンをいれるらしいです。
痛くもなく安定してますが、仮の蓋をした最初の10日くらいは、歯茎がはれぼったく、神経がうずく感じでした。
培養ではまだ、少し菌があるということでしたし、10日ほど歯茎がふやけたり、神経がうずいたりしたのも気になります。
また、別の医者にセカンドオピニオンをもらったときは、この根は完治しないし、あとから炎症するかもしれないから、クラウンをかぶせないで、仮のつめものやプラスチックをしたまま、駄目になるまで使い、いずれは抜くことになる、といわれました。
クラウンは見た目の良い保険外のものを考えています。
このまま、クラウンをしてしまって、また後で壊して治療ということは避けたいです。
根管治療でどの程度をもって、治癒したのかもよくわかりません。
培養で多少菌があっても、クラウンをつけてもよいのでしょうか?
治療してくれている歯医者さんは、抜く必要はない、といってるので、私も大切に使いたいと思っています。
ただ、セカンドオピニオンを考えると、クラウンをかぶせないほうがいいのかも、と不安です。
どうするのが妥当なのでしょうか?
先生方のご意見をおきかせください。
根管治療がうまく完了しつつあるのか、このままクラウンをかぶせていいのか、不安です。
質問させてください。
1年前におたふく風邪のような激しい痛みで歯医者さんを訪ねました。
20年ほど前に神経をとって、銀のクラウンをかぶせていた右下の7番が痛んでいました。
毎週消毒し、1ヶ月もすると痛みは完全になくなりました。
その後も培養やレントゲンで確認しつつ消毒を繰り返し、4ヶ月後くらいには3週間に1回の消毒薬交換のペースになりました。
痛みは全くなく、ただ、消毒薬をつめかえると、2−3日歯茎がはれぼったくなることが長く続きました。
レントゲンに影はほとんど写らないけれど、培養の結果、少しだけ菌があるということで、その治療が1年以上続きました。
丸1年たった3週間前、まだ少しだけ菌があるけれど、今までとは違い、仮に蓋(白いつめものがされているだけです)をしました。
そのまま4週目ですが、このまま様子を見て、大丈夫なら、クラウンをいれるらしいです。
痛くもなく安定してますが、仮の蓋をした最初の10日くらいは、歯茎がはれぼったく、神経がうずく感じでした。
培養ではまだ、少し菌があるということでしたし、10日ほど歯茎がふやけたり、神経がうずいたりしたのも気になります。
また、別の医者にセカンドオピニオンをもらったときは、この根は完治しないし、あとから炎症するかもしれないから、クラウンをかぶせないで、仮のつめものやプラスチックをしたまま、駄目になるまで使い、いずれは抜くことになる、といわれました。
クラウンは見た目の良い保険外のものを考えています。
このまま、クラウンをしてしまって、また後で壊して治療ということは避けたいです。
根管治療でどの程度をもって、治癒したのかもよくわかりません。
培養で多少菌があっても、クラウンをつけてもよいのでしょうか?
治療してくれている歯医者さんは、抜く必要はない、といってるので、私も大切に使いたいと思っています。
ただ、セカンドオピニオンを考えると、クラウンをかぶせないほうがいいのかも、と不安です。
どうするのが妥当なのでしょうか?
先生方のご意見をおきかせください。
回答1
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2011-10-17 23:18:25
ご相談ありがとうございます。
その歯は大事な歯ですから、大きな問題がなければできるだけ使うという選択はあながち間違いではありません。
私個人としても長く使っていただきたい歯です。
痛みもなく安定している、レントゲンにも写らない、という説明ならば大きな問題はないといえなくもありません。
ただ心配な点はいくつかあり、お話だけでははっきりと結論が出ないと思います。
まず、治療があまりに長すぎること、長くても良い場合もありますが、回数が非常に多すぎること、そして治療のたびに症状が出ていることなどです。
それは返って悪くしてしまうこともあるからです。
また、
>今までとは違い、仮に蓋(白いつめものがされているだけです)をしました。
蓋がなかったとすれば内部はすっかり感染していますから、それまではどうっだったのかが疑問ですし、
>別の医者にセカンドオピニオンをもらったときは、この根は完治しないし、
という診断もあるからです。
根の治療を終わる目安はいろいろありますが、培養はその根拠にはならないと今では言われています。
もともと原因菌は分かっていませんから、培養で菌が出たと言っても、その菌が症状の原因であるかどうか確かめられないからですし、薬で治すことは現代の考えではないからです。
もし薬に頼り、その都度症状が出ていることは、根の外まで薬が出ていることが考えられます。
それはさらに問題を作ってしまいます。
今回には当てはまらないと思いますが、巷の民間療法では、わざわざ薬を外に押し出して根の外の病気を治そうとする人もおりますが、それは全く科学的な根拠や倫理を逸脱していますが、薬に頼るとそんなこともあるくらいです。
ただ心配がたくさんあるからと言って、
>あとから炎症するかもしれないから、クラウンをかぶせないで、仮のつめものやプラスチックをしたまま、
というのも、そこからの再感染が起これば助かる歯も助からなくなりますから、しっかり作っておくこともあながち間違いではないからです。
つまり根の治療の再感染予防は、根の治療だけではなく、その後の歯のかぶせ方にも大きく影響されることが研究ではっきりしてきたからです。
もっと厳密なことを言えば、根の治療のほとんどはレントゲンできれいに見えても、痛みが無くても、身体への大きな病気の感染源となってしまうという研究も昔からあり、誰しも迷うものです。
したがって、完治しないと診断が出たのであれば、そして歯だけではなく身体全体を考えると、すぐにも抜歯という決断がでたとしてもあながち間違いではないからです。
このようにネットでは一般的なお話に終わってしまいます。
実際はお選びになった先生とよくご相談の上で、ご判断されると良いと思います。
その歯は大事な歯ですから、大きな問題がなければできるだけ使うという選択はあながち間違いではありません。
私個人としても長く使っていただきたい歯です。
痛みもなく安定している、レントゲンにも写らない、という説明ならば大きな問題はないといえなくもありません。
ただ心配な点はいくつかあり、お話だけでははっきりと結論が出ないと思います。
まず、治療があまりに長すぎること、長くても良い場合もありますが、回数が非常に多すぎること、そして治療のたびに症状が出ていることなどです。
それは返って悪くしてしまうこともあるからです。
また、
>今までとは違い、仮に蓋(白いつめものがされているだけです)をしました。
蓋がなかったとすれば内部はすっかり感染していますから、それまではどうっだったのかが疑問ですし、
>別の医者にセカンドオピニオンをもらったときは、この根は完治しないし、
という診断もあるからです。
根の治療を終わる目安はいろいろありますが、培養はその根拠にはならないと今では言われています。
もともと原因菌は分かっていませんから、培養で菌が出たと言っても、その菌が症状の原因であるかどうか確かめられないからですし、薬で治すことは現代の考えではないからです。
もし薬に頼り、その都度症状が出ていることは、根の外まで薬が出ていることが考えられます。
それはさらに問題を作ってしまいます。
今回には当てはまらないと思いますが、巷の民間療法では、わざわざ薬を外に押し出して根の外の病気を治そうとする人もおりますが、それは全く科学的な根拠や倫理を逸脱していますが、薬に頼るとそんなこともあるくらいです。
ただ心配がたくさんあるからと言って、
>あとから炎症するかもしれないから、クラウンをかぶせないで、仮のつめものやプラスチックをしたまま、
というのも、そこからの再感染が起これば助かる歯も助からなくなりますから、しっかり作っておくこともあながち間違いではないからです。
つまり根の治療の再感染予防は、根の治療だけではなく、その後の歯のかぶせ方にも大きく影響されることが研究ではっきりしてきたからです。
もっと厳密なことを言えば、根の治療のほとんどはレントゲンできれいに見えても、痛みが無くても、身体への大きな病気の感染源となってしまうという研究も昔からあり、誰しも迷うものです。
したがって、完治しないと診断が出たのであれば、そして歯だけではなく身体全体を考えると、すぐにも抜歯という決断がでたとしてもあながち間違いではないからです。
このようにネットでは一般的なお話に終わってしまいます。
実際はお選びになった先生とよくご相談の上で、ご判断されると良いと思います。
回答2
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-10-18 17:18:16
>丸1年たった3週間前、まだ少しだけ菌があるけれど、今までとは違い、仮に蓋(白いつめものがされているだけです)をしました。
>そのまま4週間目ですが、このまま様子を見て、大丈夫ならクラウンをいれるらしいです。
長い治療になったのですね。
1年間、仮の蓋が無かったということでしょうか?
考え方は私とは異なりますが、一生懸命治療されているように思えますので、担当の先生の考えに従われるのも一案だと思います。
細菌数はゼロにならなくても、可及的に数を減らしておいて、しっかりと閉じ込めてしまえば、あまり心配はされなくても良いと思いますよ。
>この歯は完治しないし、あとから炎症するかもしれないから、クラウンはかぶせないで、仮のつめものやプラスチックをしたまま、駄目になるまで使い、いずれは抜くことになる
難しい症例だったようですね。
’保険外のクラウン’以外を選択され、抜歯後の次の一手を考えておられる方が良いと思います。
その間、炎症を起こして、歯の周囲の骨が吸収されていないかの確認は必要です。
上手く何年か保存出来ればそれなりのメリットはあるはずです。
>そのまま4週間目ですが、このまま様子を見て、大丈夫ならクラウンをいれるらしいです。
長い治療になったのですね。
1年間、仮の蓋が無かったということでしょうか?
考え方は私とは異なりますが、一生懸命治療されているように思えますので、担当の先生の考えに従われるのも一案だと思います。
細菌数はゼロにならなくても、可及的に数を減らしておいて、しっかりと閉じ込めてしまえば、あまり心配はされなくても良いと思いますよ。
>この歯は完治しないし、あとから炎症するかもしれないから、クラウンはかぶせないで、仮のつめものやプラスチックをしたまま、駄目になるまで使い、いずれは抜くことになる
難しい症例だったようですね。
’保険外のクラウン’以外を選択され、抜歯後の次の一手を考えておられる方が良いと思います。
その間、炎症を起こして、歯の周囲の骨が吸収されていないかの確認は必要です。
上手く何年か保存出来ればそれなりのメリットはあるはずです。
相談者からの返信
相談者:
mothlaさん
返信日時:2011-10-18 21:58:11
回答3
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-10-19 09:18:22
>はじめに保険内のクラウンをいれて、半年または1年くらい様子を見て、だいじょうぶそうなら、セラミックなどのクラウンを入れる
それで良いのではないでしょうか?
更にレントゲン写真上でも改善が見られたら安心に思えます。
只、もし1年もの間、仮の蓋が入っていなかったとしたら、やはり私個人なら高価な修復を薦めることはしないと思います。
せっかく、白い歯にこだわりをお持ちで、本来なら歯科医師としては「どのように綺麗に(自然に)仕上げられるか」が楽しみな仕事ではあるのですが・・。
それで良いのではないでしょうか?
更にレントゲン写真上でも改善が見られたら安心に思えます。
只、もし1年もの間、仮の蓋が入っていなかったとしたら、やはり私個人なら高価な修復を薦めることはしないと思います。
せっかく、白い歯にこだわりをお持ちで、本来なら歯科医師としては「どのように綺麗に(自然に)仕上げられるか」が楽しみな仕事ではあるのですが・・。
相談者からの返信
相談者:
mothlaさん
返信日時:2011-10-23 14:54:45
タイトル | 根管治療中、細菌が残った状態でクラウンをかぶせていいか |
---|---|
質問者 | mothlaさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 49歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 根管治療中の仮歯・仮の詰め物 根管治療後の詰め物・被せ物 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。