親知らず抜歯の矯正は前歯が少し出る?成人の歯列矯正について
相談者:
plusさん (36歳:女性)
投稿日時:2011-10-16 17:19:26
現在、歯列矯正を考えていますが、矯正歯科で2つの選択肢からどちらかを選ぶように言われ(どちらの方法を選んでも良いと言われました)、どちらの方法が良いのか悩んでいます。
良いアドバイスを頂ければとご相談致しました。
よろしくお願い致します。
(現在、親知らずを含め上下合わせて32本、上の左右に八重歯があります。
親知らずは上は2本ともまっすぐ生えていますが、下は、半分くらいは歯茎に埋まっている状態です。
治療中の虫歯などはありません。)
選択肢@
親知らずのみを上下左右4本抜き、上の歯は、矯正用のインプラントそして上顎の裏側にも器具をつけて、親知らずを抜いた部分のスペースを利用し歯を後ろに下げる方法、下の歯は前歯の何本かだけ、歯を少しずつ削り、削って出来たスペースを利用して歯並びを整える方法(下の歯にはインプラントは使わないそうです)。
この方法ですと上の前歯がほんの少し出ると言われました。
矯正をするのに、どうして上の前歯が前に出るのが納得がいきません…。
選択肢A
従来からあるような上下左右、前から数えて4または5番目の歯を抜く方法です(こちらの方法ですと、親知らずは特に抜く必要はないと言われました)。
こちらの方法ですと、前歯は内側に引っ込むと言われました。
しかし成人歯列矯正なので、歯と歯の間にほんの少し隙間が出来ると言われました。
どちらの方法でも抜歯し、歯の表側にブラケットを装着し、約2年程度かかるそうです。
インターネットなどで色々調べてみましたが、ほとんどの場合、4または5番目を抜歯されているようですが、最近は抜歯をせずに矯正する方法もあるというのを見たのですが、親知らずだけを抜いて歯列矯正をする方法も一般的なのでしょうか?
親知らずの抜歯のみで矯正出来ると言われ、当初はこちらの方法を考えておりましたが、上の前歯が少し前に出ると言われ悩んでいます。
どの歯を抜歯するにしても、歯を抜いてしまうとまた生えてくるわけではないので、抜歯をする前にアドバイスを頂きたくメールしました。
お返事お待ちしております。
よろしくお願い致します。
良いアドバイスを頂ければとご相談致しました。
よろしくお願い致します。
(現在、親知らずを含め上下合わせて32本、上の左右に八重歯があります。
親知らずは上は2本ともまっすぐ生えていますが、下は、半分くらいは歯茎に埋まっている状態です。
治療中の虫歯などはありません。)
選択肢@
親知らずのみを上下左右4本抜き、上の歯は、矯正用のインプラントそして上顎の裏側にも器具をつけて、親知らずを抜いた部分のスペースを利用し歯を後ろに下げる方法、下の歯は前歯の何本かだけ、歯を少しずつ削り、削って出来たスペースを利用して歯並びを整える方法(下の歯にはインプラントは使わないそうです)。
この方法ですと上の前歯がほんの少し出ると言われました。
矯正をするのに、どうして上の前歯が前に出るのが納得がいきません…。
選択肢A
従来からあるような上下左右、前から数えて4または5番目の歯を抜く方法です(こちらの方法ですと、親知らずは特に抜く必要はないと言われました)。
こちらの方法ですと、前歯は内側に引っ込むと言われました。
しかし成人歯列矯正なので、歯と歯の間にほんの少し隙間が出来ると言われました。
どちらの方法でも抜歯し、歯の表側にブラケットを装着し、約2年程度かかるそうです。
インターネットなどで色々調べてみましたが、ほとんどの場合、4または5番目を抜歯されているようですが、最近は抜歯をせずに矯正する方法もあるというのを見たのですが、親知らずだけを抜いて歯列矯正をする方法も一般的なのでしょうか?
親知らずの抜歯のみで矯正出来ると言われ、当初はこちらの方法を考えておりましたが、上の前歯が少し前に出ると言われ悩んでいます。
どの歯を抜歯するにしても、歯を抜いてしまうとまた生えてくるわけではないので、抜歯をする前にアドバイスを頂きたくメールしました。
お返事お待ちしております。
よろしくお願い致します。
回答1
回答日時:2011-10-16 19:23:33
親知らずを抜いて(スクリューなどを挿入し)矯正することも、かなり一般的になってきました。
それぞれの治療予測ゴールをご確認ください。
さらに担当医としては、どちらの方法が望ましいと考えているのか、その根拠は。
担当医としっかり話し合って、納得できる方法を選んでください。
それぞれの治療予測ゴールをご確認ください。
さらに担当医としては、どちらの方法が望ましいと考えているのか、その根拠は。
担当医としっかり話し合って、納得できる方法を選んでください。
回答2
オレフィス矯正歯科(名古屋市中区)の戸苅です。
回答日時:2011-10-17 09:31:24
この二つの選択肢は治療のゴールがちがってくるので、そこを良く確認した方がよいとおもいます。
>矯正をするのにどうして上の前歯が前に出るのが納得がいきません…。
前歯をもっと後ろに下げたいと、お考えでしょうか?
もしそうであるなら、前歯により近い4番目を抜歯すると、前歯を下げやすくなります。
もちろん妥当な範囲内で、ということですが。
>しかし成人歯列矯正なので、歯と歯の間にほんの少し隙間が出来ると言われました。
おそらくブラックトライアングルのことと思われます。
>矯正をするのにどうして上の前歯が前に出るのが納得がいきません…。
前歯をもっと後ろに下げたいと、お考えでしょうか?
もしそうであるなら、前歯により近い4番目を抜歯すると、前歯を下げやすくなります。
もちろん妥当な範囲内で、ということですが。
>しかし成人歯列矯正なので、歯と歯の間にほんの少し隙間が出来ると言われました。
おそらくブラックトライアングルのことと思われます。
回答3
ゆうデンタルオフィス矯正歯科(横浜市保土ヶ谷区)の畠山です。
回答日時:2011-10-17 15:32:24
非抜歯で矯正治療をしたからといって、必ずしも前歯が前に出るわけではありません。
非抜歯治療にもいろいろな方法があると思います。
他の矯正医で非抜歯治療についてご相談されるのも、1つの選択肢だと思います。
非抜歯治療にもいろいろな方法があると思います。
他の矯正医で非抜歯治療についてご相談されるのも、1つの選択肢だと思います。
回答4
回答5
仙台東口矯正歯科(仙台市宮城野区)の堀内です。
回答日時:2011-10-17 20:11:45
通常、矯正治療の「治療ゴール」は、前歯の適切な位置と角度から決定される場合が多いです。
理由としては、「前歯の位置」が口唇閉鎖や審美性に影響を与え、「前歯の理想的な角度」が、前歯による食物のかみ切りや下顎の動きのサポートに重要だからです。
八重歯などの凸凹歯(叢生)や、上下顎前突などの状態では、従来、小臼歯抜歯という治療方法が一般的でした。
しかし、1990年代後半からチタン製のインプラントアンカーを利用した歯列全体の遠心移動による非抜歯矯正治療という選択肢が普及してきました。
しかし、基本的には、「小臼歯抜歯」であろうと、「非抜歯遠心移動」であろうと、精密分析の上で設定した前歯の治療ゴールを達成することが基本です。
どちらの治療選択肢でも前歯の治療ゴールを達成出来る場合には問題はないのですが、親不知抜歯後の後方スペースにも限界がありますから、どこまでも歯列全体を遠心移動はできませんし、逆に、小臼歯抜歯のスペース閉鎖を行う際に、前歯が治療ゴールより内側に移動してしまうことが予想される場合もあり、どちらかの治療選択肢でなければ、理想的な治療ゴールを達成出来なかったり、治療難易度が高くなる場合もあります。
伊藤先生が指摘していますが、担当医の意見ではどちらの治療選択肢が望ましいと捉えているかの確認が重要だと感じます。
矯正治療では、「治療開始前にどのような問題が存在」して、「どのような治療ゴールを目指す」という患者さんと担当医との「治療ゴールのすりあわせ」が非常に大切になります。
納得いくまで担当医から説明をうけて、満足できる治療結果を目指してください。
また、治療結果だけではなく、治療期間や治療費用(インプラントアンカー代)、外科的リスク(小臼歯抜歯、親不知抜歯、インプラントアンカーの埋入)などについても説明を受けた方が良いと感じます。
下記のアドレスは、
@インプラントアンカーによる非抜歯遠心移動
A小臼歯抜歯
どちらの治療選択肢でも、理想的な治療ゴールを達成できると判断した症例です。
それぞれの患者さんの判断で、@遠心移動、A小臼歯抜歯で治療をおこないました。ご参考にしてください。
http://www.sendai-ortho.com/case.html#case3
理由としては、「前歯の位置」が口唇閉鎖や審美性に影響を与え、「前歯の理想的な角度」が、前歯による食物のかみ切りや下顎の動きのサポートに重要だからです。
八重歯などの凸凹歯(叢生)や、上下顎前突などの状態では、従来、小臼歯抜歯という治療方法が一般的でした。
しかし、1990年代後半からチタン製のインプラントアンカーを利用した歯列全体の遠心移動による非抜歯矯正治療という選択肢が普及してきました。
しかし、基本的には、「小臼歯抜歯」であろうと、「非抜歯遠心移動」であろうと、精密分析の上で設定した前歯の治療ゴールを達成することが基本です。
どちらの治療選択肢でも前歯の治療ゴールを達成出来る場合には問題はないのですが、親不知抜歯後の後方スペースにも限界がありますから、どこまでも歯列全体を遠心移動はできませんし、逆に、小臼歯抜歯のスペース閉鎖を行う際に、前歯が治療ゴールより内側に移動してしまうことが予想される場合もあり、どちらかの治療選択肢でなければ、理想的な治療ゴールを達成出来なかったり、治療難易度が高くなる場合もあります。
伊藤先生が指摘していますが、担当医の意見ではどちらの治療選択肢が望ましいと捉えているかの確認が重要だと感じます。
矯正治療では、「治療開始前にどのような問題が存在」して、「どのような治療ゴールを目指す」という患者さんと担当医との「治療ゴールのすりあわせ」が非常に大切になります。
納得いくまで担当医から説明をうけて、満足できる治療結果を目指してください。
また、治療結果だけではなく、治療期間や治療費用(インプラントアンカー代)、外科的リスク(小臼歯抜歯、親不知抜歯、インプラントアンカーの埋入)などについても説明を受けた方が良いと感じます。
下記のアドレスは、
@インプラントアンカーによる非抜歯遠心移動
A小臼歯抜歯
どちらの治療選択肢でも、理想的な治療ゴールを達成できると判断した症例です。
それぞれの患者さんの判断で、@遠心移動、A小臼歯抜歯で治療をおこないました。ご参考にしてください。
http://www.sendai-ortho.com/case.html#case3
相談者からの返信
相談者:
plusさん
返信日時:2011-10-19 22:28:40
伊藤先生、戸苅先生、畠山先生、藤森先生、堀内先生
大変ご親切にご回答くださいましてありがとうございました。
矯正治療の「治療ゴール」がそれぞれ違うということ、非抜歯矯正をしたからといって、必ずしも前歯が前に出るわけではないということがわかり、少しずつ知識が増えていくようです。
ありがとうございます。
質問ですが、非抜歯矯正で、「MEAWワイヤー」や「ゴムメタル」を使って矯正をするというのを見たのですが、その場合、「インプラントアンカー」は使わないのでしょうか?
または併用するのでしょうか?
>下の歯は前歯の何本かだけ、歯を少しずつ削り、削って出来たスペースを利用して歯並びを整える方法(下の歯にはインプラントは使わないそうです)。
歯を少しずつ削るという事に少し抵抗がありますが、削った歯が虫歯になりやすくなったり、弱くなったりすることはないのでしょうか?
矯正治療にもいろいろな方法があると思いますが、歯を少しずつ削るような矯正の仕方もあるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
大変ご親切にご回答くださいましてありがとうございました。
矯正治療の「治療ゴール」がそれぞれ違うということ、非抜歯矯正をしたからといって、必ずしも前歯が前に出るわけではないということがわかり、少しずつ知識が増えていくようです。
ありがとうございます。
質問ですが、非抜歯矯正で、「MEAWワイヤー」や「ゴムメタル」を使って矯正をするというのを見たのですが、その場合、「インプラントアンカー」は使わないのでしょうか?
または併用するのでしょうか?
>下の歯は前歯の何本かだけ、歯を少しずつ削り、削って出来たスペースを利用して歯並びを整える方法(下の歯にはインプラントは使わないそうです)。
歯を少しずつ削るという事に少し抵抗がありますが、削った歯が虫歯になりやすくなったり、弱くなったりすることはないのでしょうか?
矯正治療にもいろいろな方法があると思いますが、歯を少しずつ削るような矯正の仕方もあるのでしょうか?
よろしくお願いいたします。
回答6
回答日時:2011-10-20 07:54:32
MEAWテクニックでは、通常TAD(ミニスクリューなど)は使いません。
ただ数多くの矯正医の中には併用している先生もいます。
ゴムメタルはあくまでもワイヤーの材質です。
ゴムメタルを用いてMEAW的アプローチをする場合は、MEAWと同様の考え方になります。
歯の隣接面削除でスペース獲得して矯正する方法もあります。
当然歯が弱くならないような配慮をされると思います。
例えば削除はエナメル質の範囲内にするとか、削った面を自然なカーブにするとか、その面をフッ化物処理するとか。
ただ数多くの矯正医の中には併用している先生もいます。
ゴムメタルはあくまでもワイヤーの材質です。
ゴムメタルを用いてMEAW的アプローチをする場合は、MEAWと同様の考え方になります。
歯の隣接面削除でスペース獲得して矯正する方法もあります。
当然歯が弱くならないような配慮をされると思います。
例えば削除はエナメル質の範囲内にするとか、削った面を自然なカーブにするとか、その面をフッ化物処理するとか。
タイトル | 親知らず抜歯の矯正は前歯が少し出る?成人の歯列矯正について |
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質問者 | plusさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 36歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
矯正で抜いた・抜く予定 歯列矯正の治療法 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。