[写真あり] 中国に住む祖父が歯肉癌になっているようで心配しています

相談者: TYOUさん (30歳:男性)
投稿日時:2011-10-24 22:44:16
こんにちは。

高齢者の歯茎がんの手術の危険性についてご相談させて下さい。

私は中国人です。
先日中国に帰った際、85歳の祖父が歯茎がん(祖父の症状とネットに掲載している写真と記述を比べての自分での判断です。)なのではないかと疑いを持ちました。

中国の医師の診断は

「悪性の腫瘍だ、こんな年ならみんなこんなものだ」

と一言で手術などの積極的な治療を否定しました。

しかし、私の判断にはなりますが、日本に帰って祖父の症状に近い歯茎がんについて調べると、手術後の生存率が高いことがわかりました。

歯茎がんの場合で結構です。
高齢者の手術は本当に危険性が高く、避けた方が良いのでしょうか?
また、一般的に日本の方の手術費はどれぐらいになるのでしょうか?

教えて下さい。

(画像1は腫れている顔です。画像2は口内の写真です。(口はその程度しかあげられなかったのです。))

画像1画像1 画像2画像2


回答 回答1
  • 回答者
誠安・瑞石牙医診所(台湾)の王です。
回答日時:2011-10-25 04:30:51
先生 好:

我是臺灣的牙醫師。

首先我想請教一下、主治醫師有沒有説、他的癌症是第幾期?
口腔檢査之外、貴祖父是否做過電腦斷層或核磁共振檢査?

因為依照臨床上的分期程度、治療方式與術後的生存率也有所不同。

以下略談一下有關口腔癌的分期和治療方式供參考。

[口腔癌的臨床分期]有、

口腔癌的臨床分期除了靠視診、觸診外、有時需要藉助電腦斷層或核磁共振檢査才得以完整。
口腔癌分期的主要目的在確立治療方式的選擇、評估預後及比較不同治療方式的結果。

目前口腔癌的分期是依據原發腫瘤大小 (T)
頸部淋巴結轉移與否 (N)
是否有遠隔轉移 (M)
等的TNM系統來決定。

A. 零 期:
即原位癌腫瘤細胞局限在口腔黏膜上皮組織。

B. 第一期:
腫瘤的最長徑小於或等於2公分、且無頸部淋巴結 (或遠隔) 轉移。

C. 第二期:
腫瘤的最長徑大於2公分但不大於4公分、且無頸部淋巴結 (或遠隔) 轉移。

D. 第三期:
腫瘤的最長徑大於4公分或已轉移到同側頸部一個淋巴結、此淋巴結之最長徑不超過3公分。

E. 第四期:有以下任何一種情形包括:
(1) 腫瘤侵犯鄰近的組織 (如:穿過骨外層、深入深層肌肉、上顎鼻竇、皮膚)。
(2) 頸部淋巴結轉移的數目超過一個 (不論是在原發病変的同側、對側或兩側都有)、或是淋巴結的最大徑已超過3公分。
(3) 已發生遠隔轉移。

依照上述的情況再決定治療方式、
如下:

[口腔癌的治療]有、

1. 外科治療:

手術切除是治療口腔癌最重要的歩驟、依期數的不同而有不同程度的切除:
A. 原位癌:
只做病變處切除。
B. 第一期:
只做病變處切除、視病情需要、加做頸部淋巴結切除。
C. 第二期:
病變處及上頸部淋巴結切除。
D. 第三期:
廣泛病變處切除及頸部廓清術。
E. 第四期:
大範圍切除病變處及頸部廓清術、可能包括臉部皮膚、或部分上、下顎骨

2. 放射治療:

A. 放射治療適應症
除了少數例外、放射治療可用於不同大小的口腔癌、對於小的局限性腫瘤、手術切除及放射治療都是一有效的療法、但需要考慮到病人的年齡、對於手術或放射治療的意願及容忍性。

對於第三及第四期的病人、則視情形可能需要合併手術及放射治療。

手術後如有危險因素、
如:手術切口邊縁仍有殘存腫瘤細胞、淋巴結轉移 (二粒以上)、淋巴結膜外侵犯、神經周圍或淋巴血管侵犯者、需行手術後放射治療。

B. 放射治療技術
放射治療時需要利用面具及模具或其它輔助固定病人頭頸部、製作鉛塊及驗證片。

C. 口腔處理方面
病患在行放射治療前都要會診牙科或口腔顎面外科醫師、評估牙齒及牙齦的状況。
如有至Q的牙齦疾病或揺動牙、則在治療前要先治療或拔牙。
拔牙後要等齒槽傷口完全復原後才可開始放射治療。
好的牙齒或可以修補的牙齒不一定要拔。
弗膠及牙托的使用及注意口腔衛生、可以使牙齒保持健康。
並配合進行口腔機能的恢復(例如、咀嚼功能及開口呑嚥訓練)。

3. 化學藥物治療:

綜合多個研究系列顯示:
手術前或手術後的化學治療可能可以減少部分遠隔轉移、揄チ少許病人的存活率。

但是對於頭頸癌而言、局部控制是最重要的。
目前有研究發現放射合併化學治療對於末期頭頸癌 (第三.四期)、可揄チ局部控制率、顯著揄チ病人的存活率。

不適或不能手術切除的腫瘤應考慮放射合併化學治療。

至於原本可以完全手術切除的腫瘤、手術前的化學治療並不能改善局部控制或揄チ病人的存活率。

因此可以手術切除的腫瘤不建議給手術前的化學治療。
由於新近化學治療藥物的進歩、遠隔轉移的病人應可考慮化學治療或是參加化學治療的臨床試療。

4. 其他:
  
免疫療法、基因療法,或其他生物調適製劑療法尚未成熟,仍在研究階段。


我想、主治醫師是不是考慮到貴祖父年事已高、擔心他體力方面的問題、才建議不要採取外科手術的方式切除?

在中國應該不只有這位醫師在看口腔癌。 個人建議、再請教其他多位醫師的意見可能比較好。

關於口腔癌的發生率、臺灣是冠居世界第二名。
因為、在臺灣南部有長期吃檳榔的習慣、人們又喜愛喝酒。

因此、我國臺灣對於口腔癌的研究和治療都有累積一定的經驗與水準。
不防到「臺灣癌症基金會」的網頁上尋求其他臺灣醫師的意見。

祝身體安康 萬事順心




中国の医師の診断は
>「悪性の腫瘍だ、こんな年ならみんなこんなものだ」
>と一言で手術などの積極的な治療を否定しました。

まず、初めにお聞きしたいのは、
中国の担当医師からご祖父様の病期(ステージ)については伝えておられますでしょうか。

また、リンパ節や肺、肝臓などへの移転を調べになるための詳しい検査はなさっておられますか。

ご高齢ですから、全身の体力的な問題を考慮して外科手術は避けようと、担当の先生はそうお考えになっているのかもしれませんね。

他の治療法は提示されておられないのでしょうか。

病期によりますが、一般的には初期で転移がなく、小さいものであれば外科的切除や放射線療法で完治できる場合もありますが、大きいものや、頸のリンパ腺に転移がある場合は放射線療法と外科手術の組み合わせになることが多いようです。
場合によっては、化学療法(抗がん剤の点滴)を更に組み合わせる事もあります。

これらの何れの治療法も、治癒過程で体力と免疫力が必要になりますから、全身的な疾患を抱えられている方は、予後が芳しくなくなるリスクが上がるかと言えます。

また、肺転移や骨転移した場合は、その後の生命予後が悪いとされています。


>しかし、私の判断にはなりますが、日本に帰って祖父の症状に近い歯茎がんについて調べると、手術後の生存率が高いことがわかりました。

くどいようですが、病期によって、体力、免疫力を含めた個々の全身的な状態によって生存率が違ってきます。

ネットでお調べになられた類似した症例は、あくまでも、その方の全身的な状態も掛け合わせて出された生存率であって、そのままご祖父様にピッタリ当て嵌まるものではないのです。

口腔癌の生存率については、専門ではないので聞きかじりの知識しかありませんが、移転がなく小さいものですと5年の生存率が90%、大きいもので頸に転移がある場合などは60%ぐらいになってしまい、頸のリンパ節の転移が酷かったり、骨、肺に転移がある場合などは30%ぐらいに下がるようです。

この部分は後ほど口腔外科の先生方が必ずご助言なさってくれるはずですので、今しばらくお待ち下さい。


>高齢者の手術は本当に危険性が高く、避けた方が良いのでしょうか?

まずは病期や全身的な検査をなさってから、もう一度担当の先生とよくご相談して下さい。

予後をどの様に過ごしたいのかも考慮された上で、担当医と治療方法を選択するようになさったほうが宜しいかと思いますよ。


>また、一般的に日本の方の手術費はどれぐらいになるのでしょうか?

治療費は地域、病院で異なりますので、直接掛かられる病院に問い合わせて下さいね。


参考になれれば幸いです。

回答 回答2
  • 回答者
湯浅です。
回答日時:2011-10-25 06:15:01
王先生の書かれているように、いろいろと状況によって変わりすぎで、アドバイスが困難です。

日本の社会保険が使えないとなると、自費ですから、何十万円以上となると思います。日本は、3割だけでなく、さらに、高額医療の場合は、後でお金が返ってきたりしますので、世界でも、治療費は、安い国ですから。

また、ご祖父さまが、住みなれた土地・国を離れるかという、根本的な気持ちの問題も大きくかかわってきます。

まずは、大学病院か、かなり大きな総合病院で、一刻も早く、セカンドオピニオン・サードオピニオンを求めるのが良いかと思います。

根治的な手術をしなくても、放射線治療を中心に、QOLを大切にすることも多いです。また、たの体の病気の有無もありますし。

診察してないので何とも言えないので、もし悪性ならば、かなりステージは進んでいる可能性があります。そうすると、手術でも、成績は下がりますので、そのあたりも、ネットでは、アドバイスは無理です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: TYOUさん
返信日時:2011-10-26 21:32:33
王先生、湯浅先生ご回答頂き本当にありがとうございます。
頂いた情報大変ためになりました。

何度も中国で病院に行ったのですが、こんなにためになる情報は一切もらえませんでした。
なのに、このHPで王先生と湯浅先生からアドバイスを頂き本当に有難い気持ちでいっぱいです。

王先生と湯浅先生から頂いたアドバイス通り、別の病院で再度診査し、ステージなど詳しい情報を集めたいと思います。

アドバイス頂き本当にありがとうございました。



タイトル [写真あり] 中国に住む祖父が歯肉癌になっているようで心配しています
質問者 TYOUさん
地域 東京23区
年齢 30歳
性別 男性
職業 会社員(技術系)
カテゴリ 舌、粘膜、唇の病気・異常その他
その他(写真あり)
中国
歯肉癌(歯茎のガン)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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