神経を取った歯に痛み。急患でかかった歯科医の言葉で前医に不信感
相談者:
だいふくさん (30歳:女性)
投稿日時:2011-10-22 19:29:54
虫歯が痛み、かかりつけの歯医者さんで神経をとる処置をしてもらいました。
忙しい歯医者さんのようで、予約は3週間後になりました。
処置してもらってから2週間後に神経を抜いたはずの歯が痛みだし、歯医者さんに電話して相談したところ、看護婦さんに
「神経を抜いてからしばらくは痛みが出ることがあるから、薬飲んで様子見て」
と言われ、予約は取ってもらえませんでした。
しかし、その日の夜、眠れないほど痛み出したので仕方なく翌日に別の歯医者さんに行きました。
事情を先生に話すと
「神経取って3週間も間空けるなんて考えられない。
痛んで当然だよ」
と。
レントゲンを撮ったのですが、それを見て先生が
「神経が取り切れてない」
と首をかしげ
「逆にひどくなって、根っこが炎症を起こしてる。
こんなの放置してたら、治療も長引くし、最悪抜かなきゃいけなくなるよ」
と怒られました。
これは前の歯医者さんの医療ミスですか?
また、歯の根っこに詰まってた薬を取り出した時、別の先生を呼んで
「ねえねえ、これなんだと思う?CBだと思うんだけど」
「BBかな?」
という会話をしてたのですが、これはどういう意味でしょうか?
雰囲気的に「なんでこんなもの入れるのか分らない」といった感じだったのでとても不安です。
ちなみに私に説明する時は「比較的強い薬が入ってたと思う」としか言ってくれませんでした。
かかりつけの歯医者さんは通いやすい立地にあるのでこれからも通いたかったのですが…。
これだけ言われるとさすがに不安です…。
忙しい歯医者さんのようで、予約は3週間後になりました。
処置してもらってから2週間後に神経を抜いたはずの歯が痛みだし、歯医者さんに電話して相談したところ、看護婦さんに
「神経を抜いてからしばらくは痛みが出ることがあるから、薬飲んで様子見て」
と言われ、予約は取ってもらえませんでした。
しかし、その日の夜、眠れないほど痛み出したので仕方なく翌日に別の歯医者さんに行きました。
事情を先生に話すと
「神経取って3週間も間空けるなんて考えられない。
痛んで当然だよ」
と。
レントゲンを撮ったのですが、それを見て先生が
「神経が取り切れてない」
と首をかしげ
「逆にひどくなって、根っこが炎症を起こしてる。
こんなの放置してたら、治療も長引くし、最悪抜かなきゃいけなくなるよ」
と怒られました。
これは前の歯医者さんの医療ミスですか?
また、歯の根っこに詰まってた薬を取り出した時、別の先生を呼んで
「ねえねえ、これなんだと思う?CBだと思うんだけど」
「BBかな?」
という会話をしてたのですが、これはどういう意味でしょうか?
雰囲気的に「なんでこんなもの入れるのか分らない」といった感じだったのでとても不安です。
ちなみに私に説明する時は「比較的強い薬が入ってたと思う」としか言ってくれませんでした。
かかりつけの歯医者さんは通いやすい立地にあるのでこれからも通いたかったのですが…。
これだけ言われるとさすがに不安です…。
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-10-22 20:07:07
* 当相談室ご利用時の注意事項
このサイトの約束事項として
医療ミス、裁判等についてのご相談
当相談室では正確な状況の把握ができないため、
「医療ミス」「裁判」等のご相談はお受けできません。
「医療ミス」「裁判」等につきましては必要に応じて
第三者(歯科医師会、弁護士等)にご相談頂きますようお願いいたします。
以上のようになっております、御理解のほどをお願いいたします。
回答2
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2011-10-22 21:00:46
西山です
原則は細見先生の書かれた通りです。
以下私見です。
>神経取って3週間も間空けるなんて考えられない。痛んで当然だよ
状況にもよりますが、必ずしも3週間開けたことが悪いとはいえないのではないでしょうか。
>レントゲンを撮ったのですが、それを見て先生が
>「神経が取り切れてない」
>と首をかしげ
レントゲン写真で神経の取り残しを診断することは困難だと思います
原則は細見先生の書かれた通りです。
以下私見です。
>神経取って3週間も間空けるなんて考えられない。痛んで当然だよ
状況にもよりますが、必ずしも3週間開けたことが悪いとはいえないのではないでしょうか。
>レントゲンを撮ったのですが、それを見て先生が
>「神経が取り切れてない」
>と首をかしげ
レントゲン写真で神経の取り残しを診断することは困難だと思います
回答3
やすひろ歯科クリニック(加古川市加古川町)の北野です。
回答日時:2011-10-22 22:11:39
こんばんわ
御質問拝見させていただきました。
医療ミスかどうかは、一方的な意見ですのでわかりませんね。
それも違う歯科医院にいって言われた言葉だけですのでね・・・
また、その歯科医院が絶対正しいことかといいますとわかりかねます。。。
さて、個人的にですが、
>事情を先生に話すと
>「神経取って3週間も間空けるなんて考えられない。痛んで当然だよ」
>と。
>レントゲンを撮ったのですが、それを見て先生が
>「神経が取り切れてない」
>と首をかしげ「逆にひどくなって、根っこが炎症を起こしてる。
>こんなの放置してたら、治療も長引くし、最悪抜かなきゃいけなくなるよ」
>と怒られました。
>また、歯の根っこに詰まってた薬を取り出した時、別の先生を呼んで
>「ねえねえ、これなんだと思う?CBだと思うんだけど」
>「BBかな?」
>という会話をしてたのですが、これはどういう意味でしょうか?
僕ならこのようなことは言わないですね(^^ゞ・・・
歯科医院によって違うわけですから・・・・ 逆にそのようなこという先生は・・・・・ それも患者さんの前で・・・・・
さて、西山先生も書かかれてますがレントゲンで神経が残ってるのはわかりません っと思います。
人間あとからそのように言われますと信じる傾向がありますので、何ともいいにくいですが、もしよかったらサードオピニオンを求めてもいかもですね・・
御質問拝見させていただきました。
医療ミスかどうかは、一方的な意見ですのでわかりませんね。
それも違う歯科医院にいって言われた言葉だけですのでね・・・
また、その歯科医院が絶対正しいことかといいますとわかりかねます。。。
さて、個人的にですが、
>事情を先生に話すと
>「神経取って3週間も間空けるなんて考えられない。痛んで当然だよ」
>と。
>レントゲンを撮ったのですが、それを見て先生が
>「神経が取り切れてない」
>と首をかしげ「逆にひどくなって、根っこが炎症を起こしてる。
>こんなの放置してたら、治療も長引くし、最悪抜かなきゃいけなくなるよ」
>と怒られました。
>また、歯の根っこに詰まってた薬を取り出した時、別の先生を呼んで
>「ねえねえ、これなんだと思う?CBだと思うんだけど」
>「BBかな?」
>という会話をしてたのですが、これはどういう意味でしょうか?
僕ならこのようなことは言わないですね(^^ゞ・・・
歯科医院によって違うわけですから・・・・ 逆にそのようなこという先生は・・・・・ それも患者さんの前で・・・・・
さて、西山先生も書かかれてますがレントゲンで神経が残ってるのはわかりません っと思います。
人間あとからそのように言われますと信じる傾向がありますので、何ともいいにくいですが、もしよかったらサードオピニオンを求めてもいかもですね・・
回答4
湯浅です。
回答日時:2011-10-22 23:50:48
私が、他院で治療されて痛くなったとこられた方へ説明するパンフレットにかいてある言葉です。
***
痛くない虫歯を削って詰めたら、しみたり・痛くなったりするようになった
根の治療をしてるのに痛みが強くなった・かえって腫れてきた
このように痛くなかった(少しだけしか痛くなかった)歯を治療して、かえって痛くなったり腫れたりすることを、フレアアップ(再燃、急性発作) と言います
Waltonらは、根の治療後のフレアアップの発現率を3.17%と報告しています(大学の専門医でさえ、フレアアップがあるのです)。
そして、フレアアップは予防が困難です。
東京医科歯科大学、須田教授によると、「フレアアップは予防が難しく、現実にフレアアップを起こしている患者さんにとっては深刻な問題である」と述べています。
歯界展望別冊/Newエンドドンティックスp24
***
***
痛くない虫歯を削って詰めたら、しみたり・痛くなったりするようになった
根の治療をしてるのに痛みが強くなった・かえって腫れてきた
このように痛くなかった(少しだけしか痛くなかった)歯を治療して、かえって痛くなったり腫れたりすることを、フレアアップ(再燃、急性発作) と言います
Waltonらは、根の治療後のフレアアップの発現率を3.17%と報告しています(大学の専門医でさえ、フレアアップがあるのです)。
そして、フレアアップは予防が困難です。
東京医科歯科大学、須田教授によると、「フレアアップは予防が難しく、現実にフレアアップを起こしている患者さんにとっては深刻な問題である」と述べています。
歯界展望別冊/Newエンドドンティックスp24
***
回答5
東京国際歯科六本木(港区六本木)の宮下です。
回答日時:2011-10-23 10:09:26
だいふく さん
おはようございます。
いろいろと言いたい気持ちはわかります。
原則を書きます。根管治療の専門医としての意見です。
「神経取って3週間も間空けるなんて考えられない。
痛んで当然だよ」
という事自体は、正しくはありません。
本当に神経を取る治療を成功させるのであれば、根管内が無菌的になって、1ヶ月水酸化カルシウムを入れてから、根管充填を行うのが、最も安心です。
「レントゲンを撮ったのですが、「神経が取り切れてない」」
レントゲンでは神経が取れているかどうかは確認できません。
「逆にひどくなって、根っこが炎症を起こしてる」
レントゲンでは、正しく神経を取る治療が行われていても一時的に根尖部に透過像が現れることがあります。
決して、レントゲンのみで判断はできません。
「「最悪抜かなきゃいけなくなるよ」と怒られました。」
患者さんに怒鳴ってもしかたないですね。
冷静に状況を判断し、問題があれば、それを解決してゆく姿勢が歯科医には求められると思います。
「比較的強い薬」
先生によって、用いる薬は異なります。
強い場合は、細菌にも強いですので効果が高い分、体にも強いです。
弱い場合は、細菌にも弱いですが、体にはやさしいです。
私たちは、やさしいものを選択しています。
「2週間後に神経を抜いたはずの歯が痛みだし」
これは、だいふくさんが診断されたのですよね。
本当に治療したところが悪い場合は、2週間後に痛くなるわけではないですよ。
(このケースが良かったと言っているわけではありません、実際に痛かったのですからね)
前の先生のところには行かれていないですし、電話で話されたわけですから。
もちろん、その歯が原因だったのかもしれないですが、できるだけ、これからは、ご自身で診断しないで、診てもらえるように伝える努力もされては如何でしょうか。
それで、もう大丈夫(痛み)ですか?
おはようございます。
いろいろと言いたい気持ちはわかります。
原則を書きます。根管治療の専門医としての意見です。
「神経取って3週間も間空けるなんて考えられない。
痛んで当然だよ」
という事自体は、正しくはありません。
本当に神経を取る治療を成功させるのであれば、根管内が無菌的になって、1ヶ月水酸化カルシウムを入れてから、根管充填を行うのが、最も安心です。
「レントゲンを撮ったのですが、「神経が取り切れてない」」
レントゲンでは神経が取れているかどうかは確認できません。
「逆にひどくなって、根っこが炎症を起こしてる」
レントゲンでは、正しく神経を取る治療が行われていても一時的に根尖部に透過像が現れることがあります。
決して、レントゲンのみで判断はできません。
「「最悪抜かなきゃいけなくなるよ」と怒られました。」
患者さんに怒鳴ってもしかたないですね。
冷静に状況を判断し、問題があれば、それを解決してゆく姿勢が歯科医には求められると思います。
「比較的強い薬」
先生によって、用いる薬は異なります。
強い場合は、細菌にも強いですので効果が高い分、体にも強いです。
弱い場合は、細菌にも弱いですが、体にはやさしいです。
私たちは、やさしいものを選択しています。
「2週間後に神経を抜いたはずの歯が痛みだし」
これは、だいふくさんが診断されたのですよね。
本当に治療したところが悪い場合は、2週間後に痛くなるわけではないですよ。
(このケースが良かったと言っているわけではありません、実際に痛かったのですからね)
前の先生のところには行かれていないですし、電話で話されたわけですから。
もちろん、その歯が原因だったのかもしれないですが、できるだけ、これからは、ご自身で診断しないで、診てもらえるように伝える努力もされては如何でしょうか。
それで、もう大丈夫(痛み)ですか?
回答6
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2011-10-24 09:29:17
諸先生方の回答されている通りだと思います。
正直な話、最初にかかられた先生よりも二番目にかかられた先生の方が問題かと個人的には思います。
フレアアップだとしたら防ぎようがありませんし、抜髄後3週間あける事もあります(治療スタイルの問題です)。
レントゲンで神経が取り切れているかどうかの判断はできません。
特に北野先生が書かれているように
「歯科医院によって違うわけですから・・・・ 逆にそのようなこという先生は・・・・・ それも患者さんの前で・・・・・」
と、思います。
悪く言えば、患者の不安をあおって自分の顧客にする「○○商法」と同じように感じてしまいます。
正直な話、最初にかかられた先生よりも二番目にかかられた先生の方が問題かと個人的には思います。
フレアアップだとしたら防ぎようがありませんし、抜髄後3週間あける事もあります(治療スタイルの問題です)。
レントゲンで神経が取り切れているかどうかの判断はできません。
特に北野先生が書かれているように
「歯科医院によって違うわけですから・・・・ 逆にそのようなこという先生は・・・・・ それも患者さんの前で・・・・・」
と、思います。
悪く言えば、患者の不安をあおって自分の顧客にする「○○商法」と同じように感じてしまいます。
相談者からの返信
相談者:
だいふくさん
返信日時:2011-10-24 10:21:28
先生方、お忙しいところご回答ありがとうございます。
そうなのですね。
かかりつけの歯科医院の先生を信頼して任せっきりにしていたのに、
違う医院の先生に全然違うことを言われてしまったのでとても不安になっていました。
かかりつけの先生の病院でもう一度相談してみようと思います。
いずれにしても、必ずしも間違った治療や適当な処置をされたわけではないと分かって、安心しました。
ところで、急患で治療をしてもらった歯医者さんでは治療後に抗生物質と痛み止めを処方していただいて飲んでるのですが金曜日に治療して、月曜日の今、3日経っても鈍痛が引きません。
これは大丈夫でしょうか?歯を抜くことになりますか?
急患で行った先生にレントゲンは見せてもらったのですが、
「ここの黒くなってるところが炎症を起こしている」
と言われ、確かに歯の根っこ下を覆うように黒くなっていました。
炎症を起こしてしまっては歯の根っこの治療も長引くし、最悪抜くという話を聞いているだけに怯えています。
炎症もレントゲンでは判断出来ませんか?
また、以前にも歯の神経を取ったことはありますが、このように治療中の歯が眠れないほど痛んだのは初めてなのですがこういったことはよくあることなのでしょうか?
治療してもらえば安心と思い込んでいたので歯医者に行くのが恐怖になりそうです…。
そうなのですね。
かかりつけの歯科医院の先生を信頼して任せっきりにしていたのに、
違う医院の先生に全然違うことを言われてしまったのでとても不安になっていました。
かかりつけの先生の病院でもう一度相談してみようと思います。
いずれにしても、必ずしも間違った治療や適当な処置をされたわけではないと分かって、安心しました。
ところで、急患で治療をしてもらった歯医者さんでは治療後に抗生物質と痛み止めを処方していただいて飲んでるのですが金曜日に治療して、月曜日の今、3日経っても鈍痛が引きません。
これは大丈夫でしょうか?歯を抜くことになりますか?
急患で行った先生にレントゲンは見せてもらったのですが、
「ここの黒くなってるところが炎症を起こしている」
と言われ、確かに歯の根っこ下を覆うように黒くなっていました。
炎症を起こしてしまっては歯の根っこの治療も長引くし、最悪抜くという話を聞いているだけに怯えています。
炎症もレントゲンでは判断出来ませんか?
また、以前にも歯の神経を取ったことはありますが、このように治療中の歯が眠れないほど痛んだのは初めてなのですがこういったことはよくあることなのでしょうか?
治療してもらえば安心と思い込んでいたので歯医者に行くのが恐怖になりそうです…。
回答7
ネクスト・デンタル(荒川区西日暮里)の櫻井です。
回答日時:2011-10-24 16:56:23
>これは大丈夫でしょうか?
>歯を抜くことになりますか?
それこそかかりつけの先生に診た頂いた方がよろしいかと思いますよ。
>炎症もレントゲンでは判断出来ませんか?
根端性歯周組織炎になっていればレントゲンで判断はつきます。
>こういったことはよくあることなのでしょうか?
フレアアップだとすれば仕方が無いと思います。
>かかりつけの先生の病院でもう一度相談してみようと思います。
それが良いと思いますよ。
>歯を抜くことになりますか?
それこそかかりつけの先生に診た頂いた方がよろしいかと思いますよ。
>炎症もレントゲンでは判断出来ませんか?
根端性歯周組織炎になっていればレントゲンで判断はつきます。
>こういったことはよくあることなのでしょうか?
フレアアップだとすれば仕方が無いと思います。
>かかりつけの先生の病院でもう一度相談してみようと思います。
それが良いと思いますよ。
回答8
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-10-24 17:35:09
>予約は取ってもらえませんでした。
元の歯科医院が急患として診てくれていたら・・という気はしますね。
たまたま、その日に特別な事情があったのかもしれませんが。
>仕方なく翌日別の歯医者さんに行きました。
通常は、余程の理由がない限り、紹介状なし(経過が分からない)の転医は避けられた方が安全だと思います。
只、だいふくさんの場合は仕方なかった面もありますね。
CBかBBかはあまり大きな問題のようには思えません。
個人的には、宮下先生の回答された’やさしい薬’が良いと考えますけどね。
元の歯科医院が急患として診てくれていたら・・という気はしますね。
たまたま、その日に特別な事情があったのかもしれませんが。
>仕方なく翌日別の歯医者さんに行きました。
通常は、余程の理由がない限り、紹介状なし(経過が分からない)の転医は避けられた方が安全だと思います。
只、だいふくさんの場合は仕方なかった面もありますね。
CBかBBかはあまり大きな問題のようには思えません。
個人的には、宮下先生の回答された’やさしい薬’が良いと考えますけどね。
回答9
山田歯科医院(渋谷区幡ヶ谷)の山田です。
回答日時:2011-10-24 18:08:38
歯科医師の視点から「正しいことをしている」という主張なのでしょうか?
残念です。
だいふくさんのような患者さんはとても多いように思います。
(今回のような状態ではなく、歯科医の治療に対する不信感)
これには患者さんの心理がとても関係しています。
私がかれこれ20年ほど前に経験したお話です。
レントゲンで右上4番に神経に紙一枚くらい近い大きな虫歯がありました。
症状は全くなかったのですが、状況を説明して治療をしました。
治療途中で大きく深い穴を鏡で見て頂いて十分状況はわかって頂けたものと思い治療を終えました。
私も何とか無事に治療を終えたとホッとしたのか、鏡で詰めたあとを見て頂いて終わっています。
結果的には神経をとることもなく良好になっったのですが…。
実は治療した数日後、患者さんから電話がありました。
「何ともなかった歯が虫歯ということで治療を受けたのですが、治療してからつめたいものがしみます。
治療をしたのにする前になかった痛みが出るのはおかしい。」
というものでした。
私としては「あのくらいの大きな虫歯なんだから多少しみるくらいのことはある」と良くあることとあまり深くは考えていませんでした。
患者さんに状況をお話して治療中のことなどを思い出して頂き
「そうでしたね。あれだけ大きな虫歯だったんですから、少しくらいは…。」
と笑って解決したのですが、その時患者さんが
「患者としては、治療を受けたら治ると思っています。
それが治療したのに痛みがあったから心配になってしまって…。」
この時、思ったのは、患者さんは治療=治る=すぐに症状がなくなる…と思いがちなのだということ。
確かに治療するのですから、治すためにするのですから改善すると思う(信じる)ことは患者さんとして普通のことなのではないかと思ったのです。
治療として正しいことをしても、患者さんが不安や不信感を持ってしまうのか?
これって、患者さんにとって“想定内”のことか?“想定外”のことか?の違いなんです。
特に「悪い」ことは事前に想定していれば「やっぱり…」と思えますが想定していなかったことは不信感や不安を感じさせます。
このような場合、治療後「痛みが出る可能性があります。」というようなインフォメーションがあると「先生がおっしゃっていたように痛くなっちゃいました」となりますがインフォメーションがないと想定外の出来ごとに困惑するわけです。
それ以来、私の医院では治療後、今日の治療の説明と、治療の結果どうなるか、考えられる問題などを事前にお話し、受付でも注意書きと共に説明して書面をお渡しするようにしています。
きっと「抜歯後の注意」などはお渡しになっているのでは?
他の治療も基本的には同じと考えるとわかりやすいです。
ディズニーランドのような想定外の出来事は感動を呼びますが、歯科医院では、患者さんにとって良くない想定外の出来事は決して間違えではない患者さんのことを考えた正しい治療方法であっても、誤解を招き、不信感や不安を呼ぶのです。
歯科医師側も、良い治療だけでなく、こうした気配りで不要なトラブルをなくすことができるのです。
せっかく患者さんにとって良かれと思いされた治療が、こんな些細なことで台無しになることはとても残念です。
患者さんにとってもせっかくかかりつけだと決めていた歯科医院でこのようなことが起きるのは残念なことでしょう。
歯科医院側で出来ることがあります。
このようなことができる限りなくなることを願います。
残念です。
だいふくさんのような患者さんはとても多いように思います。
(今回のような状態ではなく、歯科医の治療に対する不信感)
これには患者さんの心理がとても関係しています。
私がかれこれ20年ほど前に経験したお話です。
レントゲンで右上4番に神経に紙一枚くらい近い大きな虫歯がありました。
症状は全くなかったのですが、状況を説明して治療をしました。
治療途中で大きく深い穴を鏡で見て頂いて十分状況はわかって頂けたものと思い治療を終えました。
私も何とか無事に治療を終えたとホッとしたのか、鏡で詰めたあとを見て頂いて終わっています。
結果的には神経をとることもなく良好になっったのですが…。
実は治療した数日後、患者さんから電話がありました。
「何ともなかった歯が虫歯ということで治療を受けたのですが、治療してからつめたいものがしみます。
治療をしたのにする前になかった痛みが出るのはおかしい。」
というものでした。
私としては「あのくらいの大きな虫歯なんだから多少しみるくらいのことはある」と良くあることとあまり深くは考えていませんでした。
患者さんに状況をお話して治療中のことなどを思い出して頂き
「そうでしたね。あれだけ大きな虫歯だったんですから、少しくらいは…。」
と笑って解決したのですが、その時患者さんが
「患者としては、治療を受けたら治ると思っています。
それが治療したのに痛みがあったから心配になってしまって…。」
この時、思ったのは、患者さんは治療=治る=すぐに症状がなくなる…と思いがちなのだということ。
確かに治療するのですから、治すためにするのですから改善すると思う(信じる)ことは患者さんとして普通のことなのではないかと思ったのです。
治療として正しいことをしても、患者さんが不安や不信感を持ってしまうのか?
これって、患者さんにとって“想定内”のことか?“想定外”のことか?の違いなんです。
特に「悪い」ことは事前に想定していれば「やっぱり…」と思えますが想定していなかったことは不信感や不安を感じさせます。
このような場合、治療後「痛みが出る可能性があります。」というようなインフォメーションがあると「先生がおっしゃっていたように痛くなっちゃいました」となりますがインフォメーションがないと想定外の出来ごとに困惑するわけです。
それ以来、私の医院では治療後、今日の治療の説明と、治療の結果どうなるか、考えられる問題などを事前にお話し、受付でも注意書きと共に説明して書面をお渡しするようにしています。
きっと「抜歯後の注意」などはお渡しになっているのでは?
他の治療も基本的には同じと考えるとわかりやすいです。
ディズニーランドのような想定外の出来事は感動を呼びますが、歯科医院では、患者さんにとって良くない想定外の出来事は決して間違えではない患者さんのことを考えた正しい治療方法であっても、誤解を招き、不信感や不安を呼ぶのです。
歯科医師側も、良い治療だけでなく、こうした気配りで不要なトラブルをなくすことができるのです。
せっかく患者さんにとって良かれと思いされた治療が、こんな些細なことで台無しになることはとても残念です。
患者さんにとってもせっかくかかりつけだと決めていた歯科医院でこのようなことが起きるのは残念なことでしょう。
歯科医院側で出来ることがあります。
このようなことができる限りなくなることを願います。
タイトル | 神経を取った歯に痛み。急患でかかった歯科医の言葉で前医に不信感 |
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質問者 | だいふくさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
神経の無い(神経を取った)歯の痛み 歯科治療後の歯の痛み 根管治療後の痛み 歯医者への不信感 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。