7歳児、将来受け口の可能性。二つの歯科で異なる矯正方法を示され迷う

相談者: ちびくろさん (38歳:女性)
投稿日時:2011-10-24 11:44:02
7歳の子供の矯正の事で掛かりつけのクリニックとセカンドオピニオンで行った矯正歯科専門の歯科医院どちらで矯正を行うか今悩んでいます。

先日、子供の噛み合わせが気になったので掛かり付けの歯医者さんへ連れて行ったところこのままだと、受け口になると言われました。
今、上前歯2本抜けていますが右側が少し生えてきています。
下前歯4本はもう永久歯に生え変わっていて両隣りの犬歯が前にでてきて上の犬歯の少しかぶさっている状態です。

掛かり付けのクリニックでは舌癖があるので下の歯が前に出てくると言われました。
ムーシールドの様なマウスピースでは駄目な様で下にプレートを入れて舌を下の歯に当たらないようにする矯正器具をつけて舌の軌道修正をした方がいいと言われました。

セカンドオピニオンで行った矯正歯科専門の医院では受け口も可能性はあるけれど開咬にもなる可能性があると言われ上の歯の裏にワイヤーを入れ上前歯を少し出して就寝時にだけ付けるチンキャップと舌のトレーニングをしながら様子を見てタングリップ?を付ける。
と言われました。

これで、娘の口元、歯並び、顔が決まる事を考えるとどちらで矯正をしたらいいのか、どちらの器具の方が娘には合っているのかと悩んで踏ん切りがつきません。

また、上の永久歯が生えてくるまで様子を見たほうがいいのか??
それでは、遅いのか??
など、色々考えてしまいます。

何かいいアドバイスがあればお聞きしたいです。
宜しくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-10-24 12:13:05
上顎の成長が充分でないのか、下顎の成長が通常よりも大きくなることが予測されるのか等々で治療方針は違ってくるものと考えます。
もし手術の可能性も視野に入れると更に変わってきます。

経験豊富な矯正専門医をお薦めします。

回答 回答2
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2011-10-24 14:52:43
現在上の前歯がない状態ですよね。

当然、発音時や嚥下時には舌を突出させてその空隙を閉鎖します。

本当にその舌癖が本態的なものかどうか確認されてからでも遅くはないことが多いとと考えます。



目標さえしっかり定めているのなら、装置や治療法はそれほど気にする必要はないと思います。

説明が納得できて、相性のいい先生を信頼された上で矯正してください。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-10-24 16:42:00
かみ合わせの状態は、矯正治療で整ったとしても、また、変化することもあります。

現在はまだ永久歯列ではないので、長期間の管理が必要だと思われます。

長期間、安心して通院できる矯正歯科での治療をお勧めします。

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-10-24 19:56:08
反対咬合下顎前突症)の治療は、長期的な視点が重要となります。

歯の萌出位置の異常や、歯の角度の異常など「歯系の問題」であれば、簡単な治療で終了することもあります。

しかし、多くの反対咬合では、「遺伝的・骨格的な問題」を伴っている場合が多いため、精密検査での確定診断が重要となります。

もし、下顎骨が遺伝的に大きいなどの特徴が検出された場合には、顎成長が終了する20歳〜22歳ぐらいまでを見すえた治療計画が必要となります。

ご相談中の文章中に、

「これで、娘の口元、歯並び、顔が決まる事を考えると」

とありましたが、このような短期的な視点は非常に危険です。
上顎骨の成長は12歳ぐらいで収束しますが、下顎骨の成長は、男性で18歳〜22歳、女性で16歳〜20歳ぐらいまで続きます。

1期治療によって、反対咬合が一時的に改善したとしても、その後の下顎骨成長で反対咬合が再発する場合もあります。

7歳の現在から20歳ぐらいまでの長期的展望にたって、「どの時期」に、「どのぐらいの治療期間」で、「どのような治療をする」という具体的な治療計画の説明を受けてください。

ただし、現在の矯正学では、こどもの時期に、「将来の顎成長の正確な予測」をすることはできませんので、将来の治療計画は、予測が難しい顎骨成長に柔軟に対応できるような選択肢が多いものとなる可能性が高くなります。
とくに、顎矯正手術の可能性や、下顎骨の晩期成長などについて明確な説明を受けなければ、後々大きなトラブルが発生する場合もあります。

また、長期的な治療計画では、いかに効率的に治療するかについて配慮して計画されていなければ、お子さんやご両親があきてしまい、中途半端な治療結果で終了してしまうリスクがあります。

   
一番重要なことは、顎骨成長が終了した時点で、審美的にも機能的にも良好な状態を獲得していることであり、その治療ゴールをできるだけ効率的に獲得することです。

受診先の医院を決定する場合には、長期的な視点で治療計画を立案してくれる矯正専門医を選ぶことが重要と思います。

ご参考にしてください。

 

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ちびくろさん
返信日時:2011-10-28 21:47:03
藤森先生、伊藤先生、畠山先生、堀内先生

お忙しい中、お返事いただきましてありがとうございました。

娘も矯正器具を付けるのに少し抵抗があるようで家庭でできる範囲で舌癖トレーニング(ネットで載っている)をがんばっているので、上の歯が生えるまで少し様子を見ようかと思います。

もし、上の永久歯が生えて噛み合わせが悪く反対咬合になってしまった場合は専門の矯正歯科へ行こうと思います。

参考になりました。
よいアドバイスをしていただきありがとうございました。



タイトル 7歳児、将来受け口の可能性。二つの歯科で異なる矯正方法を示され迷う
質問者 ちびくろさん
地域 非公開
年齢 38歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
小児矯正(子供の矯正)
子供の歯列矯正
下顎前突(受け口)
回答者




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