金属を使わずハイブリッドセラミックスを強化繊維で補強できますか?
相談者:
hanamaru13さん (41歳:女性)
投稿日時:2011-10-26 19:02:39
奥歯の銀歯を白いものにしたいという希望で、ファイバーコアにハイブリッドセラミクスを組み合わせて施術を完了しましたところ、裏側に金属が見えている状態で終了しました。
全部白くしたいという希望を最初から出しておりましたので、医師に説明を求めましたところ、金属の上に重ねて作る方法のハイブリッドセラミックスを使用する場合には、必ず裏側の金属は見えてしまうそうです。
その説明は最初から無かったということで、もしやり替えたいということでしたら、差額でやり直していただけるということになりました。
そこで、最初の説明時にいただいた資料をよく見てみると、ハイブリッドセラミックスには、金属の上に重ねて作る方法と、強化繊維を入れて補強して金属を使用せずに作る方法があります、と書かれています。
資料には7万円〜となっており、今回の金属の場合で7万円でしたので、10万円の記載もその項目にありましたので、金属ではなく作っていただくなら、その差額3万円でやり直していただけると思っていたので、その希望をしたのですが、強化繊維(金属を使わない)のほうは、歯茎よりもはみだすほど、かぶせ物が分厚く、大きくなってしまうのと、金属が入っていない分強度が落ちるので、お勧めできません。
もし、全部白くしたいということでやり直すなら、オールセラミックスという16万円ものの選択肢しかないとのことでした。
差額のほうが、今入っている歯よりも高額になるので、検討してみてください、と言っていただいたのですが、資料に書いてあることなのに、選択できない理由が医師のいう内容もいまいち納得できず、ご相談させていただきたいです。
『ハイブリッドセラミックスの場合の強化繊維を入れて補強して金属を使用せずに作る方法』は、今回奥歯なのですが選択できませんでしょうか?
大きな欠点があるならあきらめようと思います。
お手数をおかけしますが、アドバイスをお願いたします。
全部白くしたいという希望を最初から出しておりましたので、医師に説明を求めましたところ、金属の上に重ねて作る方法のハイブリッドセラミックスを使用する場合には、必ず裏側の金属は見えてしまうそうです。
その説明は最初から無かったということで、もしやり替えたいということでしたら、差額でやり直していただけるということになりました。
そこで、最初の説明時にいただいた資料をよく見てみると、ハイブリッドセラミックスには、金属の上に重ねて作る方法と、強化繊維を入れて補強して金属を使用せずに作る方法があります、と書かれています。
資料には7万円〜となっており、今回の金属の場合で7万円でしたので、10万円の記載もその項目にありましたので、金属ではなく作っていただくなら、その差額3万円でやり直していただけると思っていたので、その希望をしたのですが、強化繊維(金属を使わない)のほうは、歯茎よりもはみだすほど、かぶせ物が分厚く、大きくなってしまうのと、金属が入っていない分強度が落ちるので、お勧めできません。
もし、全部白くしたいということでやり直すなら、オールセラミックスという16万円ものの選択肢しかないとのことでした。
差額のほうが、今入っている歯よりも高額になるので、検討してみてください、と言っていただいたのですが、資料に書いてあることなのに、選択できない理由が医師のいう内容もいまいち納得できず、ご相談させていただきたいです。
『ハイブリッドセラミックスの場合の強化繊維を入れて補強して金属を使用せずに作る方法』は、今回奥歯なのですが選択できませんでしょうか?
大きな欠点があるならあきらめようと思います。
お手数をおかけしますが、アドバイスをお願いたします。
回答1
横浜相鉄ビル歯科医院(横浜市西区)の田中です。
回答日時:2011-10-26 20:52:59
こんばんは。
>強化繊維(金属を使わない)のほうは、歯茎よりもはみだすほど、かぶせ物が分厚く、大きくなってしまうのと、金属が入っていない分強度が落ちるので、お勧めできません、
クラウンの厚みは、確かに金属裏装よりも多くとらねばならないため、やや厚みが増えるという事になりますが、歯茎からはみ出したら歯肉には当然問題が起きるので、通常はその厚み分だけ余計に支台となる歯と土台を削るものです。
なので出来上がりの大きさは変わらないと思います。
ただ強化繊維(恐らくグラスファイバー)を入れるという事は、単独1本のクラウンではなくブリッジなのでしょうか?
単独の1本であるならば、強化のためのファイバーは普通は入れないと思います。
ブリッジの場合には、連結する中にグラスファイバーを入れる場合があります。
ケースにより様々ですが、使用するハイブリッドレジンの選び方によっては奥歯でも使用する場合もあります。
しかしいずれにせよ、全体の咬合の状態によって適応か否かが決まる事なので、今回の件でハイブリッドのジャケットクラウンで大丈夫なのかどうかは判断できません。
もうひとつ余談ですが、、、
中に金属の裏打ちがあっても、全周白く作る事は可能です。
ただし、歯と被せ物のつなぎ目は金属で作る方が通常は精度が高いので、あまり見えない場所にはあえて白くせずに金属で適合させる事が一般的でもあります。
>強化繊維(金属を使わない)のほうは、歯茎よりもはみだすほど、かぶせ物が分厚く、大きくなってしまうのと、金属が入っていない分強度が落ちるので、お勧めできません、
クラウンの厚みは、確かに金属裏装よりも多くとらねばならないため、やや厚みが増えるという事になりますが、歯茎からはみ出したら歯肉には当然問題が起きるので、通常はその厚み分だけ余計に支台となる歯と土台を削るものです。
なので出来上がりの大きさは変わらないと思います。
ただ強化繊維(恐らくグラスファイバー)を入れるという事は、単独1本のクラウンではなくブリッジなのでしょうか?
単独の1本であるならば、強化のためのファイバーは普通は入れないと思います。
ブリッジの場合には、連結する中にグラスファイバーを入れる場合があります。
ケースにより様々ですが、使用するハイブリッドレジンの選び方によっては奥歯でも使用する場合もあります。
しかしいずれにせよ、全体の咬合の状態によって適応か否かが決まる事なので、今回の件でハイブリッドのジャケットクラウンで大丈夫なのかどうかは判断できません。
もうひとつ余談ですが、、、
中に金属の裏打ちがあっても、全周白く作る事は可能です。
ただし、歯と被せ物のつなぎ目は金属で作る方が通常は精度が高いので、あまり見えない場所にはあえて白くせずに金属で適合させる事が一般的でもあります。
相談者からの返信
相談者:
hanamaru13さん
返信日時:2011-10-30 22:22:55
こんばんわ。
田中先生お忙しい中ご返信をありがとうございます。
相談室の過去の質問の内容にも、セラミックの金属についてのものがありましたので、読ませていただきました。
もっと早くにこの相談室を知っていたら・・と思います。
セラミックなどの技術も日々よくなっているのだと思います。
私がかかった医師でいただいた資料は、2008年のものでした。
自分の歯なのだから、もっとよく調べてから治療をするべきでした。
土台と歯をさらにいじる必要が出るという理由から、さらに高価なオールセラミックの選択肢しかないと言われたのだと思います。
セラミックは永久的なもので無いようですし、もう、今回は、このまま終了にしようと思います。
お忙しい中でのご回答、本当にありがとうございました。
田中先生お忙しい中ご返信をありがとうございます。
相談室の過去の質問の内容にも、セラミックの金属についてのものがありましたので、読ませていただきました。
もっと早くにこの相談室を知っていたら・・と思います。
セラミックなどの技術も日々よくなっているのだと思います。
私がかかった医師でいただいた資料は、2008年のものでした。
自分の歯なのだから、もっとよく調べてから治療をするべきでした。
土台と歯をさらにいじる必要が出るという理由から、さらに高価なオールセラミックの選択肢しかないと言われたのだと思います。
セラミックは永久的なもので無いようですし、もう、今回は、このまま終了にしようと思います。
お忙しい中でのご回答、本当にありがとうございました。
タイトル | 金属を使わずハイブリッドセラミックスを強化繊維で補強できますか? |
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質問者 | hanamaru13さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 41歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
ハイブリッドセラミッククラウン クラウンの治療費・費用 歯医者への不信感 補綴関連 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。