抜髄中から痛みがあり今になって治療したことを後悔し鬱状態
相談者:
riikoさん (30歳:女性)
投稿日時:2011-10-28 19:49:28
こんばんは。
先日、虫歯の治療で抜髄をしました。
3年近く検診をうけられない状況だったので、毎日歯間ブラシを使い歯のケアには気をつけていましたが、それでも右上の第2小臼歯の自分では見難いところに虫歯ができてしまいました。
恥ずかしながら、最近、痛みを感じて初めてその虫歯に気づきました。
慌てて診察を受けたところ、表面は小さな穴だが中が大きく虫歯になているとのことで、抜髄の必要があるといわれ、その日のうちに処置をしていただきました。
しかし、処置中に大きな痛みがあり、その後も3日程度は薬を飲んでも治まらない程、患部とこめかみにかけて痛みがありました。
1週間ほどしてやっと楽になり、その頃に根管治療を受けたのですが、その処置中も麻酔なしでは耐えられない、とても強い痛みがありました。
そして、麻酔でなんとか処置を終え、今日で3日が経ちますが、痛み止めを服用しなくとも耐えられる程度とはいえ、患部(歯茎といいますか歯根あたり)を中心として顎のリンパ腺やこめかみにかけてもズキズキする痛みがとれません。
そこで、あまりに不安になったため、ネットで色々と調べておりましたら、抜髄の処置中や処置後に痛みを伴う場合があるというのはわかったのですが、場合によっては、感染症をおこしているのではないかという不安が強くなってしまいました。
同時に、抜髄後の歯の状態を知れば知るほど、そして、
・根管治療中のリーマーやファイル等の器具使用で歯根がもろくなるという説、
・根管治療中に麻酔をつかい圧がかかることの危険性、
・歯根に充填した薬剤の体への影響、等が議論されている文章を読めば読むほど、
・今後、数年のうちに何かしらのきっかけで歯が折れてしまうのではないか、
・感染してしまうのではないか、
・もう硬いものは食べられないのではないか、
・飛行機にのったりダイビングをすると外圧で突如痛みがでる場合はないのだろうか、
という心配が大きくなってしまい夜眠れなくなってしまいました。
また、以前から、3mixのことは、無菌化する薬である、という程度で知っていたのですが、それについても調べると、私の今回の虫歯は、もしかするとこれを使えば抜髄を免れたのかもしれない、という考えが頭を離れなくなってしまい、後の祭だということはわかっているものの、今後の歯の寿命を考えると、なぜ抜髄をするといわれたときに、踏みとどまらなかったのだろうかと、なぜ冷静に考える時間をもたなかったのだろうかと、どうしても気持ちを切り替えることがうまくできず、時折、ところ構わず涙がこぼれてしまったり、他のことが手につかないなど、精神的に鬱に近い状態で参ってしまっています。
そのような状態を、少しでも脱したく、長文になり恐縮ですが、こちらへ投稿させていただきました。
@ 今後、気持ちをおちつかせ、再び通院する必要がありますが、処置をした歯やこめかみ、顎の痛みが治まらない場合は、病巣を疑い、充填した薬剤を取り除き、3Mix-MP法を取り入れた根管治療に変更することはできるのでしょうか。
(抜髄、根管治療、どちらにおいても治療中に貧血をおこしてしまったことや、極度の痛みから、同じ歯科医院へ通院することは精神的に苦痛になってしまたため、まだかぶせものはつけていませんが、事情を話して3mix-MP法を行っている医院へ移ろうと思っています)
A 抜髄した右上の第2小臼歯を少しでも長くもたせるためには、どのような素材のかぶせものをつけるのがよいのでしょうか。
どうぞアドバイスをお願いいたします。
先日、虫歯の治療で抜髄をしました。
3年近く検診をうけられない状況だったので、毎日歯間ブラシを使い歯のケアには気をつけていましたが、それでも右上の第2小臼歯の自分では見難いところに虫歯ができてしまいました。
恥ずかしながら、最近、痛みを感じて初めてその虫歯に気づきました。
慌てて診察を受けたところ、表面は小さな穴だが中が大きく虫歯になているとのことで、抜髄の必要があるといわれ、その日のうちに処置をしていただきました。
しかし、処置中に大きな痛みがあり、その後も3日程度は薬を飲んでも治まらない程、患部とこめかみにかけて痛みがありました。
1週間ほどしてやっと楽になり、その頃に根管治療を受けたのですが、その処置中も麻酔なしでは耐えられない、とても強い痛みがありました。
そして、麻酔でなんとか処置を終え、今日で3日が経ちますが、痛み止めを服用しなくとも耐えられる程度とはいえ、患部(歯茎といいますか歯根あたり)を中心として顎のリンパ腺やこめかみにかけてもズキズキする痛みがとれません。
そこで、あまりに不安になったため、ネットで色々と調べておりましたら、抜髄の処置中や処置後に痛みを伴う場合があるというのはわかったのですが、場合によっては、感染症をおこしているのではないかという不安が強くなってしまいました。
同時に、抜髄後の歯の状態を知れば知るほど、そして、
・根管治療中のリーマーやファイル等の器具使用で歯根がもろくなるという説、
・根管治療中に麻酔をつかい圧がかかることの危険性、
・歯根に充填した薬剤の体への影響、等が議論されている文章を読めば読むほど、
・今後、数年のうちに何かしらのきっかけで歯が折れてしまうのではないか、
・感染してしまうのではないか、
・もう硬いものは食べられないのではないか、
・飛行機にのったりダイビングをすると外圧で突如痛みがでる場合はないのだろうか、
という心配が大きくなってしまい夜眠れなくなってしまいました。
また、以前から、3mixのことは、無菌化する薬である、という程度で知っていたのですが、それについても調べると、私の今回の虫歯は、もしかするとこれを使えば抜髄を免れたのかもしれない、という考えが頭を離れなくなってしまい、後の祭だということはわかっているものの、今後の歯の寿命を考えると、なぜ抜髄をするといわれたときに、踏みとどまらなかったのだろうかと、なぜ冷静に考える時間をもたなかったのだろうかと、どうしても気持ちを切り替えることがうまくできず、時折、ところ構わず涙がこぼれてしまったり、他のことが手につかないなど、精神的に鬱に近い状態で参ってしまっています。
そのような状態を、少しでも脱したく、長文になり恐縮ですが、こちらへ投稿させていただきました。
@ 今後、気持ちをおちつかせ、再び通院する必要がありますが、処置をした歯やこめかみ、顎の痛みが治まらない場合は、病巣を疑い、充填した薬剤を取り除き、3Mix-MP法を取り入れた根管治療に変更することはできるのでしょうか。
(抜髄、根管治療、どちらにおいても治療中に貧血をおこしてしまったことや、極度の痛みから、同じ歯科医院へ通院することは精神的に苦痛になってしまたため、まだかぶせものはつけていませんが、事情を話して3mix-MP法を行っている医院へ移ろうと思っています)
A 抜髄した右上の第2小臼歯を少しでも長くもたせるためには、どのような素材のかぶせものをつけるのがよいのでしょうか。
どうぞアドバイスをお願いいたします。
回答1
東京国際歯科六本木(港区六本木)の宮下です。
回答日時:2011-10-28 20:14:40
riiko さん
こんばんは。
「痛みを感じて初めてその虫歯に気づきました」
歯科医院に通っていなければ、そういうこともあります。
ですが、少し遅かったようですね。
「処置中に大きな痛みがあり、その後も3日程度は薬を飲んでも治まらない程、患部とこめかみにかけて痛みがありました」
処置中とその後では痛みの種類が異なるはずですが、いかがでしょうか。
「患部(歯茎といいますか歯根あたり)を中心として顎のリンパ腺やこめかみにかけてもズキズキする痛みがとれません」
おそらく、痛みの原因が1つではない可能性があります。
色々とご心配でしょうが、今心配されることではありません。
今は、とにかく目の前の痛みを取ることです。
もしかしたら、色々と心配されすぎていると発生してくる痛みも
あるのです。
「精神的に鬱に近い状態で参ってしまっています。」
riikoさんのその歯は、虫歯であっただけでなく、既に歯髄に炎症があるから、痛みがあったわけで、そういう状態では、3mixを使おうが、何を使用が助からないことがほとんどです。
あまり過去の自分を責めないようにして、
これから、問題を発生しないように考え方を変えていくようにした方が良いのではないでしょうか。
>@ 処置をした歯やこめかみ、顎の痛みが治まらない場合は、病巣を疑い、充填した薬剤を取り除き、3Mix-MP法を取り入れた根管治療に変更することはできるのでしょうか。
もう少し、根本的な問題がありそうです。
普通は、抜髄を無菌的に行うことが最も重要で、薬剤が重要ではないと思いますよ。
それから、その痛みの原因が何かをきちんと把握した上で治療してもらうことですね。
根管由来の問題はあるかもしれませんが、それ以外の問題があると思います。
>A 抜髄した右上の第2小臼歯を少しでも長くもたせるためには、どのような素材のかぶせものをつけるのがよいのでしょうか。
私は個人的には素材とか、材料が最も重要とは思っていません。
それは、極一部の配慮です。
以下の2点を考慮して問題が起こらないように考えることが大切だと思っています。
A: 生物学的な問題が起こらないように、虫歯や歯周病、根尖病変を引き起こさないようにすること。
B: 物理的に歯に負担がかかりすぎないように、噛み合せ、咬み癖に配慮した補綴をしてもらうこと。
C: そしてそれらを定期的に確認していくこと
よく、メタルコアは破折しやすいとか言われますが、そういうことは実際は気にしすぎないようにされた方が良いと思います。
世界の最も信頼出来る上方を提供しているコクランレビューでも、そういうエビデンスはないという認識です。
色々な情報を知ることも大切ではありますが、それよりも、今歯を守る為にご自身で出来ることから、始めてみては如何でしょうか。
こんばんは。
「痛みを感じて初めてその虫歯に気づきました」
歯科医院に通っていなければ、そういうこともあります。
ですが、少し遅かったようですね。
「処置中に大きな痛みがあり、その後も3日程度は薬を飲んでも治まらない程、患部とこめかみにかけて痛みがありました」
処置中とその後では痛みの種類が異なるはずですが、いかがでしょうか。
「患部(歯茎といいますか歯根あたり)を中心として顎のリンパ腺やこめかみにかけてもズキズキする痛みがとれません」
おそらく、痛みの原因が1つではない可能性があります。
色々とご心配でしょうが、今心配されることではありません。
今は、とにかく目の前の痛みを取ることです。
もしかしたら、色々と心配されすぎていると発生してくる痛みも
あるのです。
「精神的に鬱に近い状態で参ってしまっています。」
riikoさんのその歯は、虫歯であっただけでなく、既に歯髄に炎症があるから、痛みがあったわけで、そういう状態では、3mixを使おうが、何を使用が助からないことがほとんどです。
あまり過去の自分を責めないようにして、
これから、問題を発生しないように考え方を変えていくようにした方が良いのではないでしょうか。
>@ 処置をした歯やこめかみ、顎の痛みが治まらない場合は、病巣を疑い、充填した薬剤を取り除き、3Mix-MP法を取り入れた根管治療に変更することはできるのでしょうか。
もう少し、根本的な問題がありそうです。
普通は、抜髄を無菌的に行うことが最も重要で、薬剤が重要ではないと思いますよ。
それから、その痛みの原因が何かをきちんと把握した上で治療してもらうことですね。
根管由来の問題はあるかもしれませんが、それ以外の問題があると思います。
>A 抜髄した右上の第2小臼歯を少しでも長くもたせるためには、どのような素材のかぶせものをつけるのがよいのでしょうか。
私は個人的には素材とか、材料が最も重要とは思っていません。
それは、極一部の配慮です。
以下の2点を考慮して問題が起こらないように考えることが大切だと思っています。
A: 生物学的な問題が起こらないように、虫歯や歯周病、根尖病変を引き起こさないようにすること。
B: 物理的に歯に負担がかかりすぎないように、噛み合せ、咬み癖に配慮した補綴をしてもらうこと。
C: そしてそれらを定期的に確認していくこと
よく、メタルコアは破折しやすいとか言われますが、そういうことは実際は気にしすぎないようにされた方が良いと思います。
世界の最も信頼出来る上方を提供しているコクランレビューでも、そういうエビデンスはないという認識です。
色々な情報を知ることも大切ではありますが、それよりも、今歯を守る為にご自身で出来ることから、始めてみては如何でしょうか。
相談者からの返信
相談者:
riikoさん
返信日時:2011-10-28 22:38:58
宮下先生
早速にご丁寧な回答をありがとうございます。
拝読していて、また涙があふれてしまいました。
> 処置中とその後では痛みの種類が異なるはずですが、いかがでしょうか。
抜髄の処置中は、歯根をキーっと引っかかれているような感覚と共に、歯髄が歯根の奥でつながっている他の神経とぶちぶち引きちぎられるような局部的な痛みがありました。
また、その痛みがミシミシと右のこめかみに響いてくるようでした。
処置後は、麻酔がきれたころでしょうか、2時間ほど経過した頃、処置をした歯の歯茎と右のこめかみがズキズキと痛みだし、薬を服用しなければ耐えられない程になりました。
その日は、痛み止めを飲んでも痛みはあったものの、まだ多少はじっとしていられたのですが、翌日には、薬を服用しても耐え難い痛みが、やはり処置をした歯の歯茎といいますか歯根のあたりと、右のこめかみにありました。
ちなみに、歯茎は熱をもっており、舌で軽くさすると痛みが軽減されました。
担当の先生には痛みが強い旨を連絡し、緊急で診てもらえないか相談をしたところ、
「処置後に痛みを伴う場合はあるが、1週間ほどでひくだろう。
今は痛み止めを増やしてあげることしかできない」
とのことでしたので、そのまま様子をみることになりました。
結果、その翌日は薬を服用すればこめかみの痛みには耐えられるほどになりました。
しかし、処置をした歯は、食べ物をかめるような状態ではなく、食事中に誤って少し下の歯と当たってしまうと、激しい痛みがありました。
処置日から4日が経過した時点で、やっと薬を服用せずともこめかみの痛みからは解放されましたが、やわらかいものを噛めるほどに患部の痛みが引いたのは処置日から6日目です。
7日目にはずいぶん症状が落ち着いたのですが、その日が根管治療日でして、その処置中と処置後に痛みが再発しました。
リーマーを歯根に入れた際、ある深さまで行った時に強烈な痛みが走り、叫んでしまいました。
特に、リーマーを抜く際は一段と痛みが強かったです。
担当医によると、根の奥の方で痛みを感じる人はいるそうなのですが、私の場合は、だいぶ浅い部分で痛みを訴えているとのことでした。
その痛みには、どういった原因が考えられるのでしょうか。
担当医によれば、普通は痛みを感じないはず、とのことで、私は時に痛みに敏感なようだ、とのことでした。
そして、治療を進めるためにその日も麻酔をつかった治療となりました。
当初は、根管の清浄を2日にわけて行う予定でしたが、次回再び麻酔をするのをさけるため、その日に薬剤の充填まで終えられました。
根管治療後の痛みは、薬を服用せずとも耐えられるほどではありますが、患部の歯、右のこめかみ、右顎のリンパ腺がズキズキと痛みます。
処置後、2日目までは患部の歯と右のこめかみが中心に痛んでいたのですが、3日目の本日は、右顎のリンパ腺の方が強く痛みだしています。
現在の痛みは、どうすれば軽減することができるでしょうか。
宮下先生に、抜髄を無菌的に行うことの重要性を指摘いただきましたが、
・処置中にラバーダムの使用がなかったこと
・麻酔によって圧がかかったこと
等が、感染につながり現在の痛みにつながっている、ということはあるのでしょうか。
もちろん、上記の原因のみが感染の原因になりえないことは、掲示板を拝見していてわかるのですが。
ちなみに、処置中に
「口を開けたままにしていてください」
と言われた際は、唾液が患部に入らないように自身で気を付けるつもりで、唾液を口の中にためないように、静かにのみこむようにしていました。
そのような行為は気休めにすぎなかったのかもしれませんが、処置中に感染を防ぐために私ができることは、他にあったのでしょうか。
定期的に検診を受ける、ということが最も有効かと思いますが、仕事の関係で1,2年日本を離れなければならないことがあります。
そのようなリスクを考えると、やはりどうしても抜髄の後悔が未だぬぐえず、前向きな気持ちを持つのが困難になりがちです。
しかし、宮下先生にアドバイスをいただきましたように、今後を大切にすることを考えれば、物理的に歯に負担がかかりすぎないような補綴をしてもらい、定期的にその確認することの重要性を感じました。
ただ、根尖病変を防ぐには、どうしたらよいのでしょうか。
再び長文となり申しわけありませんが、ご教示いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いします。
早速にご丁寧な回答をありがとうございます。
拝読していて、また涙があふれてしまいました。
> 処置中とその後では痛みの種類が異なるはずですが、いかがでしょうか。
抜髄の処置中は、歯根をキーっと引っかかれているような感覚と共に、歯髄が歯根の奥でつながっている他の神経とぶちぶち引きちぎられるような局部的な痛みがありました。
また、その痛みがミシミシと右のこめかみに響いてくるようでした。
処置後は、麻酔がきれたころでしょうか、2時間ほど経過した頃、処置をした歯の歯茎と右のこめかみがズキズキと痛みだし、薬を服用しなければ耐えられない程になりました。
その日は、痛み止めを飲んでも痛みはあったものの、まだ多少はじっとしていられたのですが、翌日には、薬を服用しても耐え難い痛みが、やはり処置をした歯の歯茎といいますか歯根のあたりと、右のこめかみにありました。
ちなみに、歯茎は熱をもっており、舌で軽くさすると痛みが軽減されました。
担当の先生には痛みが強い旨を連絡し、緊急で診てもらえないか相談をしたところ、
「処置後に痛みを伴う場合はあるが、1週間ほどでひくだろう。
今は痛み止めを増やしてあげることしかできない」
とのことでしたので、そのまま様子をみることになりました。
結果、その翌日は薬を服用すればこめかみの痛みには耐えられるほどになりました。
しかし、処置をした歯は、食べ物をかめるような状態ではなく、食事中に誤って少し下の歯と当たってしまうと、激しい痛みがありました。
処置日から4日が経過した時点で、やっと薬を服用せずともこめかみの痛みからは解放されましたが、やわらかいものを噛めるほどに患部の痛みが引いたのは処置日から6日目です。
7日目にはずいぶん症状が落ち着いたのですが、その日が根管治療日でして、その処置中と処置後に痛みが再発しました。
リーマーを歯根に入れた際、ある深さまで行った時に強烈な痛みが走り、叫んでしまいました。
特に、リーマーを抜く際は一段と痛みが強かったです。
担当医によると、根の奥の方で痛みを感じる人はいるそうなのですが、私の場合は、だいぶ浅い部分で痛みを訴えているとのことでした。
その痛みには、どういった原因が考えられるのでしょうか。
担当医によれば、普通は痛みを感じないはず、とのことで、私は時に痛みに敏感なようだ、とのことでした。
そして、治療を進めるためにその日も麻酔をつかった治療となりました。
当初は、根管の清浄を2日にわけて行う予定でしたが、次回再び麻酔をするのをさけるため、その日に薬剤の充填まで終えられました。
根管治療後の痛みは、薬を服用せずとも耐えられるほどではありますが、患部の歯、右のこめかみ、右顎のリンパ腺がズキズキと痛みます。
処置後、2日目までは患部の歯と右のこめかみが中心に痛んでいたのですが、3日目の本日は、右顎のリンパ腺の方が強く痛みだしています。
現在の痛みは、どうすれば軽減することができるでしょうか。
宮下先生に、抜髄を無菌的に行うことの重要性を指摘いただきましたが、
・処置中にラバーダムの使用がなかったこと
・麻酔によって圧がかかったこと
等が、感染につながり現在の痛みにつながっている、ということはあるのでしょうか。
もちろん、上記の原因のみが感染の原因になりえないことは、掲示板を拝見していてわかるのですが。
ちなみに、処置中に
「口を開けたままにしていてください」
と言われた際は、唾液が患部に入らないように自身で気を付けるつもりで、唾液を口の中にためないように、静かにのみこむようにしていました。
そのような行為は気休めにすぎなかったのかもしれませんが、処置中に感染を防ぐために私ができることは、他にあったのでしょうか。
定期的に検診を受ける、ということが最も有効かと思いますが、仕事の関係で1,2年日本を離れなければならないことがあります。
そのようなリスクを考えると、やはりどうしても抜髄の後悔が未だぬぐえず、前向きな気持ちを持つのが困難になりがちです。
しかし、宮下先生にアドバイスをいただきましたように、今後を大切にすることを考えれば、物理的に歯に負担がかかりすぎないような補綴をしてもらい、定期的にその確認することの重要性を感じました。
ただ、根尖病変を防ぐには、どうしたらよいのでしょうか。
再び長文となり申しわけありませんが、ご教示いただければ幸いです。
どうぞよろしくお願いします。
回答2
東京国際歯科六本木(港区六本木)の宮下です。
回答日時:2011-10-28 23:27:00
riiko さん
痛みの経験を思い出させてしまいましたね。
すみません。
「抜髄の処置中は、局部的な痛みがありました。
また、その痛みがミシミシと右のこめかみに響いてくるようでした。」
i) これは麻酔が十分に効いていなかったのであれば、歯髄由来の痛みですね。
良くないことですが、歯自体が悪いことと同義ではありません。
ii) 麻酔が効いていた場合は、この痛みはこめかみあたりの筋肉からの痛みの可能性があります。
例えば、治療が恐くて、ひきつっているとかで起こります。
また、心理的に不安定になった場合にも、起こる可能性があります。
iii) 実は痛みをそこで感じていただけで別の原因という場合もあります。
「麻酔がきれた頃、処置をした歯の歯茎と右のこめかみがズキズキと痛みだし、薬を服用しなければ耐えられない程になりました。」
i) 歯髄がかなり残っている
ii) 根の先まで治療をしすぎた
iii) 根管が感染し、残っている歯髄が反応している
可能性があります。
「リーマーを歯根に入れた際、ある深さまで行った時に強烈な痛みが走り、叫んでしまいました。」
「私の場合は、だいぶ浅い部分で痛みを訴えている」
「その痛みには、どういった原因が考えられるのでしょうか。」
浅い部分ですから、
ii) 根の先まで治療をしすぎた
ではないですね。
右上5番ですから、普通は根管が2つあります。
もしかして、先生が1つしか見えなかった場合は、もう1つの歯髄組織の炎症が数日の痛みの原因であった可能性はありますね。
すなわちi) 歯髄がかなり残っているが、見えない部分がある
その他にも可能性はありますが、高いものを書いています。
「右顎のリンパ腺の方が強く痛みだしています。」
それって、顎の下の方のことでしょうか?
「現在の痛みは、どうすれば軽減することができるでしょうか。」
根管充填をされていますので、歯の痛みが原因の場合は、時間と共に変化していくと思います。
「感染につながり現在の痛みにつながっている、ということはあるのでしょうか。」
治療中の痛みに関しては、感染とは関係ありません。
物理的に、神経組織に触ったので、痛かっただけだと思いますので、麻酔して治療を受けられている間は痛みがなかったと思います。
ですから、先生も痛くないうちに治療を全て終わろうと判断されたと思います。
おそらく、充填したものが、組織を圧迫していることが原因と思いますが、それ以上、何か問題があるかどうかは、文面だけではわかりかねます。
「定期的に検診を受ける、ということが最も有効かと思いますが、仕事の関係で1,2年日本を離れなければならないことがあります。」
1−2年くらいで、悪くならないように、準備することができれば良いですね。
痛みの経験を思い出させてしまいましたね。
すみません。
「抜髄の処置中は、局部的な痛みがありました。
また、その痛みがミシミシと右のこめかみに響いてくるようでした。」
i) これは麻酔が十分に効いていなかったのであれば、歯髄由来の痛みですね。
良くないことですが、歯自体が悪いことと同義ではありません。
ii) 麻酔が効いていた場合は、この痛みはこめかみあたりの筋肉からの痛みの可能性があります。
例えば、治療が恐くて、ひきつっているとかで起こります。
また、心理的に不安定になった場合にも、起こる可能性があります。
iii) 実は痛みをそこで感じていただけで別の原因という場合もあります。
「麻酔がきれた頃、処置をした歯の歯茎と右のこめかみがズキズキと痛みだし、薬を服用しなければ耐えられない程になりました。」
i) 歯髄がかなり残っている
ii) 根の先まで治療をしすぎた
iii) 根管が感染し、残っている歯髄が反応している
可能性があります。
「リーマーを歯根に入れた際、ある深さまで行った時に強烈な痛みが走り、叫んでしまいました。」
「私の場合は、だいぶ浅い部分で痛みを訴えている」
「その痛みには、どういった原因が考えられるのでしょうか。」
浅い部分ですから、
ii) 根の先まで治療をしすぎた
ではないですね。
右上5番ですから、普通は根管が2つあります。
もしかして、先生が1つしか見えなかった場合は、もう1つの歯髄組織の炎症が数日の痛みの原因であった可能性はありますね。
すなわちi) 歯髄がかなり残っているが、見えない部分がある
その他にも可能性はありますが、高いものを書いています。
「右顎のリンパ腺の方が強く痛みだしています。」
それって、顎の下の方のことでしょうか?
「現在の痛みは、どうすれば軽減することができるでしょうか。」
根管充填をされていますので、歯の痛みが原因の場合は、時間と共に変化していくと思います。
「感染につながり現在の痛みにつながっている、ということはあるのでしょうか。」
治療中の痛みに関しては、感染とは関係ありません。
物理的に、神経組織に触ったので、痛かっただけだと思いますので、麻酔して治療を受けられている間は痛みがなかったと思います。
ですから、先生も痛くないうちに治療を全て終わろうと判断されたと思います。
おそらく、充填したものが、組織を圧迫していることが原因と思いますが、それ以上、何か問題があるかどうかは、文面だけではわかりかねます。
「定期的に検診を受ける、ということが最も有効かと思いますが、仕事の関係で1,2年日本を離れなければならないことがあります。」
1−2年くらいで、悪くならないように、準備することができれば良いですね。
相談者からの返信
相談者:
riikoさん
返信日時:2011-10-29 17:00:55
宮下先生
お返事をありがとうございます。
> 痛みの経験を思い出させてしまいましたね。
いえ、
「あまり過去の自分を責めないようにして、これから、問題を発生しないように考え方を変えていくように…」
と書いていただいた言葉に、少し救われた気がしています。
真摯に回答いただき、心から感謝しています。
> 先生が1つしか見えなかった場合は、もう1つの歯髄組織の炎症が数日の痛みの原因であった可能性はありますね
処置中、先生は”内側の根””外側の根”という言い方をされ、2本の処置をしておられたようです。
> 「右顎のリンパ腺の方が強く痛みだしています。」
> それって、顎の下の方のことでしょうか?
はい、顎の下の方と、耳の下あたりが痛むのです。
現状の痛みの原因として考えられる可能性として、宮下先生にいただきましたお答え、
i) 歯髄がかなり残っている
iii) 根管が感染し、残っている歯髄が反応している
の、どちらが該当するかによって、今後の治療が変わるのだろうと認識しました。
ですので、もうしばらく痛みに変化があるのかなど様子をみて、担当の先生にも相談するのがよいのかな、と思いました。
ただ、
i) 歯髄がかなり残っている
場合ですと、今後、感染しやすくなる原因になるが、現在できることはない(根管充填が済んでいるため)、という認識で私はいるのですが、正しいでしょうか。
また、
iii) 根管が感染し、残っている歯髄が反応している
場合ですと、のんびり様子をみているよりも、感染の処置をしてもらう方がよいのでしょうか。
度々で恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
お返事をありがとうございます。
> 痛みの経験を思い出させてしまいましたね。
いえ、
「あまり過去の自分を責めないようにして、これから、問題を発生しないように考え方を変えていくように…」
と書いていただいた言葉に、少し救われた気がしています。
真摯に回答いただき、心から感謝しています。
> 先生が1つしか見えなかった場合は、もう1つの歯髄組織の炎症が数日の痛みの原因であった可能性はありますね
処置中、先生は”内側の根””外側の根”という言い方をされ、2本の処置をしておられたようです。
> 「右顎のリンパ腺の方が強く痛みだしています。」
> それって、顎の下の方のことでしょうか?
はい、顎の下の方と、耳の下あたりが痛むのです。
現状の痛みの原因として考えられる可能性として、宮下先生にいただきましたお答え、
i) 歯髄がかなり残っている
iii) 根管が感染し、残っている歯髄が反応している
の、どちらが該当するかによって、今後の治療が変わるのだろうと認識しました。
ですので、もうしばらく痛みに変化があるのかなど様子をみて、担当の先生にも相談するのがよいのかな、と思いました。
ただ、
i) 歯髄がかなり残っている
場合ですと、今後、感染しやすくなる原因になるが、現在できることはない(根管充填が済んでいるため)、という認識で私はいるのですが、正しいでしょうか。
また、
iii) 根管が感染し、残っている歯髄が反応している
場合ですと、のんびり様子をみているよりも、感染の処置をしてもらう方がよいのでしょうか。
度々で恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
タイトル | 抜髄中から痛みがあり今になって治療したことを後悔し鬱状態 |
---|---|
質問者 | riikoさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 30歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
神経の無い(神経を取った)歯の痛み 歯科治療中の歯の痛み 歯科治療後の歯の痛み 根管治療中の痛み 根管治療後の痛み |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。