顎関節症で咬合治療をしてから、下前歯の歯茎と舌が眠れないほど痛む
相談者:
柚葉さん (25歳:女性)
投稿日時:2011-11-01 03:53:40
回答1
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2011-11-01 06:11:37
まず、診断が正しいかが疑問ですね。
顎関節症というのは、「関節雑音」、「開口障害」、「機能時の関節、筋肉の痛み」のどれかが生じる疾患です。
柚葉さんが書かれているような症状は当てはまらないと思います。
また、例え顎関節症であったとしても、歯を削ったりして噛み合わせを変えるような治療は行わないようにという事が推奨されています。
ですから、今後は歯を削ることには慎重になってくださいね。
歯周病、歯肉炎、舌の炎症などの可能性は否定されていますか?
もし、否定されているのだとしたら今回の症状は上下の歯を無意識のうちに噛み合わせ続けてしまうことによる負担荷重の結果である可能性が考えられるかもしれません。
症状は午後から夜にかけてが強くなりませんか?
また、食事中は悪化せずにむしろ忘れたりしませんか?
顎関節症というのは、「関節雑音」、「開口障害」、「機能時の関節、筋肉の痛み」のどれかが生じる疾患です。
柚葉さんが書かれているような症状は当てはまらないと思います。
また、例え顎関節症であったとしても、歯を削ったりして噛み合わせを変えるような治療は行わないようにという事が推奨されています。
ですから、今後は歯を削ることには慎重になってくださいね。
歯周病、歯肉炎、舌の炎症などの可能性は否定されていますか?
もし、否定されているのだとしたら今回の症状は上下の歯を無意識のうちに噛み合わせ続けてしまうことによる負担荷重の結果である可能性が考えられるかもしれません。
症状は午後から夜にかけてが強くなりませんか?
また、食事中は悪化せずにむしろ忘れたりしませんか?
相談者からの返信
相談者:
柚葉さん
返信日時:2011-11-01 10:27:27
回答2
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2011-11-01 11:59:04
>症状は、朝は良く、午後から夜にかけて痛みが出てきます。
>食事中はあまり気になりません。
ということは、夜間でなく日中の咬んでしまう行動が主原因と考えられますので、夜間のマウスピースはほとんど効果はないと思います。
本来であれば日中のそのような行動をコントロールできればよいのですが。
我々のところでは行動変容法という手法を用いてコントロールしています。
>食事中はあまり気になりません。
ということは、夜間でなく日中の咬んでしまう行動が主原因と考えられますので、夜間のマウスピースはほとんど効果はないと思います。
本来であれば日中のそのような行動をコントロールできればよいのですが。
我々のところでは行動変容法という手法を用いてコントロールしています。
回答3
天神デンタルクリニック(福岡市中央区)の児玉です。
回答日時:2011-11-01 12:32:55
柏葉さんたいへんですね
>無意識のうちに噛みしめる癖も指摘され、夜用のマウスピースを作りました。
>しかし昼間の間、痛みが増す
西山先生のアドバイスでおわかりの様に、これは解決可能な症状です
しかしこの症状は一般的な歯科治療では対応できない。
ある意味では特殊な歯科治療になりますので、対応出来る歯医者はまだ僅かです。
担当の先生は原因を把握されておられる様ですので、このこと(昼間の間、痛みが増す)を担当の先生に相談されることが治る早道です。
先生自身が対応出来ない場合は大学等に紹介していただけると思います。
>無意識のうちに噛みしめる癖も指摘され、夜用のマウスピースを作りました。
>しかし昼間の間、痛みが増す
西山先生のアドバイスでおわかりの様に、これは解決可能な症状です
しかしこの症状は一般的な歯科治療では対応できない。
ある意味では特殊な歯科治療になりますので、対応出来る歯医者はまだ僅かです。
担当の先生は原因を把握されておられる様ですので、このこと(昼間の間、痛みが増す)を担当の先生に相談されることが治る早道です。
先生自身が対応出来ない場合は大学等に紹介していただけると思います。
相談者からの返信
相談者:
柚葉さん
返信日時:2011-11-01 12:59:06
回答4
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2011-11-01 13:13:09
>夜用のマウスピースを日中つけてもいいんでしょうか?
これはやめたほうがよいと思います。
そもそもマウスピースにかみ締めなどの行動を抑える効果は期待できませんので。
また、日中長時間マウスピースをつけておくと、かみ合わせそのものが変化してしまう可能性もあります。
>舌の痛みはどこからきているのでしょうか?
歯を咬んでいるときは舌を歯列に押し付けている場合があります。
これによって痛みが生じることも考えられます。
講談社から『顎関節症とかみ合わせの悩みが解決する本(木野孔司)』という本が出版されています。
この中に日中のかみ締めに関する対応が書いてあります(あくまでも一般向けですが)。
参考にされてもいいかもしれません。
これはやめたほうがよいと思います。
そもそもマウスピースにかみ締めなどの行動を抑える効果は期待できませんので。
また、日中長時間マウスピースをつけておくと、かみ合わせそのものが変化してしまう可能性もあります。
>舌の痛みはどこからきているのでしょうか?
歯を咬んでいるときは舌を歯列に押し付けている場合があります。
これによって痛みが生じることも考えられます。
講談社から『顎関節症とかみ合わせの悩みが解決する本(木野孔司)』という本が出版されています。
この中に日中のかみ締めに関する対応が書いてあります(あくまでも一般向けですが)。
参考にされてもいいかもしれません。
相談者からの返信
相談者:
柚葉さん
返信日時:2011-11-01 15:15:44
お返事ありがとうございます。
まずは噛みしめないように気を付けます。
まずは噛みしめないように気を付けます。
回答5
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-11-01 15:26:22
舌の痛い場所はどこですか?
前方?後方?側方?
痛みの種類もなるべく詳しく教えてください。
例えば、ヒリヒリ、焼けるようなetc.
前方?後方?側方?
痛みの種類もなるべく詳しく教えてください。
例えば、ヒリヒリ、焼けるようなetc.
相談者からの返信
回答6
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-11-01 17:41:39
西山先生の回答4を実行されたら良いと思います。
噛み締めないようにだけではなく、更に上下の歯が(軽くでも)接触する時間・機会を減らしてみてください。
噛み締めないようにだけではなく、更に上下の歯が(軽くでも)接触する時間・機会を減らしてみてください。
回答7
天神デンタルクリニック(福岡市中央区)の児玉です。
回答日時:2011-11-01 20:54:10
舌の痛みは辛いですね。
口をあけていると舌が乾燥しやすいのでなおさら痛みが強くなります。
私の経験では薬を使わないでも舌のひりひり感は取れるものですが歯科医の中でも舌の治療をする人はほとんどいません。
(MFTは機能訓練で舌の治療ではありません)
舌の治療をする場合、舌の改善が出来る可能性があるかどうかの判定のひとつとして、まれにですが<患者さん自身>で確かめていただく場合があります。
その方法は肩にある<肩井>というツボを使います。
おもに右肩が多いようです。
<肩井>というツボを軽く押さえて舌先の移動が僅かでも(ほんとに僅かです)感じられたら舌の痛み治療が出来る可能性が高くなります。
参考になればいいのですが
口をあけていると舌が乾燥しやすいのでなおさら痛みが強くなります。
私の経験では薬を使わないでも舌のひりひり感は取れるものですが歯科医の中でも舌の治療をする人はほとんどいません。
(MFTは機能訓練で舌の治療ではありません)
舌の治療をする場合、舌の改善が出来る可能性があるかどうかの判定のひとつとして、まれにですが<患者さん自身>で確かめていただく場合があります。
その方法は肩にある<肩井>というツボを使います。
おもに右肩が多いようです。
<肩井>というツボを軽く押さえて舌先の移動が僅かでも(ほんとに僅かです)感じられたら舌の痛み治療が出来る可能性が高くなります。
参考になればいいのですが
相談者からの返信
相談者:
柚葉さん
返信日時:2011-11-02 11:42:52
回答8
天神デンタルクリニック(福岡市中央区)の児玉です。
回答日時:2011-11-02 12:55:33
舌の治療が出来る可能性があるようです。
肩井を押すと舌先が歯から少し離れて浮いた感じではありませんか。
舌の治療が出来る先生に相談するのが一番いいのですが、(ほとんどの先生がしていないので)大学等で診てもらうことも必要ではないでしょうか
肩井を押すと舌先が歯から少し離れて浮いた感じではありませんか。
舌の治療が出来る先生に相談するのが一番いいのですが、(ほとんどの先生がしていないので)大学等で診てもらうことも必要ではないでしょうか
相談者からの返信
相談者:
柚葉さん
返信日時:2011-11-02 16:22:29
タイトル | 顎関節症で咬合治療をしてから、下前歯の歯茎と舌が眠れないほど痛む |
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質問者 | 柚葉さん |
地域 | 長野 |
年齢 | 25歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 主婦 |
カテゴリ |
歯茎(歯ぐき)の痛み 噛み合わせ(咬合)治療 噛み合わせに関するトラブル 顎関節症 舌の痛み(舌が痛い・舌痛症) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。