[写真あり] 左下６番の歯が欠けてしまった。一部被覆冠は可能？（米国）
相談者：
アメリカよりさん (34歳：男性)
投稿日時：2011-10-29 12:03:36
５年ほど前に、左下６番の根管治療を行い、インレー挿入しておりました。
一昨日、固くはないものを食べていたときに、舌側の大部分が歯肉のレベルから割れてしまいました。
インレーは逆にとれず、舌にひっかかって痛いです。
週明けに予約を取り、歯科受診する予定です。
問題は、現在アメリカ留学中であり、先生のおっしゃることが理解できるか？
十分に意見交換ができるか？
が疑問であります。
基礎知識がないためネットでいろいろ調べているうちに、このすばらしいページを見つけましたので、質問させていただきます。
写真の通り、舌側面はなくなっており、頬側面もインレーを外せば残った歯冠は多くはないと思われます。
クラウンをすることになろうかと思われますが、この場合一部被覆冠は可能と思われますでしょうか？（質問１）
全部被覆冠をする場合、コアは必要でしょうか？（質問２）
その場合、下６番におすすめのコア／クラウンの種類がありますでしょうか？
審美性は考えておらず、歯が折れてしまったり、将来の再治療が簡単な方がいいと思っております。
ファイバーポスト＋レジンコアは下６番には可能でしょうか？（質問３）
他にクラウン以外のおすすめの治療はありますでしょうか？（質問４）
もし、保険外の治療を行う場合、日本での治療も考えておりますが、１ヶ月でクラウンの治療は可能でしょうか？（質問５）
もちろん、アメリカの受診する先生のお話をよく聞いて治療を行おうと思っておりますが、日本でご活躍されている先生方の意見をうかがえれば、とても心強く思います。
お忙しいところ大変恐縮ではありますが、どうぞよろしくお願いいたします。
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一昨日、固くはないものを食べていたときに、舌側の大部分が歯肉のレベルから割れてしまいました。
インレーは逆にとれず、舌にひっかかって痛いです。
週明けに予約を取り、歯科受診する予定です。
問題は、現在アメリカ留学中であり、先生のおっしゃることが理解できるか？
十分に意見交換ができるか？
が疑問であります。
基礎知識がないためネットでいろいろ調べているうちに、このすばらしいページを見つけましたので、質問させていただきます。
写真の通り、舌側面はなくなっており、頬側面もインレーを外せば残った歯冠は多くはないと思われます。
クラウンをすることになろうかと思われますが、この場合一部被覆冠は可能と思われますでしょうか？（質問１）
全部被覆冠をする場合、コアは必要でしょうか？（質問２）
その場合、下６番におすすめのコア／クラウンの種類がありますでしょうか？
審美性は考えておらず、歯が折れてしまったり、将来の再治療が簡単な方がいいと思っております。
ファイバーポスト＋レジンコアは下６番には可能でしょうか？（質問３）
他にクラウン以外のおすすめの治療はありますでしょうか？（質問４）
もし、保険外の治療を行う場合、日本での治療も考えておりますが、１ヶ月でクラウンの治療は可能でしょうか？（質問５）
もちろん、アメリカの受診する先生のお話をよく聞いて治療を行おうと思っておりますが、日本でご活躍されている先生方の意見をうかがえれば、とても心強く思います。
お忙しいところ大変恐縮ではありますが、どうぞよろしくお願いいたします。
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回答1
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時：2011-10-29 12:47:22
１ もう全部被覆冠だと思います。
２ コアも必要だと思います。
３ 可能です
４ 審美的な物を要求されなければ、ゴールドクラウンが好きです。
５ ぎりぎり間に合うかもしれません。
帰国前に十分な相談をされた方がいいと思います。
２ コアも必要だと思います。
３ 可能です
４ 審美的な物を要求されなければ、ゴールドクラウンが好きです。
５ ぎりぎり間に合うかもしれません。
帰国前に十分な相談をされた方がいいと思います。
回答2
細見歯科医院の細見です。
回答日時：2011-10-29 12:48:33
＞この場合一部被覆冠は可能と思われますでしょうか？
可能だと思います。
＞全部被覆冠をする場合、コアは必要でしょうか？
レントゲンなどで根の状態を確認後ですが、写真からすれば無しでも可能かもしれません。
＞ファイバーポスト＋レジンコアは下６番には可能でしょうか？
問題有りません。
＞他にクラウン以外のおすすめの治療はありますでしょうか？
審美的な要求が無ければ、クラウンで良いと思います（材質は高カラット金合金が良いですが）。
＞保険外の治療を行う場合、日本での治療も考えておりますが、１ヶ月でクラウンの治療は可能でしょうか？
根管治療が必要無ければ可能かもしれません。
可能だと思います。
＞全部被覆冠をする場合、コアは必要でしょうか？
レントゲンなどで根の状態を確認後ですが、写真からすれば無しでも可能かもしれません。
＞ファイバーポスト＋レジンコアは下６番には可能でしょうか？
問題有りません。
＞他にクラウン以外のおすすめの治療はありますでしょうか？
審美的な要求が無ければ、クラウンで良いと思います（材質は高カラット金合金が良いですが）。
＞保険外の治療を行う場合、日本での治療も考えておりますが、１ヶ月でクラウンの治療は可能でしょうか？
根管治療が必要無ければ可能かもしれません。
回答3
誠安・瑞石牙医診所(台湾)の王です。
回答日時：2011-10-30 01:42:16
こんばんは。
日本ではなく海外従事している者ですが、コメントさせていただきますね。
歯が割れて欠けてしまい、大変のようですが・・・・・
＞この場合一部被覆冠は可能と思われますでしょうか？（質問１）
作成するのは可能なのですが、割れ方やお写真の状態から総合的に判断しまして、個人的には一部被覆冠は適していないと思います。
舌側が全体的に欠損しておられますから、この部分は補綴物で覆われることになります。
ですから、そうなりますと、歯質が残るのは頬側の薄い、少ない部分だけになります。
こうして頬側の一部分を残すメリットは（例えば、金属の補綴物になさった際に）、上下の歯を軽く噛んだ状態でニッコリ微笑まれた時に、他者からは金属全体が見えませんので、審美的に多少なりとも貢献出来る、という点だけです。
しかし、この歯の場合は、残存の歯質面積がスズメの涙ほどしかありませんから、あまり意味がないように感じます。
強度的にもそうですが、薄い歯質の一部分を残されてまで一部被覆冠になさるメリットはありませんので、個人的にはお薦め出来ません。
＞全部被覆冠をする場合、コアは必要でしょうか？（質問２）
残存歯質が量的に厚く、高く残っていればコアを入れる必要はありません。
ただ、一般的に根管治療を施した歯は、残存歯質が少ない場合が多いので、コアをお入れしなければならない事が非常に多いです。
また、元のコアに問題がなければ（合わせて、根管治療も品質的に問題なければ）、以前の既成のものをそのまま使用すれば良いのですが、以上のものが問題ある場合は作り直しになりますから、必要になります。
＞その場合、下６番におすすめのコア／クラウンの種類がありますでしょうか？
＞審美性は考えておらず
材質の安全性や、歯との適合性、対向する天然歯との磨り減りを考えますと、やはり高カラットの金合金ゴールド・クラウンが宜しいかと思います。
経済的に問題がなければ、これが一番良いと思います。
＞歯が折れてしまったり、将来の再治療が簡単な方がいいと思っております。
今回の治療で、将来的に再治療しないような精度の高いものを目指されたほうが良いのではないでしょうか。
歯は必ず悪くなるもの、再治療するものだと考えらるのは間違っています。
確かに、材質によって耐久年月というものがあり、生涯を通じて再治療が必要ではないとは言い切れない部分もありますが、精度の高い丁寧な治療は、歯の寿命を引き延ばすことが出来るとは言えますね。
＞ファイバーポスト＋レジンコアは下６番には可能でしょうか？（質問３）
可能です。
作成に関しては、直接法と間接法があります。
＞他にクラウン以外のおすすめの治療はありますでしょうか？（質問４）
アメリカでの治療ということですから、費用的には金属冠もセラミック冠も全て同じ自費治療になります。
日本の場合は、保険治療で金属冠が被せられますけど（金属の材質は選べません）、アメリカではそいういった冠も高額な自費治療になるという事です。
また、加入されている保険会社との特約で、一年間に使用出来る治療費の制限があり、そのことで選択出来る金属が限られてしまうという事もあります。
審美的なご要望をお入れするのであれば、セラミック冠という選択肢もあります。
（色々な種類があります。
トップページのほうで検索して見られて下さいね。）
＞もし、保険外の治療を行う場合、日本での治療も考えておりますが、１ヶ月でクラウンの治療は可能でしょうか？（質問５）
以前の根管治療に問題がなく、また、そのような症状や所見がなければ、クラウンのみの作成であれば可能だと思います。
ただ、帰国してからの予約ですと、医院によっては予約は2週間後ということも有り得ますから、そうなりますと時間的にややきつくなる可能性が上がります。
余裕を持たせて治療に臨まれたほうが、何か不都合があった場合に対応出来ますので、時間的にぎりぎりというのはあまり好ましくないと思います。
いずれにしても、これ以上この歯の損傷を大きくしない様に、短期間中は堅いものを噛まないようにご注意して下さい。
参考になれれば幸いです。
日本ではなく海外従事している者ですが、コメントさせていただきますね。
歯が割れて欠けてしまい、大変のようですが・・・・・
＞この場合一部被覆冠は可能と思われますでしょうか？（質問１）
作成するのは可能なのですが、割れ方やお写真の状態から総合的に判断しまして、個人的には一部被覆冠は適していないと思います。
舌側が全体的に欠損しておられますから、この部分は補綴物で覆われることになります。
ですから、そうなりますと、歯質が残るのは頬側の薄い、少ない部分だけになります。
こうして頬側の一部分を残すメリットは（例えば、金属の補綴物になさった際に）、上下の歯を軽く噛んだ状態でニッコリ微笑まれた時に、他者からは金属全体が見えませんので、審美的に多少なりとも貢献出来る、という点だけです。
しかし、この歯の場合は、残存の歯質面積がスズメの涙ほどしかありませんから、あまり意味がないように感じます。
強度的にもそうですが、薄い歯質の一部分を残されてまで一部被覆冠になさるメリットはありませんので、個人的にはお薦め出来ません。
＞全部被覆冠をする場合、コアは必要でしょうか？（質問２）
残存歯質が量的に厚く、高く残っていればコアを入れる必要はありません。
ただ、一般的に根管治療を施した歯は、残存歯質が少ない場合が多いので、コアをお入れしなければならない事が非常に多いです。
また、元のコアに問題がなければ（合わせて、根管治療も品質的に問題なければ）、以前の既成のものをそのまま使用すれば良いのですが、以上のものが問題ある場合は作り直しになりますから、必要になります。
＞その場合、下６番におすすめのコア／クラウンの種類がありますでしょうか？
＞審美性は考えておらず
材質の安全性や、歯との適合性、対向する天然歯との磨り減りを考えますと、やはり高カラットの金合金ゴールド・クラウンが宜しいかと思います。
経済的に問題がなければ、これが一番良いと思います。
＞歯が折れてしまったり、将来の再治療が簡単な方がいいと思っております。
今回の治療で、将来的に再治療しないような精度の高いものを目指されたほうが良いのではないでしょうか。
歯は必ず悪くなるもの、再治療するものだと考えらるのは間違っています。
確かに、材質によって耐久年月というものがあり、生涯を通じて再治療が必要ではないとは言い切れない部分もありますが、精度の高い丁寧な治療は、歯の寿命を引き延ばすことが出来るとは言えますね。
＞ファイバーポスト＋レジンコアは下６番には可能でしょうか？（質問３）
可能です。
作成に関しては、直接法と間接法があります。
＞他にクラウン以外のおすすめの治療はありますでしょうか？（質問４）
アメリカでの治療ということですから、費用的には金属冠もセラミック冠も全て同じ自費治療になります。
日本の場合は、保険治療で金属冠が被せられますけど（金属の材質は選べません）、アメリカではそいういった冠も高額な自費治療になるという事です。
また、加入されている保険会社との特約で、一年間に使用出来る治療費の制限があり、そのことで選択出来る金属が限られてしまうという事もあります。
審美的なご要望をお入れするのであれば、セラミック冠という選択肢もあります。
（色々な種類があります。
トップページのほうで検索して見られて下さいね。）
＞もし、保険外の治療を行う場合、日本での治療も考えておりますが、１ヶ月でクラウンの治療は可能でしょうか？（質問５）
以前の根管治療に問題がなく、また、そのような症状や所見がなければ、クラウンのみの作成であれば可能だと思います。
ただ、帰国してからの予約ですと、医院によっては予約は2週間後ということも有り得ますから、そうなりますと時間的にややきつくなる可能性が上がります。
余裕を持たせて治療に臨まれたほうが、何か不都合があった場合に対応出来ますので、時間的にぎりぎりというのはあまり好ましくないと思います。
いずれにしても、これ以上この歯の損傷を大きくしない様に、短期間中は堅いものを噛まないようにご注意して下さい。
参考になれれば幸いです。
回答4
E Eデンタル(愛知県豊橋市)の井野です。
回答日時：2011-10-30 21:43:40
＞クラウンをすることになろうかと思われますが
長期的な安定を求められれば、クラウンの方がベターかもしれませんね。
ただ、視診・触診・レントゲンで虫歯などの問題が無ければ、「レジン充填して様子をみましょう」と話ケースかもしれません。
次に同じ様にレジンが割れたらクラウンも考えましょうと説明しますけど＾＾；
先生によっても多少治療法は異なりますので、まずはかかられた先生の治療方針を聞かれてみて下さい。
おだいじに
長期的な安定を求められれば、クラウンの方がベターかもしれませんね。
ただ、視診・触診・レントゲンで虫歯などの問題が無ければ、「レジン充填して様子をみましょう」と話ケースかもしれません。
次に同じ様にレジンが割れたらクラウンも考えましょうと説明しますけど＾＾；
先生によっても多少治療法は異なりますので、まずはかかられた先生の治療方針を聞かれてみて下さい。
おだいじに
相談者からの返信相談者：
アメリカよりさん
返信日時：2011-11-01 08:33:04
柴田 幸一郎先生
細見先生
王 麗路先生
井野泰伸先生
ご丁寧に回答していただきましてありがとうございました。
本日アメリカのgeneral dentistの受診をしてきました。
先生のお話と、このサイトの予習のおかげで、英語でも先生とお話しすることができました。
王先生のアメリカのお話にもありましたように、私の現在持っているdental insurance ではカバーできず、保険をアップグレードすれば安くなるとのことでしたが、面倒なので自費でお願いしました。
自分としては少しでもある歯を削ることを躊躇し、細見先生や井野先生のご意見をもとに話あってみましたが、結局のところ、虫歯があり、全部被覆冠をすることになりました。
クラウンは柴田先生、細見先生、王先生からおすすめいただいた
高カラットの金合金ゴールド・クラウンをと申しましたが、セラミックを強く勧められましたのでそれにしました。
コアはレジンでした。
費用は＄７８０で、もし、保険がアップグレードできれば＄４００ということでした。
セラミックはアメリカからの輸入なのでしょうか？
日本の円高もありますでしょうが、自費ならそんなに高くないという印象でした。
最後にこのサイトと回答してくださった先生方のおかげで、アメリカのdentistの考えを受けいることができ、柔軟に対応することができました。
先生方にはお忙しいところ、貴重な意見をいただきまして、感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
細見先生
王 麗路先生
井野泰伸先生
ご丁寧に回答していただきましてありがとうございました。
本日アメリカのgeneral dentistの受診をしてきました。
先生のお話と、このサイトの予習のおかげで、英語でも先生とお話しすることができました。
王先生のアメリカのお話にもありましたように、私の現在持っているdental insurance ではカバーできず、保険をアップグレードすれば安くなるとのことでしたが、面倒なので自費でお願いしました。
自分としては少しでもある歯を削ることを躊躇し、細見先生や井野先生のご意見をもとに話あってみましたが、結局のところ、虫歯があり、全部被覆冠をすることになりました。
クラウンは柴田先生、細見先生、王先生からおすすめいただいた
高カラットの金合金ゴールド・クラウンをと申しましたが、セラミックを強く勧められましたのでそれにしました。
コアはレジンでした。
費用は＄７８０で、もし、保険がアップグレードできれば＄４００ということでした。
セラミックはアメリカからの輸入なのでしょうか？
日本の円高もありますでしょうが、自費ならそんなに高くないという印象でした。
最後にこのサイトと回答してくださった先生方のおかげで、アメリカのdentistの考えを受けいることができ、柔軟に対応することができました。
先生方にはお忙しいところ、貴重な意見をいただきまして、感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
| タイトル | [写真あり] 左下６番の歯が欠けてしまった。一部被覆冠は可能？（米国） |
|---|---|
| 質問者 | アメリカよりさん |
| 地域 | 海外 |
| 年齢 | 34歳 |
| 性別 | 男性 |
| 職業 | その他 |
| カテゴリ |
歯が割れた・折れた・欠けた 詰め物、インレーのトラブル 補綴関連 その他(写真あり) アメリカ(米国) |
| 回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。
