[写真あり] 魚のような口元にコンプレックス。差し歯か拡大床かMFTか

相談者: すぎさん (38歳:女性)
投稿日時:2011-11-09 17:05:55
初めてご相談致します。

子供の頃から口元の醜さにコンプレックスを持っておりました。
唇は意識しないと閉じることはできません。
20年程前に一度矯正歯科に相談したところ上顎前突で4本の抜歯矯正を勧められました。
費用の高さや仕事上での不都合により、結局矯正には踏み切れずに諦めておりました。

最近になり、別の歯科にかかる機会があり、2件の歯医者さんから下記の方法を提案頂いております。

@特に出ている左上1番の神経を抜き、削って差し歯をつける。
A拡大床による矯正+MFT
(MFTのみでも口元の印象は変わるのではとのこと)


@の先生は虫歯でもない歯を差し歯にすることを積極的には勧めてはいません。
私が長い間矯正もできず、悩んでいることを見かねて提案して下さったようです。

Aの方法はネットで検索すると、前方にもアーチが拡がりかえってゴリラのような口元になった等否定的な感想も見受け、それならば1本だけでも確実に引っ込む@の方法が良いのでは…とも考えています。


口元の写真を添付します。
口元の緊張を抜くと魚のような口で醜いので、外ではいつも口唇に力を入れています。
左右非対称で歪んでいるようです。
口唇の筋肉の問題なのか歯並びの問題なのかわかりません。
美容整形の範疇かもしれませんが…。

わかり辛い文章と写真かと思いますが、何かお気づきのことがありましたらアドバイス頂けると幸いです。
よろしくお願いいたします。

画像1画像1 画像2画像2


回答 回答1
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2011-11-09 18:30:40
差し歯 絶対にしない方がよいです。

自分の歯は透明感があり前突していてもそんなに目立ちませんが、人工物は、たとえオールセラミックでも透明感を失うためにひっこめても目立ちます。

また1本だけだと色相をあわせるのが難しいです。

神経(歯髄)をとるのもよくないし、かぶせ物での歯頸部の問題がでます。


拡大床 賛成です。
まずしてみてください。

前歯部扇形拡大装置で広げるだけで、前突している歯はある程度後退します。
そこで再検討したらいかがですか。


MFT

オトガイ筋の緊張、下咬唇の入り込み、上口唇の弛緩
でしょうが、相当の努力を必要とします。

回答 回答2
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2011-11-09 19:01:13
松山先生同様、差し歯はやめておいたほうがいいと思います。
形態的にかなり無理をする必要があります。
かえって不自然になると思います。

もちろん口唇部はほとんど改善されません。



やはり矯正の先生がおっしゃったように4本抜歯による矯正がいいと思います。

拡大床による矯正で、今の口唇閉鎖不全が改善する可能性はほとんどないと思います。

もしそれでも拡大床による矯正をするということでしたら、どこの部分を何ミリ拡大して、スペースはどうなるのか、さらに前歯を後退させることができるのかなどを模型で確認し、それを基にセファロなどで口唇部の変化を予測してからのほうがいいと思います。

ただ歯並びの凸凹だけを治すというなら予後はともかく、拡大で配列できる可能性はあります。

回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2011-11-09 19:05:30
折角、何らかの治療を行ったのに、「これじゃ、前の方がマシだった」とならない事を強く願います。



差し歯・・・横幅が短く・縦に細長い歯の形態にして対処するのだと思います。
イメージなさってみてください。

・拡大床・・・上手くいくと、前歯を引っ込められると思います。
只、上下歯列のバランスが変わります。
人工的(?)なイメージになるかもしれません。
後戻りのことも予め相談なさってみてください。

・MFT・・・たとえ、もし上手くいかなくても、失うものは少ないはずです。


とりあえず、毎日、何度も口を大きく動かながら「あ・い・う・べぇー」(べぇーは舌を出す動作 )と言ってみられたら、口元の変化があるかもしれません。
(効果は保証出来ませんが、費用はかからないので・・)

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-11-09 19:57:18
伊藤先生と同じ意見です。

20年前と同様に、矯正歯科に相談に行くことをおすすめします。
上顎前突による口唇閉鎖不全であれば、前歯の移動量によって改善具合が変わってきます。

その点からも抜歯矯正になる可能性は高いと想像します。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: すぎさん
返信日時:2011-11-09 22:25:30
先生方、お忙しい中アドバイスをありがとうございます。

差し歯はやめておこうと思います。
拡大床の選択も含め、もう一度よく考えてみます。

もう少し質問させて頂きたいのですが、抜歯矯正を選択したとして、私のような症例はやはり保険適応外でしょうか。
金額面で特に躊躇してしまいます…。

また、表側から矯正すると仮定して、ただでさえ閉じにくい口元が更に閉じにくくなると思います。
少し閉じ易くなってくるまで、個人差はあると思いますが、どれぐらいの期間がかかるのでしょうか。

よろしくお願いします。


*藤森先生、あ・い・う・べぇー体操、教えて頂きありがとうございます。
変化を信じて毎日地道にやってみます。
回答 回答5
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2011-11-10 08:41:06
私は口唇閉鎖不全ではないと思います。
写真では閉じた状態ですし無理やり閉じているというほどのことでもないでしょう。

回答 回答6
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2011-11-10 09:44:09
画像1を見ると、明らかに頤筋の緊張(ウメボシ様のしわ)があり、安静時には口唇が離開しているものと判断しました。

さらにご自身でも
「また、表側から矯正すると仮定して、ただでさえ閉じにくい口元が更に閉じにくくなると思います。」
とお書きになっています。

やはり口唇閉鎖不全といっていいのではないかと思います。


矯正は特例(顎変形症で、外科手術を伴うもの、先天的疾患に起因する不正咬合)以外はすべて自費診療になります。

装置装着直後はわずかに突出感が悪化しますが、半年もすれば後退変化があることが多いと思われます。
(アプローチ法によって違う)

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2011-11-10 17:53:20
程度の問題ですが、写真からは、前歯前突感および口唇閉鎖不全(オトガイの緊張)が存在するようにみえます。

しかし、主訴である「口元の審美性向上」を「拡大床による矯正+MFT」というアプローチで治療した場合、ご自身が納得のできる治療結果を得ることは難しいと思います。

残念ながら、伊藤先生がご指摘のように、限られた条件をもつ患者さん以外では、矯正治療保険適用はされませんが、口腔衛生管理が万全であれば、40代〜60代ぐらいまでは、問題なく矯正治療が可能ですし、歯周病の管理が充分であれば、70代以降でも充分に可能です。

あせって、効果が不確かな治療を選択されるより、一般的なマルチブラケット治療での治療をお勧めします。


定期的な口腔衛生管理をかかりつけ医で受け、経済的な余裕ができるまで、開始時期を検討されてはいかがでしょうか?

 

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: すぎさん
返信日時:2011-11-10 18:05:12
皆様、ありがとうございます。

差し歯、拡大床での治療は今回は見送り、矯正できる目途が立ちましたら改めて矯正歯科へ相談に行こうと思います。

本当に、ありがとうございました。



タイトル [写真あり] 魚のような口元にコンプレックス。差し歯か拡大床かMFTか
質問者 すぎさん
地域 非公開
年齢 38歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
その他(写真あり)
歯並び(歯ならび)その他
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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