過去に歯科で怖い思いをし、現在はパニック障害があるが歯科に行きたい

相談者: リオさん (20歳:女性)
投稿日時:2011-11-13 16:51:59
こんばんは。

リオと申します。
虫歯がある訳では無いのですが、虫歯が無いかどうか不安になってきたため、検診を受けようと思っています。

ですが私は10歳の時と16歳の時に検診を受けて虫歯が見つかり、その時に担当された医院の歯科医師の方に何も知らせてもらえずにいきなり治療をされたり、麻酔が切れて治療が痛かったり頭を思い切り押さえつけられたりし、凄く怖い思いをしました。

それから正直、今歯医者が大嫌いです。
16歳の時の治療では不安だ、怖いと治療中に訴えているのに、カルテには「相当な怖がり」だけで済まされました。
あんな痛い治療を受けるんだったら、自分で歯磨きの腕を上げて自己防衛するしかないと思い、今に至ります。

ですが、その自己防衛にも限界がありますし、100%自己防衛をするのは絶対に無理だと思います。

歯医者に行けるようになりたいのですが、私は今、全般性の不安障害に、パニック障害を患っています。
歯医者の事を考えるだけで冷や汗が出て気持ち悪くなり、酷いと戻したり、歯医者に行く勇気も失せてしまいます。


こうした不安や障害を歯科医の方に理解して頂くのは難しいのでしょうか…?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2011-11-13 17:08:15
はじめまして。

リオさん、大変つらい思いをされたのですネ、お気持ち、良く分かります。

検診(予防)は、ぜひ、いかれて下さい。
なにごとも、早期発見・治療です。

また、初期のむし歯であれは、経過観察をしたり(むし歯予防のフッ素を塗る)、治療になったとしても、歯を削る量も少なく、痛みも、少ないのが、一般的です。


≫≫ こうした不安や障害を歯科医の方に理解して頂くのは難しいのでしょうか…?

※ 難しくないと思います。
歯医者さんには、色々なタイプの方がいます。
最近の先生は、良く話や要望を聞いてくれる方も、多いです。

また、全身的な要因でどうしても受け付けない時は、『心療歯科』といって、不安障害やパニック障害などの患者さんの歯科治療を専門とする診療所もあります。

まずは、近くの歯医者さんに行かれて、検診(予防)・相談から、はじめましょう!

怖いお気持ち、分かりますが、まずは、勇気を持って、第一歩を踏み出して下さい。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2011-11-13 17:39:08
>あんな痛い治療を受けるんだったら、自分で歯磨きの腕を上げて自己防衛するしかないと思い、今に至ります。
>ですが、その自己防衛にも限界がありますし、100%自己防衛をするのは絶対に無理

その通りです!
とても良いことに気がつきましたね。

川崎先生とは少しズレた発言になってしまいますが、歯周病は早期発見&早期発見は間違いありませんが、虫歯は早期発見しても直ちに治療に入らないことも結構あるかと思います。


だからこそ

>虫歯がある訳では無い

つまり自覚症状がない今こそ歯科医院を訪れるのがよろしいかと思います。

せっかく勇気を出されているご様子ですから、近くの歯医者さんならどこでも、というよりも、パニック障害でお掛かりの先生に、予防に力を入れているクリニックを紹介していただくのも一つかも知れませんね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: リオさん
返信日時:2011-11-13 20:00:07
川崎先生、小林先生、回答ありがとうございます。

心療歯科となると無痛治療とかでしょうか…?
良い年して、本当に歯医者が苦手で何でも疑って掛かってしまいます。
歯医者に行く事自体がもう苦痛で仕方がありません。

せめて歯医者に行く前に落ち着けるようになれば、いくらかましにはなると思います。

度々質問をしてしまい、申し訳ありません。
虫歯があった時に歯を削る機械の音も苦手です。
勿論、歯医者さんによって違ってくるとは思いますが、治療中に音楽を聴くと言うのは大丈夫なのでしょうか?

結局歯医者行けなくなって困るのは自分なので、やっぱり納得した上で楽に治療を受けたいです。

でもやっぱり、歯医者さん怖いです…
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2011-11-13 22:19:08
リオさん

残念ながら、心療歯科=無痛治療ということではないと思います。
でも、音楽を含め、担当してくださる先生と、よくお話されてみてはいかがでしょうか。


>良い年して

歯科治療に際し老若男女にわたって関係ありません。


でも、何を

>何でも疑って掛かってしま
うのでしょうか。

まだ、治療前提ではなく

虫歯が無いかどうか不安になってきたため、検診を受けようと思っています。

という段階でしょう?

まずは勇気を持って、第一歩を踏み出してみましょう♪

回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2011-11-13 23:09:56
ご相談ありがとうございます。

歯医者の選び方で怖さが減ります。


まずふつうの歯医者。

ふつうの歯科検診むし歯を探すためにあります。
つまり削るための検査をします。

そのタイプは削ることが仕事なので、話もしないこともあり、押さえつけることもするでしょう。
むし歯を作った患者さんに責任があると考えているかもしれません。



次は、一寸ふつうでは見つからない歯医者。

健康のためにお話をします。
本当は歯だけではなく、身体も気持ちも大事だから、まずお話に良く耳を傾けて最後まで聴きます。

興味があれば、もうむし歯にしないように本当の予防のお話もします。
むし歯ができてしまうのは歯医者の責任だと考えるからです。

仕事は一生削らないためです。
一生きれいで気持ちよく歯を残すためです。
歯周病の話もできます。

本当の予防でふつうは一生削らずに歯を残せます。
そのお話の中で、一人で歯磨きしていても予防にはなりませんよ、その理由はこうですよとお話をします。

そして希望があれば、予防の体験版を選べます。

そうすると自信が付いてきます。
そういうプログラムになっているからです。

そういう仲間が見つかる歯医者に行くことがだんだん楽しくなっていきます。
音楽だって自分で選べるところもあり、もちろん持ち込みOKのところもあります。
でもそこで楽しく話ができれば音楽はなくてもすんでしまいます。


そういう歯医者を捜すコツは、予約で相談だけできますか?と聞いてみて、親切な対応をするところだったら、用心しながら一回行ってみることです。

すぐ削るそぶりをしたら、すぐ左手を挙げて待ってくださいと言っていいし、スタコラさっさと逃げ出しても良いんです。
追いかけたりしないから大丈夫です。

今痛くないときに、計画していることはとても感心しました。
痛くなってから、駆け込むよりも、今ならゆっくり探せます。
試してみてはどうでしょうか。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2011-11-14 17:13:29
リオさん、

こんにちは、

過去の歯科治療がトラウマになっている上に全般姓不安障害とパニック障害をお持ちなんですね。

今の時点では、ご自身に歯科の症状がないのでそれほど急ぐことは無いと思います。
今の考え方は、他の先生方が申したとおりとても感心できる考え方だと思います。

よってあまり早急に歯科医院にかかることを考えるよりもじっくりと歯科医院を捜されたら良いと思います。

重度の歯科治療恐怖感をお持ちの方では、歯科治療の機械の音も耐えられない方は多くいらっしゃいます。
リオさんは今はまだすぐに歯を削るような治療にかかることはないと思いますので、パニック障害を理解してもらえることが重要です。

因みにいまの不安障害やパニック障害は発症後、どれくらい経過しておられますか?
またどのようなときに発作が起こりやすいでしょうか?
発作が起こったときに、どうすれば落ち着いてこられますか?
お薬(処方されているならば)は、どのタイミングで飲まれたりしますか?

そのような内容を話して、歯科医師に理解してもらえるようにもっていければ、誠意のある歯科医師であればそれらに対応してもらえるところもあると思いますし、無理ならばよりその方面に理解のある歯科医師を紹介してもらえることもあります。

各都道府県の歯科医師会保険医協会などに問い合わせてみてそれらに対応してくれる医院を紹介してもらうことも可能かも知れません。

歯科治療恐怖症も、パニック障害なども、歯科医師と患者さん自身との信頼関係が大切です。
(これは歯科医療全般について言えることですが・・)

特に痛みを伴う治療の場合は、それらは応急処置にとどめ、お互いに信頼関係を持てる状態になってから、治療に本格的にかかるようにすればよいと思います。

なお、治療の機械音は残念ながら、消すことは出来ません。
しかし、静脈内鎮静法や静脈麻酔法により、治療中は眠っているかのような状況にして、治療中の出来事を知らずに終えることは可能です。

麻酔の方法になるので、行っている医院がわかれば、無痛下に治療を終えることができます。
ただ、現在のリオさんの場合は、歯を削るような機械音を発生することなく、治療ができる状況かも知れないので、受診前からあまり恐れることはないと思います。

歯科治療は、症状が起こってからでは、治療そのものが辛いことが多いです。今のように、自覚症状がない時点で、予防的観点から受診されるのは、とてもよいことですので、あまり焦らずに(焦ってまた恐怖感がいっそう増してしまうと、また足が遠のいてしまいますから)、取り組まれるようにされたらいいと思います。

このコメントが参考になれば幸いです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: リオさん
返信日時:2011-11-16 16:40:58
さがら先生、山本先生、回答して頂きありがとうございます。
お返事が遅れてしまい、申し訳ないです。

まず、山本先生から頂いた質問ですが…
パニック障害は罹患してからちょうど今二年、不安障害はもう五年近くになります。
高校卒業前までは薬を服用していたのですが…
副作用が酷く、私生活に障害が出てしまったため今は服用していません。
どちらかというと重いのは不安障害ですね。
冷や汗は出るし、体がガタガタ震えたり…

今は様子見といったところです。
カウンセリングで何とかもっています…
過去に服用していたのはスルピリド、エビリファイ、パキシルです。
大体パニックというか過呼吸が出るのは診察前ですね。
口を開けるのも駄目なんです。

仮に治療をしていたとして、過呼吸とかが出た時は落ち着くまで暫く治療を止めたり、椅子の背もたれとかを戻してもらえるとちょっと楽になります。


さがら先生、回答ありがとうございます。
最近の歯医者さんは、先生によっては、きちんと話をすれば音楽持ち込みもOKと聞いて、少し安心しました。
相談だけでも問題ないんですね…

以前に私が通っていてトラウマになった歯医者さんはそんな相談とかもなく、いきなり治療に入ったのでちょっとびっくりです…
頑張って相談だけでも行ければ良いですが、自分でもかなり重症なトラウマがすり込まれて、足が竦んでしまいます…
回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2011-11-17 09:47:38
そうですね。


>音楽持ち込みもOKと聞いて

ウチでも「iPodで音楽を聴いていてもいいですか?」と言われる事はあります。

コミュニケーションを取るうえで支障が出ない範囲で聴いてもらう分には全然OKですね。
(「痛くないですか?」とか確認したいときがあるので、その時は肩をポンポンと叩いて聞くようにしています)


>相談だけでも問題ないんですね

全く問題ないと思います。
むしろ、不安を和らげるためにはお話の時点で信頼関係を築けるかどうかがカギとなります。

まずは電話で予約をするときに「相談だけでも構いませんか?」と聞いておきましょう。
そこで「ダメです!」と言われたら、その時点で候補から外せばよいのですから。

でも、ほとんどの歯医者さんは快く「いいですよ」と言ってくれるはずですよ。

頑張ってください。

回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2011-11-17 11:37:22
>頑張って相談だけでも行ければ良いですが、自分でもかなり重症なトラウマがすり込まれて、足が竦んでしまいます

個人的な意見ですが

「頑張って」は止めたほうがいいと思います。

なんとかなるさ・・位の気楽な気持ちなら賛成しますが「頑張る」という時点で既に緊張があります。

ちなみに「頑張るぞ」と思ったときと「なんとかなるさ」と思ったときの心臓や呼吸・心の微妙な変化を感じませんか。

感じたなら「なんとかなるさ」のほうが体にいいということです。

回答 回答8
  • 回答者
回答日時:2011-11-18 16:45:48
リオさん、

>パニック障害は罹患してからちょうど今二年、不安障害はもう五年近くになります。

不安障害はもうつきあいが長いですね。
カウンセリングで、今は対応していると言うことですのでいちおう安定していると思って良いでしょうか?

薬物に頼っていないので、自分自身の気持ちを安定させられる環境であれば、歯科の診察も落ち着いていると思います。

薬物は、人によってあう・あわないがあるので今の時点では、実生活でも通常は普通の状況が多いのだろうと思います。

お薬も、例えばリーゼのような軽いお薬をお守り代わりに使われている人もいますが、これは私たちは専門家ではないのでコメントするのは、控えなければならないと思うので、すみません。

今回は、ご自身では歯科の問題点はあまりないように思っておられるとのことですので、それほど悪い状態ではないだろうと思います。
もし受診されても、自己防衛をしようという意識も高いですので実際に歯を削ったり、歯を抜いたりといった医療行為を行う可能性はそれほど高くないと思います。

診査だけですむかもしれませんので、背もたれをもどしたり治療を中断したりということを前もって伝えておいて、そのとおりにしてもらえれば、不安障害の発作などはおきないで診査は可能なのだろうと思いますが、そのためには信頼関係を強く築かなくてはならないので、相性も含めて信頼できる歯科医院をみつける必要があります。

また、もしムシ歯を含めた問題点が見つかった場合ですが過呼吸発作などがおきることが予想されますので、それらの対応ができる環境で治療を行う必要があります。

不安障害・パニック障害・過呼吸などは死ぬことはないですので(それはよくご存じだと思いますが)、心配されることはありませんが、実際に発作が起きるとご本人にとっては、言葉にできない苦しさがありますから、できればそれは避けたいものですね。

もし治療行為が必要な状況になれば、静脈内鎮静法や静脈麻酔法で対応される方が適していると思います。
無理にがんばって(児玉先生も書かれてましたが)、結局また心的トラウマが増大してしまうと、かえって将来的にはより困難になることも、あり得ます。

ただ今のお口の健康に対して、きちんと向き合っていく姿勢は理解されやすいと思いますので、歯科医師の先生とよく話し合って受診されるようになられることを祈っております。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: リオさん
返信日時:2011-11-22 17:53:45
タイヨウ先生、児玉先生、山本先生
回答ありがとうございます
お返事が遅れ、申し訳ないです。

ここ数日考えていたのですが、まずは自分が信頼出来そうな歯医者さんを探してから、検診に行く事にしようと思います。
仮に治療しないといけない歯があった時に自分が信頼出来ない歯医者さんにいきなり治療とかをされたら、たまったもんではないので…

最近の歯医者さんは相談だけでもOKと聞き、少し安心してきました。
静脈から麻酔を入れて、ぼんやりとした状態で治療をする方法は初耳でした。
実際にその麻酔法を受けた事はないので、どのみちそのような治療が出来る歯医者さんとよく相談しようと思います。

本当に、ありがとうございました。



タイトル 過去に歯科で怖い思いをし、現在はパニック障害があるが歯科に行きたい
質問者 リオさん
地域 非公開
年齢 20歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯科恐怖症
その他(歯科治療関連)
歯科と全身疾患その他
回答者




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