舌で前歯を押す癖は歯列矯正で治りますか?
相談者:
yuki.tyuzさん (27歳:女性)
投稿日時:2011-11-29 00:00:52
参考:過去のご相談
※歯列矯正のため4本抜歯。その後6時間経つがいまだ止血しない
すみません、厚かましくも本日2回目の相談です。
先の投稿にも記載しましたが、歯列矯正を始める予定です。
器具の装着は年明けを予定しています。
難しい診断名は覚えきれなかったのですが
・歯列がガタついている(右上1番が突出、2番が奥まっている等)
・上下の歯が共に外向きに開いている(すきっ歯ではない)
・奥歯がかみ合っていない
という状態です。
大人になって、急速に歯並びが悪くなりました。
子供のころから歯列で何か言われた記憶は無かったのですが、唯一「舌で前歯を押す癖がある」と言われたことがあったのを思い出し、意識してみると、確かに今でもそうしています。
食べ物や唾液を飲み込む時、ちょうど上前歯と下前歯の重なる部分に舌の先端を当て、その押し当てる力の反動で舌を動かし、飲み込んでいる形です。
これが原因とは断定できないかもしれませんが、毎日のことですので、歯への影響はかなりあると思います。
舌は、通常時でも上下どちらかの歯にくっつく形でおいて(?)あります。
個人的には収めるスペースが小さいのではと思っていますが、矯正で外に向いていたものを引っこめると、ますます舌の置き場がなくなるのではないかと心配しています。
長くなりましたが、お聞きしたいことは、
@この癖は、矯正とともに自然と治るものなのかどうか
A治らない場合、どうしたらいいのか(矯正が無駄に?)
B“正しい舌の位置”“正しい飲み込み方”というものがあるのかどうか(千差万別、個人差の問題なのでしょうか)
以上です。
よろしくお願いいたします。
※歯列矯正のため4本抜歯。その後6時間経つがいまだ止血しない
すみません、厚かましくも本日2回目の相談です。
先の投稿にも記載しましたが、歯列矯正を始める予定です。
器具の装着は年明けを予定しています。
難しい診断名は覚えきれなかったのですが
・歯列がガタついている(右上1番が突出、2番が奥まっている等)
・上下の歯が共に外向きに開いている(すきっ歯ではない)
・奥歯がかみ合っていない
という状態です。
大人になって、急速に歯並びが悪くなりました。
子供のころから歯列で何か言われた記憶は無かったのですが、唯一「舌で前歯を押す癖がある」と言われたことがあったのを思い出し、意識してみると、確かに今でもそうしています。
食べ物や唾液を飲み込む時、ちょうど上前歯と下前歯の重なる部分に舌の先端を当て、その押し当てる力の反動で舌を動かし、飲み込んでいる形です。
これが原因とは断定できないかもしれませんが、毎日のことですので、歯への影響はかなりあると思います。
舌は、通常時でも上下どちらかの歯にくっつく形でおいて(?)あります。
個人的には収めるスペースが小さいのではと思っていますが、矯正で外に向いていたものを引っこめると、ますます舌の置き場がなくなるのではないかと心配しています。
長くなりましたが、お聞きしたいことは、
@この癖は、矯正とともに自然と治るものなのかどうか
A治らない場合、どうしたらいいのか(矯正が無駄に?)
B“正しい舌の位置”“正しい飲み込み方”というものがあるのかどうか(千差万別、個人差の問題なのでしょうか)
以上です。
よろしくお願いいたします。
回答1
回答日時:2011-11-29 08:50:45
@自然に治るものもあるし、治らないこともあります。
AMFTなどでの訓練により改善することもあります。
B基本的な動かし方はあります。
ただ、舌だけではなく、口唇、頬筋などが連動して嚥下しますので、舌だけのコントロールではうまくいかないこともあります。
さらに舌の使い方に問題がありそうでも、歯並びや咬み合わせにほとんど問題ない方もいます。
今の状態が舌癖が関与しているのかどうかはわかりません。
矯正歯科の先生とよくご相談ください。
AMFTなどでの訓練により改善することもあります。
B基本的な動かし方はあります。
ただ、舌だけではなく、口唇、頬筋などが連動して嚥下しますので、舌だけのコントロールではうまくいかないこともあります。
さらに舌の使い方に問題がありそうでも、歯並びや咬み合わせにほとんど問題ない方もいます。
今の状態が舌癖が関与しているのかどうかはわかりません。
矯正歯科の先生とよくご相談ください。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2011-11-29 11:44:43
@矯正で自然に治ることもある。
A治らない場合は、矯正の「後戻り」がおきるので、永久固定(保定)で対処する。
MFTを行って治す努力ができるなら、早期から行う方がよい。
B正しい舌の位置は、上顎に舌がついていること。(安静時にはもう少し低位でもよい)
正しい飲み込み方はそれができる形態がないとかなり困難。
実際の正しい飲み込み方については「嚥下」で検索してみてください。
図解された説明が沢山あります。
歯は、それを取り巻く硬軟組織(筋肉など)の力が、ちょうど平衡になっている場所で安定しています。
yuki.tyuzさんの場合、成長が終わった大人になってから急に歯並びが悪くなったということですから、歯列の乱れの発端が不良習癖である可能性が高いと思います。
いったん緊密なコンタクトをなくすと歯列の悪化は加速します。
矯正治療で専門家に形態を修正してもらうことは可能ですから、あなたも原因になった不良習癖を改善するよう努力してみて下さい。(具体的には担当の先生によく質問して下さい)
A治らない場合は、矯正の「後戻り」がおきるので、永久固定(保定)で対処する。
MFTを行って治す努力ができるなら、早期から行う方がよい。
B正しい舌の位置は、上顎に舌がついていること。(安静時にはもう少し低位でもよい)
正しい飲み込み方はそれができる形態がないとかなり困難。
実際の正しい飲み込み方については「嚥下」で検索してみてください。
図解された説明が沢山あります。
歯は、それを取り巻く硬軟組織(筋肉など)の力が、ちょうど平衡になっている場所で安定しています。
yuki.tyuzさんの場合、成長が終わった大人になってから急に歯並びが悪くなったということですから、歯列の乱れの発端が不良習癖である可能性が高いと思います。
いったん緊密なコンタクトをなくすと歯列の悪化は加速します。
矯正治療で専門家に形態を修正してもらうことは可能ですから、あなたも原因になった不良習癖を改善するよう努力してみて下さい。(具体的には担当の先生によく質問して下さい)
回答3
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2011-11-29 13:24:10
西山です
>食べ物や唾液を飲み込む時、ちょうど上前歯と下前歯の重なる部分に舌の先端を当て、その押し当てる力の反動で舌を動かし、飲み込んでいる形です
このときの舌の押し付けは生理的な行動なので、あまり問題視しなくてよいのではないでしょうか。
おそらく、非機能時、つまり食事や唾液を飲み込む以外のときに、舌を押し付けていることが問題だといわれているのではないでしょうか。
このような行動は神経性習癖といわれ、緊張にともない強まることもあります。
対応としては、目に見える合図を作り、その合図を見たときに自分が舌を歯に押し付けていないかをチェックしてゆきます。
もし、押し付けていたら深呼吸を2,3回してみてください。
舌が自然を歯から離れて力が抜けることを実感できると思います。
これを続けてゆくと、押し付けてもすぐ気が付くようになって来ると思います。
全くやめることを考える必要はないでしょう。
>食べ物や唾液を飲み込む時、ちょうど上前歯と下前歯の重なる部分に舌の先端を当て、その押し当てる力の反動で舌を動かし、飲み込んでいる形です
このときの舌の押し付けは生理的な行動なので、あまり問題視しなくてよいのではないでしょうか。
おそらく、非機能時、つまり食事や唾液を飲み込む以外のときに、舌を押し付けていることが問題だといわれているのではないでしょうか。
このような行動は神経性習癖といわれ、緊張にともない強まることもあります。
対応としては、目に見える合図を作り、その合図を見たときに自分が舌を歯に押し付けていないかをチェックしてゆきます。
もし、押し付けていたら深呼吸を2,3回してみてください。
舌が自然を歯から離れて力が抜けることを実感できると思います。
これを続けてゆくと、押し付けてもすぐ気が付くようになって来ると思います。
全くやめることを考える必要はないでしょう。
回答4
オレフィス矯正歯科(名古屋市中区)の戸苅です。
回答日時:2011-11-29 19:20:22
@この癖は、矯正とともに自然と治るものなのかどうか
自然に治る事は少ないです。
A治らない場合、どうしたらいいのか(矯正が無駄に?)
MFTというトレーニング方法があります。
矯正治療に影響がある場合とそうでない場合があります。
担当医にご確認ください。
B“正しい舌の位置”“正しい飲み込み方”というものがあるのかどうか(千差万別、個人差の問題なのでしょうか)
ある程度の範囲を持った正しい位置・飲み込み方はあります。
それを獲得する事が、yuki.tyuzにとってよい事かどうかはまた別の事です。
自然に治る事は少ないです。
A治らない場合、どうしたらいいのか(矯正が無駄に?)
MFTというトレーニング方法があります。
矯正治療に影響がある場合とそうでない場合があります。
担当医にご確認ください。
B“正しい舌の位置”“正しい飲み込み方”というものがあるのかどうか(千差万別、個人差の問題なのでしょうか)
ある程度の範囲を持った正しい位置・飲み込み方はあります。
それを獲得する事が、yuki.tyuzにとってよい事かどうかはまた別の事です。
回答5
天神デンタルクリニック(福岡市中央区)の児玉です。
回答日時:2011-11-29 20:11:03
博多の児玉です。
個人的見解ということで書いています。
B適した位置は個人によって違います。
多くのタイプはふなちゃん先生の書かれた「上顎についている」ですがその位置は個人によって微妙に違っています。
少数ですが「上顎についていない」タイプもあります。
AMFTは訓練法としては優れたものですが、「特定の位置」を目標にしている訓練法で「その人の最適な位置」を目標にしたものではありません。
どうしても確実に治したいのであれば癖を改善する治療(している先生はほんの一握りです)を受けることです。
個人的見解ということで書いています。
B適した位置は個人によって違います。
多くのタイプはふなちゃん先生の書かれた「上顎についている」ですがその位置は個人によって微妙に違っています。
少数ですが「上顎についていない」タイプもあります。
AMFTは訓練法としては優れたものですが、「特定の位置」を目標にしている訓練法で「その人の最適な位置」を目標にしたものではありません。
どうしても確実に治したいのであれば癖を改善する治療(している先生はほんの一握りです)を受けることです。
回答6
歯科医師の松山です。
回答日時:2011-11-29 21:02:47
舌の機能・位置(姿勢)・大きさ・形体を診査する必要があります。
たとえば舌が大きい場合には、正しい嚥下法(成熟型嚥下)を、指導したとしても、成功はまずしません。
同じように機能的な問題では咬唇閉鎖とも関係しますので、舌だけを見たり、論じたりしたら手落ちになります。
筋機能療法に長けている矯正歯科医の治療を受けるのがよいと思います。
たとえば舌が大きい場合には、正しい嚥下法(成熟型嚥下)を、指導したとしても、成功はまずしません。
同じように機能的な問題では咬唇閉鎖とも関係しますので、舌だけを見たり、論じたりしたら手落ちになります。
筋機能療法に長けている矯正歯科医の治療を受けるのがよいと思います。
相談者からの返信
相談者:
yuki.tyuzさん
返信日時:2011-12-02 03:36:47
抜歯後に熱が出てしまい、なかなかお礼も申し上げられず大変失礼しました。
思いがけず沢山の先生方にご回答いただき、ありがとうございます。
時間とお金をかけて、健康な歯を抜いてまで矯正するので、「結局癖で戻っちゃった」というのだけは何としても避けたいのです。
出来ることは何でもしたい、そんな気持ちです。
MFTという言葉を初めて知りました。
私は普段から口がポカーンと開いてしまっており、口角もへの字型に下がっています。少なくとも、睡眠中は間違いなく口呼吸をしています。
素人がネットで調べただけですが、MFTはとても魅力的な訓練法に思えました。
ただ、田舎に住んでおり、専門的な矯正歯科は地域に一つしかありません。
MFTにあかるいかどうかでは…選べません。
不安に思っていることを、まずは担当医に伝えてみたいと思います。
また、自分なりに気をつけて生活したいと思います。
無意識に行っていることを意識するのはとても難しいですが…西山先生の方法、実践してみたいと思います。
伊藤先生、ふなちゃん先生、西山先生、戸苅先生、児玉先生、松山先生、ありがとうございました。
思いがけず沢山の先生方にご回答いただき、ありがとうございます。
時間とお金をかけて、健康な歯を抜いてまで矯正するので、「結局癖で戻っちゃった」というのだけは何としても避けたいのです。
出来ることは何でもしたい、そんな気持ちです。
MFTという言葉を初めて知りました。
私は普段から口がポカーンと開いてしまっており、口角もへの字型に下がっています。少なくとも、睡眠中は間違いなく口呼吸をしています。
素人がネットで調べただけですが、MFTはとても魅力的な訓練法に思えました。
ただ、田舎に住んでおり、専門的な矯正歯科は地域に一つしかありません。
MFTにあかるいかどうかでは…選べません。
不安に思っていることを、まずは担当医に伝えてみたいと思います。
また、自分なりに気をつけて生活したいと思います。
無意識に行っていることを意識するのはとても難しいですが…西山先生の方法、実践してみたいと思います。
伊藤先生、ふなちゃん先生、西山先生、戸苅先生、児玉先生、松山先生、ありがとうございました。
タイトル | 舌で前歯を押す癖は歯列矯正で治りますか? |
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質問者 | yuki.tyuzさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 27歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯列矯正(矯正歯科)その他 歯並びが悪くなってきた |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。