[写真あり] 5歳2ヶ月、乳歯A打撲で変色し感染。抜歯は必要ですか?
相談者:
5歳児の母さん (40歳:女性)
投稿日時:2011-11-30 07:06:03
現在5歳2ヶ月の男の子です。
約1年前の前歯を打撲。
当時の検査では、様子を見ましょうとのことでしたが、先日定期健診時にレントゲンで再検査を受けたところ、乳歯Aが感染してしまっているとのこと。
(2週間前のレントゲン写真添付)
このままでは、永久歯にも黒い色がついてしまう可能性もあるので、抜歯を勧められました。
写真添付の通り、色は黒ずんでいますが、本人は痛みもないとのことなので、早急に抜歯と言われ、躊躇しています。
乳歯ですから自然に抜けるまで、運良く、このまま保てる?可能性も残っているのなら、抜歯は待ちたい気持ちです。
実は、セカンドオピニオンをうかがうべく、もう1人の歯科医師のかたにも診ていただいたところ、そちらは
「永久歯が黒くなる可能性はほとんど無いと思うし、様子を診ていては?」
とのアドバイスをいただきました。
が、抜歯を勧める主治医に電話して抜歯は見送りたいと告げると、
「すぐに抜歯が最善」
と、念押しがありましたので、再び迷っています。
感染を放っておくと、どうなりますか?
抜歯をお勧めかどうか、先生のご意見をお伺いいたしたく、
何卒どうぞ宜しくお願いいたします。
画像1 画像2
約1年前の前歯を打撲。
当時の検査では、様子を見ましょうとのことでしたが、先日定期健診時にレントゲンで再検査を受けたところ、乳歯Aが感染してしまっているとのこと。
(2週間前のレントゲン写真添付)
このままでは、永久歯にも黒い色がついてしまう可能性もあるので、抜歯を勧められました。
写真添付の通り、色は黒ずんでいますが、本人は痛みもないとのことなので、早急に抜歯と言われ、躊躇しています。
乳歯ですから自然に抜けるまで、運良く、このまま保てる?可能性も残っているのなら、抜歯は待ちたい気持ちです。
実は、セカンドオピニオンをうかがうべく、もう1人の歯科医師のかたにも診ていただいたところ、そちらは
「永久歯が黒くなる可能性はほとんど無いと思うし、様子を診ていては?」
とのアドバイスをいただきました。
が、抜歯を勧める主治医に電話して抜歯は見送りたいと告げると、
「すぐに抜歯が最善」
と、念押しがありましたので、再び迷っています。
感染を放っておくと、どうなりますか?
抜歯をお勧めかどうか、先生のご意見をお伺いいたしたく、
何卒どうぞ宜しくお願いいたします。
画像1 画像2
回答1
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2011-11-30 07:30:49
お話から左上Aの歯髄壊死あるいは壊疽ではないかと思います。
左上1の全体像がレントゲンに写っているわけではありません。
そこで年令と今のレントゲンから左上1の歯冠部の最表層までが完成している、と診断できるかどうかで意見が別れているのではないでしょうか?
完成していれば抜歯が必要ないでしょうし、完成していれば、抜歯あるいは感染根管処置が必要になると思います。
左上1の全体像がレントゲンに写っているわけではありません。
そこで年令と今のレントゲンから左上1の歯冠部の最表層までが完成している、と診断できるかどうかで意見が別れているのではないでしょうか?
完成していれば抜歯が必要ないでしょうし、完成していれば、抜歯あるいは感染根管処置が必要になると思います。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2011-11-30 07:51:26
5歳児の母さまおはようございます。
乳切歯の歯髄壊死で抜歯を勧められて迷っていらっしゃるようですね、レントゲンを拝見いたしましたが根尖部に陰影が認められます、個人的には壊死した歯髄組織を除去して一連の根管治療・根管充填をした方がいいと思います。
永久歯への影響については年齢的にもレントゲン的にもすでに歯冠部が完成しているので心配はないと思います、参考になれば幸いです。
乳切歯の歯髄壊死で抜歯を勧められて迷っていらっしゃるようですね、レントゲンを拝見いたしましたが根尖部に陰影が認められます、個人的には壊死した歯髄組織を除去して一連の根管治療・根管充填をした方がいいと思います。
永久歯への影響については年齢的にもレントゲン的にもすでに歯冠部が完成しているので心配はないと思います、参考になれば幸いです。
回答3
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2011-11-30 09:00:08
>感染を放っておくと、どうなりますか?
これ感染してますかね?
感染していると言う判断の根拠はレントゲンだけなんでしょうか?
さすがに、感染していないとはもちろん言えませんが、しているとも言えないような・・・
神経が死んでしまった乳歯はたいがい根尖部に陰影出るように思いますが・・・
これ感染してますかね?
感染していると言う判断の根拠はレントゲンだけなんでしょうか?
さすがに、感染していないとはもちろん言えませんが、しているとも言えないような・・・
神経が死んでしまった乳歯はたいがい根尖部に陰影出るように思いますが・・・
回答4
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-11-30 09:05:53
相談者からの返信
相談者:
5歳児の母さん
返信日時:2011-12-04 12:14:09
返信が遅くなって大変申し訳ありませんでした。
先生方のコメント、とても有難く、心よりお礼申し上げます。
(素晴らしいサイトだと思いました!!大変感謝しています。)
実際に診てもらったドクターと、先生方のコメントを総合して考えてみると、結局、レントゲンと所見からでは、壊疽しているかどうか?の判断がわかれてしまうようですね。
もし壊疽していたら、もしくは今後、壊疽に及んだ場合ですが・・
まず、小児における「一連の根管治療」というのもそれなりに子供にとっては忍耐にいる治療のようですので、そのときは「抜歯」を選ぶ・・・というのでも遅くないのでしょうか?
壊疽した場合、治療せずに、抜いてしまう。。。この方法がとれるのであれば、まずは今のところは定期的に診るだけにして、(今の成長度合いから、おそらく永久歯には影響なさそうですし)もし乳歯が自然に抜けるまでの間に、万一壊疽に及んでしまった場合のみ「抜歯」を選択したいと思いました。
先生方のコメント、とても有難く、心よりお礼申し上げます。
(素晴らしいサイトだと思いました!!大変感謝しています。)
実際に診てもらったドクターと、先生方のコメントを総合して考えてみると、結局、レントゲンと所見からでは、壊疽しているかどうか?の判断がわかれてしまうようですね。
もし壊疽していたら、もしくは今後、壊疽に及んだ場合ですが・・
まず、小児における「一連の根管治療」というのもそれなりに子供にとっては忍耐にいる治療のようですので、そのときは「抜歯」を選ぶ・・・というのでも遅くないのでしょうか?
壊疽した場合、治療せずに、抜いてしまう。。。この方法がとれるのであれば、まずは今のところは定期的に診るだけにして、(今の成長度合いから、おそらく永久歯には影響なさそうですし)もし乳歯が自然に抜けるまでの間に、万一壊疽に及んでしまった場合のみ「抜歯」を選択したいと思いました。
回答5
歯科医師の松山です。
回答日時:2011-12-04 12:43:48
レントゲンでは乳歯と永久歯が接触しているように見えますが、実際では乳歯根尖の後ろ側に永久歯(中切歯)が位置しています。
その上、歯芽が成長するときは、歯小嚢という組織に包まれていますから、強い炎症をたびたび繰り返すことがない限り、永久歯まで影響することは少ないはずです。
受傷時、あるいは現在をとっても、中切歯の歯冠はほぼ完成している時期です。
またレントゲンを見ても、時期的にも、もう生え変わりに備えて、反対の乳中切歯ともに歯根尖部が吸収してきていますから、簡単に言うとその部の組織は正常に近いといえるかもしれません。
乳歯の根管は太いですから、根尖を通じて、歯髄は肉芽組織様に変性していることが考えられ、腫れる、痛い、歯肉が赤いなどの記載がない限り炎症も存在しないと思いますので、そのまま様子見でよいと思います。
サイトでの診断になってしまうので、近医で確かめるのがよいでしょう。
その上、歯芽が成長するときは、歯小嚢という組織に包まれていますから、強い炎症をたびたび繰り返すことがない限り、永久歯まで影響することは少ないはずです。
受傷時、あるいは現在をとっても、中切歯の歯冠はほぼ完成している時期です。
またレントゲンを見ても、時期的にも、もう生え変わりに備えて、反対の乳中切歯ともに歯根尖部が吸収してきていますから、簡単に言うとその部の組織は正常に近いといえるかもしれません。
乳歯の根管は太いですから、根尖を通じて、歯髄は肉芽組織様に変性していることが考えられ、腫れる、痛い、歯肉が赤いなどの記載がない限り炎症も存在しないと思いますので、そのまま様子見でよいと思います。
サイトでの診断になってしまうので、近医で確かめるのがよいでしょう。
回答6
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2011-12-04 19:52:30
ちょっと誤解を与える書き方をしてしまったようですが、レントゲンからははっきりとはわからないように思えるとコメントしましたが、口腔内所見で歯の根の先に相当する部分が腫れていれば感染はほぼ間違いないです。
左のレントゲン写真ではなくて右の口腔内写真からは微妙な感じです。
ですので、
>感染していると言う判断の根拠はレントゲンだけなんでしょうか?
と書きました。
腫れがあるのであれば、「そのまま放置」という対応は通常しません。
>まず、小児における「一連の根管治療」というのもそれなりに子供にとっては忍耐にいる治療のようですので、そのときは「抜歯」を選ぶ・・・というのでも遅くないのでしょうか?
万が一、鼻の下まで腫れあがって発熱しても、永久歯に影響がないなら気にしないというのであればそういった選択肢もあると思います。(根が感染していると言う前提での話です)
左のレントゲン写真ではなくて右の口腔内写真からは微妙な感じです。
ですので、
>感染していると言う判断の根拠はレントゲンだけなんでしょうか?
と書きました。
腫れがあるのであれば、「そのまま放置」という対応は通常しません。
>まず、小児における「一連の根管治療」というのもそれなりに子供にとっては忍耐にいる治療のようですので、そのときは「抜歯」を選ぶ・・・というのでも遅くないのでしょうか?
万が一、鼻の下まで腫れあがって発熱しても、永久歯に影響がないなら気にしないというのであればそういった選択肢もあると思います。(根が感染していると言う前提での話です)
相談者からの返信
相談者:
5歳児の母さん
返信日時:2011-12-05 00:27:13
松山先生、森川先生、どうもありがとうございます。
お忙しいところ大変恐縮なのですが、森川先生のコメントに質問があります。
>腫れがあるのであれば、「そのまま放置」という対応は通常しません。
これは、
感染(壊死)は やがて 壊疽 に至る可能性があるので、普通はこの時点で放置しない = 一連の根管治療 か (乳歯であれば)抜歯 のどちらかの処置はとるでしょう。
ということでしょうか。
そうであれば、 やっぱり私なら5歳児に「治療」の方法よりも、「抜歯」を選ぶかも、という気持ちになって来ました。
>鼻の下まで腫れあがって発熱しても
幼児ですし、万一としても、ある日突然、鼻の下まで腫れあがる・・というのも、少し恐ろしいですね。
やっぱり、このまま放っておく(様子見)というのは、あまりよろしくないのかと・・・
今までいただいたコメントや、ネットで情報をあつめても、5歳児が前歯を失って、(永久歯が生えてくるまでの推定約2年間)前歯が無くても、それによる心配は ほとんど無いみたいですし、壊疽まで至ってからの 「万一のアクシデントやリスク」を懸念するぐらいなら、いっそ「抜歯」という処置も悪くないのかもしれませんね・・・・・。
理論的には『感染しているという事実は、放置しておくと進行し、悪化する(膿とか、発熱とか)』のであれば、やはり、早めに決断するべきなのかもしれませんね。
結局どちらの安全策をとるか、ということですね。
すいません・・5歳児ゆえに・・痛いことをなるべく回避させたいと願う、我侭な親の迷いです。
お忙しいところ大変恐縮なのですが、森川先生のコメントに質問があります。
>腫れがあるのであれば、「そのまま放置」という対応は通常しません。
これは、
感染(壊死)は やがて 壊疽 に至る可能性があるので、普通はこの時点で放置しない = 一連の根管治療 か (乳歯であれば)抜歯 のどちらかの処置はとるでしょう。
ということでしょうか。
そうであれば、 やっぱり私なら5歳児に「治療」の方法よりも、「抜歯」を選ぶかも、という気持ちになって来ました。
>鼻の下まで腫れあがって発熱しても
幼児ですし、万一としても、ある日突然、鼻の下まで腫れあがる・・というのも、少し恐ろしいですね。
やっぱり、このまま放っておく(様子見)というのは、あまりよろしくないのかと・・・
今までいただいたコメントや、ネットで情報をあつめても、5歳児が前歯を失って、(永久歯が生えてくるまでの推定約2年間)前歯が無くても、それによる心配は ほとんど無いみたいですし、壊疽まで至ってからの 「万一のアクシデントやリスク」を懸念するぐらいなら、いっそ「抜歯」という処置も悪くないのかもしれませんね・・・・・。
理論的には『感染しているという事実は、放置しておくと進行し、悪化する(膿とか、発熱とか)』のであれば、やはり、早めに決断するべきなのかもしれませんね。
結局どちらの安全策をとるか、ということですね。
すいません・・5歳児ゆえに・・痛いことをなるべく回避させたいと願う、我侭な親の迷いです。
回答7
誠安・瑞石牙医診所(台湾)の王です。
回答日時:2011-12-05 04:37:17
こんばんは。
お子さんの大切な歯のことさぞご心配のこととお察し申し上げます。
海外からですが、少しばかりコメントさせていただきますね。
色々なご意見が書かれていますが、全体的に「このまま様子見」のほうに意見が傾いているようですね。
ただ、外傷を受けた乳歯の処置に関しては様々な考え方が存在していますので、抜歯を強く薦められていた担当医のお考えを代弁して差し上げる先生がいらっしゃらないと、公平性に欠ける感じが致します。
ですから、不躾ながらこうして筆を取らせていただきました。
>色は黒ずんでいますが、本人は痛みもないとのことなので、早急に抜歯と言われ、躊躇しています。
>乳歯ですから自然に抜けるまで、運良く、このまま保てる?可能性も残っているのなら、抜歯は待ちたい気持ちです。
>感染を放っておくと、どうなりますか?
歯をぶつけたりしたような外傷を受けた場合、親御さんが一番気になさるのが「痛み」があるかどうかのようですね。
「痛み」という症状さえなければ、問題はないのだと、軽いのだと、治ったのだと思われがちです。
確かに、「痛み」は身体を守る大切な防御システムの一つです。
患者さんが「痛み」を基準にして考えられてしまうのは仕方がないとも思います。
ここで少し例え話をしますが・・・
虫歯や外傷によるダメージを火事に例えますと、歯の神経(歯髄)の痛みは火災警報器に相当するとします。
火の手が広がり警報器を燃やし尽くせば、サイレンのようなけたたましい警報音は止んでしまいますね。
ただ問題なのは、サイレンが鳴り止んでも、つまり「痛み」がなくなっても、現在なくても、決して火事が鎮まった訳ではないということです。
燻っているという状態です。
歯が外傷を受けた時点で、「火事になり得るような事件があった」ということであり、重い外傷や強く打たれた場合を除き、軽い外傷の場合は、その時点では「火事になるかどうか=歯髄炎や歯髄壊死が起こるかどうか」というのはまだ知ることが出来ません。
ですから、経過観察を行って成り行きを見守るしかありません。
統計的に、運よく火事にならなかったお子さんもいたわけですから、この場合は、一縷の望みを以って神様と賭けをする事になります。
今回、変色された事を発見し、歯髄壊死が確認されたということは、つまり、「気が付かないうちに、いつの間にか火事になって、警報器諸共焼き尽くされた」という状態になったことが分かったということで、この時点で神様との賭け事に負けたという事が分かったということです。
では何時火事になったの?
事前に把握して分かる方法はなかったの?
という問いを投げかけてくる親御さんがいらっしゃいますが、動態的に連続して起こる歯髄組織の微細な変化を随時把握することは臨床上不可能なことで、それこそ行おうとすれば、24時間体制で、しかも秒単位で検査し、365日間モニターを着けて監視していなければなりません。
これは冗談ですが、事実上不可能ということです。
ですから、現時点では何時、火事(炎症や壊死)になるのか、また、なったのかを的確に把握することは困難で、残念ながら火事になってから、減災処置を取る、または鎮火する、といった事後処置法を取ることになっています。
運よく火事にならなければ、そのまま自然脱落まで、本来の乳歯としての役割を全うしてもらいます。
さて、先ほど「火事が鎮まったわけではない」という事を書きましたが、どういう事かと言いますと、
根管内で壊死した腐敗組織は根元にある根尖孔という穴を通って、チラチラと身体の中に流れ出ていくことがあります。
そうなりますと、流れ出たゲリラのような腐敗組織を根尖孔の外で待ち構えていた白血球が捕まえて、駆逐するべく、小さな武力衝突を繰り広げ始めます。
体調が良ければ、免疫の陣頭を取っている白血球が完全に優勢ですから、歯の根元で起きる免疫の武力衝突によって痛みや腫れを感じることはありません。
但し、静かに繰り返されるような武力闘争が、終わることもなく延々と繰り返される事になります。
このように痛みや腫れなどの自覚症状がなく、ゆっくり静かに起きている炎症を「慢性炎症」と言います。
慢性炎症は、全然気が付かないうちに膿や病巣を形成し、根の周りの組織を破壊していきます。
そして、乳歯の場合、少なからず永久歯に影響を与えてしまうということが確認されました。
例え話を使って、歯髄組織の炎症や壊死、そして根尖部位の炎症をご説明致しましたが、お分かり頂けましたでしょうか?
お子さんの場合、添付されましたレントゲン画像では根尖部に慢性炎症の現われである透過像(陰影)と思われるようなものが覗えますので、個人的には様子見だけでは少しばかり不安を感じます。
確認のために、2方向以上違った方向でレントゲンを撮影されるのが望ましいと言えますが、担当医は、事故当時のレントゲン写真と比べて明らかに変化があると確信なされたために「感染がある=慢性炎症」とお伝えしたのかもしれませんね。
(私たちは事前のレントゲンもないわけですから、この一枚のレントゲンで断定的な事は申し上げられません。)
慢性炎症と言われる状態は、体調や歯が受ける刺激の影響で急性転化することがあります。
そうなりますと強い痛みを発し、腫れて膿が出るなどの不快症状が出始めます。
またここで、神様と賭け事をするわけです。
腫れが何時出るかという賭けです。
送付されました口腔内写真を見ますと、森川先生がご指摘されておられますように、私も根元寄りの歯茎の様相が右側と少し違うように感じます。
ここでは触診が出来ませんので、ダブルチェックが行えませんが、レントゲン画像のことも合わせて、もう一度担当医に確認を取られたほうが宜しいかと思います。
(若しかしたら既に触診もなさって、結論として抜歯を薦められたのかもしれませんね)
大人の歯であれば、こういう事態になった時、通常は根管治療を施しますが、今回のお子さんの場合、生え変わりまでの時間が短いこと、乳歯の根管治療成果があまり良くないこと(副根管が非常に多いためと治療協力度が低いこと)、永久歯に対する影響とリスク軽減を優先したいということで、個人的には担当医と同じく、根管治療は試みず抜歯が最善なのではないかと思います。
勿論、色々な考え方があるのですが、この時期の前歯であれば抜いてしまっても永久歯の歯並びにさほど影響はないとされていますので、スペースに関してはあまり心配なさらなくてもいいと思います。
長く書いてきましたが、結論を申し上げますと、担当医は神様との賭け事を避け、「あらゆるリスクを回避したい」というお考えから、抜歯するのが最善と言われたのだと思います。
この点についてお分かりいただけたらと思います。
>腫れがあるのであれば、「そのまま放置」という対応は通常しません。
正にそうです。
臨床では永久歯の色や形がおかしいという方に遭うことがあります。
全体的なのは、一般に遺伝的、あるいは全身的疾患の影響が疑われるのですが、そういった方は乳歯時代に何の兆候もなく、永久歯になって初めて異常があらわれることはごく稀です。
一方、個々の歯の表面が部分的に茶色く窪んでいたり(エナメル質減形成)、白く濁っている場合(白斑)には、顎のなかで永久歯が成熟し石灰化していく時期に、乳歯由来の炎症などの直接的影響があったことが推察されています。
腫れがあるというのは、炎症がかなり進んだということですから、永久歯への悪影響が懸念される状態に陥ったことを意味します。
ですから、そのまま放置というのは通常されません。
乳歯のむし歯や外傷のダメージによる歯髄炎などが進行して、重篤な根元の周囲の炎症を生じた場合、歯槽骨内の永久歯の歯冠表面に茶褐色の陥凹をもたらすこともありますし(ターナーの歯というのですが)、1、2歳以降の乳前歯外傷ですと、永久前歯の石灰化が進んでいるため、エナメル質減形成が観察されることはほぼなくなりますが、代わりに白斑が時折みられるようになります。
永久歯に与える影響は必ず起きないという保障はありませんし、また逆に、必ず起きるということでもありませんが、外傷を受けた時点で、既に「リスク」としてはゼロではないということです。
慢性炎症を起こしている環境に浸かっているような状況ですから、どう考えてもリスクは存在します。
こういったリスクを完全にゼロにしたいと考えておられる先生は、抜歯を薦められる傾向があると言えます。
>壊疽した場合、治療せずに、抜いてしまう。。。この方法がとれるのであれば、まずは今のところは定期的に診るだけにして、(今の成長度合いから、おそらく永久歯には影響なさそうですし)もし乳歯が自然に抜けるまでの間に 万一壊疽に及んでしまった場合のみ「抜歯」を選択したいと思いました。
そうですね。
納得なさった上で出された結論であれば、それで良いのかもしれません。
ただ、乳歯の外傷による永久歯の影響は、外傷を受けた時点で既に生じていることが多くあり、「影響がなさそう」とは言い切れるものではありません。
万が一壊疽になったら・・・・とありますが、では、何時、そしてどれ位の間隔で壊疽が起きたことを検査したらいいのでしょうか?
今日検査して大丈夫だったものが、次の日に変化があり、定期検査で発現したのは一か月後だった・・・ということも有り得るわけです。
そうしますと、壊疽した環境に一か月間も永久歯が接近していたということになりますが、悪影響を及ぼしたリスクがゼロだと誰が言えるのでしょうか?
担当医の先生が様子見に反対なさったのは、こういう考えがあったからだと思います。
>感染(壊死)は やがて 壊疽 に至る可能性があるので、普通はこの時点で放置しない = 一連の根管治療 か (乳歯であれば)抜歯 のどちらかの処置はとるでしょうか?
そうです。
全部の先生の考え方がそうではないのですが、アメリカではこのような場合は殆どが抜歯になります。
永久歯に与える悪影響をゼロにまで回避する、永久歯を優先するという考え方がアメリカでは一般的で、そうすることが多いですね。
>痛いことをなるべく回避させたいと願う
親心というのは本当に有り難いものですね。
でも、長期的に見て何が一番いいのかを今一度お考えになられて、担当医とよく話し合われて下さい。
長くなりましたが、参考になれれば幸いです。
お大事になされて下さい。
お子さんの大切な歯のことさぞご心配のこととお察し申し上げます。
海外からですが、少しばかりコメントさせていただきますね。
色々なご意見が書かれていますが、全体的に「このまま様子見」のほうに意見が傾いているようですね。
ただ、外傷を受けた乳歯の処置に関しては様々な考え方が存在していますので、抜歯を強く薦められていた担当医のお考えを代弁して差し上げる先生がいらっしゃらないと、公平性に欠ける感じが致します。
ですから、不躾ながらこうして筆を取らせていただきました。
>色は黒ずんでいますが、本人は痛みもないとのことなので、早急に抜歯と言われ、躊躇しています。
>乳歯ですから自然に抜けるまで、運良く、このまま保てる?可能性も残っているのなら、抜歯は待ちたい気持ちです。
>感染を放っておくと、どうなりますか?
歯をぶつけたりしたような外傷を受けた場合、親御さんが一番気になさるのが「痛み」があるかどうかのようですね。
「痛み」という症状さえなければ、問題はないのだと、軽いのだと、治ったのだと思われがちです。
確かに、「痛み」は身体を守る大切な防御システムの一つです。
患者さんが「痛み」を基準にして考えられてしまうのは仕方がないとも思います。
ここで少し例え話をしますが・・・
虫歯や外傷によるダメージを火事に例えますと、歯の神経(歯髄)の痛みは火災警報器に相当するとします。
火の手が広がり警報器を燃やし尽くせば、サイレンのようなけたたましい警報音は止んでしまいますね。
ただ問題なのは、サイレンが鳴り止んでも、つまり「痛み」がなくなっても、現在なくても、決して火事が鎮まった訳ではないということです。
燻っているという状態です。
歯が外傷を受けた時点で、「火事になり得るような事件があった」ということであり、重い外傷や強く打たれた場合を除き、軽い外傷の場合は、その時点では「火事になるかどうか=歯髄炎や歯髄壊死が起こるかどうか」というのはまだ知ることが出来ません。
ですから、経過観察を行って成り行きを見守るしかありません。
統計的に、運よく火事にならなかったお子さんもいたわけですから、この場合は、一縷の望みを以って神様と賭けをする事になります。
今回、変色された事を発見し、歯髄壊死が確認されたということは、つまり、「気が付かないうちに、いつの間にか火事になって、警報器諸共焼き尽くされた」という状態になったことが分かったということで、この時点で神様との賭け事に負けたという事が分かったということです。
では何時火事になったの?
事前に把握して分かる方法はなかったの?
という問いを投げかけてくる親御さんがいらっしゃいますが、動態的に連続して起こる歯髄組織の微細な変化を随時把握することは臨床上不可能なことで、それこそ行おうとすれば、24時間体制で、しかも秒単位で検査し、365日間モニターを着けて監視していなければなりません。
これは冗談ですが、事実上不可能ということです。
ですから、現時点では何時、火事(炎症や壊死)になるのか、また、なったのかを的確に把握することは困難で、残念ながら火事になってから、減災処置を取る、または鎮火する、といった事後処置法を取ることになっています。
運よく火事にならなければ、そのまま自然脱落まで、本来の乳歯としての役割を全うしてもらいます。
さて、先ほど「火事が鎮まったわけではない」という事を書きましたが、どういう事かと言いますと、
根管内で壊死した腐敗組織は根元にある根尖孔という穴を通って、チラチラと身体の中に流れ出ていくことがあります。
そうなりますと、流れ出たゲリラのような腐敗組織を根尖孔の外で待ち構えていた白血球が捕まえて、駆逐するべく、小さな武力衝突を繰り広げ始めます。
体調が良ければ、免疫の陣頭を取っている白血球が完全に優勢ですから、歯の根元で起きる免疫の武力衝突によって痛みや腫れを感じることはありません。
但し、静かに繰り返されるような武力闘争が、終わることもなく延々と繰り返される事になります。
このように痛みや腫れなどの自覚症状がなく、ゆっくり静かに起きている炎症を「慢性炎症」と言います。
慢性炎症は、全然気が付かないうちに膿や病巣を形成し、根の周りの組織を破壊していきます。
そして、乳歯の場合、少なからず永久歯に影響を与えてしまうということが確認されました。
例え話を使って、歯髄組織の炎症や壊死、そして根尖部位の炎症をご説明致しましたが、お分かり頂けましたでしょうか?
お子さんの場合、添付されましたレントゲン画像では根尖部に慢性炎症の現われである透過像(陰影)と思われるようなものが覗えますので、個人的には様子見だけでは少しばかり不安を感じます。
確認のために、2方向以上違った方向でレントゲンを撮影されるのが望ましいと言えますが、担当医は、事故当時のレントゲン写真と比べて明らかに変化があると確信なされたために「感染がある=慢性炎症」とお伝えしたのかもしれませんね。
(私たちは事前のレントゲンもないわけですから、この一枚のレントゲンで断定的な事は申し上げられません。)
慢性炎症と言われる状態は、体調や歯が受ける刺激の影響で急性転化することがあります。
そうなりますと強い痛みを発し、腫れて膿が出るなどの不快症状が出始めます。
またここで、神様と賭け事をするわけです。
腫れが何時出るかという賭けです。
送付されました口腔内写真を見ますと、森川先生がご指摘されておられますように、私も根元寄りの歯茎の様相が右側と少し違うように感じます。
ここでは触診が出来ませんので、ダブルチェックが行えませんが、レントゲン画像のことも合わせて、もう一度担当医に確認を取られたほうが宜しいかと思います。
(若しかしたら既に触診もなさって、結論として抜歯を薦められたのかもしれませんね)
大人の歯であれば、こういう事態になった時、通常は根管治療を施しますが、今回のお子さんの場合、生え変わりまでの時間が短いこと、乳歯の根管治療成果があまり良くないこと(副根管が非常に多いためと治療協力度が低いこと)、永久歯に対する影響とリスク軽減を優先したいということで、個人的には担当医と同じく、根管治療は試みず抜歯が最善なのではないかと思います。
勿論、色々な考え方があるのですが、この時期の前歯であれば抜いてしまっても永久歯の歯並びにさほど影響はないとされていますので、スペースに関してはあまり心配なさらなくてもいいと思います。
長く書いてきましたが、結論を申し上げますと、担当医は神様との賭け事を避け、「あらゆるリスクを回避したい」というお考えから、抜歯するのが最善と言われたのだと思います。
この点についてお分かりいただけたらと思います。
>腫れがあるのであれば、「そのまま放置」という対応は通常しません。
正にそうです。
臨床では永久歯の色や形がおかしいという方に遭うことがあります。
全体的なのは、一般に遺伝的、あるいは全身的疾患の影響が疑われるのですが、そういった方は乳歯時代に何の兆候もなく、永久歯になって初めて異常があらわれることはごく稀です。
一方、個々の歯の表面が部分的に茶色く窪んでいたり(エナメル質減形成)、白く濁っている場合(白斑)には、顎のなかで永久歯が成熟し石灰化していく時期に、乳歯由来の炎症などの直接的影響があったことが推察されています。
腫れがあるというのは、炎症がかなり進んだということですから、永久歯への悪影響が懸念される状態に陥ったことを意味します。
ですから、そのまま放置というのは通常されません。
乳歯のむし歯や外傷のダメージによる歯髄炎などが進行して、重篤な根元の周囲の炎症を生じた場合、歯槽骨内の永久歯の歯冠表面に茶褐色の陥凹をもたらすこともありますし(ターナーの歯というのですが)、1、2歳以降の乳前歯外傷ですと、永久前歯の石灰化が進んでいるため、エナメル質減形成が観察されることはほぼなくなりますが、代わりに白斑が時折みられるようになります。
永久歯に与える影響は必ず起きないという保障はありませんし、また逆に、必ず起きるということでもありませんが、外傷を受けた時点で、既に「リスク」としてはゼロではないということです。
慢性炎症を起こしている環境に浸かっているような状況ですから、どう考えてもリスクは存在します。
こういったリスクを完全にゼロにしたいと考えておられる先生は、抜歯を薦められる傾向があると言えます。
>壊疽した場合、治療せずに、抜いてしまう。。。この方法がとれるのであれば、まずは今のところは定期的に診るだけにして、(今の成長度合いから、おそらく永久歯には影響なさそうですし)もし乳歯が自然に抜けるまでの間に 万一壊疽に及んでしまった場合のみ「抜歯」を選択したいと思いました。
そうですね。
納得なさった上で出された結論であれば、それで良いのかもしれません。
ただ、乳歯の外傷による永久歯の影響は、外傷を受けた時点で既に生じていることが多くあり、「影響がなさそう」とは言い切れるものではありません。
万が一壊疽になったら・・・・とありますが、では、何時、そしてどれ位の間隔で壊疽が起きたことを検査したらいいのでしょうか?
今日検査して大丈夫だったものが、次の日に変化があり、定期検査で発現したのは一か月後だった・・・ということも有り得るわけです。
そうしますと、壊疽した環境に一か月間も永久歯が接近していたということになりますが、悪影響を及ぼしたリスクがゼロだと誰が言えるのでしょうか?
担当医の先生が様子見に反対なさったのは、こういう考えがあったからだと思います。
>感染(壊死)は やがて 壊疽 に至る可能性があるので、普通はこの時点で放置しない = 一連の根管治療 か (乳歯であれば)抜歯 のどちらかの処置はとるでしょうか?
そうです。
全部の先生の考え方がそうではないのですが、アメリカではこのような場合は殆どが抜歯になります。
永久歯に与える悪影響をゼロにまで回避する、永久歯を優先するという考え方がアメリカでは一般的で、そうすることが多いですね。
>痛いことをなるべく回避させたいと願う
親心というのは本当に有り難いものですね。
でも、長期的に見て何が一番いいのかを今一度お考えになられて、担当医とよく話し合われて下さい。
長くなりましたが、参考になれれば幸いです。
お大事になされて下さい。
回答8
歯科医師の松山です。
回答日時:2011-12-06 14:05:30
受傷時から大きく脹れたり、痛みが出たりしましたでしょうか。
私の経験では少ないものです。
写真でも炎症を起こしている様には見えないのですが。
歯の変色すなわち、歯髄壊死というわけでもないと思うのですが。
レントゲン像でも、ほぼ正常に近く見えます。
抜歯は正中線がずれるということも承知おきください。
私の経験では少ないものです。
写真でも炎症を起こしている様には見えないのですが。
歯の変色すなわち、歯髄壊死というわけでもないと思うのですが。
レントゲン像でも、ほぼ正常に近く見えます。
抜歯は正中線がずれるということも承知おきください。
相談者からの返信
相談者:
5歳児の母さん
返信日時:2011-12-06 14:30:52
各先生方、ご返信いただき大変ありがとうございました。
王先生のアドバイスも、納得した上で抜歯選択する為の大切な知識になりました。
重ねて御礼申し上げます。
この2・3日間のことですが、子供が「頭が痛い」と急に言いはじめました。
「歯に力を入れたときに(噛んだとき)に頭が痛い」そうです。
え!? もしや、
化膿と関係が????
壊死や壊疽が 頭痛を起こす原因になることもあるんでしょうか?
などと思うと、なんだか急に心配になりました。
松山先生がご心配くださった
>受傷時から大きく脹れたり、痛みが出たりしましたでしょうか。
については、特に腫れも、特に痛みもないようなのですが。
結局、このままにしている限り、こういう心配が尽きないような気もしてきましたので、ほぼ、抜歯を選ぼうと思うようになってきました。
>抜歯は正中線がずれる
のリスクがあることもとても無念で、1年前の打撲が後悔するばかりですが、逆にこれ以上の大事に至らなかったことを前向きに考えるしかないのかとも思います。
これまでのアドバイスをいただいた先生方に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
王先生のアドバイスも、納得した上で抜歯選択する為の大切な知識になりました。
重ねて御礼申し上げます。
この2・3日間のことですが、子供が「頭が痛い」と急に言いはじめました。
「歯に力を入れたときに(噛んだとき)に頭が痛い」そうです。
え!? もしや、
化膿と関係が????
壊死や壊疽が 頭痛を起こす原因になることもあるんでしょうか?
などと思うと、なんだか急に心配になりました。
松山先生がご心配くださった
>受傷時から大きく脹れたり、痛みが出たりしましたでしょうか。
については、特に腫れも、特に痛みもないようなのですが。
結局、このままにしている限り、こういう心配が尽きないような気もしてきましたので、ほぼ、抜歯を選ぼうと思うようになってきました。
>抜歯は正中線がずれる
のリスクがあることもとても無念で、1年前の打撲が後悔するばかりですが、逆にこれ以上の大事に至らなかったことを前向きに考えるしかないのかとも思います。
これまでのアドバイスをいただいた先生方に心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
回答9
歯科医師の松山です。
回答日時:2011-12-06 18:51:16
私は、今でもそのまま様子見派です。
何例もの経験からです。
<乳歯Aが感染してしまっているとのこと>
厳密に言えばあいまいな、表現です。
多分レントゲンの左Aの根尖部のわずかな透過像ですが、交換期に見られる普通のものに近いのですが、これを指しているのでしょうか。
周囲の炎症と取ると、歯肉の発赤、腫脹、疼痛ですが、どれも存在していないのではないでしょうか。
またレントゲンで歯根周囲に全く異常はないといえます。
サイトの性質上大丈夫とは言えないことである、ということも御承知おきください。
私の子供だとしても、抜歯はしません。
でも決めるのは、あなたです。
何例もの経験からです。
<乳歯Aが感染してしまっているとのこと>
厳密に言えばあいまいな、表現です。
多分レントゲンの左Aの根尖部のわずかな透過像ですが、交換期に見られる普通のものに近いのですが、これを指しているのでしょうか。
周囲の炎症と取ると、歯肉の発赤、腫脹、疼痛ですが、どれも存在していないのではないでしょうか。
またレントゲンで歯根周囲に全く異常はないといえます。
サイトの性質上大丈夫とは言えないことである、ということも御承知おきください。
私の子供だとしても、抜歯はしません。
でも決めるのは、あなたです。
回答10
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2011-12-08 00:07:19
>感染(壊死)は やがて 壊疽 に至る可能性があるので、普通はこの時点で放置しない = 一連の根管治療 か (乳歯であれば)抜歯 のどちらかの処置はとるでしょう。
変色があっても必ずしも感染があるとはかぎらないので、処置の対象とは(私の場合は)しないが、腫れがでた場合は明らかに感染があると考えられるので(一般的には)処置を行うと言う意味です。
私の場合は、基本的には経過観察で、明らかに対処が必要と思われる状況になった場合は、速やかに対処を行うという対応を取ることが多いです。
根管治療も抜歯もデメリットが当然ありますので、放置しても何ら問題が起きない確立が高ければ、処置を行わない方がメリットが大きいと個人的には考えます。
100%必ずこうなるという予測は不可能ですので、治療を行うメリット、デメリット、治療を行なわないメリット、デメリットをはかりにかけて最良と思われる対処を(松山先生も書かれているように)5歳児の母さんに決めてもらうことになります。
変色があっても必ずしも感染があるとはかぎらないので、処置の対象とは(私の場合は)しないが、腫れがでた場合は明らかに感染があると考えられるので(一般的には)処置を行うと言う意味です。
私の場合は、基本的には経過観察で、明らかに対処が必要と思われる状況になった場合は、速やかに対処を行うという対応を取ることが多いです。
根管治療も抜歯もデメリットが当然ありますので、放置しても何ら問題が起きない確立が高ければ、処置を行わない方がメリットが大きいと個人的には考えます。
100%必ずこうなるという予測は不可能ですので、治療を行うメリット、デメリット、治療を行なわないメリット、デメリットをはかりにかけて最良と思われる対処を(松山先生も書かれているように)5歳児の母さんに決めてもらうことになります。
相談者からの返信
相談者:
5歳児の母さん
返信日時:2011-12-12 06:36:25
先生方のコメントのおかげで、判断すべきポイントがよく理解することができました。
大変ありがとうございました。
また、身体に関わる大切な悩み、情報をシェアできる 市民にとっては非常にありがたいサイトだと思いました。
感謝します。
大変ありがとうございました。
また、身体に関わる大切な悩み、情報をシェアできる 市民にとっては非常にありがたいサイトだと思いました。
感謝します。
タイトル | [写真あり] 5歳2ヶ月、乳歯A打撲で変色し感染。抜歯は必要ですか? |
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質問者 | 5歳児の母さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯の変色・着色 その他(写真あり) 抜歯:乳歯(子供の歯) 歯をぶつけた、歯が欠けた・抜けた 子供の歯の変色・着色 乳歯の抜髄、根管治療 歯をぶつけた(歯の打撲・外傷) |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。