唇の裏側が1年以上ヒリヒリと痛む
相談者:
おやぢさん (51歳:男性)
投稿日時:2011-12-08 15:27:11
はじめまして。
唇の痛みについてのご相談です。
昨年の夏頃から、唇の裏側(粘膜状の部分)がヒリヒリと痛むようになり、酷い時には唇全体が痺れたようになります。
症状を具体的に説明しますと、朝起きた時は痛みはあまりありません。
食事や飲み物などを口にしていくにつれ次第に痛むようになります。
時には唇全体が痺れる感じにまでなる事があります。
唇の裏側を鏡で見ても特に荒れたようには見えないのですが、舌で触ってみると、ざらざらとした感じがします。
しかし、この痛みによって食事に影響があるわけではありません。
食事をしている最中は、逆に痛みをあまり感じませんし味覚も普通にあります。
何も口にしていない時のほうが痛みます。
一度歯科で診察をしてもらったのですが、ドライマウスではないと言われ、口内炎の塗り薬を処方してもらいましたが、殆ど効果はありませんでした。
以上の事から、考えられる病気やその治療方法などお教えいただけないでしょうか?
よろしくお願いします。
唇の痛みについてのご相談です。
昨年の夏頃から、唇の裏側(粘膜状の部分)がヒリヒリと痛むようになり、酷い時には唇全体が痺れたようになります。
症状を具体的に説明しますと、朝起きた時は痛みはあまりありません。
食事や飲み物などを口にしていくにつれ次第に痛むようになります。
時には唇全体が痺れる感じにまでなる事があります。
唇の裏側を鏡で見ても特に荒れたようには見えないのですが、舌で触ってみると、ざらざらとした感じがします。
しかし、この痛みによって食事に影響があるわけではありません。
食事をしている最中は、逆に痛みをあまり感じませんし味覚も普通にあります。
何も口にしていない時のほうが痛みます。
一度歯科で診察をしてもらったのですが、ドライマウスではないと言われ、口内炎の塗り薬を処方してもらいましたが、殆ど効果はありませんでした。
以上の事から、考えられる病気やその治療方法などお教えいただけないでしょうか?
よろしくお願いします。
回答1
長崎大学大学院包括的腫瘍学講座の中本です。
回答日時:2011-12-08 16:22:53
おやぢさん、こんにちは。
唇の症状、大変ご心配なことと思います。
>以上の事から、考えられる病気やその治療方法などお教えいただけないでしょうか?
この場で、おやぢさんの症状を確定することはできません。
したがって、以下は私の個人的コメントであることをご了承ください。
まず、唇の知覚はオトガイ神経という神経が関与しています。
したがって、オトガイ神経(あるいは、そのもっと大元の神経)に異常があるときに、唇のしびれ・ピリピリ感が現れることがあります。
特に、親知らずの抜歯などの歯科治療の際に、偶発的にこの神経を痛めてしまうことがあります。
もっとも、この神経は、左右双方に存在していますので、一方に異常がある場合、唇の左右どちらかに症状が現れることが一般的です。
左右いずれかのオトガイ神経の異常で、唇全体のしびれが起きることは若干考えにくいです。
次に、舌痛症や口腔灼熱症候群といった、確たる原因不明の感覚異常でも、唇のしびれ・ピリピリ感が生じることがあります。
これらの症状は、神経やその他の組織に、明らかな異常は認めないことが多いです。
様々な原因が考えられていますが、前記の通り、いまだ確たる原因・発症メカニズムが分かっていないのが実情です。
これ以外にも、味覚障害、アレルギー、心因性の症状など、複数の可能性が考えられます。
まずは、実際の医療機関受診、診察・診断を受けられて、おやぢさんの症状の原因を明確にすることが第一歩と思います。
具体的には、大学病院の口腔外科などが、今回のおやぢさんの症状に適した診療科になると思います。
お大事になされてください。
唇の症状、大変ご心配なことと思います。
>以上の事から、考えられる病気やその治療方法などお教えいただけないでしょうか?
この場で、おやぢさんの症状を確定することはできません。
したがって、以下は私の個人的コメントであることをご了承ください。
まず、唇の知覚はオトガイ神経という神経が関与しています。
したがって、オトガイ神経(あるいは、そのもっと大元の神経)に異常があるときに、唇のしびれ・ピリピリ感が現れることがあります。
特に、親知らずの抜歯などの歯科治療の際に、偶発的にこの神経を痛めてしまうことがあります。
もっとも、この神経は、左右双方に存在していますので、一方に異常がある場合、唇の左右どちらかに症状が現れることが一般的です。
左右いずれかのオトガイ神経の異常で、唇全体のしびれが起きることは若干考えにくいです。
次に、舌痛症や口腔灼熱症候群といった、確たる原因不明の感覚異常でも、唇のしびれ・ピリピリ感が生じることがあります。
これらの症状は、神経やその他の組織に、明らかな異常は認めないことが多いです。
様々な原因が考えられていますが、前記の通り、いまだ確たる原因・発症メカニズムが分かっていないのが実情です。
これ以外にも、味覚障害、アレルギー、心因性の症状など、複数の可能性が考えられます。
まずは、実際の医療機関受診、診察・診断を受けられて、おやぢさんの症状の原因を明確にすることが第一歩と思います。
具体的には、大学病院の口腔外科などが、今回のおやぢさんの症状に適した診療科になると思います。
お大事になされてください。
回答2
ひぐち歯科クリニック(大阪府茨木市)の樋口です。
回答日時:2011-12-09 01:28:10
こんにちは。
食事中に痛みが軽くなることや外見上異常がないことなどを考えると舌痛症を疑います。
舌以外の口腔粘膜が痛んでも舌痛症といいます。
ざらざらした感じがするのは口唇線の凹凸を舌で感じているためではないでしょうか。
舌痛症は粘膜に外見上の変化がないことが特徴です。
心因性のものや亜鉛不足が原因の場合はそれらに対する治療で改善します。
脳腫瘍が見つかった症例が報告されたりしていますが、多くは原因が見つからないのです。
舌痛症の治療には抗うつ剤や抗痙攣剤が有効とされています。
その他に、ビタミン剤、胃薬、含嗽剤、鎮痛剤、抗真菌剤、漢方薬などさまざまな薬が試されています。
食事中に痛みが軽くなることや外見上異常がないことなどを考えると舌痛症を疑います。
舌以外の口腔粘膜が痛んでも舌痛症といいます。
ざらざらした感じがするのは口唇線の凹凸を舌で感じているためではないでしょうか。
舌痛症は粘膜に外見上の変化がないことが特徴です。
心因性のものや亜鉛不足が原因の場合はそれらに対する治療で改善します。
脳腫瘍が見つかった症例が報告されたりしていますが、多くは原因が見つからないのです。
舌痛症の治療には抗うつ剤や抗痙攣剤が有効とされています。
その他に、ビタミン剤、胃薬、含嗽剤、鎮痛剤、抗真菌剤、漢方薬などさまざまな薬が試されています。
相談者からの返信
相談者:
おやぢさん
返信日時:2011-12-13 14:29:58
タイトル | 唇の裏側が1年以上ヒリヒリと痛む |
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質問者 | おやぢさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 51歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
唇の病気・異常 舌の痛み(舌が痛い・舌痛症) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。