歯性上顎胴炎について
相談者:
needadviceさん (28歳:女性)
投稿日時:2011-12-03 20:23:15
よろしくお願いいたします。
根尖性歯周炎の治療で、歯茎を切って膿を出す手術をしました。
しかし、5日位後に激痛とともに膿が再発し、激しい頭痛、鼻の横、目の上まで痛くなりました。
抗生物質を1ヶ月くらい飲み続け、どうにか膿は消え、痛みも軽くなりました。
そして、さらに1ヶ月程たった今、同じ場所に痛みが残っている感じが続き、今の状態を知りたくて、口腔外科で検査したところ、上胴顎炎らしいことを言われ、さらに上顎胴がよくうつるレントゲンをとったところ、思ったほど悪くないらしく、歯根とのつなぎ目に何かありそうで次回CTを撮ることになりました。
ちなみに歯根は上顎胴にばっちり入っていました。
歯が原因であれば根管治療か抜歯で治ることはわかっています。
しかし、患部の歯や歯茎には痛みがないため、他に原因が?と考えていたところ、思い出したことがあります。
手術後少しして、歯医者から患部に塗るようにとイソジンを貰い、少し汚れ気味の手で直接患部を触り、塗ってしまいました。
次の日、最初に書いた膿の再発、顔の激痛が起こったのです。
何が原因かはわかりませんが、もし、歯からでない外部からのばい菌が歯茎を通して、繋がってしまっている上顎胴に侵入してしまった場合、
・菌がなくなり、痛みがおさまれば完治するはずか
・上顎胴は菌が停滞し易く治りにくいのか
・歯からの菌が原因でない場合、歯の治療をしなおすのは無意味か
・歯以外の部分(歯茎や上顎胴)の菌は自然治癒するはずか
以上が考えすぎとわかっていても、ご意見をお伺いしたいと思っていることです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
根尖性歯周炎の治療で、歯茎を切って膿を出す手術をしました。
しかし、5日位後に激痛とともに膿が再発し、激しい頭痛、鼻の横、目の上まで痛くなりました。
抗生物質を1ヶ月くらい飲み続け、どうにか膿は消え、痛みも軽くなりました。
そして、さらに1ヶ月程たった今、同じ場所に痛みが残っている感じが続き、今の状態を知りたくて、口腔外科で検査したところ、上胴顎炎らしいことを言われ、さらに上顎胴がよくうつるレントゲンをとったところ、思ったほど悪くないらしく、歯根とのつなぎ目に何かありそうで次回CTを撮ることになりました。
ちなみに歯根は上顎胴にばっちり入っていました。
歯が原因であれば根管治療か抜歯で治ることはわかっています。
しかし、患部の歯や歯茎には痛みがないため、他に原因が?と考えていたところ、思い出したことがあります。
手術後少しして、歯医者から患部に塗るようにとイソジンを貰い、少し汚れ気味の手で直接患部を触り、塗ってしまいました。
次の日、最初に書いた膿の再発、顔の激痛が起こったのです。
何が原因かはわかりませんが、もし、歯からでない外部からのばい菌が歯茎を通して、繋がってしまっている上顎胴に侵入してしまった場合、
・菌がなくなり、痛みがおさまれば完治するはずか
・上顎胴は菌が停滞し易く治りにくいのか
・歯からの菌が原因でない場合、歯の治療をしなおすのは無意味か
・歯以外の部分(歯茎や上顎胴)の菌は自然治癒するはずか
以上が考えすぎとわかっていても、ご意見をお伺いしたいと思っていることです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-12-03 20:39:10
文章を読ましていただいた限り、歯性上顎洞炎のような気がします。
御自身では歯性以外を御考えのようですが
>根尖性歯周炎の治療で歯茎を切って膿を出す手術をしました。
と有りますので、まずは歯からの原因の治療をするのが先ではないでしょうか。
>菌がなくなり、痛みがおさまれば完治するはずか
菌がなくなれば治ると思います。
>上顎胴は菌が停滞し易く治りにくいのか
上顎洞粘膜が健康ならそんな事はありません。
>歯からの菌が原因でない場合、歯の治療をしなおすのは無意味か
歯から出なければその通りです。
>歯以外の部分(歯茎や上顎胴)の菌は自然治癒するはずか
菌が自然治癒と言う言葉はおかしいですが、傷などは治ると思います。
御自身では歯性以外を御考えのようですが
>根尖性歯周炎の治療で歯茎を切って膿を出す手術をしました。
と有りますので、まずは歯からの原因の治療をするのが先ではないでしょうか。
>菌がなくなり、痛みがおさまれば完治するはずか
菌がなくなれば治ると思います。
>上顎胴は菌が停滞し易く治りにくいのか
上顎洞粘膜が健康ならそんな事はありません。
>歯からの菌が原因でない場合、歯の治療をしなおすのは無意味か
歯から出なければその通りです。
>歯以外の部分(歯茎や上顎胴)の菌は自然治癒するはずか
菌が自然治癒と言う言葉はおかしいですが、傷などは治ると思います。
回答2
歯科医師の松山です。
回答日時:2011-12-03 20:44:58
>・菌がなくなり、痛みがおさまれば完治するはずか
条件が整わなければ再発すると思います。
>・上顎胴は菌が停滞し易く治りにくいのか
治りにくいのは、感染した根管が(突き出て?いればなおさら)あるからだと思います。
>・歯からの菌が原因でない場合、歯の治療をしなおすのは無意味か
歯性上顎洞炎についての表題ですが
>・歯以外の部分(歯茎や上顎胴)の菌は自然治癒するはずか
<菌は自然治癒するはずか>という概念はありません。
と書きましたが、<菌が歯茎を通して繋がってしまっている上顎胴に侵入してしまった場合、>は、まずないことです。
いろいろ思い過ごしでしょう。
ですから簡潔にしました。
条件が整わなければ再発すると思います。
>・上顎胴は菌が停滞し易く治りにくいのか
治りにくいのは、感染した根管が(突き出て?いればなおさら)あるからだと思います。
>・歯からの菌が原因でない場合、歯の治療をしなおすのは無意味か
歯性上顎洞炎についての表題ですが
>・歯以外の部分(歯茎や上顎胴)の菌は自然治癒するはずか
<菌は自然治癒するはずか>という概念はありません。
と書きましたが、<菌が歯茎を通して繋がってしまっている上顎胴に侵入してしまった場合、>は、まずないことです。
いろいろ思い過ごしでしょう。
ですから簡潔にしました。
回答3
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2011-12-03 21:13:11
>イソジンを貰い、少し汚れ気味の手で直接患部を触り、塗ってしまいました。
それが
>次の日、最初に書いた膿の再発、顔の激痛
に繋がったとは、考え難いかと思います。
偶然だと思いますが、塗り方がキツかったかもしれませんね。
まずは、次回CTを撮っていただいて、その結果をよく説明していただいてください。
それが
>次の日、最初に書いた膿の再発、顔の激痛
に繋がったとは、考え難いかと思います。
偶然だと思いますが、塗り方がキツかったかもしれませんね。
まずは、次回CTを撮っていただいて、その結果をよく説明していただいてください。
相談者からの返信
相談者:
needadviceさん
返信日時:2011-12-03 22:16:57
三人の先生方、お早い返事をありがとうございました!
菌の自然治癒という間違った言葉、、すみません。
菌が自然になくなると言いたかったのです。
歯の中はそれが無理だと聞いたのですが、歯茎や上顎洞は自然になくなるものなのでしょうか?
歯からでない外部のばい菌が、上顎洞に入ることはありえないと解釈してよろしいでしょうか?
汚れた手で患部を触って、その菌が上顎洞炎を起こすことは考えられないと思っていいでしょうか?
松山先生の<治りにくいのは、感染した根管が(突き出て?いればなおさら)あるからだと思います>のお言葉、よく理解できました。
自分の歯根との位置関係上、しょうがないことだと思うので、その上できちんと治し、ケアも怠らないよう前向きにがんばります!
菌の自然治癒という間違った言葉、、すみません。
菌が自然になくなると言いたかったのです。
歯の中はそれが無理だと聞いたのですが、歯茎や上顎洞は自然になくなるものなのでしょうか?
歯からでない外部のばい菌が、上顎洞に入ることはありえないと解釈してよろしいでしょうか?
汚れた手で患部を触って、その菌が上顎洞炎を起こすことは考えられないと思っていいでしょうか?
松山先生の<治りにくいのは、感染した根管が(突き出て?いればなおさら)あるからだと思います>のお言葉、よく理解できました。
自分の歯根との位置関係上、しょうがないことだと思うので、その上できちんと治し、ケアも怠らないよう前向きにがんばります!
回答4
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2011-12-03 22:36:59
@どちらも、菌が増えたり減ったりすることはありますが、自然になくなったりすることはありません。
A上顎洞は、鼻の穴=鼻腔を介して外界と交通しています。
当然、外部の菌やウィルスが上顎洞に入ることは充分ありえます。
B“汚れた手”の程度にもよるでしょうが、ご自身の患部に触れても構わないと判断されてから、患部に触れたぐらいの手なのでしたら、炎症の直接の原因と考えるのは難しいかと思います。
A上顎洞は、鼻の穴=鼻腔を介して外界と交通しています。
当然、外部の菌やウィルスが上顎洞に入ることは充分ありえます。
B“汚れた手”の程度にもよるでしょうが、ご自身の患部に触れても構わないと判断されてから、患部に触れたぐらいの手なのでしたら、炎症の直接の原因と考えるのは難しいかと思います。
回答5
川崎歯科クリニック(中野区大和町)の川崎です。
回答日時:2011-12-03 23:11:19
はじめまして。カワサキです。
小林先生の、補足ですが……
@ 歯の中は、『硬組織』といいまして、『閉じた空間』に近いです。
歯茎・上顎洞は、『軟組織』っといいまして、血流も多く、『開かれた空間』になります。
歯茎や上顎洞の方が、菌は減少しやすいですが、それでも、自然には治りにくいでしょう。
A 歯由来のものを、『歯性上顎洞炎』
鼻由来のものを、『鼻性上顎洞炎』
と、いいます。
B 同じくです、表面〜中間層までの感染(つまり、指でさわるくらい)では、根の先=上顎洞までは、とどきにくいです。
はやく、治るといいですね。
お大事に、なさって下さい。
小林先生の、補足ですが……
@ 歯の中は、『硬組織』といいまして、『閉じた空間』に近いです。
歯茎・上顎洞は、『軟組織』っといいまして、血流も多く、『開かれた空間』になります。
歯茎や上顎洞の方が、菌は減少しやすいですが、それでも、自然には治りにくいでしょう。
A 歯由来のものを、『歯性上顎洞炎』
鼻由来のものを、『鼻性上顎洞炎』
と、いいます。
B 同じくです、表面〜中間層までの感染(つまり、指でさわるくらい)では、根の先=上顎洞までは、とどきにくいです。
はやく、治るといいですね。
お大事に、なさって下さい。
回答6
ひぐち歯科クリニック(大阪府茨木市)の樋口です。
回答日時:2011-12-04 00:32:04
こんにちは。
元々、上顎洞に真菌感染などがあった場合も考えられます。
反対側の上顎洞の粘膜にも、肥厚像などが見られる場合がそうです。
その場合は、自然孔からアプローチする治療も必要になるかもしれません。
元々、上顎洞に真菌感染などがあった場合も考えられます。
反対側の上顎洞の粘膜にも、肥厚像などが見られる場合がそうです。
その場合は、自然孔からアプローチする治療も必要になるかもしれません。
回答7
歯科医師の松山です。
回答日時:2011-12-04 10:33:04
相談者からの返信
相談者:
needadviceさん
返信日時:2011-12-08 12:20:16
たくさんのアドバイスをありがとうございました。
タイトル | 歯性上顎胴炎について |
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質問者 | needadviceさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 28歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療に関するトラブル 上顎洞炎(蓄膿症) 根管治療関連 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。