[写真あり] 出っ歯、開咬、下顎後退、顎関節症。歯列矯正で抜歯を迷う
相談者:
HANAKO875さん (31歳:女性)
投稿日時:2011-12-22 18:08:06
こんにちは。
現在、前歯が噛み合わない開咬と、口元の突出、常に顎がだるい感じがする(10年前から顎関節症によるスプリント療法を実施。※)症状を改善したく、歯列矯正の検査を受けました。
※今回の矯正歯科の病院とは別の歯科医院でスプリント作成し、就寝時に使用して約10年使用。現在の矯正歯科の先生の指導の下、スプリントの使用を中止しています。
検査の結果、私は下顎後退でありながら、更に出っ歯気味であることがわかり、歯科医の先生からは、3通りの矯正の方法をご提示いただきました。
@抜歯をせず、奥歯を広げて出っ歯を引っ込め、そして前歯を噛み合うようにする
A上下4番計4本を抜歯をして出っ歯を引っ込め、更に前歯が噛み合うようにする
B外科矯正
私としては、仕事を長期休むことが難しいなど、諸々の理由からB以外の方法で考えています。
先生からは、口元の突出を改善したいのであれば、Aの方法が良いと勧めていただき、私自身もそれを希望しているのですが、病院から帰宅後、本やインターネットで抜歯矯正について調べているうちに、疑問が出てきました。
Q1.顎関節症が抜歯によって、これ以上顎に負担をかける、悪影響を及ぼす可能性があるとすれば、抜歯はやめるべきではないか、
Q2,下顎後退で4本抜歯をした場合、口元が貧相になる場合があると知り、自分の場合はどうなのか。
この2点の疑問から、抜歯を迷いだしました。
矯正に希望することとして、
A.開咬を改善したい
B.口元の突出を改善したい
C.顎への負担を少しでも軽くしたい(ストレスや過労から噛みしめてしまう癖があり、その際、前歯が浮いて奥歯しか噛み合っていないため、顎が余計に痛くなるのでは、と素人判断ですが想像しています。)
D.年老いても自分の歯を出来るだけ多く保っていたい
という希望があります。
写真を添付いたします。
どうぞよろしくお願い致します。
現在、前歯が噛み合わない開咬と、口元の突出、常に顎がだるい感じがする(10年前から顎関節症によるスプリント療法を実施。※)症状を改善したく、歯列矯正の検査を受けました。
※今回の矯正歯科の病院とは別の歯科医院でスプリント作成し、就寝時に使用して約10年使用。現在の矯正歯科の先生の指導の下、スプリントの使用を中止しています。
検査の結果、私は下顎後退でありながら、更に出っ歯気味であることがわかり、歯科医の先生からは、3通りの矯正の方法をご提示いただきました。
@抜歯をせず、奥歯を広げて出っ歯を引っ込め、そして前歯を噛み合うようにする
A上下4番計4本を抜歯をして出っ歯を引っ込め、更に前歯が噛み合うようにする
B外科矯正
私としては、仕事を長期休むことが難しいなど、諸々の理由からB以外の方法で考えています。
先生からは、口元の突出を改善したいのであれば、Aの方法が良いと勧めていただき、私自身もそれを希望しているのですが、病院から帰宅後、本やインターネットで抜歯矯正について調べているうちに、疑問が出てきました。
Q1.顎関節症が抜歯によって、これ以上顎に負担をかける、悪影響を及ぼす可能性があるとすれば、抜歯はやめるべきではないか、
Q2,下顎後退で4本抜歯をした場合、口元が貧相になる場合があると知り、自分の場合はどうなのか。
この2点の疑問から、抜歯を迷いだしました。
矯正に希望することとして、
A.開咬を改善したい
B.口元の突出を改善したい
C.顎への負担を少しでも軽くしたい(ストレスや過労から噛みしめてしまう癖があり、その際、前歯が浮いて奥歯しか噛み合っていないため、顎が余計に痛くなるのでは、と素人判断ですが想像しています。)
D.年老いても自分の歯を出来るだけ多く保っていたい
という希望があります。
写真を添付いたします。
どうぞよろしくお願い致します。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2011-12-22 18:42:36
一般論です
開咬(口元の突出)で、下顎後提であれば、下顎枝の高さが足りないタイプです。
抜歯矯正は臼歯部を前進させないようにする最大固定をしたとしても、長期的に見てその後に問題が出ることが知られています。
ですから、しない方がよいと思います。
おそらく顎関節症的な問題も悪化するはずです。
大学付属の矯正歯科受診をお勧めします。
開咬(口元の突出)で、下顎後提であれば、下顎枝の高さが足りないタイプです。
抜歯矯正は臼歯部を前進させないようにする最大固定をしたとしても、長期的に見てその後に問題が出ることが知られています。
ですから、しない方がよいと思います。
おそらく顎関節症的な問題も悪化するはずです。
大学付属の矯正歯科受診をお勧めします。
回答2
回答日時:2011-12-23 09:42:54
まず基本的には、開咬などの不正咬合と、顎関節症を分けて考えてください。
現在では、咬合にかかわらず、TCH是正、リハビリトレーニング、必要なら投薬で顎関節症状はかなり改善できるようです。
それをふまえて
1.開咬を改善して全体的に咬合するようになれば、むしろ良化する可能性があります。
2.状況によってはその可能性もありますが、お書きになったことからだけの判断では、全くご心配は要りません。
開咬量によって、さらに顔貌(長顔、顎なし)などの改善も希望されているようでしたら、外科矯正をせざるを得ない可能性もあります。
ご提示された@,A,Bの方法それぞれに治療ゴールは明らかに違ってきます。
しっかり担当医とご相談になってください。
現在では、咬合にかかわらず、TCH是正、リハビリトレーニング、必要なら投薬で顎関節症状はかなり改善できるようです。
それをふまえて
1.開咬を改善して全体的に咬合するようになれば、むしろ良化する可能性があります。
2.状況によってはその可能性もありますが、お書きになったことからだけの判断では、全くご心配は要りません。
開咬量によって、さらに顔貌(長顔、顎なし)などの改善も希望されているようでしたら、外科矯正をせざるを得ない可能性もあります。
ご提示された@,A,Bの方法それぞれに治療ゴールは明らかに違ってきます。
しっかり担当医とご相談になってください。
回答3
東京医科歯科大学顎関節治療部(文京区湯島)の西山です。
回答日時:2011-12-23 11:07:46
ここに書かれた症状からは顎関節症と診断されないと思いますが。
また、10年間スプリントを使用されているようですが、もはや効果はないのではないでしょうか。
日中に顎のだるさがあるのであれば、日中の行動が原因である可能性が大きいと思われます。
また、10年間スプリントを使用されているようですが、もはや効果はないのではないでしょうか。
日中に顎のだるさがあるのであれば、日中の行動が原因である可能性が大きいと思われます。
相談者からの返信
相談者:
HANAKO875さん
返信日時:2011-12-23 14:15:16
回答4
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2011-12-23 15:23:11
HANAKO875さまこんにちわ。
写真拝見いたしました、きれいなお口の中をなさっていますね。
所で写真からだけでの判断にはなりますが、個人的にはA番の4本抜歯が一番いいような気がいたします。
ご自身の希望を主治医にお伝えになって治療のゴールをお決めになるのがいいと思います。
参考になれば幸いです。
写真拝見いたしました、きれいなお口の中をなさっていますね。
所で写真からだけでの判断にはなりますが、個人的にはA番の4本抜歯が一番いいような気がいたします。
ご自身の希望を主治医にお伝えになって治療のゴールをお決めになるのがいいと思います。
参考になれば幸いです。
回答5
仙台東口矯正歯科(仙台市宮城野区)の堀内です。
回答日時:2011-12-23 20:21:23
お写真拝見しました。
お口をかみ合わせたときに接触する歯が少ない(開咬)という現状から、矯正治療後にかみ合う歯が多くなれば、顎の疲れが減少する可能性は高いと思います。(かみ締めないような訓練をすることも重要です。)
また、D.年老いても自分の歯を出来るだけ多く保っていたい
というご希望がもっとも重要な観点だと思います。
3つの治療選択肢が提示されたということですが、それぞれ利点・欠点がある選択肢ですから、担当医とよく相談されて、納得できる治療プランを選ばれてください。
なお、プラン1の文章で、「奥歯を広げて、出っ歯を引っ込める」という記載がありましたが、「奥歯を後ろに移動させて、出っ歯を引っ込める」という治療方針のことでしょうか?
一般的にいって、奥歯を横方向だけに拡大して、元々出ている前歯を引っ込めることは、横方向の拡大量(特に下顎歯列において)が限定されるために、ほぼ不可能な治療です。
お写真のような状態の場合に、非抜歯矯正で、前歯を後方移動させる治療ゴールを設定する場合には、
@臼歯部後方移動
A臼歯部圧下によって、下顎骨を前上方に回転させる
という治療方針が一般的です。
(その際に、補助的に、横方向へ拡大する場合もあります。)
担当医から、プラン1〜3で治療した場合の具体的な治療ゴール(治療予測図等)についての説明を受けることは大切ですが、可能であれば、プラン1〜3で治療した、過去の類似症例の治療結果を見せていただき、詳細な治療後のイメージをつかんでから治療方針を選択されることが理想的だと思います。
お口をかみ合わせたときに接触する歯が少ない(開咬)という現状から、矯正治療後にかみ合う歯が多くなれば、顎の疲れが減少する可能性は高いと思います。(かみ締めないような訓練をすることも重要です。)
また、D.年老いても自分の歯を出来るだけ多く保っていたい
というご希望がもっとも重要な観点だと思います。
3つの治療選択肢が提示されたということですが、それぞれ利点・欠点がある選択肢ですから、担当医とよく相談されて、納得できる治療プランを選ばれてください。
なお、プラン1の文章で、「奥歯を広げて、出っ歯を引っ込める」という記載がありましたが、「奥歯を後ろに移動させて、出っ歯を引っ込める」という治療方針のことでしょうか?
一般的にいって、奥歯を横方向だけに拡大して、元々出ている前歯を引っ込めることは、横方向の拡大量(特に下顎歯列において)が限定されるために、ほぼ不可能な治療です。
お写真のような状態の場合に、非抜歯矯正で、前歯を後方移動させる治療ゴールを設定する場合には、
@臼歯部後方移動
A臼歯部圧下によって、下顎骨を前上方に回転させる
という治療方針が一般的です。
(その際に、補助的に、横方向へ拡大する場合もあります。)
担当医から、プラン1〜3で治療した場合の具体的な治療ゴール(治療予測図等)についての説明を受けることは大切ですが、可能であれば、プラン1〜3で治療した、過去の類似症例の治療結果を見せていただき、詳細な治療後のイメージをつかんでから治療方針を選択されることが理想的だと思います。
相談者からの返信
相談者:
HANAKO875さん
返信日時:2011-12-24 00:32:55
回答6
歯科医師の松山です。
回答日時:2011-12-24 09:15:20
>更に奥歯何本かのエナメル質を削ってできた隙間を利用して
は、一般的でありません。
堀内先生の@臼歯部後方移動です。
左上2番中心に、嚥下時舌を前歯の間に入り込む癖があるはずです。下顎下縁傾斜が強い(ハイアングル)タイプですから、前記下顎後退とあわせて、矯正的に難しいケースですから(治療方針と術後の安定性)、慎重に進める必要があります。
よく相談してください。
は、一般的でありません。
堀内先生の@臼歯部後方移動です。
左上2番中心に、嚥下時舌を前歯の間に入り込む癖があるはずです。下顎下縁傾斜が強い(ハイアングル)タイプですから、前記下顎後退とあわせて、矯正的に難しいケースですから(治療方針と術後の安定性)、慎重に進める必要があります。
よく相談してください。
回答7
オレフィス矯正歯科(名古屋市中区)の戸苅です。
回答日時:2011-12-24 10:23:59
写真を見る限り、抜歯かな、という印象です。
プラン2は前歯の移動量を多くすることができるので、口元の突出感の改善がしやすくなります。
また、開咬の改善にも有利に働くことが多くあります。
前歯をたくさん後ろに下げれば、口元が貧相になる可能性はありますが、感じ方は人それぞれなので、過去の似たような治療例やシミュレーションを見せてもらうと良いとおもいます。
プラン2は前歯の移動量を多くすることができるので、口元の突出感の改善がしやすくなります。
また、開咬の改善にも有利に働くことが多くあります。
前歯をたくさん後ろに下げれば、口元が貧相になる可能性はありますが、感じ方は人それぞれなので、過去の似たような治療例やシミュレーションを見せてもらうと良いとおもいます。
回答8
ゆうデンタルオフィス矯正歯科(横浜市保土ヶ谷区)の畠山です。
回答日時:2011-12-24 14:51:22
年老いても自分の歯を出来るだけ多く保っていたい、というお気持ちは大切です。
私も、いつもそう思って患者様と接しています。
お写真からは私でしたら、まず非抜歯で治療を考えると思いました
。
(検査をしなければ分からないことはありますが。)
口元の突出感の改善には4本抜歯が良いと説明されることが多いと思いますが、非抜歯治療でも改善されない訳ではありません。
4本抜歯をした場合、確かに前歯が後ろに傾斜しすぎて口元が貧相になることはあると思いますが、これも、必ずそうなるのではなく矯正医の考え方や、術前の状態によると思います。
非抜歯でたくさん治療をしている矯正医で、治療例を見せていただき、セカンドオピニオンを聞いてみるのも良いと思います。
私も、いつもそう思って患者様と接しています。
お写真からは私でしたら、まず非抜歯で治療を考えると思いました
。
(検査をしなければ分からないことはありますが。)
口元の突出感の改善には4本抜歯が良いと説明されることが多いと思いますが、非抜歯治療でも改善されない訳ではありません。
4本抜歯をした場合、確かに前歯が後ろに傾斜しすぎて口元が貧相になることはあると思いますが、これも、必ずそうなるのではなく矯正医の考え方や、術前の状態によると思います。
非抜歯でたくさん治療をしている矯正医で、治療例を見せていただき、セカンドオピニオンを聞いてみるのも良いと思います。
回答9
歯科医師の松山です。
回答日時:2011-12-24 15:19:48
仮定、仮定になりますが、舌を差し込む癖がある人は、舌のボリュームが大きいときがあり、その場合の抜歯矯正は舌の居場所が小さくなり(舌房が狭くなるといいます)舌が苦しいと表現される方を経験します。
また咬合高径の低下が目立ちやすいタイプのために、息が苦しいと表現されることも経験します。
また咬合高径の低下が目立ちやすいタイプのために、息が苦しいと表現されることも経験します。
相談者からの返信
相談者:
HANAKO875さん
返信日時:2011-12-26 17:21:29
タイトル | [写真あり] 出っ歯、開咬、下顎後退、顎関節症。歯列矯正で抜歯を迷う |
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質問者 | HANAKO875さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。