[写真あり] 6歳、虫歯を治療したがる方針に疑問 (アメリカ)
相談者:
HSUNさん (6歳:男性)
投稿日時:2011-12-23 10:28:40
いつもお世話になっております。
アメリカに在住している6歳の息子の虫歯についての質問です。
レントゲン写真も添付しております。
1年半程前から虫歯があるといわれていましたが、歯と歯の間で目にみえないため、また日本では経過をみることもあるとこちらでも勉強させて頂いていましたので、様子をみたいと無理に治療を待ってもらっていました。
本日定期健診にてレントゲンを撮ったところ、虫歯が奥歯に6本あるとのことでした。
特に右上奥歯2本目の1ヶ所(アメリカ式でBのC側,日本式で右上DのC側)は目でみえる大きさで約0.5mmほどの深さの穴もあいており、食べ物がつまりやすいのでこの歯を治療しなければならないかもとは思っておりましたが、Bを治療するならA側にある虫歯も一緒に治療するとC側のみの治療予約を受け付けてくれませんでした。
レントゲン写真から日本では虫歯治療が必要と思われる歯があるかどうかのご意見をいただけたらと思っております。
もし必要だったとしても、あと6ヶ月くらい大丈夫とのことでしたら、日本で治療しようかとも考えております。
ちなみに歯の穴は無色、息子はなんの痛みもないと言っています。
日本と比べるとこちらの歯科医は大人も子供もすぐに治療したがる傾向があると感じています。
よろしくお願い致します。
(左手の写真が右側の歯、右手が左側の歯です)
画像1
アメリカに在住している6歳の息子の虫歯についての質問です。
レントゲン写真も添付しております。
1年半程前から虫歯があるといわれていましたが、歯と歯の間で目にみえないため、また日本では経過をみることもあるとこちらでも勉強させて頂いていましたので、様子をみたいと無理に治療を待ってもらっていました。
本日定期健診にてレントゲンを撮ったところ、虫歯が奥歯に6本あるとのことでした。
特に右上奥歯2本目の1ヶ所(アメリカ式でBのC側,日本式で右上DのC側)は目でみえる大きさで約0.5mmほどの深さの穴もあいており、食べ物がつまりやすいのでこの歯を治療しなければならないかもとは思っておりましたが、Bを治療するならA側にある虫歯も一緒に治療するとC側のみの治療予約を受け付けてくれませんでした。
レントゲン写真から日本では虫歯治療が必要と思われる歯があるかどうかのご意見をいただけたらと思っております。
もし必要だったとしても、あと6ヶ月くらい大丈夫とのことでしたら、日本で治療しようかとも考えております。
ちなみに歯の穴は無色、息子はなんの痛みもないと言っています。
日本と比べるとこちらの歯科医は大人も子供もすぐに治療したがる傾向があると感じています。
よろしくお願い致します。
(左手の写真が右側の歯、右手が左側の歯です)
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回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-12-23 10:40:32
回答2
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2011-12-23 11:08:49
HSUN さん、こんにちは。
>歯の穴は無色、息子はなんの痛みもないと言っています。
とのことですが、
>目でみえる大きさで約0.5mmほどの深さの穴もあいており、食べ物
がつまりやすいのであれば、
>あと6ヶ月くらい大丈夫
とは言い切ることはできないと、私は思います。
>歯の穴は無色、息子はなんの痛みもないと言っています。
とのことですが、
>目でみえる大きさで約0.5mmほどの深さの穴もあいており、食べ物
がつまりやすいのであれば、
>あと6ヶ月くらい大丈夫
とは言い切ることはできないと、私は思います。
回答3
ポプラ小児歯科医院(千葉県茂原市)の森川です。
回答日時:2011-12-23 12:47:14
>Bを治療するならA側にある虫歯も一緒に治療するとC側のみの治療予約を受け付けてくれませんでした。
1本の歯に2箇所以上ある程度大きなむし歯があれば、そのすべてを治療するのはけっして珍しい考え方ではありません。
よほどHSUNさんの理論の筋道が通っていない限り、私でも担当医と同じように提案する可能性が高いと思われます。
(文面からは一部分のみ治療することに関して納得できる理由は書かれていませんので)
>日本と比べるとこちらの歯科医は大人も子供もすぐに治療したがる傾向があると感じています。
>よろしくお願い致します。
偏見じゃないですか?
経過を見ていないレントゲン写真のみでは半年後の状況ははっきりとは予測できませんが、現地の歯科医師が信頼できないのでしたら日本で治療した方がよいかもしれません。
医療においてもっとも大切なのは信頼関係ですので。
1本の歯に2箇所以上ある程度大きなむし歯があれば、そのすべてを治療するのはけっして珍しい考え方ではありません。
よほどHSUNさんの理論の筋道が通っていない限り、私でも担当医と同じように提案する可能性が高いと思われます。
(文面からは一部分のみ治療することに関して納得できる理由は書かれていませんので)
>日本と比べるとこちらの歯科医は大人も子供もすぐに治療したがる傾向があると感じています。
>よろしくお願い致します。
偏見じゃないですか?
経過を見ていないレントゲン写真のみでは半年後の状況ははっきりとは予測できませんが、現地の歯科医師が信頼できないのでしたら日本で治療した方がよいかもしれません。
医療においてもっとも大切なのは信頼関係ですので。
回答4
誠安・瑞石牙医診所(台湾)の王です。
回答日時:2011-12-24 06:22:10
お早うございます。
同じ海外からです。
アメリカの大学病院で二年間ほど従事しておりましたので、全ての先生のお考えというのはとても無理ですが、あちらの先生の平均的な考え方をある程度代弁することなら出来るかと思い、筆を執らせていただきました。
>1年半程前から虫歯があるといわれていましたが、歯と歯の間で目にみえないため、また日本では経過をみることもあるとこちらでも勉強させて頂いていましたので、様子をみたいと無理に治療を待ってもらっていました。
無理に治療を待ってもらっていた・・・・と言うことは、進行していた虫歯(脱灰程度ではない)だった、ということなのですね?
そうですね。
虫歯の状況や程度(主に脱灰程度)によっては定期管理を主体とした経過観察を取る場合も確かにあります。
ただ、この場合は、その時の歯の状態はもちろんのことですが、お子さんの食生活上の習癖やかかりやすさも含めた診断が必要で、その診断を基にした食生活の見直しとケアや予防方法の伝授、指導を行うことがとても重要になります。
経過観察を行うというのは、ただ単に受動的に定期管理でフッ素を塗るだけではなく、自動的に親御さんもかかりやすさ対策を立てていただかないと、脱灰程度だった初期虫歯が次の定期検査では深くなっていたというのは想像に難しくありません。
少し分かりにくい表現でしたでしょうか。
上の内容を簡単に言い換えますと、無理にご自身で様子見を決められた後は、お子さんの仕上げ磨きや、フロスの使用、おやつなどを含めた食生活の習慣を見直されましたでしょうか。
また、実践なさいましたでしょうか。
定期管理でフッ素塗布をしていれば大丈夫だ、と考えられていらっしゃる親御さんが多いのですが、それだけではだめなのです。
お口の中に食べ物が入っている時間が長ければ長いほど、回数が多ければ多いほど虫歯が出来やすくなりますから、おやつを食べる時間はきちんと決められたほうが良いですし、親による仕上げ磨きもこの時期には重要なのです。
>Bを治療するならA側にある虫歯も一緒に治療するとC側のみの治療予約を受け付けてくれませんでした。
私も同じような治療計画を提示すると思いますが・・・・・
お父様はただ単に今回は、
「約0.5mmほどの深さの穴もあいており、食べ物がつまりやすいB(アメリカ式、右上D)」のみの治療をご希望され、着目されておられる治療ポイントとモチベーションは、
「食べ物が詰まる」の一点のようですね。
反して、現地の医師は、レントゲン上で既に歯の深層まで進行した「初期虫歯ではない」A(アメリカ式、右上E)の治療をお薦めになられています。
この点を何故、お父様にご理解いただけなかったのでしょうか。
自分なりにその理由を考えてみたのですが・・・・・
それは現在Aに目に見える穴が開いていないから、なのではないでしょうか。
「穴が開いている」→「食べ物が詰まる」→「詰まらないうにするためには治療が必要だ」
よって、
「目には見えないし穴もない、食べ物も詰まっていないA」→「治療する必要性はない」
というお父様のお考えと、
「目に見えない部位である歯間虫歯で、エナメル質の下の層である象牙質にまで及んだAの虫歯を放置すると今後神経に達し、歯髄炎になる可能性が非常に高い」→「それを食い止めたい」→「だから今の段階で治療をすべき」
という、私を含めた現地医の考えとの間に温度差があるように感じられます。
乳歯は神経の角(髄角)が高いので、虫歯が神経に達しやすい特徴があります。
目に見えるほどの穴が出来てからでは、虫歯が神経近くまで及んでいることが多く、「詰め」だけの治療では済まなくなる場合が非常に多くなります。
ここまで来ますと、治療内容も断髄と言った根管治療を用いる確率が高くなりますから、その前に阻止出来るのであれば、食い止められたほうが良いのは言うまでもありません。
>レントゲン写真から日本では虫歯治療が必要と思われる歯があるかどうかのご意見をいただけたらと思っております。
日本では、アメリカでは、というお考えが個人的に少し気にかかりました。
確かに、治療内容によっては治療に対しての基準というものは、個々の医師の考え方や各国の医療制度によって微妙に違うことはありますが、今回の様な、レントゲン上ではっきりと診断出来るような単純な虫歯の場合は、どの国の先生であろうと似通った意見になるはずだと思います。
アメリカの現担当医の診断力を疑われておられる様な物言いはあまり感心出来ませんし、同じ海外の医師として少し悲しくなります。
その土地で生活しておられる人々の健康を守るのが医療従事者の使命ですから、日本では日本の先生が、アメリカではアメリカの先生が、各国には各国の先生が頑張っておられます。
この点はご理解いただけたらと願います。
海外で受診なさるのはご不安も強いかと思いますが、もう少し現地医師と信頼関係を築かれて、お互いにもっと歩み寄られたら良いですね。
>もし必要だったとしても、あと6ヶ月くらい大丈夫とのことでしたら、日本で治療しようかとも考えております。
どの期間まで大丈夫かなど、誰も分からないはずです。
また、答えられるものでもないと思います。
アメリカでは費用面でのご負担が大きく、ご負担が軽い日本での保険治療を希望されたいと言うのであれば、帰国後になさるのも選択肢の一つでしょう。
ただ、その時点で、虫歯が更にもっと深く進行しているかもしれないという可能性があるということはご理解下さい。
>ちなみに歯の穴は無色、息子はなんの痛みもないと言っています。
お父様は、お子さんの虫歯が神経まで達してお痛みが出られてからでないと、治療はなさりたくないのでしょうか?
お痛みが出てからのアメリカでの緊急治療は、費用的にも非常に高く、便宜性に於いてもとても大変な点はご存じなのでしょうか・・・・・・
>日本と比べるとこちらの歯科医は大人も子供もすぐに治療したがる傾向があると感じています。
そうでしょうか・・・・?
治療内容が何なのか、によってだとも思いますが。
それに、アメリカと一口に言いましても地域によって違いますし、先生によっても考え方が違いますし、それは日本に於いても同じことなのでは。
今回のお子さんの治療を論じますと、ただ単に歯科医とお父様の希望される治療基準と考え方、広く言えば乳歯治療に対する価値観との間の温度差だと言ったほうが良いかもしれません。
ただ、歯科に受診する目的は確かに微妙に違いはありますね。
・歯の治療は虫歯などで歯が痛くなったとき、
・食べ物が詰まって不便になったとき、
・生え変わるとき抜けるべき歯が抜けない、
などという場合に、歯科を受診するのが多いアジアの人間に対して、アメリカでは、大人も子どもも年に一度の検診(チェックアップ)が薦められます。
痛くも痒くもないとしても、一年に一度はデンティストへ行く、そういう習慣です。
(現在では日本を含めたアヅアでも浸透してきておりますが、それでもまだまだです。)
通常、歯のクリーニングとレントゲン撮影、フッ素塗布などが行われ、総じて医療費の高いアメリカですが、アメリカの医療は予防に重きを置く考え方ですから、このチェックアップに掛かる費用は大抵保険がカバーしています。
そこで異常が見つかれば治療となり、虫歯の場合などは、痛くなる前に治療を薦められる傾向があります。
ご存知かと思いますが、歯科に限らずどの科も完全予約制ですね。(救急病院を除く)
痛くなってから先生を探すとなると、とても大変で、すぐに診察してもらうのは稀なのです。
つまり、アメリカにはこういった受診上での便宜性の違いがありますので、いつもきちんと治療されたいい状態に保ちませんと、何かあったときに非常に苦労することを、皆さん身を以て知っているのです。
私見になりますが、参考になれれば幸いです。
では、お大事になされて下さい。
同じ海外からです。
アメリカの大学病院で二年間ほど従事しておりましたので、全ての先生のお考えというのはとても無理ですが、あちらの先生の平均的な考え方をある程度代弁することなら出来るかと思い、筆を執らせていただきました。
>1年半程前から虫歯があるといわれていましたが、歯と歯の間で目にみえないため、また日本では経過をみることもあるとこちらでも勉強させて頂いていましたので、様子をみたいと無理に治療を待ってもらっていました。
無理に治療を待ってもらっていた・・・・と言うことは、進行していた虫歯(脱灰程度ではない)だった、ということなのですね?
そうですね。
虫歯の状況や程度(主に脱灰程度)によっては定期管理を主体とした経過観察を取る場合も確かにあります。
ただ、この場合は、その時の歯の状態はもちろんのことですが、お子さんの食生活上の習癖やかかりやすさも含めた診断が必要で、その診断を基にした食生活の見直しとケアや予防方法の伝授、指導を行うことがとても重要になります。
経過観察を行うというのは、ただ単に受動的に定期管理でフッ素を塗るだけではなく、自動的に親御さんもかかりやすさ対策を立てていただかないと、脱灰程度だった初期虫歯が次の定期検査では深くなっていたというのは想像に難しくありません。
少し分かりにくい表現でしたでしょうか。
上の内容を簡単に言い換えますと、無理にご自身で様子見を決められた後は、お子さんの仕上げ磨きや、フロスの使用、おやつなどを含めた食生活の習慣を見直されましたでしょうか。
また、実践なさいましたでしょうか。
定期管理でフッ素塗布をしていれば大丈夫だ、と考えられていらっしゃる親御さんが多いのですが、それだけではだめなのです。
お口の中に食べ物が入っている時間が長ければ長いほど、回数が多ければ多いほど虫歯が出来やすくなりますから、おやつを食べる時間はきちんと決められたほうが良いですし、親による仕上げ磨きもこの時期には重要なのです。
>Bを治療するならA側にある虫歯も一緒に治療するとC側のみの治療予約を受け付けてくれませんでした。
私も同じような治療計画を提示すると思いますが・・・・・
お父様はただ単に今回は、
「約0.5mmほどの深さの穴もあいており、食べ物がつまりやすいB(アメリカ式、右上D)」のみの治療をご希望され、着目されておられる治療ポイントとモチベーションは、
「食べ物が詰まる」の一点のようですね。
反して、現地の医師は、レントゲン上で既に歯の深層まで進行した「初期虫歯ではない」A(アメリカ式、右上E)の治療をお薦めになられています。
この点を何故、お父様にご理解いただけなかったのでしょうか。
自分なりにその理由を考えてみたのですが・・・・・
それは現在Aに目に見える穴が開いていないから、なのではないでしょうか。
「穴が開いている」→「食べ物が詰まる」→「詰まらないうにするためには治療が必要だ」
よって、
「目には見えないし穴もない、食べ物も詰まっていないA」→「治療する必要性はない」
というお父様のお考えと、
「目に見えない部位である歯間虫歯で、エナメル質の下の層である象牙質にまで及んだAの虫歯を放置すると今後神経に達し、歯髄炎になる可能性が非常に高い」→「それを食い止めたい」→「だから今の段階で治療をすべき」
という、私を含めた現地医の考えとの間に温度差があるように感じられます。
乳歯は神経の角(髄角)が高いので、虫歯が神経に達しやすい特徴があります。
目に見えるほどの穴が出来てからでは、虫歯が神経近くまで及んでいることが多く、「詰め」だけの治療では済まなくなる場合が非常に多くなります。
ここまで来ますと、治療内容も断髄と言った根管治療を用いる確率が高くなりますから、その前に阻止出来るのであれば、食い止められたほうが良いのは言うまでもありません。
>レントゲン写真から日本では虫歯治療が必要と思われる歯があるかどうかのご意見をいただけたらと思っております。
日本では、アメリカでは、というお考えが個人的に少し気にかかりました。
確かに、治療内容によっては治療に対しての基準というものは、個々の医師の考え方や各国の医療制度によって微妙に違うことはありますが、今回の様な、レントゲン上ではっきりと診断出来るような単純な虫歯の場合は、どの国の先生であろうと似通った意見になるはずだと思います。
アメリカの現担当医の診断力を疑われておられる様な物言いはあまり感心出来ませんし、同じ海外の医師として少し悲しくなります。
その土地で生活しておられる人々の健康を守るのが医療従事者の使命ですから、日本では日本の先生が、アメリカではアメリカの先生が、各国には各国の先生が頑張っておられます。
この点はご理解いただけたらと願います。
海外で受診なさるのはご不安も強いかと思いますが、もう少し現地医師と信頼関係を築かれて、お互いにもっと歩み寄られたら良いですね。
>もし必要だったとしても、あと6ヶ月くらい大丈夫とのことでしたら、日本で治療しようかとも考えております。
どの期間まで大丈夫かなど、誰も分からないはずです。
また、答えられるものでもないと思います。
アメリカでは費用面でのご負担が大きく、ご負担が軽い日本での保険治療を希望されたいと言うのであれば、帰国後になさるのも選択肢の一つでしょう。
ただ、その時点で、虫歯が更にもっと深く進行しているかもしれないという可能性があるということはご理解下さい。
>ちなみに歯の穴は無色、息子はなんの痛みもないと言っています。
お父様は、お子さんの虫歯が神経まで達してお痛みが出られてからでないと、治療はなさりたくないのでしょうか?
お痛みが出てからのアメリカでの緊急治療は、費用的にも非常に高く、便宜性に於いてもとても大変な点はご存じなのでしょうか・・・・・・
>日本と比べるとこちらの歯科医は大人も子供もすぐに治療したがる傾向があると感じています。
そうでしょうか・・・・?
治療内容が何なのか、によってだとも思いますが。
それに、アメリカと一口に言いましても地域によって違いますし、先生によっても考え方が違いますし、それは日本に於いても同じことなのでは。
今回のお子さんの治療を論じますと、ただ単に歯科医とお父様の希望される治療基準と考え方、広く言えば乳歯治療に対する価値観との間の温度差だと言ったほうが良いかもしれません。
ただ、歯科に受診する目的は確かに微妙に違いはありますね。
・歯の治療は虫歯などで歯が痛くなったとき、
・食べ物が詰まって不便になったとき、
・生え変わるとき抜けるべき歯が抜けない、
などという場合に、歯科を受診するのが多いアジアの人間に対して、アメリカでは、大人も子どもも年に一度の検診(チェックアップ)が薦められます。
痛くも痒くもないとしても、一年に一度はデンティストへ行く、そういう習慣です。
(現在では日本を含めたアヅアでも浸透してきておりますが、それでもまだまだです。)
通常、歯のクリーニングとレントゲン撮影、フッ素塗布などが行われ、総じて医療費の高いアメリカですが、アメリカの医療は予防に重きを置く考え方ですから、このチェックアップに掛かる費用は大抵保険がカバーしています。
そこで異常が見つかれば治療となり、虫歯の場合などは、痛くなる前に治療を薦められる傾向があります。
ご存知かと思いますが、歯科に限らずどの科も完全予約制ですね。(救急病院を除く)
痛くなってから先生を探すとなると、とても大変で、すぐに診察してもらうのは稀なのです。
つまり、アメリカにはこういった受診上での便宜性の違いがありますので、いつもきちんと治療されたいい状態に保ちませんと、何かあったときに非常に苦労することを、皆さん身を以て知っているのです。
私見になりますが、参考になれれば幸いです。
では、お大事になされて下さい。
相談者からの返信
相談者:
HSUNさん
返信日時:2011-12-25 03:17:20
細見先生、小林誠先生、森川先生、王先生
たいへんお忙しい中、貴重なご意見をしていただき本当にありがとうございました。
実は担当医が怒ってしまい、他の歯科医にいったらといわれましたので、レントゲン写真を取りあえずもらってきていたのです。
先生方々の意見を踏まえ、担当医と納得のいく治療をしていく決心ができました。
今はクリスマス連休中なので、来年早々予約をいれ、担当医の意見を尊重しながら相談して治療を決めたいと思います。
このサイトに思い切って投稿して本当によかった。
改めてご回答下さった先生、そしてこのサイトを運営されている方々、本当にありがとうございました。
楽しいクリスマス、よき新年をお迎え下さい。
たいへんお忙しい中、貴重なご意見をしていただき本当にありがとうございました。
実は担当医が怒ってしまい、他の歯科医にいったらといわれましたので、レントゲン写真を取りあえずもらってきていたのです。
先生方々の意見を踏まえ、担当医と納得のいく治療をしていく決心ができました。
今はクリスマス連休中なので、来年早々予約をいれ、担当医の意見を尊重しながら相談して治療を決めたいと思います。
このサイトに思い切って投稿して本当によかった。
改めてご回答下さった先生、そしてこのサイトを運営されている方々、本当にありがとうございました。
楽しいクリスマス、よき新年をお迎え下さい。
タイトル | [写真あり] 6歳、虫歯を治療したがる方針に疑問 (アメリカ) |
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質問者 | HSUNさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 6歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯治療 その他(写真あり) アメリカ(米国) 乳歯の虫歯(むし歯) 子供(子ども)の虫歯 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。