歯が欠け治療費の莫大な見積もりに帰国時に治療しようかと… (アメリカ)

相談者: Hisuさん (43歳:女性)
投稿日時:2011-12-28 05:44:16
はじめまして。シカゴ在住のものです。


歯の治療で悩んでいます。
食事中右上 第二小臼歯が欠け、さっそく日本人が開業している歯科へ。
三回に渡って治療とのこと


見積もりは
1回目  
Root canal therapy to relieve pain and preserve a bicuspid tooth
自費156ドル + 保険カバー624ドル 計780ドル


2回目  
Crown porcelain fused to high noble metal
自費600ドル + 保険カバー600ドル 計1200ドル


3回目 
Post and core,prefabricated,in addition to a crown
自費175ドル + 保険カバー175ドル 計350ドル


とのことでした。
この他XP,カウンセリング料を保険で225ドル支払いました。
さらに左下第二大臼歯歯周病が見つかったとのことで、こちらの総額は 
自費2975ドル +保険カバー1525ドル 計4500ドル
となりました。


外国で歯医者にかかる事が初めてだったことと、一年の保険のカバーが2000ドルあると余裕で思っていた事でびっくりしてしまい、セカンドオピニオンという事でアメリカ人が開業している病院に行きました。


まず第二小臼歯に虫歯があるから弱くなっており欠けたのではないか?と説明を受けたあと治療が始まりました。
麻酔をかけ3時間くらいかけて削り、その日は詰め物をして終了しました。

事前に最初に訪れた病院の料金プランを見せており、歯科医がこれは高い!とおっしゃっていたので安心していました所、会計で50%のカバー分を引いた425ドルの請求をされました。
(削ってしまったものは仕方がないのでカードで支払いました。)

次回はクラウンを作り、後日クラウン装着のため734.50ドル自費請求されます。


第二大臼歯については年内に抜いて、1〜2ヶ月してからインプラントにするか、ブリッジにするか検討すると言われました。しかし、大まかな値段で良いから教えてくれと言ったのですがとうとう教えてもらえませんでした。

あくまで抜いて根の状態を診ないことには答えられないという意見でした。


私は二月中旬に日本に2週間の帰国予定をしています。

◎ 治療し始めてしまいましたが、第二小臼歯は一旦中止、そのままにし、二月に日本の歯科でクラウンを作るという事は一般的に可能でしょうか?

◎ 第二大臼歯について できれば安いコストで日本で治療をしたいのですが歯周病の場合時間もかかると聞き、どうしたらよいのか迷っています。


アメリカでの治療はお金が沢山かかるのでなるべく避けたいのですがどうすべきかアドバイスをいただけたらと思いメール相談いたしました。 
     


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2011-12-28 08:14:14
第二小臼歯は一旦中止、そのままにし、二月に日本の歯科クラウンを作るという事は一般的に可能でしょうか?

第二小臼歯の治療がどこまで進んでいるのかによりますが、支台が建っていれば可能かもしれません。



第二大臼歯について できれば安いコストで日本で治療をしたいのですが歯周病の場合時間もかかると聞き、どうしたらよいのか迷っています。

2軒目歯科医院インプラント云々の話が出ている様なので歯周病はかなり進展しているのかもしれません、だとしたら抜歯後放置と云うてが使えるかもしれません。
抜くだけですから2週間有れば十分です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Hisuさん
返信日時:2011-12-28 12:21:16
細見先生
大変参考になりました。

異国の地でひとり悩んでいたものですから、とても 心強く、安心いたしました。

明日、やりかけていた第二小臼歯の治療はすませて、(実際何処まで治療が進んでいるのか、恥ずかしながら自分の歯なのに解らないので)第二大臼歯は日本で最初から診てもらうことにします。


ありがとうございました。
回答 回答2
  • 回答者
誠安・瑞石牙医診所(台湾)の王です。
回答日時:2011-12-28 22:55:13
こんばんは。

同じ海外からのコメントですが、過去にアメリカで従事しておりましたので、私見でも多少の参考になるかと思い、筆を執らせていただきました。



>食事中右上 第二小臼歯が欠け

投稿された文章の後半で、アメリカの先生から虫歯による歯質の虚弱化で欠けてしまわれたのでは?という事が触れられていますから、歯冠の部分的な欠損だったようですね。

欠損、破折された面積の大きさが修復処置だけでは補えられなかったため、

・神経を抜き(抜髄根管治療
・土台(ポスト・コア)をお入れし
クラウンを作成し被せる

という補綴治療を提案されたわけなのですが、これ自体は至って一般的な処置法です。


診断が正しければ、同じであれば、日本で治療された場合も似通った治療工程になります。

日本には公的な医療保険制度がありますので、保険の治療を受けられた場合は、費用的な面での負担がかなり軽減されます。


ただ、このように患者さん側にとっての良い点ばかりではなく、保険治療には規定ルールが多くあり、使用される材料や薬剤にも制限がありまして、思い存分、理想の高クオリティーを追求した治療が施せない、施していないという問題も抱えています。

今後、日本で歯周病を治療されたいと考えられておられるようですが、この点については多少ご理解されたほうが良いかと思います。



麻酔をかけ3時間くらいかけて削り、その日は詰め物をして終了しました。
>事前に最初に訪れた病院の料金プランを見せており、歯科医がこれは高い!とおっしゃっていたので安心していました所、会計で50%のカバー分を引いた425ドルの請求をされました。
>実際何処まで治療が進んでいるのか、恥ずかしながら自分の歯なのに解らないので)

以上の内容(3時間という処置時間)と掛かられた費用から、もうすでにRoot canal therapy (抜髄+根管治療)は終えられているのではないかと推察致します。


初めの日本人の先生が提示なさった、

→1回目<Root canal therapy to relieve pain and preserve a bicuspid tooth自費156ドル + 保険カバー624ドル 計780ドル>

と同じ部分だと思います。


しかし、これは個人的な憶測ですので、やはり、一度現担当医師である二番手の先生にお伺いされたほうが確かだと思いますよ。

アメリカの根管治療の費用に関しては、保険治療に慣れ親しんでしまっている日本人にとっては非常に高額だと感じられ、敬遠されていますが、これは保険治療と比べた場合に感じられることであって、自費治療で根管治療を受けられた場合は、日本も同じように高額になります。


仮に今回受けられたのが根管治療であったとして、3時間も掛けて治療に当たって下さった訳ですから、アメリカではそれ位の費用になるのが一般的です。

日本で、保険治療で一回に3時間も掛けて治療して下さるようなところは、皆無に等しいのではないかと思いますよ・・・・


ちょっと例え話を致しますが、

全く同じ商品(例えば生産ラインで作った同じメーカーの同じ家電)をアメリカで買うと10倍もの費用が掛かるのなら、10分の一の費用で済む日本で買われたほうが絶対お得ですよね。

ただし、歯科医療というのは統一規格の商品ではなく、全て「職人さんによる完全オーダーの手作り」という性質を持っていますから、両国間で比べて、どちらで治療したら得か、どちらが損かというのは一口では論ぜられないところがあると思います。


また、今回のように一回目の先生と二回目の先生とで費用面で違った場合、殆どの方がより安い治療費を提示したほうを選びますが、これも同じようなことが言えまして・・・・・
一回目の先生がご使用しようとされている被せ物の材質、技術的な面での腕、治療後のケアや保障・・・全てに於いて二回目の先生と同じであるわけがありませんよね。

費用が高い分、技術、材質に於いて、品質の高い治療を心掛けているということかもしれませんし、逆に、費用設定を低くしている分、材質は安価なものを使用しているかもしれません。


確かに、その逆という場合もありますので、何とも言えないところですが、もし費用面でのご負担が、両方ともに大丈夫そうなのであれば、費用の高低で選ばれるよりは、「先生」で選ばれたほうが、より理想的かと思います。



第二大臼歯については年内に抜いて、1〜2ヶ月してからインプラントにするか、ブリッジにするか検討すると言われました。
>しかし、大まかな値段で良いから教えてくれと言ったのですがとうとう教えてもらえませんでした。
>あくまで抜いて根の状態を診ないことには答えられないという意見でした。

そうですね。
確かに、歯周病の治療を施されていない現時点では、何本の歯が保存出来るのか、インプラントを施す際に骨の処置が別途必要なのかどうかは分かりませんから、お答えしたくともお答え出来ないのではないかと思いますよ。

全体的な歯周病の進行状態と程度を一度お聞きになられたら如何でしょう。



>◎ 治療し始めてしまいましたが、第二小臼歯は一旦中止、そのままにし、二月に日本の歯科でクラウンを作るという事は一般的に可能でしょうか?

仮に根管治療を終えられている場合は、個人的には漏洩による根管の再汚染が心配なので、仮蓋を二重、三重にして頂くか、土台までお入れした状態で2月まで過ごされた方が安心出来るのではないかと思います。



>◎ 第二大臼歯について できれば安いコストで日本で治療をしたいのですが歯周病の場合時間もかかると聞き、どうしたらよいのか迷っています。

歯周病の治療は、罹患状態と程度にもよりますが、再評価を行おうとした場合は、二週間という短い期間内では終えられないような気が致します。

心臓の手術を終えたら、定期検査、リコールを踏まえて行きながら、治療成果を評価→再評価すると同じように、歯周病の治療も再評価、リコールなくしては、心許無い治療に終わってしまいます。


今後のリコール、治療後の再評価は誰が、何処で、そして日本での治療成果が芳しくなかった時は、アメリカの先生に再度治療して戴くのか・・・・・これらの点もお考えになられて下さいね。



>アメリカでの治療はお金が沢山かかるのでなるべく避けたいのですがどうすべきか

お気持ちは十分かります。

先日、似たようなご質問がありましたので、あちらでの回答をお載せ致しますから、参考に読まれて下さいね。

どうぞ→上顎の出来物をバイオプシー(病理組織検査?)、日本の費用は? (米国)



お一人で心細いかと思いますが・・・・

いつでもこちらでご相談されて構いませんので、どうか頑張って下さいね。

では、お大事になされて下さい。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: Hisuさん
返信日時:2011-12-29 15:35:21
Thank you for your comments,Dr.Riru.

ありがとうございます。
色々考え、本日歯科に行って参りました。

もう一度、自分の口腔内についてハッキリと遠慮せずに聞いてきました。



第二小臼歯について、アメリカで全て受けることにしました。
プライスは高額でしたが、それなりのものが期待出来そうですので。
(今日も三時間みっちりと治療してくれました。)


第二大臼歯については、最初、その歯だけは日本で治療する。
という気持ちでその意を伝えると、すぐにそれを理解してくれました。

そして、この歯にはどんな治療があるのか質問したところ、

インプラント希望の場合、一度抜いた歯(300ドル)に骨移植をし、(970ドル)しばらく骨の成長をみてからでないとインプラント(6000ドル)をする価値があるかないか確認して決める。(50%カバー)

ブリッジの場合、骨移植はせず、抜歯後(300ドルカバー) 150ドル自己負担
歯茎の状態をみてブリッジする。
ブリッジの場合、自己負担は250ドルくらい、いずれにしても、抜かなければならないと言われました。


「抜くだけ抜いて、しばらく様子をみて、そのうちにブリッジを希望したら、して貰えるのか」

と聞くと、勿論それは可能だといわれました。


話をしているうちに、やはりアメリカで最新の技術を受けたいと思いました、アメリカでこの先生に今後も自分の歯を任せようと思い改めました。

また、アメリカは自分の身体を全て医師任せにせず、自分の意見を提示出来るようでなければいけない国なんだな、と学習しました。
意見して嫌われることはないという事も解り、しつこく質問をして、納得できました。


Riru先生、ありがとうございました。
金額だけで決めるのは、危ないですね。


アメリカで治療を受けることにします。



タイトル 歯が欠け治療費の莫大な見積もりに帰国時に治療しようかと… (アメリカ)
質問者 Hisuさん
地域 非公開
年齢 43歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯が割れた・折れた・欠けた
根管治療の治療法
根管治療の治療費・費用
歯周病(歯槽膿漏)治療
アメリカ(米国)
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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